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床下の様々な現実 その2 [結露]

 皆さん、こんにちわ。

 「床下の現実」ということで、今まで撮りためた写真を紹介します。今日は前回の続きで「床下の結露」写真を見てください。

 まず、最初の一枚。これは床下の結露が配管にくっついているところです。ポタポタと水分が落ちる音が聞こえるほど濡れていました。

 

 シャワーで水を撒いたような状態になっています。これは決して特殊な事例ではありません。「真夏の床下」のこんな風景は普通に見られます。断熱材が水分を吸って黴だらけです。ダニの温床になっています。

 

 同じく「真夏の床下」です。手前の「大引き」や「束柱」「根がらみ」に結露の水滴が付いているのがわかりますか?断熱材も水分を吸って重くなっていますね。

 

 これは、基礎と土台の間にビニールを挟んでいましたが、(基礎の水分を土台に吸わせないための工夫?)残念ながら逆効果になっています。ビニールに溜まった結露を土台が吸って変色しています。このままだと土台に黴が生えて腐朽してしまいます。

 

 これは、結露の水分ではなくて外壁からの水分が土台にしみ込んでいるところです。外壁工事がまずかったか、あるいは外壁の防水性能が寿命で雨が内部までしみ込んできたと思います。緊急に対応しないと土台がダメになってしまいます。(奥に見えるのは床下換気扇です)

 

 繰り返しますが、これらの床下風景は特殊な事例ではなく私たちにとっては、よく見る光景です。

 床下の結露が、いかに土台にとって有害か、お分かりでしょうか?シロアリ被害の比ではないと思います。高断熱高気密もほどほどにしないと、家の寿命が短くなります。

 また、このような床下の家に住んでいる家族の人は、(とくに子どもお年寄りは、喘息や冷え性の人が多いようです。)体調がよくないようです。

 お医者さんに通ってもなかなか体調がよくならない場合は「家」が関係していることがよくあります。「家の健康」から治してゆかないと医療費がかさむいっぽうです。「建築医学」ということばがありますが、シックハウスならずとも床下が、健康悪化の根本原因になっていることはよくあります。

 参考になったでしょうか?機会があったら、夏場に是非一度御自分の住宅の床下を覗いてみることをお勧めします。

 みなさん、ごきげんよう。


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