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防湿シートに反対する理由 [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

少しバタバタしていたので記事を休んでしまいました。
で、このブログを読んでいただいてる方なら、私がベタコンや防湿シートが
嫌いだということは、なんとなく感じてらっしゃるかもしれません。

でも、現状は新築住宅なら圧倒的にベタコンがふつうになっていますよね。
また、既存住宅で湿気の多い床下の場合、土壌表面に防湿シートを
張って解決しようとする工務店も多い気がします。 

これは単純に「臭いものには蓋」の発想だと思います。 
つまり、床下の湿気は土中から発生(蒸発)してくるんだからそれに蓋を
すればいい、という考え方ですね。 至極もっともな考え方に思えますよね。

では、防湿シートを張ることでほんとに「臭いものには蓋」をすることが
できるでしょうか? そうするとどうなるでしょうか?
まずは防湿シートを張って10年後の床下の写真を見てくださいね。
P6010012.JPG

P6010033.JPG

P6010087.JPG

P6010008.JPG

これらは(上の写真)は防湿シートの上に砂を撒いた事例です。
シートの端が見えるのもありますね。 でも、あちこちからいっせいに
蟻道が登ってきているのがわかりますね。

では、防湿シートだけではどうなるでしょう?
下の写真を見てください。 こうなります。 これは夏場の床下です。
画像 053.jpg

画像 051.jpg
画像 052.jpg

画像 057.jpg
防湿シートの下も、上も、水浸しですね。
下は土壌から立ち上がった水分が滞留したからですね。
これは予想できます。 でも防湿シートの上の水溜りはなんでしょう?

そうです。 床下の結露が原因です。 
基礎に水滴が写っている写真の水滴は「結露」です。
実は、この写真は以前にもお見せしたことがあります。

つまり、「臭いものには蓋」の発想では数年後にこうなってしまうのです。
これが防湿シートを張ることに反対する理由です。
短期的にはたしかに効果はあるのですが、長期的にはおおきなマイナス
になります。

でもベタコンならそうはならないでしょうと、思いますか?
ベタコンも基本的には「臭いものには蓋」の発想と同じです。
まあ、それに地盤改良による耐震性能の向上という目的もあるとは思い
ますが。

でも、ベタコンにはコンクリートから発生する・・
①放射性ガス・ラドンの問題と
②解体した場合の処理の難しさ
・・という問題があります。
①については・・えっ、それなんのこと? と、お思いの方も多いと思います。
ラドンガスなんてまだまだ一般的にはなじみのない言葉ですものね。
 
②については・・まあ、建てるときから解体のことなんか考えることもないよ、
というエコならぬエゴ的な考え方もありますが・・。

で、実は私が反対するもっと根本的な理由があります。
それはちょっと説明が難しいのですが。 なぜなら「土の話」と「地磁気の話」
と「大地電流の話」が絡んでくるからです。

で、今日はここまでにさせてくださいね。
今日はなんだか硬くてつまらないお話でしたね。 興味のない方にとっては
なんのこっちゃ?だったと思います。 ほんとはとっても大事なことだと私は
思うんですが・・みなさんに興味をもっていただけるように書けない自分が
歯がゆいです。

機会があったらこの「根本的な」理由について書いてみたいと思っています。
だって、「土の話」と「地磁気の話」と「大地電流の話」なんて書いてるサイトを
見かけたことがないというか誰も意識さえしていないような気がするからです。

地球上のすべての生き物にとって水と空気は絶対必要ですよね。
でも、もうひとつ、太古の昔から地磁気の元に私たちは生きていること、
それどころか命はそれによって育まれてきたということ・・については私たち
はあまりに無自覚だと思うのです。

・・と、まあこんなことを言ってもねえ、空気と同じく地磁気なんて目に見えない
ですしね、感じることだってできないから仕方ないか・・とも思いますが。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
それではみなさん、ごきげんよう。

オマケのジョークです。


  <ジョーク 精神病院にて

「先生,私は頭がおかしいのでしょうか?」
精神科医に向かって,患者は症状を訴えていた。
「四六時中,私の頭の回りをチョウチョが飛び回っているんです」


「おい,君。そんな風に手を振り回すのはやめたまえ!」
医者は叫んだ。

「チョウチョがこっちに来ちゃうじゃないか」


参考 {羽アリの区別}

もし区別がつかなかったら・・shiroari@fc5.so-net.ne.jp
へ画像を添付して送っていただければ、折り返しお返事します。
また私のホームページも参考にしてくださいね。作りっぱなしで
全然更新してませんがホンネ全開で書いてあります。
お暇なときでも覗いてね。
http://www.niigata-boucyu.com/
IMG_0002-1ca5a.jpgIMG_0001-6ac40.jpg

 


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kurizo

いつも、勉強になります~!
by kurizo (2009-06-13 11:04) 

しおり

先日は、新築にあたって、とても大切な事を教えて頂き、本当にありがとうございました!!大量の羽アリを体験した私が、シロアリに強く興味を持ち、私はトヨさんのブログに出会った訳ですが、素人の私が言うのも何ですが、床下の事をよく知らない建築屋が多いと言う事も分かりました。と言うのも、つい最近も某工務店の勉強会に出席しましたが、その工務店は基礎断熱、防湿シートに砂でした。それで将来的にはシロアリが上ってくるかもしれないと言う話をしたら、工務店の会長さん、怒りを顔に出し『今まで私が建ててきた家は、虫なんかよってきた事ない!あなた!私の家を見に来なさい!』と言われ、その会長さんの家の床下にヘルメットを被って潜って来ましたよ。確かに湿気などなかったしシロアリもいませんでした。が、新しい家だったので・・・私は、その工務店の会長さんにとても好感を持ちました。でもね。なぜシロアリが上がってくるかの床下の話に、全く耳を傾けてくれなかった事、それが凄く残念でなりませんでした(涙)
by しおり (2009-06-13 12:59) 

たいせい

 水たまりになった防湿シートの家での床下調査、夏の盛りと言うことでもあり考えただけでも大変なことですね。
 いまさらながらtoyoさんの仕事の大変さを感じました。

 今まで長持ちする家のコツは防水層に挟まれた水分の行き場のないデッドエアーを作らないことだと思っていましたが、防水層は単独でもダメそうですね。
by たいせい (2009-06-13 13:45) 

kurizo

すいません、アホなコメントしてしまいました(汗)。
この防湿シートと基礎の上の水たまりは衝撃ですね。
どうすれば、このような事態が防げるのでしょう???
床下換気扇もよくないのですよね?
by kurizo (2009-06-13 16:49) 

toyo

Yuki様

いつもお付き合いいただいて感謝しています。
nice! お礼申し上げます。


by toyo (2009-06-13 18:07) 

toyo

しおり様

大変でしたね。でも、その会長さんの「反応」が一般的なんです。その会長さんは悪くないのです。ただ「無知」なだけです。私が、かっての私だったらきっと同じような「反応」をしたと思います。
・・というのは、私もずーっと同じように思っていました。無知だったのです。事実を見るまでは・・・。

昔、「防湿シート+砂」の床下の家を床下調査をしました。
私もそのときは床下が「過乾燥」だったし、この家は一生シロアリとは無縁だろうなあと思いました。お客様にもそう言いました。

で、5年後くらいに「室内のあちこちから大量の羽アリが発生したという悲鳴に近い電話」をそのお客様からいただいたときも信じられませんでした。そして再度、床下調査をしてそれが間違いなくシロアリだとわかったときは愕然としました。大ショックでした。

それで防湿シートにたいする考えが180度変わりました。

・・というわけなので、そういう「現場を見ていない」会長さんがそう思うのも無理はないのです。私のお付き合いしている大工さんもほぼ全部が全部、防湿シートは長期的には「シロアリを呼び込む」と話しても否定します。

というわけで「事実の写真」を載せました。
私は少数派なんです。でもこれが事実であるのは間違いありません。
コメント、いつもありがとうございました。
お礼申し上げます。
by toyo (2009-06-13 18:26) 

toyo

kurizo 様

いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
>どうすれば、このような事態が防げるのでしょう?

原理的には「床下の湿度」と「外気の湿度」を同じにしてしまえば「結露」は起こりません。床下に限っては高気密の反対のことをすればいいのです。
・・・といってもピンときませんよね。

説明が長くなりそうなので、今度記事にしてみますね。
それまでちょっと待ってくださいね。ごめんなさい。
いつもnice! &コメント、お礼申し上げます。
by toyo (2009-06-13 18:33) 

toyo

たいせい 様

実際、後者の床下調査のときはびしょ濡れで大変でした。
でも、こういう事実を、ほとんど方は「見る機会がない」ので
なかなか信じてはいただけないのです。

私は床下の水分は「押さえ込む」のではなく「吐き出す」工夫をしたほうがいいと考えています。これらのことについてはまだまだ一般的には認識不足なので啓蒙しなければと思っています。
いつもnice! &コメント、お礼申し上げます。
by toyo (2009-06-13 18:38) 

toyo

takemovies 様

いつもお付き合いいただいて感謝してます。
nice!ありがとうございました。
by toyo (2009-06-13 20:22) 

toyo

みかんママ様

いつもお付き合いいただいて感謝してます。
nice!ありがとうございました。
by toyo (2009-06-13 20:22) 

toyo

かなりあ猫様

いつもお付き合いいただいて感謝してます。
nice!ありがとうございました。
by toyo (2009-06-13 20:23) 

toyo

ホタルの館様

いつもお付き合いいただいて感謝してます。
nice!ありがとうございました。

by toyo (2009-06-13 20:24) 

toyo

きゅんぱち様

当ブログにお越しいただいて感謝します。
少しでもきゅんぱち様の参考になったら嬉しいです。
nice!ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
by toyo (2009-06-13 20:26) 

yanasan

勉強になります、今度,現場で大工さんに話してみます。
誰でも床下は何かが起った時に見る程度で普段は余り見ないですものね 
by yanasan (2009-06-13 21:18) 

takui

やっぱり高床が良いのですかね・・・・・
理想と現実のギャップが激しすぎます(涙)
by takui (2009-06-13 22:20) 

toyo

yanasan 様

いつもお付き合いいただいて感謝してます。
おっしゃるように、床下なんて何かが起こらない限り覗いたりしませんものね。だから、なかなか大工さんも信用してくれないんです。それに地球環境よりは目先の利益ですものね。特にこのご時世です。無理もないかなあと思います。
でも、なるべくこの事実を知ってほしいと思います。
いつもnice!&コメント、ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
by toyo (2009-06-13 23:32) 

toyo

takui様

高床がいいと思います。
でも、床下の通気口を増やして風がよく通るようにすれば
かなり改善することはできます。
だから、あんまりガッカリしないでくださいね。(笑)

いつもnice!&コメント、ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
by toyo (2009-06-13 23:35) 

toyo

soichiro様

いつもお付き合いいただいて感謝してます。
nice!ありがとうございました。
by toyo (2009-06-13 23:39) 

kappa

専門分野なのでちょっとコメントさせて頂きます。
ラドンはウランの娘核種なので、素材に含まれているウランの量と空気と接触している表面積で、放出される濃度が決まります。
コンクリートは特にウランを多く含む原料を使用している訳ではなく、花崗岩が風化したマサのほうが遙かにウラン含有量が大きいです。コンクリートは空気に接する表面積も小さいので、べた基礎の家よりも、砂を床下に敷いている家の方が空気中のラドン濃度は高くなります。
ラドンガスの危険性は日本では余り問題視されていません。そもそも濃度が高くないというのが理由ですが、24時間換気は室内のラドンガスを排出するという役目も果たしており、これが義務づけられている最近の家では危険性はまずないと思います。
by kappa (2009-06-14 17:08) 

toyo

kappa 様

いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
そうだったんですか!コンクリートよりも砂のほうがラドン濃度が高いとは!知りませんでした。ラドンについては船瀬俊介氏の本で昔、知ったのですが勉強不足だったようです。日本の住宅のラドン濃度は世界でも、もっとも高いと書いてあったので鵜呑みにしていました。大変、勉強になりました。
専門家の貴重なご意見、ほんとにありがとうございました。
いつもnice!&コメント、ありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
by toyo (2009-06-14 19:29) 

toyo

ニャンコ様

いつもnice!ありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
by toyo (2009-06-22 17:48) 

創仁

はじめまして
石巻で大工をやっている
今村といいます

高湿度の日本の土地や
震災の影響やらで
約50年前以前に建てられた
家屋の床下は土が
多く見受けられます

修繕にはいることが多く
たくさんの床下を覗いてきましたが
やはりカビの問題と常に
戦っています

何か良い方法はと
調べるのですが
賛否両論が多すぎて
判断に困ります

できるだけ
自然に近い形が希望で
無理やり押さえつけるような
施工は好みません

そこで地磁気や大地電流や
興味をそそる言葉が並んでいたので
気になって今に至ります

人間学や文明、宇宙てきな
話がとても好きで
それらを通して
日本に合った建築を
していきたいと思っているところです

どうも安価に簡易に早くといった
本質をないがしろにした
工法や考えが多く
なかなか思うようには
いかない現状です

今の現場も
カビがひどく、適切な処置を
考えているのですが
早く仕上げてほしいと
住む人に言われたら
頭をかかえます

お金や時間よりも
あのか床下を見た者としては
そこに住む人の体を思うと
そのまま蓋をすることが
できない性格でして
是非お話を聞かせてほしいと
心から望みます

by 創仁 (2013-03-13 18:41) 

toyo

創仁 様

初めまして。
コメントありがとうございます。

そして・・
>できるだけ自然に近い形が希望で無理やり押さえつけるような施工は好みません
>どうも安価に簡易に早くといった本質をないがしろにした工法や考えが多く
>お金や時間よりもあのか床下を見た者としてはそこに住む人の体を思うとそのまま蓋をすることができない性格でして

・・・にはまったく同感です。
今村様のような考え方というかセンスをお持ちの方が
たくさん増えて欲しいと個人的には思います。

で、こういうことについてはとてもここで説明するには無理
なので近いうちにそういうことをテーマに書いてみますので
少し時間をいただけますか?ごめんなさい。
といっても、左のカテゴリの「地場」の記事にほとんど書き
尽くしていますので似たような内容になると思いますが。

どうか今村様にいいことがありますように。
お仕事、大変だと思いますが、お身体をご自愛くださいね。
ありがとうございました。

by toyo (2013-03-14 08:24) 

おだ

防湿シートには反対する旨ありますが
シートの上にゼオライトなど調湿剤をまいても、だめですか。
by おだ (2016-04-11 09:17) 

toyo

おだ様

拙い記事にコメントをいただいて感謝します。
さっそくですが・・
>シートの上にゼオライトなど調湿剤をまいても、だめですか。
これは、う~ん、私的には意外と悩んでしまう質問なんですよね。
まず、だめか、だめでないかについては、ダメでないと思います。
シートの下に蒸気圧が滞留しても、要は「床下空間の湿度が下がればいいじゃないか」と言われるとそのとおりなんだと思います。
だから反対する気はないんです。じゃあなぜ私的には悩むのかといえば土を殺してしまうからです。言い換えれば土壌中の有用微生物を殺してしまうからです。私たちは土の恵みのおかげで生きていられるわけですから、もっと土=作物を育ててくれるいろんな目に見えない菌に感謝しないといけないと思っています。
あ~、きっとヘンなことを言う奴だなあ~と思われたかもしれないですね。
でも、湿気でほんとに困っている人からすれば菌なんてどーでもいいよ・・という気持ちもわかります。だから無碍に反対する気もないんです。
「シートの上にゼオライトなど調湿剤」をまけばそれなりに効果はあります。必要ならそれでもかまわないと思います。
なんだか納得出来ないなあ・・と思われたかもしれませんね。
アホだなあと思ってくださいね。
どうか、おだ様にいいことがありますように。

by toyo (2016-04-15 23:07) 

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