SSブログ

今年最初の敷炭 [炭]


みなさん、こんにちは。

「ちくたん組合」としては、今年最初の竹炭がやっと出来上がり
ました。

釜が一個しかないので、前年から予約をいただいてる方には、
ほんとに遅れに遅れて申し訳なくて言葉もありません。
ほんとに、ほんとに、ほんとに、ごめんなさい。

068.jpg

「ちくたん組合」なんていったって、ほんとにもうやる気あるの!
と言われて当然ですよね。 

たしかにやる気はあんまりないかも(笑)

ウソウソ、実は組合員のメンバーはほとんど農業&農林従事者で
稲作の他に竹の子や梅も作っている人が多いので、なかなか
人手が揃わないんです。

それと、竹炭は町の特産品でもあるので、いい加減な炭は生産
できないし。 竹ならなんでもいいというわけにもいかないし、
含水率の適度な竹材でないといい竹炭もできないんです。 

それとメンバーの誰もが炭の劇的な体験をしているので、みんな
炭へのこだわりをもっていて、炭への情熱は人一倍なんですが、
実際に自分の生活にも(畑でも果樹栽培などで)使っているので、
良質でないと困る、といいますか・・。

とにかく竹炭でガッポリ儲けようと考えるメンバーが皆無なんですね。 
だから、焦らない(笑)

067.jpg

これはこれでわかるんだけど、私としては主に敷炭で大量の
炭を必要としているので、お客様対応にはいつも苦慮しています。
かといって、急がせて質が落ちてもね、もっと困るので痛し痒し。

それにしても、こんなに遅れに遅れても辛抱強く待って頂いてる
お客様にはまったく心の底から感謝しています。 
改めてお礼を申し上げます。
わが「ちくたん組合」は幸せ者だと思っています。

065.jpg

ということで、今までもさんざん書いてきましたが、私が敷炭に
こだわる理由を簡単におさらいしてみます。 
えーと、今回はどういう切り口がわかりやすいかしら?

まず「住宅が劣化する原因」を大別すると、この三つになります。

  1. 虫害(具体的にはシロアリ、キクイムシの被害ですね)
  2. 腐朽(いわゆる腐れ、ですね)
  3. 風化(直射日光・雨・風・雪等の自然現象による劣化ですね)

で、1と3には炭は無力です。
でも、2の腐朽については圧倒的な力を発揮します。 
しかも、ほぼ無期限に。

その理由は何度も書いてきましたが、炭の孔に着生する自然界
の菌が腐朽の根本原因である腐朽菌を元から退治して、また同時に
木材の含水率を腐朽菌が繁殖できない程度まで年中、平均的に
下げてくれるから・・です。 
これはゼオライトとか他の調湿剤にはない炭だけの機能です。
湿度の推移.JPG
063.jpg

木材は含水率さえ適切に下げることができれば、実に100年や
200年は寿命がもって当たり前の優れた素材です。 

これは古い神社やお寺を見ればわかりますよね。 
法隆寺だって築1300年ですもの。 木って凄いんです。 

そして、炭にはその木材の優れた長所を目いっぱい引き出して
くれる力があります。

で、ここまでは木に詳しい人なら珍しくもない話ですよね。

059.jpg

で、私が敷炭にこだわるほんとの理由は、実はイヤシロチ。 
磁場調整機能です。 住宅のイヤシロチ化によって住む人の
健康に大きな力を発揮するからです。

・・・と、こういう説明ではピンとこないかもしれませんね。 

イヤシロチ&磁場調整機能とか、あるいは含水率とか炭の
孔に着生する自然菌とかいってもね。 

でも、この説明もさんざんしたと思うし、もう一度となると
・・ぶつぶつ(笑)
「炭」カテゴリの過去記事をお時間があったときでもみてね。

062.jpg

よーするに、敷炭をするとあなたのお家の寿命が通常よりも
2~3倍は確実に長持ちしますよ。 
しかも、御家族の体調が良くなって健康な暮らしができますよ
・・ということです。 

しかも、その効果はほぼ無期限ですから

初期投資のときはちょっと高いなあ~と思うかもしれませんが、
長い目で見たら投資費用対効果ではメチャクチャお得ですよ
・・ということです。

数年で効果が無くなるならお薦めしませんが、半永久に効果
が続く・・・となると凄い!・・と私は思うんです。 
もう押し売りですね(笑)

061.jpg

でも、敷炭だけは個人的には押し売りしたい・・ってのが本音です。
だって、絶対的な自信がありますから(笑)
・・と自信をもっていえる商品って、そうそうないと思っています。

あ、半永久という言葉の使用はほんとは薬事法にひっかかる
そうなので大きな声では言えないんです。 
でも、「無期限に・・」ならいいみたい(笑) 

・・ということで、敷炭の話になると、つい我を忘れて押し売り
しそうになる自分が怖いです。 

お前、このブログを利用して炭を売りたいのが本音でしょう?
・・なんて、誤解されそうですからもう止めましょう(笑)

060.jpg

最後に(何度もお見せしましたが)敷炭施設後にカビが消えた
写真をもう一度。 これが一番、わかりやすいかしら。

これは、実際に私も何度も経験していますから、ホントだと断言
できます。 但し、カビが消えるまでには1~2年はかかります。
林野庁テスト結果.jpg

炭の土壌改良で驚くような結果も出ているのですが、これに
ついてはメンバーから聞きとりをしてそのうち記事にしよう
と思っています。 

また竹酢液の効果的な使い方についてもお知らせしたいことは
たくさんあります。

しかし、薬事法のからみもあるので、あんまり書けないかしら?
たとえば、竹酢液で水虫などはほぼ100%完治するのですが
これもおおっぴらには言えないんです。 悔しい―ッ!(笑)

ということで終わります。

例によってまとまりのない文になってしまいました。
少しでも炭や竹酢液に興味をもっていただけたら嬉しいです。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうかみなさんにいいことがありますように。


(5月~6月は羽アリに注意してね)
(もっと詳細を知りたかったら私のホームページを参考に
してくださいね。全然更新していませんが・・・)
http://www.niigata-boucyu.com/ )  
またメール相談の人に・・アドレスはプロフィールの欄にあります。
質問があったら遠慮なくどうぞ。


ジョーク

 

男の子「ねぇ、木に登れたらキャンディーあげるよ」 
女の子「ほんとに?それじゃ、登るね、よいしょっと。」 

--
その日の晩--
女の子「今日ね、木に登ってキャンディーもらったんだ。」 
母親「まぁ、よしなさい。その子はただあなたのパンティーを
   みたいだけよ。」 

--
次の日-- 
男の子「今日木に登ったらチョコレート上げるよ」 
女の子「いいよ。登るね、よいしょっと。」 

--
その日の晩-- 
女の子「今日ね、また木に登ってお菓子もらったんだ。」 
母親「なんで、また同じことするのよ。彼はパンティーを見たい
   だけだって、昨日あれほど言ったでしょ!」 
女の子「いいのいいの、心配しないで。今日はノーパンで
    登ったの。」


 

 


nice!(34)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 34

コメント 7

sugar

敷炭は今の私にピッタリのテーマです

実家の話ですがキッチンの床がブカブカするので
「もしかして?」と思い床下点検をしてもらった所
床板の腐朽でした

敷炭は効果がありそうですが、地元には施工してくれる
業者がないみたいです
by sugar (2011-06-16 22:08) 

toyo

sugar 様

ありがとうございます。
そうなんですよね。床のブカブカの原因はほとんどが
腐朽菌のしわざの場合が多いんです。シロアリが原因の
場合もありますが滅多にないと思います。
基本的には風通しを良くすることが腐朽菌の繁殖を抑制
しますから、なるべく床下の通気を良くする工夫をしたほう
がいいと思います。
敷炭施工も専門の業者はいないのが現状だと思います。
新築で床板を張らない段階なら大工さんに頼めばやって
くれると思いますが、既築となると誰もが嫌がるキツイ作業
なので結局、床下業者である私たちがするしかない・・のかしら?
・・と思っています。
sugar 様なら床下に抵抗なさそうですから頑張ってやってみませんか?(笑)

いつもお付き合いいただいて感謝しています。
sugar 様にいいことがありますように。
ありがとうございました。


by toyo (2011-06-17 08:25) 

こう

玄関あたりのかび臭いのを防げそうですね。でも、まずは床下の確認でしょうか。
by こう (2011-06-18 05:23) 

toyo

こう様

いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
そうですよね、まずは床下の確認が先ですよね。
そして、必要であれば、なるべく必要最小限の処置をした
ほうが結果的にお得になると思います。

こう様にいいことがありますように。ありがとうございました。


by toyo (2011-06-19 15:52) 

seahopper

以前から覗かせてもらっています。
ジョークも楽しみにしています。

今、土地探し中でそろそろ決まりますので、いよいよ次は家づくりに入ってきます。
静岡県に住んでいますが、イエシロアリは大丈夫な地域です、と言われています。ブログで拝見したtoyo様の教え通りに、基礎断熱はNGとして床下断熱にする予定です。

いくつか質問良いでしょうか?

1:今回の”敷炭”は布基礎に対して、の話なのでしょうか? それともベタ基礎でもやって良いこと、可能なことなのでしょうか? 自分で床下点検をすると、炭まみれになるのは、ある意味、しょうがないこととして、それでも敷炭のメリットは大きそうなので、採用したいなぁ、と感じています。
2:何となくOMソーラーが気になっています。以前にシロアリに弱いということで訴訟にもなった工法のようですが、家づくりをお願いしようと思っている地元工務店さんは、シロアリに対して最近のOMソーラーは自信があるような雰囲気を感じます。最近のOMソーラーでシロアリ被害にあったケースをtoyoさんは経験ありますか? シロアリに対して弱い構造と言えるのでしょうか?
3:シロアリはともかく、OMソーラーは床下が屋内と同一空間になるそうなので、単純に空気の清浄性が素人的には心配です。
OMの床下は蓄熱のためにあえて猫土台や基礎パッキン等の換気口は設けないことになるようですが、床下の埃がかえって屋内に吹き上がってこないか?心配になります。密閉された換気口がない状態なら貯まる埃も少ないものでしょうか? また水道配管が万が一漏出した場合、基礎が思い切り水浸しの湖状態になるリスクもあるように思います。工務店さんは大丈夫と言ってくれていますが(OMにどうしても固執している業者という訳でもありませんが、自信を持っているようです)、OMとは無関係の第三者の専門的意見を聞きたいと思っています。
長くなりすみません。
by seahopper (2011-06-20 14:38) 

toyo

seahopper 様

初めまして。拙い記事にお付き合いいただいてほんとに
ありがとうございます。
あのぉ、私はシロアリ屋で建築家ではないので適切な
アドバイスができるか自信はないのです。
でも、シロアリ屋の立場から精一杯考えてみますね。
まず、

1:今回の”敷炭”は布基礎に対して、の話なのでしょうか? それともベタ基礎でもやって良いこと、可能なことなのでしょうか?

えーと、これは布基礎、ベタ基礎の両方についての話です。
ふつうはベタ基礎なら、敷炭の必要はないでしょ?って思いますよね。
でも、ベタ基礎に限らず、コンクリートって見かけは乾燥している
ように見えてもすごく含水率が高いんです。法隆寺などの改修を
手がけた、最後の宮大工と言われた故・西岡常一も「コンクリートは
水分をどっさりふくんでいる・・」と言っています。これは含水計で
測ればすぐに分かります。それと、ラドンガスの問題があります。
高気密であればあるほどラドンガスの濃度が高くなります。
まあ、これは換気を心がければ解決するとは思いますが。

2:最近のOMソーラーでシロアリ被害にあったケースをtoyoさんは経験ありますか? シロアリに対して弱い構造と言えるのでしょうか?

すみません、新潟県ではまだあんまりOMの家ってないんです。
従って、私には「OMソーラーでシロアリ被害にあったケース」は
経験していないんです。で、「シロアリに対して弱い構造と言える
のでしょうか?」については要は「施工次第」だと思います。
どんなに優れたアイデアの家でも、実際の工事がいい加減だと
その優れたアイデアも死んでしまいます・・と思います。
例えば、いい加減な工事で基礎やコンクリート部分に亀裂が
しょうじた場合は、とてもシロアリにとっては嬉しい作り・・と
言えると思います。だって、一年中、快適ですもんね。
人間にとって「快適」であるということはいろんな虫達にとっても
「快適」ですからね。

3:シロアリはともかく、OMソーラーは床下が屋内と同一空間になるそうなので、単純に空気の清浄性が素人的には心配です。

実は、私も同じ心配をしています。でも実際にそういう家で仕事を
したことがないのでなんとも言えません。ごめんなさい。
その点については私も素人なんです。まあ、でも、ある本で床下には
20年で約1㌢くらいの厚みでホコリがたまる・・という記事を読んだ
ことがあります。でも諸条件によって一概にそうとも言えない気も
するし・・あー、やっぱりわかりません。

>密閉された換気口がない状態なら貯まる埃も少ないものでしょうか?

う~ん、どうなんだろう?実際にOMの家にお住みになっている方に
聞くのがいちばんいいんでしょうね。個人的な想像では、たしかに
換気口からの埃が侵入しないぶんだけ埃は少ない気がしますが、
でも、埃って、密閉空間でも多少は蓄積すると思います。
 
>また水道配管が万が一漏出した場合、基礎が思い切り水浸しの湖状態になるリスクもあるように思います。

そうですね。これは・・まあ滅多にあることではないと思いますが・・
たしかにリスクはありますよね。やっぱりこれも施工次第ですよね。

個人的な意見では、私も太陽の自然エネルギーを最大限に
利用するOMの考え方は嫌いじゃないです。ただ、シロアリ対策
の考え方が完全に無視されてるのが心配です。OMの提唱者の
某教授は「人間にとって快適な家は、シロアリにとっても快適な家」
ということをご存じない気がします。ここさえきちんと考えてくれれば
私もOMに賛同したいんですけどね(笑)

なんだか明確なことが言えなくてすみません。
要は・・繰り返しになりますが・・「施工次第」だと思います。
それとOMの家は、施工がいい加減だと、かなりの高確率で
シロアリの被害に会う可能性はあると思っています。

でも、しっかりとした地盤と、しっかりとした施工なら大丈夫だと
思います。
あ、地盤というのは、軟弱な地盤で基礎にひび割れができたら
簡単にシロアリが侵入しますからね。これが少し気になりますが。

・・ということで答えになったでしょうか?
参考になったら、うれしいけど、無理かしら(笑)
それではseahopper 様にいいことがありますように。

あ、もっと詳しい説明が必要でしたら、プロフィール欄にアドレスを
書いてありますのでメールでもくださいね。
頼りない答えでほんとに失礼しました。

by toyo (2011-06-20 17:55) 

seahopper

toyo様

早々のご教示ありがとうございました。
大変、参考になりました!
by seahopper (2011-06-21 20:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。