コンビニではなくルンビニ [インド巡礼]
みなさん、こんにちは。
お釈迦様の生まれたところは、ネパールのルンビニーという
地だそうです。 生誕の地くらいは名前を覚えておかないとね。
じゃあ「コンビニじゃなくてルンビニ・・」と覚えておこうかな(笑)
下の写真がそこです。
仏教徒にとっては最高の聖地でしょうが、あいにく私は不信心者で、
おまけに霊感ゼロの鈍感人間です。
ある日、マーヤーは夢を見た。
あまりにも不思議な夢だったので夫に語って聞かせた。
「遙か遠い天から、6本の金色の牙を持つ純白の気高い象が
降りてきたのです。 驚いたことに、私の右脇からお腹に入る
ではありませんか。 すると無限を思わせる大きな光の中に、
すっぽりと浮かんでいるような、それはそれは素晴らしい気持
ちになったのです」
で、出産のために故郷に急ぐ途中で、このルンビニ園で・・
「何の苦痛もないうちに、玉のような王子を産道を通らずに
右脇から産んだ」
・・・ということになっています。
右脇から入って右脇から生まれてきた・・って、なんか意味が
あるのかしら? 左じゃあダメだったのかな?
それに、小さな動物ならわかるけど、なんで象なんだろう?
とか瑣末なことをぐだぐだ考えてしまう私って・・やっぱり不信心者。
いくら聖地と言われてもねえ、情けないほど何も感じない。
ああ、今日も天気がいいなあ~くらいしか・・・・ぶつぶつ。
悔しいから、せめて野次馬根性で写真だけでもいっぱい
撮っちゃえ! と、建物内部へ。
で、写真を撮っている時、向かいの現地の人が大声で
何かを叫んでいたようです。 まさかそれが・・
コラーッ!ここは撮影禁止だあ!
と、私に向かって叫んでいたとは知りませんでした。
ご、ごめんなさい。
で、その撮影禁止の写真がこれです。
写真ですから、見方によっては貴重な写真かも。
得をした気分です。
(1896年、ドイツ人A・フェーラーがインド政府の要請で発掘したとか)
撮影禁止と知ってから慌ててしまってボケちゃった。
で、逃げるように去りました。 不謹慎者ですね(笑)
(生まれてすぐに沐浴をした池・・だそうです。 このあたりで・・
天上天下唯我独尊!・・なんて、お叫びになられたのかしら?)
(大きな菩提樹がありました。マーヤ婦人が寄りかかった
菩提樹は発掘の時に知らずに切ってしまった・・らしいです)
(こういう場所には必ずといいっていいほどオレンジ色の
僧衣を着た数人のお坊さんたちがいます。
彼等はどうやって生活して=稼いで・・いるのだろう?)
(下はアショーカ王石柱だそうです。 この王様は仏教の布教に
尽力した名君というかスポンサーだったんでしょうね)
右脇腹から生まれたとか、生まれてすぐに天上天下唯我独尊
・・と、叫んだとかいうのは後世に(神格化するために)誰かが、
考えた伝説なんでしょうが。
そういえば、マリア様だってイエスを処女で産んだことを思い出
しました。
私がヨセフだったら「お前!誰と不倫した!相手を教えろ!」
なんて言うかも。 あー、やっぱり、また瑣末なことを・・(笑)
どんどん不信心者の正体がばれていく。
いやいや、これは不自然なことじゃなくて「必然」なのだよ。
神の子なんだからね、人間同志の営みで生まれるわけないでしょ。
あくまで人間のお腹は「借り物=代理出産」なのが道理というもの
だよ・・と、言われちゃうかもね。 わかっているんですけど。
とかなんとか、てんで不謹慎で不信心者の聖地巡礼でした。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがりますように。
(昨日の朝の墓参りの光景です。なかなか雪が溶けないなあ~)
<ジョーク>
健康診断を終えた年配の亭主へドクターのコメント;
「健康体のようですが、この際なにか訊いておきたいことでもありますか?」
亭主;
「あるんですよ。かみさんとのセックスの後、一回目はあつくて汗だくなん
ですが、二回目は寒くて冷えるんですわ。」
健康診断を終えた奥さんへドクターのコメント;
「健康体のようですが、この際なにか訊いておきたいことでもありますか?」
相談するようなことは何もないと奥さんは答える。
ドクターは亭主の問題を持ち出してみた;
「だんなさんは一風変わった悩みをお持ちのようです。一回目のセックスの
後はあつくて 汗だくで、二回目は寒くて冷えるとこぼしていました。」
さてさて、何を言っているのやら。
奥さんの解説;
「あのクソじじいのやつ。一回目というのはたいがい7月頃で、二回目という
のはたいがい12月頃だからなんですよ!」
こんばんは、象と言うのは仏菩薩の乗り物と言う事になっています。象に牛、龍、獅子に乗っている尊像は
日本でも見ることが出来ます。阿倍清明を祀っている
神社にはなんと象に乗って剣を振り上げている文殊菩薩像があります。僧侶の方々はどうやって稼いでいる=生活しているか、と言うのは言いにくいですが、ズバリ、「お布施」です。ここは本来の仏教がまだ生きている筈ですので僧侶の方はお布施が少ないと文句を言ったり、貪ったりしないと思います。確かタイでは
お布施を受けた僧侶は決してお礼など言いませんししません。そうすると有態に言うとただの貰い物になってしまうらしいです。日本ではお布施を受け取ると直ぐに中身を改め少ないとどやしつける人もいるそうで・・・宗教の教義は人が作ったものではありません。お金がどうのという話は後世の人間が勝手に作ったものだと思います。葬式仏教といわれて久しいですが、日本の場合は巨大な組織と潤沢な資金で御仏の名の許に「お布施」と言う名の「税金」を貪る姿はまるで「官製仏教」と言う感じが私は日本の仏教はしています。お釈迦様は「仏教は時代が下るにつれ、形骸化していく」と生前仰られたそうですが正にその通りだと私は思います。
by わ~い、お茶 (2012-03-21 18:51)
今日も楽しく拝見させていただきました。
えらい神様の誕生秘話は、どれも現実離れしていますね(^-^*)
by marimo (2012-03-21 22:59)
貴重なルポをありがとうございます。
ウィキペディアでルンビニの項目を見ると、ガラスケースのような物が写った「ブッダの生まれた場所」という写真が掲載されていますが、toyaさんの丸秘写真3枚目と4枚目に写っている四角い箱状のものがそれなのでしょうかね。
ウィキの写真にはThe exact birth place of Buddhaというプレートが付いているのが見えます。ガラスケースの中だか下だかに葉っぱのようなものが見えるけど、ありゃなんだろう?
葉っぱのような物がexact birth placeの証左なんですかね。
ここをexact birth placeと決めたから置いたものなんでしょうかね。
(などと面白がっていると、きっと誰かに怒られる)
by ねりね (2012-03-22 00:18)
インド旅行記おもしろかったです。
インドって箱の中から次々とガラクタやらお宝やらでてくる
ビックリ箱みたいですね。
by ラック (2012-03-23 15:09)
インドには、「聖なる右手」、「不浄の左手」というのがあるそうです。
また、聖なる存在は右側に現れ、そうでない存在は左側に現れるそうです。
☆
ちなみに、私の友人から聞いた話ですが、インド人の経営する旅行代理店で働いていたそうですが...社長のインド人男性は右手でごはんを食べ(お箸とか使わないそうです)トイレに入ると、トイレットペーパーを使わず、手でふくのだそうです。
なぜ、いつも石けんが茶色く汚れているんだろう?と思っていたそうです。
あぁ...不謹慎でしたね。。。ごめんなさい。
by twinkle☆star (2012-03-24 21:54)
わ~い、お茶 様
>象と言うのは仏菩薩の乗り物と言う事になっています。
そうなんですか。教えていただいてありがとうございます。
>僧侶の方々はどうやって稼いでいる=生活しているか、と言うのは言いにくいですが、ズバリ、「お布施」です。ここは本来の仏教がまだ生きている筈ですので僧侶の方はお布施が少ないと文句を言ったり、貪ったりしないと思います。
なるほど!というか、たぶんそうなんだろうなあ~と思っていましたが、「この僧侶の方はお布施が少ないと文句を言ったり、貪ったりしない」・・というのは、とても考えさせられました。
知っていたら私もお布施をするべきでした。悪いことしたなあ~
と、今頃思っても遅いですね。
これって、物乞いの人たちにも同じような傾向があるのかしら?なんか関連があるような気がしてきました。
>宗教の教義は人が作ったものではありません。お金がどうのという話は後世の人間が勝手に作ったものだと思います。葬式仏教といわれて久しいですが、日本の場合は巨大な組織と潤沢な資金で御仏の名の許に「お布施」と言う名の「税金」を貪る姿はまるで「官製仏教」と言う感じが私は日本の仏教はしています。
ハッキリ言って私も同感です。そうでない住職さんもいると思いますが・・そういう方は少ない気もします。
>お釈迦様は「仏教は時代が下るにつれ、形骸化していく」と生前仰られた・・・
それを予見していた・・そうですね。このへんも私は
お釈迦様に興味をもつ動機になっています。お釈迦様は
宗教を語っていたのではなく、哲学を語っていたんじゃないか?と思います。だから、宗教として巨大化するのは本意じゃ
なかったのでは・・とか、いろいろ思ってしまいます。
いつも丁寧なコメントで、いろいろ教えていただいてほんとに
感謝しています。どうか、わ~い、お茶様にいいことがありますように。
by toyo (2012-04-01 00:24)
marimo 様
コメント、有難うございます。
そうですよね。神格化するために面白い話が多いですよね。
伝説って、どうしてもそうなるんでしょうね。ありがたみを増す
仕掛け・・みたいなことでしょうか。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか、marimo 様にもいいことがたくさんありますように。
by toyo (2012-04-01 00:27)
ねりね 様
申し訳ありません。実は、叱られて逃げちゃったので説明は
ほとんど聞いていなんです(笑)ごめんなさい。
今度、調べておきます。
・・ということは、私もほんとにいい加減人間の証拠ですね。
ほんとは生誕の地・・なんて興味がないってのが私の本音
なんでしょうね。というか、そんなことよりお釈迦様の言って
いたということのほうが興味がありますが・・言い訳ですね。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか、ねりね様にもいいことがたくさんありますように。
お礼が遅れてほんとにすみませんでした。
by toyo (2012-04-01 00:33)
ラック 様
ほんとですね。
しかもわからないことだらけ・・ですよね。
興味深いことはたくさんあったけど、ほんとのところは
わからないですよね。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか、ラック様にもいいことがたくさんありますように。
お礼が遅れてほんとにすみませんでした。
by toyo (2012-04-01 00:36)
twinkle☆star 様
>なぜ、いつも石けんが茶色く汚れているんだろう?と思っていたそうです。
わあ~!そうなんですか!
面白い情報を有難うございます。不謹慎には思いませんでした。
たしか、バスで移動中に・・ときどきトイレタイムがあって、みんなで草むらで用を足したんですが・・ほとんどはお小水のほうですが・・。
もし、「大」のほうだったら、左手を使うのもアリ・・と、お坊さんが言っていたのを思い出しました。まあ、半分は冗談でしょうが・・・「自分の身体から出るものに不潔なものなんて何もないんだよ」と、おっしゃいました。これはいい言葉だなあ~と、思いました。たしかに、自分の体内から出るものは不潔じゃない・・と思います。そういう感じ方が正常というか自然なのかも・・。
とは言ってもねえ、まあ実際は左手で・・というのは日本人なら
勇気が要りますよね。あ、すみません、私のほうが不謹慎だったかしら?(笑)
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか、twinkle☆star 様にもいいことがたくさんありますように。お礼が遅れてほんとにすみませんでした。
by toyo (2012-04-01 00:47)