インドの子どもたち・・。 [インド巡礼]
みなさん、こんにちは。
インドで見かけた子どもたちについて書いてみます。
子どもたちは、みんな生き生きとして屈託がなさそうでした。
でも、これはあくまで旅人の目からはそう見えただけ・・。
この子は大きな袋を抱えて、ゴミクズ?の回収に各商店を
回っていました。 幸い、どのお店からも邪険に扱われている
雰囲気は感じられなかったのでほっとしました。
この子は宗教的?な歌を歌って物乞いしていました。
どう対応していいのか・・・困りました。とても奇麗な声でした。
なぜか、寂しそうな子・・・
でも、一瞬で屈託のない表情に変わります。それが救い。
ぞくぞくと集まってくる物乞いの子たち・・。
お母さんに連れられて・・どこに行くんだろう?
少しの間だけガイドさんの助手をしていた少年。
写真をちょうだい、と言われたけど生憎ポラロイドじゃないしなあ。
笑い声の絶えない子どもたちの集団。
この子たちは恵まれた家庭みたい・・・。
道路脇でパフォーマンスをしていた兄弟。
回転宙返りと踊りがすごく上手だったけど・・チップを
要求していました。でも、車中からなので無理。ごめんね。
この子たちは学校とは無縁みたい。
祇園精舎の鐘の前で、やはり大声で歌う物乞いの少女。
まるで自分が試されているような複雑な気持ちに・・。
この兄弟は物乞いではないです。身なりもちゃんとしています。
お兄ちゃんが妹をしっかり守っている・・。
悪ガキ・・でもないか。
これはしつっこくついて来た物乞いの子。
対応に苦慮します。どうやら彼等は視線を合わせた瞬間に
カモれるかどうか判断するみたい・・たくましいなあ~。
農村部の子ども・・どこにいたんだろう?
あっという間に湧いてくる感じ。
赤ちゃんは演出?いや赤ちゃんも慣れている感じ。
子どもたちの視線が・・痛い。
明るい瞳が、笑顔が、屈託のなさが・・・痛い。
その逞しさが‥・痛い。
自分が試されている・・・。
お前はこの子どもたちにどう対応するのか?
このろくでもない世界と、お前はどのように折り合いを
つけるのか?結論の出ない問題をつきつけられて
おろおろするだけの私。・・・そんな気分でした。
世の中こんなものさ・・と、合理化だけはしたくない。
少なくともわかったようなことは言いたくない。
・・・そんな気分でした。
やはり、こちらでも色の白い人間が上位にいるようです。
一体、肌の色がどうだというんだ!
・・かといって私にはどうにもできない。
くたばれ!カースト制!・・と、強く強く思いました。
どうか、この子どもたちの未来に幸あれ・・ぶつぶつ。
あーっ、暗くなってしまった。すみません。
インドの裏面を序々に知ってしまったら、なんて自分は
ノー天気だったんだ・・と思い始めています。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうかみなさんいいいことがありますように。
<ジョーク>
サラとルイーズは昼食で落ち合った。
話題は子供の教育。
サラ;
「昨日の晩、息子の先生から電話があったわ。」
お気の毒という口調でルイーズが受け答え;
「アラ、マア! まずいことでもあったの?」
サラの説明では、息子が算数で進級できないという通知
だと言う。
ルイーズ;
「厄介なことだコト!先生、お坊ちゃんの救済策でも
授けてくれたの?」
サラ;
「まあね、先生が言うには、息子の宿題をするな、って。」
こんばんは、何にでも裏表と言うのはありますね。国も勿論人もそうです。人の場合は特に厄介ですが・・・。でもインドって不思議な国だと思います。
世界で最初に「0」と言う概念を発見し、現在はITの先進国です。ここの国の九九には正直驚きました。
そして貧富の差こそ激しいですが、物乞いの子供の屈託の無い笑顔は何処かに安定感のあるものを持っているからこそでしょう。それこそ深いヒンドゥーの精神性があるからこそではないかな?と思っています。同じ物乞いでも北朝鮮は笑顔がありませんからね・・・
明日か明後日早々にミサイルを発射すると言っている
らしいですが、そういえばこんな冗談を反北朝鮮の団体が言っていたそうです。「金(キム)が太ると民が
痩せる」と。姿形は勿論考えまで同じで生き写しと言うのがなんとも不思議ですが・・・
by わ~い、お茶 (2012-04-11 19:00)
現地の気温はどんなものなんですかね。
物乞いでない子の身なりだと日本で言う秋の気候に思えるけど、
薄着な物乞いの子どもも、寒さに震えて青っぱなたらしているようでもないし・・・
by ねりね (2012-04-11 20:14)
わ~い、お茶様
>そして貧富の差こそ激しいですが、物乞いの子供の屈託の無い笑顔は何処かに安定感のあるものを持っているからこそでしょう。それこそ深いヒンドゥーの精神性があるからこそではないかな?
私もこの点が不思議というか、よくわからないのです。
「安定感」というのは、たしかにどの子にも共通してある・・と感じました。たぶん、差別はされていても基本的にそれによって「食べられなくなる」というところまではいっていないから・・のような気がします。どうも物乞いの動機も「食べられなくて困っている」・・のとはちょっと違う気がします。彼等は自分が「貧しい」とは思っていない・・とガイドさんが言っていました。これって、どういうことなのか?私にはわからないです。
おっしゃるような「それこそ深いヒンドゥーの精神性があるからこそではないかな?」・・かもしれないですね。
こういうときに言葉が通じたらなあ~と思います。
物乞いの子に何もあげなくても、そのことのよって「恨みがましい態度」は皆無というか、カラッとしていて次の獲物を探しに行くような陽気さを感じました。
ところで・・
「金(キム)が太ると民が痩せる」・・というのは笑ってしまいました。ほんとにこの国はどうにもならないなあ、というか、でも多分、北朝鮮の人からすれば日本への積年の恨みは想像以上なんでしょうね。といっても指導者は国民への責任があると思うけど、そんな気持ちもないんでしょうね。きっと。
脱線ばかりですみません。いつも丁寧なコメントをありがとうございました。わ~い、お茶様のコメントにはいつも考えるヒントをいただいています。
どうか、わ~い、お茶様にいいことがありますように。
(いつも同じ締めくくりですみません)
by toyo (2012-04-11 21:50)
ねりね様
>現地の気温はどんなものなんですかね。
これって、とてもポイントを突いた質問だと思います。
なぜかというと、基本的に気候が食糧事情も文化まで、すべてを左右すると思うからです。
で、ガイドさんの話では「こちらでは靴がなくても裸足で充分生活できます。裸足だと足の裏の皮が自然と厚くなってきて不自由しないんです。また、衣類も一度買えば2年は持ちます」
・・というように、乾季と雨期はあるそうですが、それでも防寒具が必要というほどでもないと思います。朝晩は少し寒かったですが日中はけっこう暑いです。
「物乞いでない子の身なり」が厚着にみえるのは、この写真を撮った時刻が明け方というか、少し寒い時間帯だったからだと思います。
ただ、雨期、乾季、朝と日中と夕方のそれぞれに「温度差」があるのですが、決して絶えられない温度差でもない気がします。たぶん、慣れれば一着の服で大丈夫な気もします。私達は事前に防寒具とTシャツの両方を用意するように言われたのでそうしましたが、これは私達のほうが身体が虚弱になっている・・と思ったほうがいいようです。水についても同じで、現地の人は現地の水で生活しているわけですから・・やっぱりガイドさんも「私達のほうが身体が弱くなっているんです」と言っていました。まあ、そうなのかもしれないですね。
ということで、私も現地で気になっていた質問でした。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか、ねりね様にもいいことがありますように。
by toyo (2012-04-11 22:07)
おはよう御座います・・・・久しぶりで~す
ご来訪有り難う御座います
by さーやん (2012-04-12 07:04)
ぼくがインドに行ったのはもうずいぶん前ですが、
その頃は、自分の子供の手や足をわざと折って
同情を買って物乞いする母親がいました。
ガイドは、働く意志を持たせないといけないから
施しはしないでくれと言いましたが、
果たしてこの人たちが働ける環境はあるのかと
疑問に思ったことを覚えています。
裕福な暮らしを知らなければ、
貧しさを辛いとも思わないし、
裕福になりたいとも思わないということ、
貧富という概念すらない場合もあるでしょう。
私たちは彼らを経済の物差しだけで計りますが、
彼らが不幸だと決めつけるのは、間違いかも知れない
と思います。
by hisa (2012-04-12 10:53)
hisa 様
いつも的確なコメントをほんとうにありがとうございます。
>その頃は、自分の子供の手や足をわざと折って
同情を買って物乞いする母親がいました。
これは本当のことだったんですか?実は私もそういう話を聞いたのですが、まさか!と信じられませんでした。片腕と片足のない物乞いの老婆を見かけましたが、もしかして子どもの時に折られたのだろうか?もし、そうならなんとも切ない話です。
>貧富という概念すらない場合もあるでしょう。
そう考えると納得がいくし、そうなのかもしれない?・・・と私も思いましたが・・そうなんでしょうか?あー、私にはわかりません。でも、彼等を見ているとたしかにそうかもしれないです。
>私たちは彼らを経済の物差しだけで計りますが、
彼らが不幸だと決めつけるのは、間違いかも知れない
と思います。
経済の物差し・・たしかにそのとおりだと思います。これは自戒しなければと思っていますが、いつの間にかそれをモノサシにしている自分がいます。別のモノサシを持たないからそうなるんでしょうね。おっしゃるように、彼ら自身に不幸な雰囲気が少しも感じられないのが、とても妙というか不思議でした。
しかし、差別があるというのはどうにもならないんでしょうか?
まあ、日本にもそれはあると思いますので、特にインドに限ったことでもないと思いますが・・・。
貧富という概念すらない・・不幸とも思っていない・・
こういうことの真相が私にはよくわかっていないんだなあ・・と思いました。なんだか、ハッとするコメントをいただいて感謝します。
いつも何かに気づかせてくれるコメントを頂いて感謝しています。どうか、hisa様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2012-04-12 23:18)
子どもにお金を渡すと、全部親が取り上げてしまうので
お菓子を渡すと良いですよ。
インドネシアでもフィリピンでも、その場で食べられる
小さな袋のお菓子を持ち歩いてあげていました。
by suzuran (2012-04-12 23:55)
suzuran 様
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
そうですね。そのほうがいいようですね。
今度、行くときは飴玉をいっぱい買っていって、あげるのが
罪がないかなあ~と思いました。
ボールペンか鉛筆も考えましたが紙が手に入らないかもしれ
ないし。何にもあげないのも気の毒な気もしますしね。
現地で見かけたアメリカ人旅行者の人は厳しい態度でNO!と言っていたので、物乞いの子も敬遠していたようです。
ほんとは彼等の為には、そのほうがいいのかもしれないですね。
・・と、うだうだ考えてしまう私は優柔不断だと思いました(笑)
どうか、suzuran 様にもいいことがありますように。
教えていただいてありがとうございました。
by toyo (2012-04-13 14:07)
はじめまして。
感情的には私も、くたばれカースト!だったんですが・・
色々と調べるうちに、カーストがないと、インドは崩壊するだろうな。
という結論に至ってしまいました。
インドの他にも、イランのホメイニ師など、こういった国家安定の築き方もあるのだなあ。と感心させられました。
誰もが平等な民主主義国家といえば聞こえが言いように感じる教育を我々は受けてきたんだな、と思います。
GHQ以降の欧米的な価値観の受け売りで、日本も随分とガタガタになってしまいましたしね。
by ヘカテ (2012-09-21 02:21)
ヘカテ様
コメントありがとうございます。
>カーストがないと、インドは崩壊するだろうな。
という結論に至ってしまいました。
これはとても深い洞察に満ちた言葉だと思います。
たしかに私たちは「誰もが平等な民主主義国家といえば
聞こえが言いように感じる教育を我々は受けてきた」
・・のだと思います。世界は不平等で、不公平であるのが
厳然とした事実ですものね。歴史的にもそうだったし、
おそらく、現在も、そして未来もそうかもしれないです。
生半可なヒューマニズムなどなんの役にも立たない。
なんか絶望的な言い方ですが、それでも・・というか、
カーストの最下層の人たちにもそれなりの幸せの瞬間
があるのかもしれないですね。少なくとも物乞いの子ども
たちは私よりは元気があって生き生きしていました。
一体、この明るさ、このたくましさは何なんだろう?と
思わせられました。謎です。私にとっては謎でした。
まだインドについては、ほんの少ししか知らないので
私などが語ることはおこがましいのです。
でもこの謎についてはこれからもずーっと惹かれ続ける
と思っています。
うまくいえませんが、もう「欧米的な価値観」から目を覚ま
さなければいけない・・と私も思っています。
とても素敵なコメントをありがとうございました。
どうかヘカテ様にいいことがたくさんありますように。
by toyo (2012-09-21 02:50)