鉄砲虫? [鉄砲虫]
みなさん、こんにちは。
毎日暑いですね。
暑いと体力は落ちますが、それ以上に集中力というか
気力が萎えてしまいます。
体もダルいし、頭もダルい。
ああ、アレはまだ来週でいいだろう、コレも今月中にやっと
けばいい・・とかなんとかで、もうなんでもかんでも後回し。
そういえば、「明日出来ることは今日するな」というトルコの
諺を思いだしました。アハ、これは素敵なことばですね(笑)
で、私もそうですが外作業の職人さんは直射日光の下での
仕事ですからほんとにキツい日々ですよね。どうかお身体
ご自愛くださるように。テキトーに・いい加減に・手を抜いて
・・やりましょう(笑)ウソウソ
だって、集中力を欠いたらいい仕事もできないし、事故にも
つながりやすいし、それに貧乏人には身体が資本ですもの
・・・と言い訳。
ところで、私はシロアリ屋ですからシロアリについては多少
の経験はあっても、それ以外のことにはまったく無知です。
で、私の知らない虫の駆除を頼まれました。
といっても、家屋の虫ではなく庭の木を食べる虫?
それなら植木屋さんのほうがいいですよ・・と言ったんですが
・・・ぶつぶつ。
だから、駆除の自信は・・全然、ありません(笑)
で、その虫とは・・というか、こういう症状がでてきたそうです。
モミジの葉が枯れていますね。
で、このモミジの下に落ちていた木屑?です。
う~ん、こんなのはじめて見るなあ~?
キクイムシ?それともアメリカカンザイシロアリ?
まさか、違うだろうなあ~?
で、この木屑が落ちてきた穴がありました。
表皮が浮き上がってめくれていました。
樹木はこの表皮の裏の形成層が破壊されると枯れて
しまいます。ヤバいなあ。
で、結論を言うと、これはカミキリムシ(ゴマダラカミキリ)の
幼虫とほぼ特定できました。別名「鉄砲虫」だそうです。
なんで、鉄砲虫かというと・・えーと下の写真を見てね。
(この写真はネットから拝借しました。ごめんなさい)
銃身の中の鉄砲の玉みたい・・とか、弾丸が命中した穴に
似ているとか、あるいは炒めたときにパーン!と鉄砲みたい
な音がするから・・とか諸説あるようです。
あ、炒めたときというのは、食べると美味しいんだよ、と知り合
いが言っていました。昔は山仕事をする人たちのおやつだった
そうです。へーっ、やっぱりタンパク質なのかしら?
で、鉄砲虫は・・・
- ゴマダラカミキリの幼虫である。
- 柑橘類やモミジ・ヤマボウシ・バラ・ヤナギ・イチジク・・
に寄生する。 - 樹木の形成層を食べるので水分を取れなくなって木が
枯れる。 - 根もとにオガ屑みたなのが落ちている。
- 殺虫剤はスミチオン・マラソン・家庭用殺虫剤などなん
でも良い。 - ただし、木の穴にノズルで薬剤を注入しないとダメ。
だから穴を見つけるのが最重要。
・・だそうです。これならキクイムシの駆除と似ているなあ。
なんだか私でもできそうな気がしてきました。
ところが、これが甘かった。
知り合いのおじいちゃんに聞いたら・・まあ、一度こいつに
やられたら駆除はムリだね。ほとんど失敗するよ・・・
ですって。まいったなあ、どうしよう?
・・というわけで今、優秀な樹木医を探しています。
どうということのない記事ですみません。
シロアリ屋としてはこれくらいしか知らないのですが、もしも、
みなさんの庭の木がヘンだったら参考にしてくださいね。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
それではみなさんにいいことがありますように。
<ジョーク>
ある武者修行の男、山のなかの一軒家に泊まる。
その家には美しい年増がひとり住んでいるきりなので、
泊めるからには気があるだろうと、女が寝たころを見
はからって、女の寝ている部屋へ忍びこんでいいよった。
女は武者修行の男をうまくあしらうが、肝心のところへ
くるとさせない。男はひと晩じゅう女を自由にしようと
したが、ついにものにならぬうちに夜が明けた。
夜が明けてみると、女も一軒家もかき消えて、残るは一本
の破れ傘ばかり「さては、あの女はこの破れ傘が化けた
ものか、どうりで、させそうでさせなかった」
穴をふさいでから水を注入して、溺れさせるのが一番だそうです。
ウソです(今、適当に考えました)。
by こう (2012-08-05 17:26)
日々の雑事に追われ、たいへんご無沙汰していました。
私も、この暑さでへばって、昨日などは一日中うつらうつら
していました。 このまま寝込んでしまいかねないな……
などと考えたりして。 今日は回復しましたが。
何とかやり過ごして気持ちの良い秋を迎えたいですね。
しかし当地では、御地などとちがって、暑い時期が長く、
秋らしいのはわずかの期間ですし、鮮やかな紅葉も稀
です。(冬は風が強いので気温のわりに寒いです)。
ところで、鉄砲虫はやっかいそうですね。
最近、昆虫食が食料危機の解決策として注目されている
という説を目にしたので、
つかまえる方法(や養殖法)を進化させるとともに、調理法
も工夫し、珍味として名産化できたらよいのかもしれません。
by 福智山 (2012-08-06 00:15)
おはようございます
コメントありがとうございました
何年も前から言われている事なのでしょうが
地球環境のことなど 一つとっても
待ったなしの状態・・・・・・・ですよね。
それにしても カミキリムシもあまり見なくなりました。
幼虫ってこんなんだったんですね。
by やま (2012-08-07 04:35)
こう様
お礼がすっかり遅れてしまってごめんなさい。
私はこういう屋外の虫については知らなかったのですが
いろんな人に聞くとけっこうメジャーな虫なんですね。
勉強になりました。こう様もそのうちカミキリ虫の駆除
依頼があるかもしれませんね(笑)
参考にしてくださいね。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
by toyo (2012-08-09 12:02)
福智山 様
お久しぶりです。お元気のことと思いますが、やっぱり暑さには
まいりますよね。どうかお身体ご自愛くださるように。
ところで、そちらでは「秋らしいのはわずか」な期間なんですか?
暑い時期が長いというのも大変ですね。日本列島は細長いから地域によっては気候風土も異なるんでしょうね。
ところで、よくTVなどで原住民の人がいろんな虫の幼虫をタンパク源として食べているようですが、同じことが日本でも昔からあった・・と聞いて少しびっくりしています。たしかに食糧危機の有力な解決策になるかもしれませんね。
この鉄砲虫を昔はよく食べたよ・・という人も多いようです。
かなり、というかすごく美味しいらしいです。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか福知山様にもいいことがありますように。
お礼が遅れてごめんなさい。
by toyo (2012-08-09 12:10)
やま様
コメントありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
たしかに・・
>地球環境のことなど 一つとっても待ったなしの状態・・・・・・・
ですよね。
同感です。絶滅危惧品種もどんどん増えているようですし。
人間が(私も含めて)もっと謙虚にならないと・・とは思っていますが。むつかしいですね。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか、やま様にもいいことがありますように。
お礼が遅れてすみませんでした。
by toyo (2012-08-09 12:14)