SSブログ

お客様は神様です、の真意 [雑感]


みなさん、こんにちは。

「お客様は神様です」という言葉について先日(9/6)の朝日新聞
に三波美夕紀さん(故三波春夫氏の長女)が、この言葉は父親が
言った真意とは、まったく違う受け取られ方をして残念と書かれて
いました。

yamano_4106081480.jpg

この「お客様は神様です」・・は、皮相的に「商売気たっぷりの成金
趣味」にとられそうですが、本来は舞台人としてのプロ意識を表した
言葉が誤解されて広まったのが真相。

それではなぜこのような言葉を三波氏が使ったのかというと三波氏
の生い立ちから説明されていました。氏の出身地は新潟県の越路町
・・現在は長岡市ですが、はっきり言って当時は寒村です。

そこで家業(本屋)がつぶれて上京。住み込み奉公。16歳で浪曲
学校に。で、浪曲師として全国を巡業。実力がなければベテランで
も幕を下ろされる厳しい舞台の日々。いい加減な芸では勤まらない。
毎日が真剣勝負。

舞台に立ったとき「まるで神前に立った時のように、澄み切った心で
ないと完璧な歌は歌えない」
「お客様を神様のように見立て、雑念を
払って歌う」
という意味。そこからこの言葉が生まれた。
詳細は・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B3%A2%E6%98%A5%E5%A4%AB

三波春夫は新潟県の出身なので、誤解されたままだと私も悔しい
のでこの言葉の真意を多くの人に知ってほしいです。

003k.jpg

で、商売人にとっては・・いや私にとってはお客様ってなんだろう?
と考える。
第一に、お客様は私に仕事をさせてくれるありがたい存在。
飯のタネです(笑)

だからといって、お客様の言うことは何でも肯定してへつらって
ごまをする存在・・・ではありません。
私はお客様とは対等だと思っています。どっちが上でも下でもない。
むしろシロアリについては私がメンターです。

001k.jpg

だからといって、威張るつもりはありません。だって、別の分野では
お客様のほうがメンターですから。
たまたま私はシロアリの分野については多少の経験があるだけ。
逆に私の知らない分野では、お客様に教えを乞うこともよくあります。

で、私のやらなければならないことはシロアリについて「正しい判断
基準を教えること」
・・だと思っています。この判断基準を教えること
によって商売上は利益にならないことが度々あります。
でも、それでも教えるべきだと思っています

(厳密に言うと、それじゃあ正しいのは何か?という議論もあろうかと思いますが・・)


013.jpg

商売上、自分の儲けにならないことは隠して売上のためにこちらに
有利な情報しかお客様に与えなくすることもできます。そうすれば
売上を上げることはできるでしょう。でも、それはやってはいけない
こと。そう思います。

売上を上げるためには「シロアリってほんとに怖いですよー!」と、
お客様を脅せばいい。恐怖商法というか。お客様はシロアリが怖い
からお金を出すわけですから、怖さを強調すれば儲かる。

012.jpg

まあ、それが悪いとも言えませんが・・でも、たとえば初期ガン
なのにまるで末期ガンのような言い方をする営業はいただけない。
そのようなやり方で売上を上げる会社が多過ぎる気がします。

本音を言うと、売上が上がらないときは私も恐怖商法の誘惑に
かられる(笑) でもそこは歯を食いしばって我慢しなきゃあと思う。 
だって、自分で自分を卑しめたくないから。
でなければ、こんなブログ、やってられないもの(笑)

008.jpg

甘いんだよなあ~、あんた、メチャクチャ甘いよ・・と、ときどき言わ
れます。まあ、そうかもしれない、とも思う。

別に正義の味方を気取っているわけじゃないけど、やっぱりなぜか
売上が上がらない方を選択してしまう自分って、きっと性分?だね。
家内には「もっと稼げ!そら稼げ!」って言われてますが申し訳ない。

ほんとはね、ただ無能なだけなんだと思う。無能者の言い訳・・かも。
私なりに正しく稼ぐ方法はあるはずなんだ。でもそれがわからない。
ということはやっぱり、無能ですね。

045.jpg

なんだか愚痴とも言い訳とも自虐ともつかない破綻した文になりました。
つまらないことを書いてごめんなさい。

駄文に最後までお付き合いいただいて感謝します。
今日も一日、皆様が笑顔でありますように。



ジョーク
いまはすたれたが、かっては大寒という季節の区切りにはいると、
神社仏閣に寒さをおかしてもうでる人が多かった。
寒まいりというのだが、特に薄着をしていけばご利益があらかたで、
裸まいりは、もっともよろしいとされていた。


若い衆が集まって話をしているところへ、仲間のひとりがかけつけて
きて・・

「いま珍しいものを見た」

「なんだい半さん、珍しいものってのは」

「十八、九の女の裸まいりよ、からだの白いこと雪のようで、小股の
きれあがったいい女だが、素っ裸で腰巻もしていなかった」

「ふーん、それで、きりょうのほうはどうだ」

「へへへ、顔は見なかった」



nice!(48)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 48

コメント 8

かなりあ猫

お客様にお仕事をいただくことも報酬の一部、お金が全てではないという姿勢が素敵です。私も、そうありたいと思っています。
でも、適正な報酬は必要ですよね。
by かなりあ猫 (2012-09-08 12:00) 

yanasan

現場を観て工事の必要が無い所を施行するなんて事は出来ないですね
by yanasan (2012-09-08 20:22) 

ラック

なんだか家の主人と職業こそ違いますが考え方似ています。

by ラック (2012-09-11 00:16) 

marimo

お客様は神様ですの本当の意味・・・
そうだったのですね(^-^*)
こんな事を言っては語弊があるかも知れませんが・・・
営業とは・・・どこかでほんのちょっと大げさだったり
ほんのちょっと偽りを含んでいたりするのかなぁって。
最近いくつかの実体験により痛感しています(笑
by marimo (2012-09-12 22:02) 

toyo

かなりあ猫 様

お礼が遅れてごめんなさい。
たしかにお金が全てではないですよね。
でも、もっと欲しいなあ~とも度々思います(笑)
それから、適正な報酬ってのも悩ましいですね。
こっちが適正だと思っていても、お客様からすれば、高い!
なんて言われたり・・。まあ、その逆もありますが(笑)
でもまあ、自分に正直にやるのが一番です。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
かなりあ猫 様にいいことがありますように。

by toyo (2012-09-15 12:04) 

toyo

ラック 様

そう言われるとなんだか嬉しいです。
ありがとうございます。
お礼が遅れてごめんなさい。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
ラック猫様にもいいことがありますように。
by toyo (2012-09-15 12:21) 

toyo

yanasan 様

同感です。でも、逆に不必要なとこまで必要と
思わせるて営業するのが増えている気がします。
まあ、不況だから気持ちはわかりますが関心しませんよね。
お礼が遅れてごめんなさい。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
yanasan 様にもいいことがありますように。
by toyo (2012-09-15 12:24) 

toyo

marimo 様

お礼が遅れてごめんなさい。

>営業とは・・・どこかでほんのちょっと大げさだったり
ほんのちょっと偽りを含んでいたりするのかなぁって。

う~ん、そうですよね。ほんのちょっとどころか大げさな
言い方を尤もらしく言う営業も多いと思います。
でも、そういう営業って、長続きしないと思います。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
marimo様にもいいことがありますように。

by toyo (2012-09-15 12:28) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。