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白華現象? [白華現象]


みなさん、こんにちは。

最近はアフターで、あちこちのお宅にお邪魔する毎日です。
今回は先日、お邪魔したときの床下写真を紹介します。

このお宅は3年前に駆除させていただいたのですがシロアリ
の再発はしていませんでした。3年で再発したら大恥ですが。
ただ、3年前にも「ある兆候」はあったのですが、それが更に
拡大しているように感じました。

正直言って、私はどう対処していいものか判断がつかない
のです。まずその写真を見てくださいね。

020.jpg

012.jpg

綿みたいにふわふわしていますが結晶だそうです。
013.jpg
コンクリートにヒビが入ってかなり劣化していますね。

022.jpg

028.jpg

036.jpg

コンクリートの束石がこのように劣化していました。
これが拡大しているように見えました。
019.jpg

いちばん気になったのがここ。023.jpg

アップにします。
024.jpg

ちょっとヤバいですね。大きな外圧(地震など)がかかると
崩れそうです。お客様にはそう説明しておきましたが。

私が考えられる対策は束柱の補強・・くらいしか思い浮か
びません。それにしても何故こういう現象が起こるのかしら?

地下水分が異常に多い土地なのかもしれない?あるいは
コンクリートが粗悪だからなのかしら?う~ん、わからない。
「水分」が関係しているのは間違いないようです。

でも、このお宅は通気もいいし、木部に腐朽は全然見当たり
ませんでした。不思議です。
もし対策法をご存知の方がいたら教えて欲しいです。

こういう現象を「白華(はっか)現象」と呼ぶようですが、ときどき
床下で目にします。あ、そういえば、これを・・・

  • 「これは腐朽菌だから、ほっておくと転移して土台が
    腐ってしまいますよ。だから床下換気扇を取り付けるか
    床下調湿剤を敷かないとダメです」

・・と、某業者から言われたというお客様がいましたが、それは
真っ赤な嘘です。少なくとも腐朽菌でもカビでもないのは確か。
これが木部に転移して土台を腐らせることはありません。

なんだか自信のない内容ですみません。
白華現象の詳細については、検索すればいくらでも調べられる
ので省かせてくださいね。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうかみなさんにいいことがありますように。



ジョーク
片目だけウインクが止まらない奇病になってしまった男が
医者を訪ねた。医者はひとしきり診断した後、
「頭痛はありませんか?」と尋ねた。
「たしかに頭痛も少し感じます。」と男。
「それが原因ですな。ウインクは頭痛からくる神経性の
 症状でしょう。アスピリンで頭痛をおさえればウインク
 も止まりますよ。」

アスピリンは処方箋なしに買えると聞き、男は町の薬屋に
行くことにした。数日後、男はふたたび医者を尋ねた。
「アスピリン以外の薬で頭痛を治せませんか?」
「はて、薬屋で買わなかったんですか?」と医者。
「何回も行きましたが、コンドームしか買っていません。」
 と男。
「なぜコンドームを?」
「先生、町の薬屋でウインクしながらアスピリンをくれと
 注文したことがありますか?」



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コメント 7

しょうたく

寒い日は床下が氷点下になって水分が凍るのかなと思いました。水分が凍ると膨張しますからコンクリ固めた束石は割れるでしょう。
by しょうたく (2013-03-11 15:59) 

toyo

しょうたく 様

あ、なるほど!
それは十分考えられますね。
・・ということは、土壌がすごく水分量が多い湿地で、
その水分を束石が吸って、それが凍る時に体積が
増えて(膨張して)割れる・・ということなのかもしれ
ないですね。すると「水分量の多い土地」の問題なの
かしら?
貴重なヒントをいただいてありがとうございます。
なんだかスッキリしました。
どうか、しょうたく様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2013-03-11 22:31) 

ねりね

20数年前に築後3年の中古住宅を購入しました。
大谷石風ブロック塀の基礎コンクリート(モルタルかも)から白いヒゲというか綿状の物が出てきました。
梅雨前の湿度気温が上がる時期だったのでカビの一種だろうと考えて塩素系漂白剤を薄めて洗い落としましたが、また出てきました。
調べて、カビではなく白華というものだと知りました。
化学式など読めない自分にはなんとも不思議な現象におもえますねえ。
それ以来、注意してコンクリを見るのですが、道路のコンクリ縁石やコンクリ電信柱からヒゲのような白華は出ていません。
工場で生産されたコンクリ物は品質管理が行き届くから、かな。

束石がひび割れちゃうってのは、専門の職人(技術者)が施工したのじゃないからでしょうね。大工さんがやったのじゃないかな。

悪ふざけですが、コンクリ住宅全体に”わざと白華を生やす”というデザイン住宅はアーティスティックかも。コンクリ住宅にツタを這わせたりするじゃないですか。ツタじゃなくてセメントの華で被うのですよ、見た目が魔法の家のようで素敵・・・かも。

ところで、シロアリは白華も食べますか?
白華にシロアリが蟻道作っている例はあるのかな?
もしかしたら白華でシロアリ防げたりして。
by ねりね (2013-03-13 02:34) 

toyo

ねりね 様

いつもお付き合いいただいてありがとうございます。

実は私も白華現象については全くの無知なんです。
白華で検索したらどれももっと「硬く、こびりついたような」
写真ばかりなので。これは白華とは違うのかな?とも
思いましたが、調べてみるとこの写真と同じ現象で、現在
裁判で係争中という事例が見つかって、その写真はまさに
私の撮ったのと同じなのでやはり白華現象といっていい
みたいです(まったく自分に自信がもてない)

で。ねりね様の「工場で生産されたコンクリ物は品質管理
が行き届かない」・・場合も原因として考えられると、昨日、
ある技術者の方から教えてもらいました。だから「大工さん
がやったのじゃないかな」・・というご指摘は当たっている
かもしれません。

大工さんはよくコンクリート(製品?)のことを言うのに
「練り物」という表現をしますが、よーするに「コンクリート
って、意外と脆いものだよ」という意味らしいです。
そういえば、基礎をハツルときにとても硬い基礎と、すごく
柔らかい基礎の場合がありますが、柔らかいのはきっと
「手抜き」じゃないかと思っています。生コン車が現地に
時間通りに行けない場合は途中で「水を足したり」して
しまう場合もありそうですね。そういうのが基礎になったら
柔らかいのかも・・とか密かに思っています。

「コンクリ住宅全体に”わざと白華を生やす”というデザイン
住宅はアーティスティックかも」
ファンタステックで面白いかもしれませんね。こういう発想は
私はできないので面白いなあ~と感心しました。
シロアリは白華を食べるのかしら?そういう現場を見た
ことはないですが、柔らかいから食べるかもしれませんね。
でも、味はどうなんだろう?あれは石灰成分らしいですね。

ということで、私も白華は滅多に経験しないので勉強しな
きゃあと思っています。
まともなことが書けなくてごめんなさい。

どうか、ねりね様にもいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2013-03-13 09:09) 

t-yahiro

お久しぶりです。
私も凍結破砕のようなことだと思います。

by t-yahiro (2013-03-20 17:47) 

ようがし

はじめまして。
白華現象について、検索していたところこちらのブログにたどり着きました。
一応、コンクリート診断士という資格を持っている者です。

すでに解決されていることを願いますが、コメントさせて頂きます。

写真にあるコンクリートの劣化現象は「硫酸塩劣化」と思われます。

土壌の硫酸塩は、もともと土壌に含まれていたのか、造成で持ち込まれたのか、そのような薬品を散布したのか等の原因があります。

土壌に含まれた硫酸塩が原因と思われますので、どれぐらいの範囲に硫酸塩が含まれているのか調査し、表層はもちろんのこと、多めに土壌の入れ替えが必要になるかと思われます。
コンクリートはだいぶ劣化しているので、補修・補強では間に合わず交換することも必要と思います。

「基礎コンクリート 硫酸塩劣化 文献」で検索されると同様な現象を見ることができると思います。

または、その他でコンクリート診断士の意見を聞いてみることもよいかと思われます。




by ようがし (2015-03-23 15:48) 

toyo

ようがし様

ありがとうございます!

>写真にあるコンクリートの劣化現象は「硫酸塩劣化」と思われます。
>土壌の硫酸塩は、もともと土壌に含まれていたのか、造成で持ち込まれたのか、そのような薬品を散布したのか等の原因があります。

「硫酸塩劣化」という言葉すら知りませんでした。
古い住宅でけっこうこのような状態の床下と遭遇しますが
いつもお客様に説明できなくて困っていました。
さっそく「基礎コンクリート 硫酸塩劣化 文献」で調べてみます。
ほんとに感謝します。

どうか、ようがし様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2015-03-24 12:18) 

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