ストーブ界のベンツ [雑感]
みなさん、こんにちは。
先日、親戚の工務店に行ってきました。
この工務店はNPO関係の仕事やあまりお金にならない
社会的な事業に一生懸命みたいです。
住宅についても哲学をもっているように私にはみえます。
だから家はどうあるべきか?なんて話になると、へーっ、
とか、おーっ、そうなのか!とか思うことたびたび。
ノートをもって聞き取りにいこうかな、なんて思ってます。
たとえば・・
「蔵造(くらずくり)」に勝るものはない・・とか。
(えーっ、蔵造って何?知らなかった)
人間は無機質の素材に囲まれてはダメ・・とか。
有機質の素材が体と心にいいんだ・・とか。
コンクリートはネリモノだから実は寿命が短いとか・・。
でもね、こういう哲学的工務店?ってあまり儲からない(笑)
お客様のいうことには異論をとなえず何でもハイハイ・・
と応じていたほうが儲かるんでしょうに・・。
あー、〇〇社長、ごめんなさい。
私はそこが好きなんですから・・(笑)
で、事務所にいろんなタイプの薪ストーブが展示してあり
ました。さっそく好奇心がうずうずしていろいろ質問攻めに。
薪ストーブに興味のある方の参考になればうれしいです。
(実は、前にもこの工務店のストーブについては書いた
ことがあります。だから内容がWるかもしれません)
で、そのときの会話です。
- 薪ストーブって、正直、かなり高いですよね。
いったい幾らくらいなんですか? - ストーブ自体の価格は20万から70万くらいだよ。
- 安くはないですね。あ、煙突も高いんですよね?
- そうだね。でも薪ストーブって性能を発揮させるには
煙突しだいなんだ。価格は40万から70万くらいかな。
うちのは二重煙突だからね。 - へーっ、煙突もけっこうな値段ですね。
- たしかに。だから薪ストーブはストーブ界のベンツだよ、
と説明してる(笑) - で、設置費用は?
- 20万~30万かな。その家の間取りによって煙突
の長さや設置位置がちがうからね。その状況次第。 - ふ~ん、で、寿命はどれくらいなんだろう?
- 30年くらいだよ。
- それは長持ちですね。
燃費・・じゃなかった。灯油ストーブやほかのファンヒーター
と比べて経済性はどうですか? - う~ん、すごくいいとは言えないよ。定期的なメンテもある
からそれなりにかかると思う。なにしろストーブ界のベンツ
だから(笑) - ところで、さっきの二重煙突って、煙突内部が二重になって
いるという意味ですか? - うん、そうだよ。というか煙突を断熱材でくるんでいるんだ。
- へーっ、そういう断熱材ってあるんですね?
- うん、ただの煙突だと内部と外部の温度差でタールが
たまったりして傷みが早いし、ストーブの性能を引き出
すためには大事なんだ。 - なるほど。なんとなくわかりました(笑)
で、ここにあるストーブは全部、外国製みたですね?
性能はどこの国のがいいんですか?
これとこれ、大きさは同じくらいなのに値段がかなり違い
ますね? - やっぱり北欧製かな?ストーブの歴史が違うもの。
造りがしっかりしているよ。あ、それは安いのがアメリカ製。
鉄板なんだよね。北欧製のは鋳物だよ。 - あの、ところで薪ってなかなか一般の人には手に入れ
にくいですよね?それと松だと火力が強すぎてよくない
と聞いたことがありますが・・? - うん、だから薪の入手は私が手配してるよ。薪は固い木
じゃないとね。それから、たしかに松だと2年くらい寝かせ
てからでないとよくないね。 - ところで、薪ストーブに惹かれる理由ってなにかしら?
たしかに薪が燃えている炎って見てるだけであったかく
なる気がしますが・・?それかなあ~? - それは人様々だろうから・・。
うちにくるお客様は、ほとんどが事前に薪ストーブの研究
をしてるみたいだから詳しいよ。で、いろんなとこに行って
から最終的にうちにくるみたいだ。 - 成約率100%、ということですね。(笑)
あのぉ~、なぜ北欧製のストーブって性能がいいのかしら? - 北欧って、天然資源・・ガスや石油が採れないからほとんど
ロシアからの輸入でしょ。価格に変動差があるから使い分け
をする必要があるせいだと思うよ。歴史的には・・・ - 話が難しくなってきた(笑)
ところでペレットストーブってありますよね。 - あれは電気を使うでしょ。ファンを回すのに。
薪ストーブとはまったく別物というか・・。ペレットの原料次第で
シックハウスの可能性もあるかもね。
話がごちゃごちゃになってきたのでこのへんで・・。
すでに薪ストーブを使っている方には当たり前の話ばかり
でしょうね。
でも、薪ストーブっていいなあ。なんでいいと思うんだろう?
・・・でも、ベンツは高くて買えないなあ~(笑)
うちなんか、ホームセンターで買ってきた1~2万円くらい
の石油ストーブだもんね。ときどき壊れるし・・ぶつぶつ。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様には毎日がハッピーでありますように。
<ジョーク>
おばあちゃんの体調を考えるともう一人暮らしは無理だ、
そう結論を出した家族は介護ホームへ入所させる。
手厚く面倒をみてもらえるだろうというのが家族の願い。
入所の翌日、介護士たちの手助けを受けて、おばあちゃんは
入浴し、美味しい朝食をとり、きれいな庭園を窓から見下ろ
しながら椅子に座っている。万事順調な生活が始まった。
ところが、しばらくするとおばあちゃんは徐々に椅子の
横側に傾き始める。介護士たちが直ちに走り寄って体を
支え姿勢を元に戻した。今度はおばあちゃんも快適のようだ。
しばらくすると、おばあちゃんは別の方向に傾き始める。
介護士たちが直ちに走り寄ってもう一度体を支え姿勢を元に
戻した。こんなことが朝方は続く。
おばあちゃんがホームでうまくやっているかどうか心配な
家族がお見舞いにやってきた。
家族;
「おばあちゃん、ここはどうですか?みんな親切にしてくれ
ている?」
おばあちゃん;
「とってもいい所よ。だけどね、オナラをさせてくれないの。」
確かにストーブのベンツですね。
ちょっと拘りと余裕資金がないと
手が出せませんね。
でもあの炎のゆらめき、憧れます^^
by 昆野誠吾 (2014-11-23 17:57)
昆野様。
いつもコメントを感謝します。
そうですね。やっぱり炎のゆらめき・・
ですよね。なんだか惹きつけられます。
ありがとうございました。
昆野様にいいことがありますように。
by toyo (2014-11-25 07:53)