羽アリと走光性 [シロアリ]
みなさん、こんにちは。
今日はシロアリの基礎知識ということで「シロアリと走光性」
というタイトルにしました。
時々、お客様から・・
- 夏の夜に街頭や電信柱の明かり(常夜灯)などに
羽アリがいっぱい群がっているのを見るとシロアリ
かと思ってぞっとします。
アレはシロアリの羽アリですか?
・・と聞かれることがあります。
大抵の場合は、答えはNO,です。
というのは羽アリには「走光性」のある羽アリと、そうでない
羽アリがいます。走光性とは光に向かっていく習性のことです。
日本全土にあまねく存在するヤマトシロアリは走光性がない
んです。だから大抵の場合は、答えはNO,です。
それにヤマトシロアリは日中(AM10,00~PM3、00頃)に
発生します。
大抵の場合・・というのは、九州や大阪小笠原諸島には走光性
のある羽アリもいます。
だから、もし、夕方や夜に羽アリを見つけて、それがどうみても
シロアリの羽アリに似ていると思ったら業者や保健所に判別
してもらったほうがいいかもしれません。
ちなみに各地にいる家屋を加害するシロアリの種類は・・
- ヤマトシロアリ・・北海道をのぞいて日本全土(北限は
上砂川町)。走光性なし。群飛時期は昼間。 - イエシロアリ・・神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な
地域と南西諸島、小笠原諸島。千葉県。
走光性あり。群飛時期は6~7月の夕方~夜。 - ダイコクシロアリ・・奄美大島以南の南西諸島、小笠原
諸島。走光性あり。群飛時期5~8月の夕方~夜。 - アメリカカンザイシロアリ・・東京都江戸川区、神奈川県
葉山町、神戸市東灘区、和歌山県古粉河町、和歌山市
(今後、さらに各地で発見される可能性がある)。
走光性なし。群飛時期7~9月昼間。 - タイワンシロアリ・・沖縄本島以南。走光性あり。
群飛時期5~6月の夕方~夜。
以上は「防除施工士受験用テキスト」からの抜粋です。
でもシロアリについては未知のことも多いので今後、研究によって
情報は変わってくるかもしれません。参考程度に思ってくださいね。
(たとえば当地(新潟県)にはアメリカンザイシロアリは存在しない
ことになっていますが数年前に長岡市にいたという情報もあります)
・・ということでおしまいです。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様のお宅とは羽アリは無縁でありますように。
最後にもう一度、羽アリの区別の図解を載せておきますので
参考にしてくださいね。
でもシロアリについては未知のことも多いので今後、研究によって
情報は変わってくるかもしれません。参考程度に思ってくださいね。
(たとえば当地(新潟県)にはアメリカンザイシロアリは存在しない
ことになっていますが数年前に長岡市にいたという情報もあります)
・・ということでおしまいです。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様のお宅とは羽アリは無縁でありますように。
最後にもう一度、羽アリの区別の図解を載せておきますので
参考にしてくださいね。
<ジョーク>
ある男が言った。
「ぼくは結婚するまで、本当の幸せとは何なのか知らなかった。
分かったときには、もう手後れだった。」
今度観察してみます。
by 楽しく生きよう (2015-04-22 17:33)
以前「シロアリは目が見えないんですよ」とtoyoさんに教えていただいたのを思い出しましたが、羽アリは見えているんでしょうか?
走光性があるシロアリがいるってことは、きっと見えているんでしょうね?
同じ遺伝子を持ったシロアリの中で、役割によって身体が変化する。
それも目が見えたり見えなかったり・・・なんて、ホントに不思議な生き物ですよねぇ。
by heisei-yamada (2015-04-23 12:00)
楽しく生きよう 様
今の時期しか羽アリは発生しないので機会があったら、是非
観察してみてくださいね。
もっとも羽アリは出ないほうがいいですが(笑)
いつもお付き合いいただいて感謝します。
楽しく生きよう 様にいいことがありますように。
by toyo (2015-04-25 07:40)
yamada 様
コメント、ありがとうございます。
羽アリはトンボみたいに複眼なので見えていると思います。
>同じ遺伝子を持ったシロアリの中で、役割によって身体が変化する。・・・なんて、ホントに不思議な生き物
そうですよね。人間も年齢と共に脱皮したり、羽根が生えてきたり
したら・・なんて想像したら楽しいなあと思っています。誰か、そんなSF映画か幻想小説を作ってくれないかしら?
いつもお付き合いいただいて感謝します。
yamada 様にもどうかいいことがありますように。
by toyo (2015-04-25 07:47)