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猫と程よい距離感 [猫好き]


皆さん、こんにちは。

動物は猫でも犬でも鳥でも、熊だって可愛いですよね。
最近、熊さんが市街地に出没して騒ぎになっていますが
誤解を恐れずに言えば私は熊さんに同情します。

我が町でも熊さんを見かけたので注意しましょうという
回覧板が回ってきました。

でも、熊さんだって悪気があって出没しているわけじゃない。
それなりの事情があってのことでしょう。
なんとか共存できないかしらね。里山を復活させるとか。

いきなり脱線しまいました。
今日は猫の話・・といっても私の個人的な思いです。
ほぼ毎日、朝晩と餌を食べにくる猫ちゃんがいます。

RIMG9844.jpg RIMG9846.jpg

この子は警戒心がとても強い。3メートル圏内に私が近ずくと
カーッ!と私を威嚇してさっと逃げてしまう。
それでいいと私は思う。それぐらいの警戒心がなければ生き
てはいけないでしょうから。

美形ではないけど、物悲しい印象的な顔をしている。
たまに私が早く帰ってきた時に我が家の玄関前でゴロゴロ
ひっくり返ったり寛いでいるのを見かける。

私に気付くと慌てて逃げるけどなんだか嬉しくなってくる。
そうか、少しは我が家が気に入ってくれたみたいだね。
これも私には人生の「小確幸」。(村上春樹さんの造語で、
小さいけれど確かな幸せ・・の意味です)

前は友だちになりたい・・と思ったけど今はそう思わない。
感情移入したくないから。そして悲しい思いをしたくないから。
それはにゃんこで十分。

だから程よい距離感をたもって付き合いたいと思う。
いずれ、さよならの時が確実にくるんだし・・。
会うは別れの始まり・・それが人生だものね。

RIMG0086.jpg

あ、そういえば若い頃、「透明な関係」に憧れたなあ。
透明な関係とは私が勝手に思っている関係で、説明すれば、
う~ん、例えば、2~3年会わなくても、再会したとき「まるで
昨日別れたばかり」みたいに自然になれる関係というか。

どちらかが困った状況になったら全力で応援して、しかし、
その応援することに義理人情はいっせつ負わせない関係・・
といいますか。一般的には義理人情に厚い・・とか、それは
美徳みたいに思われているけど違うと思う。

だって「俺がお前にこれだけのことをしてやったんだから、
今度はお前が俺にお返しをするべきだ」というように「恩を
売る」のが義理人情でしょ。そんなの大嫌い。恩は強要する
べきでもされるべきでもないと思う。違うかしらん?

RIMG0085 (2).jpg

私は私の好きな人が困っていたら全力で応援します。そして、
その見返りをもらおうなんてちっとも思わない。だって、ほんとは
「自分のために応援している」のが真相だと思うから。
「あいつのために・・」なんてのはウソだと思う。

ボランティアも同じ。もし、「私は心底、困っている人のために
やっている。誓って私欲はない・・」なんて言う人がいたらそれは
欺瞞。あるいは欺瞞であることに気付いていない。

そういう人に限って、自分の思うように相手が反応(感謝)して
くれないと、裏切られた!なんて騒ぎ出すんだよね。私欲がない
なんて大嘘でしょ。だから、自分自身を騙しているのに気づかない
んだと思う。

実は私もそういう人でした。あいつめ!恩を仇で返しやがって!
くそ!裏切られた!腹がたつ!・・・なんて騒いでいました(笑)
でも、自分の善意の陰にしっかりと私欲を見つけて唖然としました。
だからエラソーなことは言えないんですけど。

だからと言って、人助けが悪いというんじゃない。いや、これは
いい悪いの問題じゃない気がする。悲しいかな、人間はそのように
作られているんだと思う。

ブッダ的には・・「生きているものすべてが、自分のことしか愛
せない、また理解できないような構造になっているだけのこと。
鳥が、飛べないと魚を批判することも、魚が、泳げないと鳥を批判
することも無意味なのです」と、スマナサーラ長老は書いています。

う~ん、だから私は「透明な関係」に憧れるのかしら。

この猫ちゃんともそういう「透明な関係」でありたいと思う。
だから「程よいクールな距離感」でいいと思っています。

・・とはいってもできるかしらん?(笑)ほんとは自信がない。

RIMG0087 (2).jpg 
バイバイ、また明日、おいで。

勝手なことを書きました。
「透明な関係」なんて意味不明ですよね。私の理想とする「透明な関係」
の具体例は「冒険者たち」という昔の仏映画で見事に表現されていると
一方的に思っています。

この映画、大好きです。3人の関係が私的にはまさに「透明な関係」。
でも、所詮、現実にはあり得ない関係かもしれませんね。
皆様はどう思われるかしら?



最後まで勝手な駄文にお付き合いいただいて感謝します。

どうか皆様の毎日に「小確幸」がたくさんありますように。
そして生きとし生けるものが幸せでありますように。


 <ジョーク> 

片方のヘビが、もう1匹のヘビにこう聞いた。

 「なぁ、俺たち毒ヘビだよな?」

 「それがどうかしたか?」

 「いやぁ舌かんじゃって・・・」


 
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