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イタリアの強盗団 [イタリア紀行]


皆さん、こんにちは。

先日、知り合いのTさんからイタリアで強盗にあった話は
まだですか、と聞かれたので、うまく書けるか自信はない
のですが頑張って書いてみます。

ほんとは自信がないので、ウニャムニャにしておけば・・
第一、作家じゃあるまいし誰も期待なんかしているわけ
ないと密かに忘れてくれることを願っていたのですが・・(笑)
IMG_5920.jpg

それはフィレンツェの街が一望に見渡せるミケランジェロ広場
という小高い公園?で休憩したときに起こりました。
(ミケランジェロ広場とは、その広場の中央にミケランジェロの
ダビデ像のレプリカが置いてあるからみたい)

IMG_5910.jpg
(反対側は緑の小高い小山みたいになっています)

で、私たちは20分くらい各自、散策したり土産物店を物色
したり、フィレンツェの街並み写真を撮ったりしてからバスに
戻りました。

私は車内で撮った写真などを下を向いて確認したりしていた
のですが・・

イタリア 001.jpg
(こんな感じの広場でした。実際はもっと広いんですが・・)

そのときバスの中が一瞬、騒然とした雰囲気になりました。
一体、何事が起ったのか?!
頭をあげて運転席の前を見たときの光景がこれです。

イタリア2 001.jpg

(あー!あぶない!引きずられて、ケガをするかも!) 

運転手さん(イタリア人の30代くらいの素敵な男性)が
走り去ろうとする車の後部ドアを捕まえて必死で止めよう
としています。な、何が起こっている!?

車の中には数人の男が乗っていたようです。
突然、車の中からバッグが路上に投げ捨てられました。
そして、運転手さんの頑張りもむなしく車は振り切って、
猛スピードで走り去っていきました。
(後で、このバッグは空でした)

数秒の出来事でした。ハリウッド映画の追撃シーンを見て
いるような・・というか、一体、何が起こっているのか?
瞬時には理解できませんでした。

そういえば、バスが路肩に泊まった時に丘側の狭い道に
紺色の車が止まっていたのを思い出しました。
あんな狭い下り坂の途中で止まっているなんて不自然な
気もしましたが・・まさか強盗団が待機していたとは。

IMG_6641.jpg
(トレビの泉、だったかしら?)

後で聞いた状況はというと・・。
私たちが広場で散歩している間に例の紺色の車がバスの前
に来て、中から降りてきた男がバスの運転手に話があるから
バスの外の後部にくるように指示したといいます。

ふつうなら運転手さんもその男を怪しんだのでしょうが、男は
「警官の制服のみたいな服装」をしていたので指示に従った
そうです。
次に添乗員(日本からの女性添乗員20代)もバスの後部に
くるように指示されたそうです。それでバスの前部の席は空に
なった。これが狙いだったんですね。

そのときに別の男があっという間にバスの中に侵入してきて
運転手さんと添乗員のバッグを盗んだのです。
ヘンな男がバスの運転席に入ってきた瞬間を家内は見たそう
です。あれぇ~??誰?と思ったときは遅かった。

IMG_6662.jpg
(たしかスペイン広場の傍だったような?観光客でいっぱい)

被害は運転手さんの私物のバッグと、添乗員さんのPCと私物
の入ったバッグ。添乗員さんのバッグには財布とパスポートも
入っていたのでこれが一番の被害ですね。

運転手さんも足にケガをしましたが幸い軽かったらしいです。
私達には被害はありませんでしたが添乗員の女性と運転手は
すぐに警察へ。翌日は一日かかって警察署と大使館への手続き
で大変だったらしいです。(私たちは別の運転手さんと案内人で
支障なく旅を続けられましたが)

警察署の話では「警官の制服?を着た強盗団は初めて」なので
逮捕は難しい・・と言っていたようです。悔しいけど泣き寝入り
になりそうです。う~ん、制服姿とは新手の強盗らしいですね。

IMG_6644.jpg
(映画「ローマの休日」で女王様がアイスを買った店だそうです。
今は靴屋さん?だったかな) 

しかし、海外で盗まれて一番困るのはパスポートですね。
お金はカードでなんとかなってもパスポートはすぐにはどうに
もならない。現地の大使館通いになっちゃうんでしょうね。

そういえば別の旅行で、パスポートを盗まれると困るので
一時的に全員のパスポートを私が預かります・・と添乗員さん
が回収したことがありますが、もし全員のパスポートが入った
バッグを盗まれたら・・と想像すると、とても厄介なことになり
そうです。

後で聞いた話ですが、添乗員さんは日本に帰るためだけの
片道の書類をつくってもらえたようですが、それだって何度も
日本の実家に電話して、住民票やらをFAXで送ってもらったり
で、運よく実家に両親が在宅していたので良かったけど、もし、
すぐに日本の両親と連絡が取れなかったら数日は向こうに
いることになっていたかもしれませんね。どうなんだろう?

しかし、海外でパスポートを盗まれるとほんとに超厄介なんだ
なあ~と思いました。今までは他人事と思っていたけど。
(まあ、今回も他人事は他人事ですけれど・・)

IMG_6654.jpg
(スペイン広場です。あいにく階段の工事中で入れませんでした)

ついでに・・
スペイン広場ではスリがうようよいるから注意してと現地案内人
に何度もしつっこく言われました。スペイン広場では「自分以外は
みんなスリ、と思え」・・って、ほんとかな?ほんとみたいです。

特に最近のスリは可愛い女の子もいるそうです。一人が話しかけ
てきて、見とれているとその隙にもう一人が盗っちゃうそうです。

「ああ、今、あっちに歩いてる二人組の女の子、あれは泥棒です!」
・・と現地案内人が指さしたけど人込みでわかりませんでした。
可愛い子にはくれぐれも注意しましょう・・って、言われてもねえ(笑)

IMG_6688.jpg
(女性の職人さんらしいのが階段を磨いて?いました。
女性の土工さん?珍しいですね)


駄文に最後までお付き合いいただいて感謝します。
やっぱりうまく書けませんでした。スケッチもへたくそだし。
大目に見てくださいね。失礼しました。

皆様にいいことがたくさんありますように。
そしてどうか生きとし生けるものが幸せでありますように。

 


ジョーク

「僕のおじさん、やっと安らかに眠れる」

「おじさん死んだの?知らなかった」

「死んだのはおばさんだよ」



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松葉屋らっきょ

たぶん「知り合いのT」です。toyoさん、先日の献血手伝いお疲れ様でした。年2回のあの献血に参加しておりますが、toyoさんの拝顔も楽しみにしていってします。その際、無理やり旅行記続きのリクエストしたようで、お手数をおかけしてすいませんでした。本当に書いてくれるとは思いませんでした。しかし大変なめに会いましたね。そして、無事帰国できてよかったですね。難しい状況を、挿絵つきでわかりやすく説明していただきました。ありがとうございました。頭がよい人はたくさんいます。でも、もっとひとの役に立つことに、よい頭をつかってくれればよいと思います。小生小心で、トラブルが怖くて海外には行きたくありません。国内で、温泉旅行のほうが好きです。
by 松葉屋らっきょ (2016-11-30 07:50) 

heisei-yamada

toyoさんのイラストは初めて拝見しましたが、さすがにお上手ですねぇ。
「現場の緊迫感」なんて普通の人は表現できないけど、ちゃんと伝わってきます。
もし、toyoさんが若いころの夢を実現されていたら・・・なんて想像しちゃいますけど、そしたら私はtoyoさんと出会えなかったと思うので、シロアリ屋さんでいてもらえてヨカッタです(笑)。

by heisei-yamada (2016-12-01 09:27) 

toyo

松葉屋らっきょ様

へたくそな記事ですみません。大目に見てくださいね。
ほんとに悪知恵じゃなくてその知恵をもっといいことに
使ってほしいですね。スリとか泥棒も何も生産的じゃない
行為だし・・でも、そういう人はどこに行っても人類の一定
の割合はいるんだろうな、という気がします。
逆に超天才も時代が変わっても一定の割合でいるようだ
・・という話を聞いたことがあります。そうなんでしょうかね。
どっちにしろ鈍才の私には関係ない話ですが。

コメントを感謝します。なんとか書けてちょっとホッとしました(笑)
あ、献血もありがとうございました。ほんとに助かっています。
どうか、らっきょ、いやT様にいいことがありますように。




by toyo (2016-12-04 12:29) 

toyo

heisei-yamada様

いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
う、、むむ・・、イラストなんて言えるものじゃないですよ。
ただの落書きです。ほんとに・・。

実はイラストを描こうと思って、自分のスタイルが曖昧な
ことを思い知らされて・・内心、落ち込んで、仕方ないので、
もういいやという気分で書きなぐったのが実情なんです。
下手馬にさえなっていないのは自分でよーくわかっています(笑)いや、ほんとです。
でも、優しくフォローしていただいて感謝しています。
ほんとにありがとうございます。
どうかyamada様にいいことがありますように。

by toyo (2016-12-04 12:45) 

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