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竹炭についてのお詫び。 [炭]

みなさん、こんにちは。

今日はお詫びです。
というのは最近、わが町の竹炭の問い合わせを何件か
頂いているのですが、せっかく注文をいただいても対応
できないんです。

その理由は一言で言うと、組合員のメンバーの高齢化が
すすんで人手不足なんです。実際に炭焼きに従事した
経験のある方ならご存知と思いますが「炭焼き作業」って
けっこう重労働なんですよね。

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コンピューターで自動管理できるような設備は私たちには
ないんです。竹を切って、枝落としをして、機械で裁断して
それから竹割機で破砕して、更に竹の内側の節?の部分
をナタで削ぎ落として、犠牲材も作って・・・まあ、釜に入れる
前の原料をつくるまでたくさんの工程があります。

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更にそれを釜に入れて、火を付けてからの温度管理も一日
朝昼晩と3回の通わないとダメなんです。つまり、一旦火を
つけたら3~4日は個人的な用事はできないというか制約
されます。

それから十分に「練らし」をしてから取り出すわけですが、
取り出してからの工程も粉砕機にかけて大まかに粉砕して
から、更に別の機械で粗挽き・中挽き・粉炭に分けるとか
いろんな作業があります。

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・・というようなことを書いても仕方ないですが、とにかく人手
の要る作業がほとんどです。ところが、メンバーも高齢化が
進んで徐々に減ってきています。

それで、先日は私も(せめて前から頼まれている敷炭分だけ
でも欲しかったので)お手伝いに行ってきました。数ヵ月待って
いただいてる地元のお客様の分を確保するためです。

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だから、現状では全国各地にお送りする分は用意も難しい
のです。せっかく、炭に興味を持っていただいてもすぐに
対応できなくてほんとにお詫びするしかないんです。

それで、(こうなることはわかっていたので)私なりにいいと
思う炭をアマゾンで調べてはこのブログのサイドに貼り付け
てみました。参考にしてくださいね。

で、「敷炭」のための炭の条件としてはみっつあります。

  1. 炭化温度が800℃以上であること。
    (アルカリ質の炭でないと腐朽菌を殺せないからです)

  2. できれば1センチ以内に粉砕した炭であること。
    (内部表面積を広げて炭の力を最大限に引き出すためです)

  3. 竹炭でなくても木炭でもいいこと。但し、木炭の場合は
    竹炭の3倍くらいの「量」が必要なこと。

    (炭の性質は材料よりも炭化温度如何で決まるからです)

あと、敷炭の必要量ですが、1坪あたり竹炭で約10・5Kg~20Kg。
木炭の場合は40Kg~50Kgです。価格的には竹炭も木炭も大きな
差はないと思います。ただ、竹炭は木炭にくらべて少ない量でもいい
ので施工性が楽・・とは言えると思います。
厳密にこのとおりの量でなくてもいいですが目安にしてくださいね。

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ということで問い合わせをいただいたみなさん、ほんとに
ごめんなさい。どうかご了承いただきたいと思います。

なんとか新メンバーを確保、補充したいとは思っているの
ですが・・・。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆さんにいいことがありますように。



ジョーク
主はノアにのたもうた;
「半年のうちに大洪水にすることにしたぞ。結果、地球全体が水で覆われ、
 邪悪な者は全て滅び去るのじゃ。とはいえ、一握りの善良な者たちと
 地球上の生き物各一対は救済したいものだ。オヌシ、箱舟の建造にとり
 かかれ」

命令が終わると稲妻が神様作製の仕様書を送り届ける。
恐れおののき、設計書を掴みそこなうヘマをやりながらノアは服従する;
「わかりました。仰せの通りにいたします。」 
【ここまではご存知の方も多いだろう】

主の怒声が響く;
「ノア!命じた箱舟はどうしたのじゃ?」稲光がノアのすぐそばで炸裂した。

ノアの弁明;
「主よ、お許しくだされ!精一杯やってみたのですが、厄介な問題がある
 のです。 まず、箱舟建造にあたり行政の建造許可書を取得しなければ
 なりませんが、主の計画書は規定コードから外れているのです。
 となると、エンジニアを雇ってプランのやり直しをしなければなりません。
 スプリンクラーシステムを組み入れるかどうかでエンジニアとは長々と
 議論を交わしましたが徒労とはこのことです。」

「近隣住民が反対しています。当方の裏庭で箱舟を作ることは地区別規制
 条例に違反していると難癖をつけてきます。そんなわけで、市の計画局
 から例外措置認可を取得しなければならなかったのです。」

「それで済んだわけではありません。箱舟を建造するのに十分な木材を
 調達するというのも一筋縄ではいかないのです。フクロウの棲家を保護
 するために木はやたらなことでは切れません。環境保護主義者や野生動物
 保護局を相手に、フクロウを保護するためにこそ木が要るのだと説得努力
 を重ねました。ダメなのですねぇ、そのうえフクロウを捕獲しようものなら
 えらいことです。フクロウは諦めてください。」

「次に、動物を集め始めたところ、各種たったの二匹をしょっ引くのさえ
 動物の権利をとやかく言うグループから訴訟を起こされる始末です。」

「その訴訟が却下されたと思いきや、環境保護庁が通告を出してきました。 
 主が提案された洪水について環境に及ぼす影響に関する項目を全て網羅し
 尽くすことなしに箱舟を完成する許可を出すわけにはいかないと言うのです。 
 至高の存在を管轄する権限など彼らにはないと言ったところで剣もほろろの
 態度です。次いで、エンジニア団体は洪水プランの地図を要求してきました。 
 地球儀を送りつけてやりましたよ!」

「今尚、未解決の問題に取り組んでいるところです。雇用機会均等委員会は
 マイノリティを何人雇うべきだと難癖をつけてきました。国外逃亡しようと
 しているとして国税庁は私の財産を差し押さえました。ある種の使用税が
 未払いだと州からの通知を受けたばかりです。実際のところ、5年以内に
 箱舟を完成させるのは無理でしょうね。」

これだけ御託を並べられてはしょうがない、空は澄み渡り、お日様が出てき、
虹がかかる。ノアは天を仰ぎ笑みを漏らした。ノアの望みがかなったのだろうか?

「主よ、この世を滅ぼす計画は中止ですよね?」

主の御声;
「そうだな。アメリカ型民主主義がすでに世界を滅ぼしておるわい。」



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