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死んだ蟻道と生きてる蟻道 [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

今日の予約工事が終わってから、そのお隣のお宅の調査を
頼まれていました。

今日は暑かったので、予約工事が終わる頃はクタクタでした。
だから本音を言うと、お隣にはシロアリがいて欲しくなかった。
汗だくで気持ち悪かったので早く家に帰ってシャワーを浴びた
かった。

でも、約束ですから疲れた体をひきずって、お隣の床下に
潜りました。そしたら、すぐに蟻道発見。う~ん。
それが下の写真です。
111.jpg

で、土台を突っついたら、まだなんともありませんでした。
蟻道を壊してもシロアリの姿はありません。
あー、これは「死んだ蟻道」かも。
112.jpg

「死んだ蟻道」とは私が勝手にそう呼んでいるだけで、つまり、
過去にシロアリはいたけど現在は使用していない蟻道のこと
です。

で、その奥に這っていくと残材がありました。
こういう残材にはよくシロアリがいます。でも・・
115.jpg
壊してもシロアリの姿はありませんでした。
シロアリの齧った跡はありましたが。
これも「死んだ残材」?みたい。ヘンな言い方ですが。

私は、たぶん、このお宅には「過去にはシロアリがいたよう
だけど現在はいないようだ」・・と思いました。
というか、いないで欲しい・・そしたら早く帰ってシャワーを
浴びれるもん・・とか思っていました。

おいおい、シロアリよりもシャワーかよ!商売っ気ないなあ~
・・って言われそうですが。
(不謹慎ですね。だって、暑くて汗でベトベトで土や砂も下着に
入り込んでいましたので))

で、まあ、一応、他の部屋も見ないとなあ・・と思って進んで
行ったら、う~ん、また蟻道発見。
でも、たぶん、またこれも「死んだ蟻道」でしょ。
120.jpg

念のため、蟻道をこわしたら・・あらら・・
124.jpg
今度は「生きてる蟻道」でした。
ちょっとわかりにくいですが数十匹のシロアリがいました。

で、ひょいと横を見たら・・あーっ、また蟻道が今度は2本
見えます。
う~ん、もしかして思ったよりシロアリがいるのかも・・。
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これは床板まで達しています。畳もやられているかも。
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大引きはどんな状態だろう?とドライバーを刺してみたら。
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う~ん、大分、空洞化しています。シロアリもいました。
参ったなあ~、シャワーが・・遠くなってゆく。

もう一本の蟻道はどうだろう?
141.jpg

壊したらぞろぞろとシロアリがこぼれてきました。
完全に「生きている蟻道」です。
あ、これはかなりいるなあ~。
140.jpg

大引を突っついたら・・う~ん、スカスカになっていました。
145.jpg

結局「死んだ蟻道」は初めだけで、他の蟻道はみんな
生きていました。大引きも取り替えたほうがよさそうです。

お客様にどう説明しよう。あまり、ショックを与えてもなあ~。
でも、事実は伝えておかないと。

というわけで撮った写真を見せて淡々と説明だけしました。
お客様はかなりのショックだったようです。
う~ん、私も参った。すぐにシャワーは無理みたい。
(まだ、シャワーかよ・・ぶつぶつ)

とりあえず紹介いただいた会社に事実だけ報告しておか
ないと。お客様の落胆ぶりをみて私も心が痛みました。

シロアリがいるということは特別なことですか?
・・と聞かれましたが、そうではないんです。
「日本の家屋はシロアリの巣の上に建っている」というコピー
がありましたがそれは事実だと思います。

これは脅しではなく、ほんとにそうです。試したかったら木の
杭を庭に刺して数ヵ月後に抜いてみてくださいね。そこに
高確率でシロアリが付いているはずです。

シロアリはどこにでもいます。
ただ、家屋に侵入してくる場合とそうでない場合があるだけ。
これはもう「運・不運」としかいいようがない、と思っています。

というわけでおしまいです。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。


(今日のジョークは過去に紹介したことがあります。
 ストックがなくなったので再使用のご容赦を)

ジョーク

幸運のカエル

ある日曜の午後。わたしが,いつものゴルフ場の第二ホールでプレーしている
最中のことだった。緑色の大きなカエルに出会ったのは。カエルはこんな風に
鳴いていた。
「ケロケロ。ナインアイアン」
わたしは,冗談気分でナインアイアンを選んだ。
──
その結果は,バーディ!
わたしは,カエルを見つめた。カエルはそしらぬ顔で「ケロケロ。ラッキー。
ラッキー」と鳴き続けている。わたしは,半信半疑の気分でカエルを掌に乗せて,
次のホールへ向かったのである。

「ケロケロ。スリーウッド」
──
なんと,ホールインワンだった。
その日,わたしは,神懸かり的なスコアーで,生涯最高のゴルフを楽しんだの
である。


二日後。
わたしは,会社を無理矢理休んで,ラス・ヴェガスにいた。もちろん,例のカエルも
いっしょだ。
「ケロケロ。ルーレット」
さっそく,カエルの指示にしたがって,わたしはルーレットのテーブルに座ったので
ある。
「ケロケロ。クロの6」
それは,100万分の1の確率である。しかし,わたしはカエルを信じて,有り金
全てをチップに変えると黒の6に賭けた。結果は,大当たり。

チップの山が,テーブルの向こうから押し寄せてきた・・・

その晩。
わたしは,ラス・ヴェガスのホテルの一番高い部屋に泊まっていた。
「ありがとう」わたしは,神妙な面持ちでベッドの上に座っているカエルに頭を
下げた。「何とお礼を言ったらいいものか...」

すると,カエルはこう鳴いたのである。
「ケロケロ。キス。キス」
もちろん,いくらなんだって,カエルとキスするなんて趣味じゃない・・・しかし,
相手は大恩ある不思議なカエルである。わたしは,ひざまづいてカエルにキスした。

一瞬,眩しい光がカエルを包み込み,やがてカエルは,美しい16歳の美少女に
変身したのだった。


「・・・というわけで,あの少女がわたしの部屋にいたのです。判事閣下」



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