経年劣化。 [シロアリ]
みなさん、こんにちは。
すっかり更新が滞ってしまって申し訳ない気持ちです。
個人的事情で、今しばらくは不定期な更新になりそう
です。
それなのに閲覧数がそんなに落ちていないのには
少しびっくり、というか戸惑っています。
見限られて当然なのに・・感謝しています。
で、冬場はシロアリも休眠していますから最近の調査
はネズミかハクビシンがほとんどです。
ネズミくんは外に食べ物がないせいか冬場は家屋に
よく侵入してきます。悪気は無いんでしょうが生きる
ためには仕方がないんでしょうね。
ただね、配管や配線さえ齧ってくれなければ共存したい
けど無理っぽいですね。歯が伸びるから硬いものを
齧らなければというネズミ側の事情もあるんでしょうが。
ネズミ駆除の様子の写真を紹介しようかな?と思いまし
たが止めましょう。ネズミの死骸写真なんて見たくもない
ですよね。
それで、先日のシロアリの床下調査の写真を紹介します。
といっても被害は全くなかったので・・う~ん、困った。
参考にならないなあ。ま、いいか。
(とても良い状態です。手前右のモワモワしたのは実は
ネズミの白骨死骸の毛です。死骸は回収したけど毛だけ
残ってしまった)
調査依頼の理由は「畳にヘタリを感じるのでもしかして
シロアリのせい?」ということでした。
で、床下にもぐったらまったく異常なし。
かなり古い在来工法の家でした。布基礎もなくて吹き抜け
に近い造りの床下でした。簡単にいうと神社仏閣の床下
に近いといいますか。
(通気がいいのがわかりますね)
だから通気は抜群なんですよね。従ってカビ臭もまったく
しませんでした。こういう造りの床下はシロアリにとっては
生息しづらい。
(床板の裏側もほとんど腐朽菌は付いていません)
土台や大引も異常なし。腐朽菌もほとんどない。
じゃあ、畳のヘタリの原因はなにかといえば「経年劣化」
でした。築50年以上は経っているようです。
特に垂木(たるき)が少し弱っているのが、ヘタリの直接の
原因です。また、垂木と垂木の間隔がすこし大きいのも
原因だと思います。
(垂木の間隔がもう少し狭ければヘタリも起こっていな
かったかも・・)
経年劣化は仕方ないですね。垂木を補強すれば簡単に
直ります。
まあ、直さなくても床が抜ける心配は当分ありません。
個人的には床下が吹き抜けの造りはシロアリにはとっても
強いと思います。あ、でも今は基準法では耐震上はダメ
なのかな?
シロアリに強くて腐朽も少ない昔の造りのいい点を新しい
住宅にも取り入れて生かせないのかなあ~とか思いました。
(大引は超頑丈そうですね)
在来工法はたしかに冬場はすきま風が入って寒いとは
思うけど、その点は断熱材を適切に使えば充分、対応
できる気がします。
そんなことを思いながらの調査でした。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがたくさんありますように。
(岩合光昭の世界ネコ歩き・・を夢中で見るミーコ・笑)
<ジョーク>
アメリカ人のある宣教師が布教活動のためにアフリカの
奥地に行った。ある村で村人を集めて説教を行った。
「あなた方は皆、神の子です」
「ムバンガ!」
村人達がいっせいに叫んだ。
「神の前には白人も黒人もないのです」
「ムバンガ!」
「あなた方がキリスト教に改宗すれば、アメリカ政府は
あらゆる援助をおしまないでしょう!」
「ムバンガ!」
「ちゃんとした家を建て、道路も整備し、橋もつくるのです!」
「ムバンガ!」
「あなた方をキリストの子として扱い、文明的な生活を
させることを約束します!」
「ム バ ン ガ !」
宣教師が一言いうごとに『ムバンガ』の大合唱。
説教を終えた時、宣教師は非常に感激していた。
自分の説教がこれほど熱狂的に 受け入れられるとは
予想していなかったからだ。
気をよくした彼は、酋長にお礼を言って次の村への道を
尋ねた。 酋長が説明した。
「ここをまっすぐ行くとたくさんの牛が放牧されてますだ。
その群れを突っ 切って、しばらく歩くと次の村につきますだ」
宣教師が歩き出すと、酋長が声をかけてきた。
「牛の『ムバンガ』だらけだから注意して行きなされやー」