玄関とシロアリ [シロアリ]
みなさん、こんにちは。
今日のタイトルにした「玄関とシロアリ」については
前にも同じような記事を書いたような気がします。
まあ、でも、これからも玄関のシロアリ被害については
増えることはあっても減ることはないような気がします。
おそらく、防除士のみなさんなら玄関の被害と遭遇する
ことは多いんじゃないかしら?
(前にも紹介した写真です)
昔はシロアリといえば、ほとんどが浴室から羽アリが
発生して気づくことが多かったと思います。
でも、近年はユニットバスの普及で浴室から羽アリが
発生することは激減しました。
で、その変わりというわけではないでしょうが玄関から
羽アリが発生することは多いようです。というか昔も今も
実は玄関はシロアリ被害にあいやすい場所です。
その理由は「造り」が原因ですが、まあ、実際の被害
写真を見てくださいね。
上り框(かまち)の左角が被害箇所です。
見た目はなんともないように見えますね。
指で押してみると凹みます。写真ではわかりにくいですね。
実はこの上がり框の内部は空洞化しています。
これは上り框の取り換えの工事の様子です。
アップです。框を外した状態です。
実はこの工事ってやりにくくて大工さんも大変なんですよね。
〇〇大工さん、お疲れ様でした。
やりにくいのは、このようにクロス壁とのかねあいというか、
構造上、作業には細心の注意が必要だからです。
シロアリに食べられた残材です。
これは玄関の上り框近くにモノを置いていたら
いつの間にか食べられていた事例です。
モノを移動して初めて気が付いたそうです。
やっぱり上り框周辺ですね。
ここも補修はとても厄介な場所です。大工さん泣かせの
被害ですね。
じゃあ、なぜこういう被害が起こるのか?については
構造を図解しないとわかりにくいですね。
(玄関の断面図です。隙間が何か所かあります。狭い
隙間が大好きなシロアリにとってはうれしい造りです)
う~ん、この図じゃあわかりにくいですね。
じゃあ、前にも使ったこの写真ならどうでしょう?
リフォーム途中の写真です。
矢印に隙間があります。こういう狭い隙間がシロアリは
大好きなので浸入されやすいんですよね。
あー、でもこれもわかりにくいかも。
玄関はデザインがいろいろ違うので・・ぶつぶつ。
イメージだけでもつかめたらいいんですが・・ぶつぶつ。
とにかく、時々、柱の下部や上り框を押してみて凹みが
ないかチェックしましょうね。目視だけでは被害はわか
りにくいですから。参考にしてください。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがたくさんありますように。
<ジョーク>
少女が警察に訴えてきた。暴行を受けたと言う。
電話口に出た警官;
「それはいつでしたか?」
少女;「先週よ。」
警官;「何で今ごろ言ってくるの?」
少女;「貰った小切手が不渡りで銀行から戻って来る
まで暴行だったとは思わなかったのよ。」