う~ん、 [シロアリ]
みなさん、こんにちは。
今日の調査である意味のショックを受けてしまいました。
そのショックの内容がうまくいえない。
何だろう?このショックは?
なあ~んていっても意味不明ですよね。ごめんなさい。
とにかく調査で撮った写真を見てくださいね。
みなさんはどう思われるかしら?
まず、脱衣場の下です。妙な銅板が大引きに張り付けてあり
ますね。右には耐震金具が取り付けてあります。
昔、銅板の同イオンがシロアリ予防に有効とかいう根拠が
不明確な噂が流れたことがありますが・・。
ジャッキ式束も取り付けてあります。
耐震金具です。
これも耐震金具。
それから床下換気扇もすべての通気口に取り付けられていました。
大引きと束柱には耐震金具、あるいはジャッキ式束柱。
あげくの果ては・・
本来は基礎に付けるべき床下換気扇が部屋の中央に・・おいおい。
また廊下の奥には攪拌用換気扇が設置されていました。
で、土壌の上にはシートが張ってありその上に床下調湿剤が
撒かれていました。
試しに防湿シートを少し剥がしてみたら・・
あらら、防湿シートの下にも別種類の調湿剤が撒かれて湿って
いました。たぶん、初回に別の業者が撒いたものと思われます。
さらに土壌の状態をよく見ると・・
土壌から蒸発してくる水分が滞留しています。
小さな虫もいました。
さて、どう判断したものだろう?
床下換気扇、耐震金具、ジャッキ式束柱、銅板、防湿シート
に床下調湿剤・・これらがこれでもかというくらい取り付けて
ありました。
ざっと見積もるとおそらく200万円以上でしょう。
もしかしたら300万円くらいかもしれない。ぼったくりと言え
なくもない。悪徳業者の臭いがする。
でも、今現在はシロアリの兆候もないし湿気もない。
良好な状態です。お客様が納得していたなら何も問題は
ないじゃん・・と考えることもできる。
う~ん、でもね、ここまで床下にお金をかければ問題ない
のが当たり前でしょう。果たしてそこまでする必要があった
のかしら?
工事前の床下の状態がわからないので断定的なことは
言えません。それに当時のお客様が200万でも300万でも
納得されたのなら私がとやかく言う権利はないですね。
重箱の隅をつつくようなことを・・と思われるかもしれないけど、
あと気になるのは「滞留した水分」がどうなるかということ。
というのは防湿シートの下から将来、シロアリが上って
くる可能性があるということです。このように・・。
(これは前にも紹介した写真です)
防湿シートはたしかに湿気対策としては効果があります。
これは良い点です。
でも、土壌の呼吸を殺します(土壌中の有用な微生物を
殺す・・という意味です)これは私的には抵抗があります。
だから、基本的には防湿シートを敷くのには反対です。
また上記の写真のように、いずれ破たんするとシロアリが
登ってくることもあります。
でも、でも、現実的に半端じゃない強い湿気で困っている
人もいます。すると無下に反対できなくなってしまう。
参ったなあ~というのが本音です。
有用菌も生かして湿気もなくしてシロアリを阻止する方法。
そういう方法がないかと考えると結局、昔の吹き抜けの
床下(神社仏閣のような)に行きついてしまう。
あるいは防湿シートを敷く前に土壌消毒(シロアリ予防)を
してからシートを敷く方法。この場合はシロアリ予防=土壌
汚染になりますが湿気を遮断するには仕方ない・・と割り切
るという考え方もある。
私的には嫌ですが・・まあ、やむを得ない気もする。
現実的に考えれば効果的なのは事実ですから。
あちらを立てればこちらが立たず・・ですね。
なんだか支離滅裂な文章になってしまった。要は土を殺す
ことに賛成か反対かということだと思う。
反対の立場の私はおかしいのかな?
あんた、シロアリ防除って所詮、土壌汚染でしょ?あんた
だって今まで土壌汚染の作業をいっぱいしてきたでしょ?
・・と言われれば、ぐうの音も出ない・・ぶつぶつ。
最後まで妙な文章にお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。
<ジョーク>
ある大金持ちがホテルへ行き、一番安い部屋を予約した。
すると支配人に、
「息子さんはいつも最高級の部屋にお泊まりになりますが」
と言われたが、大金持ちは一言、
「ああ、彼には大金持ちの親父がいるからな。だが私には
いないんだ」