SSブログ

今年、最初の床下調査 [腐朽菌]


みなさん、こんにちは。

いろいろあってすっかり更新できずにいました。

時間がなかったわけじゃないのにコメントへのお礼
もしていなくて焦りの気持ちもあるのに意識がブログ
に向かわなかった・・のが正直な気持ちです。

で、こういうときはどうしたらいいんだろう?
そういえば村上春樹さんの「村上朝日堂・はいほー!」
に「チャンドラー方式」というのがあったような。

レイモンド・チャンドラーさんは小説を書くコツと
して、気分や気持ちがどうであろうと、とにかく
デスクを決める。そして、一日のうち決めた時間は
とにかくそこに座る。で、2時間なりじっとしている。

そして、何もせずにただぼぉとしている。そのかわり
他のことをしてはいけない。本を読んだり、雑誌を
めくったり、絵を描いたり、猫と遊んだり、誰かと話
をしてはいけない・・

つまり、書くのと同じ集中的な態度を維持しろ。
そうすればまた必ず文章が書けるサイクルがまわって
くる。これがチャンドラー方式だそうです。

あはは、たたがブログが書けないぐらいでなんと大げ
さな、と自分で自分を笑ってしまう。

う~ん、私にはサイクルがまわってきそうもないので
今年最初の調査と施工の記事でも書きましょう。
参考になったら幸いです。

RIMG5918.jpg
某業者に床下換気扇の設置+全床下の予防を勧めら
れている住宅の再調査の依頼でした。

RIMG5919.jpg
う~ん、たしかに「根がらみ」が腐朽していますね。

RIMG5922.jpg

RIMG5923.jpg
たしかに良い状態とはいえないな。
でも、この隣の部屋は・・下の写真を見てね。
RIMG5928.jpg

RIMG5931.jpg
とても良い状態ですね。(束柱の下部の茶色いのは腐朽ではなく
防腐剤を塗った跡です)

RIMG5930.jpg
同じ家なのに部屋によってなぜこうも違うんだろう?
原因は中基礎の位置や地下水などいろいろ考えられます。

で、対策として私がとった方法は・・
RIMG5985.jpg
まず、芯まで腐朽菌が及んでいる「根がらみ」は撤去しました。
それによって強度に問題はありません。

で、次は腐朽菌を薬剤を吹き付けてそぎ落とす。
RIMG5993.jpg
ビフォー。

RIMG5996.jpg
アフターです。新品みたいになったでしょ。

同じくビフォー。
RIMG6001.jpg

RIMG6002.jpg
アフター。
これでしばらくは大丈夫。

吹き付けた薬剤は安全性の高いシロアリ防除剤です。
専門の防腐剤のほうが効果はありますが毒性も強いので
避けました。シロアリ防除剤は防腐剤ではないけど防腐
効果もあります。こっちのほうがご家族には安全と判断
しました。

というわけで、部分予防というか、とりあえずはこれで
十分のはず。売り上げ的には床下換気扇の設置+全部
の床下予防がはるかに儲かるけど不必要な工事はお勧め
する気はありません。

どうやら今年も儲からない道をまっしぐらになりそう。
あ~ぁ・・ぶつぶっ・・でもそれでいいのだ!(笑)

最後までお付き合いいただいて感謝します。
それからコメント返しも遅れに遅れてほんとうに申し訳
なく思っています。必ずしますのでごめんなさい。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
そして皆様にいいことがありますように。




ジョーク

男は妻が飼っている猫が大嫌いだったので捨てることにした。
男は家から20ブロック離れた場所まで車を走らせて猫を捨ててきた。
ところが彼が家に戻ると既に猫は家に戻っていた。

翌日、男は40ブロック先まで行って猫を捨てたが結果は同じだった。
彼はだんだん遠いブロックまで行って猫を捨てるようになったが、
結局いつも猫は男より先に家に帰っていた。

ついに男はかなり遠くまで捨てに行こうと決意した。
男は数マイル走るたびに右折、左折を繰り返し、山を越え、橋を渡り、
ここまでくればもう帰ってはこれまいと思われる場所まで来たところで
猫を捨てた。

数時間後、男は自宅にいる妻に電話をかけた。
「やあ、そこに猫いる?」
「いるけど・・・なんで?」
「電話に出してくれる?ちょっと道を聞きたいんだ。」





nice!(23)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。