木材腐朽菌って、やっぱりすごい! [腐朽菌]
みなさん、こんにちは。
久しぶりの更新でごめんなさい。
なんだか、人生で感動することが少なくなった気分です。
元々、喜怒哀楽の少ない人間ではあるのですが・・
びっくりすることも、感動することも少ないって寂しい
人間なんでしょうね、きっと。
まあ、でもそう生まれついているみたいだから仕方ない。
でも、最近、ささやかなびっくり、があったのでそれに
ついて書いてみようと思いました。
といっても床下工事中のことでした。
「根がらみ」と床板空間の間を進んでいたときボキッ!
という音がしました。私の重みで「根がらみ」折れた音です。
あれっ?シロアリのせいかしら?
でもこの家は予防工事で駆除ではなかったよなあ??
これは私の事前の調査不足だったかも?
慌てて、折れた「根がらみ」をよーく観察したら・・
なんと腐朽のせいでした。
腐朽菌恐るべし!と思いました。
シロアリに劣らず腐朽菌も木材にダメージを与えますよ、
なんて書いたことがあるけど、いや、ほんとに再確認した
気分です。
・・なんて言っても、こんなことにビックリするのは私
だけかもね。
でも、そう生まれついているみたいだから仕方ない(笑)
ときどき私はヘンな奴に思われているらしいけど本人は
極めてまともな常識人だと思っています。
ヘンかヘンでないかなんて自分ではわかりませんよね。
脱線しました。木材腐朽菌って「木材を好むある種の
菌類の総称」です。この菌はれっきとした「生き物」で
主に木材のセルロースを栄養分として取り入れるために
「分解」します。
この分解=腐朽=いわゆる腐れ・・ですよね。
なあ~んて言っても、面白くもなんともないですね。
それにビックリする私はやっぱり少しヘンなのかしら・・
ぶつぶつ。
(どうも土壌の上を覆っていた糸状菌が根がらみに伝播
したみたいです。すごく土壌がカビ臭かったし・・)
・・ということで最近、感動というか少しびっくりした
お話でした。全然、つまらない話でごめんなさい。
最後にイタリアで撮った猫の写真です。
イタリアの猫だからと言って猫は猫。イタリア語でみゃ~と
いうわけじゃない・・当たり前ですね。
しかし、ほんとにどーでもいいことを書いているなあ~・・
ぶつぶつ。
これはうちのミーコ。華ちゃんに戦々恐々としています。
でも、少し、慣れたかしら?
最後までつまらん話にお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますよに。
そして生きとし生けるものが幸せでありますように。
<ジョーク>
ある夫婦が口論をしていた。
夫「私がそうだ、と言えばキミは「違う」という。
どんな時でもそうだ。要するに君は私に同意したくないだけなんだ」
妻「それは違うわ」
湿気の強い床下とイタリア [シロアリ]
みなさん、こんにちは。
また更新が滞ってしまいました。
それに他ブログの皆様のところにも伺えなくてごめんなさい。
なんというか、ネタがないのも一因ですが、それ以前に
テンションがかなり落ちているなあ~と思っています。
・・愚痴っぽくてすみません。
最近の工事の写真に簡単にコメントをつけながら紹介します。
少しでも参考になりますように。まず、下の写真を見てね。
畳をあげたら既に畳まで食べられていました。
これは畳の交換が必要ですね。
とても幅の広い蟻道です。
う~ん、こんな大きな蟻道はひさしぶり・・。
束柱も完全に空洞化しています。
これも交換しないと床が抜けてしまいますね。
蟻道を壊したら出てきたシロアリです。
奥に蟻道が見えますね。また白いテープで断熱材に
包まれた配管。断熱材の中を通って、上にまでシロ
アリが登ってくる可能性があるので要注意箇所です。
ローソク石が地下からの水分を吸って変色して
いますね。保水性の高い土壌だとこうなります。
ローソク石もいずれ白華現象を起こすと思います。
こういう強い湿気の床下は例外なくカマドウマ君に
とっては最高の住み家でしょうね。カマドウマは
湿気の程度の目安になります。
これは別の家のケースです。畳がヘンですね。
実はシロアリが登ってきたせいです。
畳をあげたらこれも既に畳が食われていました。
よくない状況です。
おそらくここに袋に入れたゴミ類を長年、置きっぱなしに
していたせいと思われます。
段ボールや本なども長年、置きっぱなしにしていると
こうなることは珍しくありません。
使わない部屋でもたまにはお掃除しましょうね。
ということで防除士の方からすればよく見る光景ですよね。
でも一般の方にはちょっとショックかもしれませんね。
う~ん、なんか暗い内容になったかしら?
気分直しに先月行ってきたイタリアの写真を載せましょう。
まず、エッチなのから(笑)
このトランクス買ってくればよかったなあ~。
ここはベネチアですね。舟から撮りました。
船頭さんはいつも歌いながらでサービス満点でした。
ここはフィレンツェ。ミケランジェロの丘とか言っていました。
フィレンツェの町が一望できる場所です。ダビデ像はレプリカです。
実はここで一生に残る経験をしました。
それは強盗団に遭遇したこと。というか新手の強盗団が
バスの中に侵入してきたのです。現地運転手の奮闘も
むなしく盗られてしまいました。
いきなり予想外のことが起こると、立ちすくむばかりで
事態を認識できないというか非現実感に襲われるなあ~と
思いました。
といっても私達には実害はなかったのですが添乗員さんは
お気の毒でした。この話は機会があったらまたしますね。
支離滅裂な記事に最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。
そして生きとし生けるものが幸せでありますように。
<ジョーク>
問題: 事業で大成功し、巨万の富を得た男が、裸のキャメロン
ディアスとニコール キッドマンを両脇にはべらせ、
ジャグジーで最高級のシャンパンを呑んでいる。
さて、この男が次にすることは何?
答え: 目覚まし時計に起こされる。
防湿シートの功罪 [防湿シート]
皆さん、こんにちは。
すっかりサボリ癖がついて一カ月近く更新しませんでした。
更新しなかった(できなかった?)理由はいろいろありますが、
まあ、個人的理由なんてどーでもいいですよね。
で、サボっていてもメール相談はいくつかいただいていて・・
う~ん、不思議ですがメール相談って、ほぼ同じ内容の相談を
ほぼ同時に複数の人からいただくことがあります。
メール相談の共時性なんてあるのかしら?
今回の複数の相談者の悩みは共通していて主に「床下の強い
湿気」についての対策法でした。
近年の新築住宅は床下がベタコンの場合がほとんどですから
床下の湿気に悩まされるケースは激減しました。
でも、床下が土壌の場合はやはり湿気は大きな問題だと思います。
それに対してシロアリ業者は「床下換気扇」「床下調湿剤」を
勧めるのが普通です。でも、これには高額な費用が掛かります。
業者側からすれば成約すればハッピーですが、お客様側から
すればアンハッピーですよね。
そもそも床下の湿気の原因は何でしょうか?
(床下が土壌の場合です)
それは二つあります。「下からの湿気」と「横からの湿気」です。
「下からの湿気とは、土壌から立ち上ってくる水蒸気(蒸気圧)」
のこと。「横からの湿気とは、外部から床下に流れ込んだ空気が
冷やされて起こる結露」です。
つまり「下からの湿気=蒸気圧」。「横からの湿気=結露」だと
思ってくださいね。
この「横からの湿気=結露」はたいしたことないように思うかも
しれないけど実はすさまじい場合があります。
なあ~んて言ってもそのシーンを目撃しないとわかってもらえ
ないでしょうね。前にも紹介した写真を再度載せます。
(これが真夏の床下の結露です。ちょっとすごいでしょ。これは決して
特殊な事例ではありません。)
で、防湿シートは「下からの湿気」を遮断するためにはきわめて
有効です。最近調査した床下の写真を見てくださいね。
ね、ほぼ完璧に蒸気圧を遮断しています。
シートの上に撒かれているのは床下調湿剤です。
これは「横からの湿気=結露」を吸い取ってくれるのでこれも
有効です。ほぼ完璧に床下から湿気を排除することに成功して
います。お客様はかなりの費用がかかったと言っていました。
これで床下の湿気対策は完璧!と思ってしまいますよね。
たしかに完璧だと思います。本音を言うと、私もこの方法を採用
しようかなあ~という誘惑にかられるときがあります。
でもね、私としてはやっぱり賛成しかねるんです。
その理由はこれ。
(防湿シートの下は土壌が濡れています)
(そこにシロアリが・・)
(複数の蟻道が上に向かって作られています)
(ユニットバスの底辺です。奥に複数の蟻道が見えます)
防湿シートはたしかに短期的には湿気を遮断する効果はあるのですが
長期的にはシートの下に水分を滞留させてしまうという欠点があります。
下の写真も前に紹介しました。最悪の事例です。
防湿シートの下はグチャグチャ(蒸気圧)。上にも水たまり(結露)が
できています。
結論を言うと、たしかに床下の湿気対策として防湿シートは強力な
効果を発揮します。ただし、長期的にはシロアリを誘引して危険です。
だから、もし防湿シートを採用するなら事前の薬剤による土壌処理は
必須だと思います。それでも滞留した水分によって防蟻効果は短くなる
可能性があります。それに将来的にシロアリが再発する可能性も高く
なり、その場合の再駆除は(シートが邪魔をするので)厄介になります。
誤解を恐れずに言えば、防湿シートに反対する理由は他にもあります。
それは土壌の中の有用菌を殺すからです。また、床下をコンクリートや
ビニールシートで覆った家は人間にとってケガレチというか「不自然」
な気がします。
もう完全に独断と偏見的というか、世の流れに反したことを書いて
いますね(笑)。でも、家は長く住むものですから「短期的」ではなく
「長期的な見方」も必要だと思っています。昔の大工さんは建ててから
10年後20年後を見据えていたような気がします。
私の考えを押し付けようとは思いませんが参考になったら嬉しいです。
(今回の記事はなんだか前にも同じことを書いたような気がします)
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。
<ジョーク>
大使館員「では奥さん、お辛いでしょうがご遺体の確認をお願いします」
妻 「こ、こんな変わり果てた姿では、主人かどうかなんてとても
判別つきません」
大使館員「確かにお顔の損傷が激しいですから。こんな事態も憂慮して、
愛人の方もお呼びしてます。どうぞ、無傷の下半身でご確認
ください」
愛人 「とても無理よ。だって普通の時のなんて全然覚えてないもの」