自然環境が大事と言っても・・ [雑感]
皆さん、こんにちは。
日曜日の午前中に最近知り合ったIさんから突然の電話を
もらいました。Iさんとは「あじさい塾」の元塾長で大先
輩です。
(あじさい塾とは前にもヤマガラの記事で紹介しましたが
わが町の地域再生と里山復活で頑張っている有志の団体
です。)
「急で悪いけど、今日の午後から護摩堂山にカタクリの
苗を植えるから時間があったら手伝ってくれない?」
・・という電話でした。
なんだか、面白そう。そういう経験って私はないですから
いろいろ教えてもらおうーっと。苗植えなら簡単そうだし
・・と思ったのが甘かったのですが。
(深さ30cm以上掘るのもけっこう大変。土中に根が多いんだもの)
(あーっ!そこそこ、昨年植えた苗だから踏まないでね!
と注意されました。)
(おーっ!これがカタクリの芽かあ~!ちっちゃいなあ~)
で、山の斜面を何カ所か、掘って、苗植えを初めて体験
させてもらいました。
カタクリの根って、スコップで少なくても30cm以上は
掘らないとダメなんだそうです。意外と重労働。
甘かった(笑)
(15cmくらい。なんとここまで成長するのに6年くらい
かかるそうです。そ、そんなにかかるのか?!)
メンバーの会話を聞いていて、私は如何に無知かと思い
しらされました。植生とか蝶と木や花の関係とか、土壌
の質とか・・。
単に植えればいいものじゃないんですね。
(斜面に植え終わった様子。せっかく苦労して植えても盗まれ
ることもあるらしいです。ばかたれはどこにもいるんだなあ~))
しかし、こうやって先輩の話を聞きながらの作業は私には
新鮮でした。
そして「自然とつきあう」といっても観念だけではダメで、
実際の労働を伴わないとほんとの自然保護なんてわからない
かもしれないなあ・・と思いました。
私の場合、漠然と「とっかかり」が必要だなあと思いました。
カタクリの苗植えは私にとってちょうどいい「とっかかり」
になるかもしれない。
(斜面の日当たりとか周囲の様々な条件に適合する
場所の選定も神経を使います)
ちょっと脱線しますが、昨年、新潟県と福島県の境にある
山奥の某部落(限界集落?)に仕事に行ったとき聞いた
おばあちゃんの話を思い出しました。
超豪雪地帯で4~6メートルくらいの積雪は例年当たり前。
家のすぐ裏手に熊もときどき来る・・と言っていました。
濃密すぎる自然環境とのせめぎあい?の日常。
だからこそ・・うまく言えないけど・・愛と憎しみの自然?
綺麗ごとではない自然の猛威?生きるか死ぬかの暮らしの
攻防?・・あ~、うまく言えない。
たぶん、そういった脅威を通過しないとほんとの自然への
感謝とか畏敬の念は沸き上がってこないんじゃなかろうか?
そんな気がする。
何がいいたいのかわからなくなってきた(笑)
そんなことを思いながらの作業でした。
良い機会を与えていただき感謝しています。
(今度から山歩きには芽を踏まないように注意しないと・・)
このブログはシロアリ対策で皆様のお役に立つようなことを
お知らせするのが目的なのにときどき(しょっちゅう?)
脱線してしまいます。
今回もどうか大目に見ていただけますように。
最後までお付き合いいただき感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。
そして生きとし生けるものが幸せでありますように。
<ジョーク>
4人目の子を身ごもっている妻が
新聞を手に持ち青い顔をして言うんだ
「あなた、大変よ、生まれてくる子の4人に1人は中国人って
書いてある」って