SSブログ
悪質商法 ブログトップ

不信感・・。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

先日、某住宅の調査に伺った時に、そこの御主人が困ったような
顔でこんなことを言っていました。

  • 私はこの町内の相談役(区長?)みたいなことをやって
    いるんだけど、ほんとに頭が痛いですよ。

  • ・・というと?

  • お年寄りが詐欺みたいなことに引っかかって、よく相談
    されるんですよね・・。

  • 詐欺みたいなことって?もしかしてシロアリ業者ですか?

  • うん、それもあるけど、とにかく最近、嫌な話ばかり相談
    されるもので参っています。

  • 具体的にはどんな相談が多いんですか?

  • いきなり訪ねてきて、「近くで駆除工事をやっているんだ
    けどお宅も危ないから調査しないとシロアリが移ってくる」
    とかね・・そういう業者が増えてるようです。

  • で・・?

  • シロアリが近所から移ってくる・・なんて言われれば、
    お年寄りとしては不安になりますよね。で、床下調査を
    してもらったら床下が大変なことになっている・・とか言われ
    て、法外な見積もりを提示されて、工事をしちゃったとか、
    どうしようとか・・そんな相談ばかり。

  • う~ん、それって怪しいなあ~。

  • で、大工さんに頼んで別の業者に再調査してもらったら、
    全然たいした被害じゃなかった、とか。

  • う~ん、私も再調査をときどき工務店から頼まれますよ。
    しかし、まだそういう業者がこのへんは回ってくるんですか?

  • それもけっこう知名度の高い業者もね、似たような高額の
    見積もりを出してくるんですよね。なんか、キャンペーン中だ
    とか、いろいろ言われて・・もうそういうのにウンザリです。

  • う~ん、すみません。同業者として申し訳ないです。

  • いやいや、正直に言うと実は、あなたの前に別の某業者に
    調査・見積もりを出してもらったんですよ。 はっきり言って、
    あなたの見積もりの倍の金額でした。それで私も悩んで・・・
    だから、昔からの知り合いのAさん(工務店社長)に頼んで、
    あなたを紹介してもらったの。いやー、あなたの説明でスッキリ
    しました。

  • まあ、キャンペーンとかなんとかいってもね、それってセールス
    の方便ですからね。まあ、それが悪いとも言えないけど・・。
    で、シロアリ屋以外にはどんな業者が回ってきますか?

  • 多いのは屋根屋と外壁屋だね。御宅の屋根が傷んでるとか、
    瓦がズレているとかね。リフォーム関係というか、そういうのも
    多いなあ~。そういうことって素人はわからないからねえ・・。

  • あー、訪販の屋根屋って、前にだいぶ流行ったけど絶滅した
    と思っていました。へー、今でもそういう業者っているんですか?
    あれは詐欺ですよね。傷んでもいないのに瓦がどーたら・・ね。

  • このへんて、お年寄りだけの住宅が多いから、そういう住宅を
    狙って訪販しているようでね。 そういう業者が多いんで、私も
    相談されて困っています。だって、私ももう現役じゃないからね。

現役じゃない・・というのは、実はこの方は、もと警察官だったのですが
定年退職したので、今は現役じゃないということです。

なんだか情けなくなりました。個人的にはシロアリ業界も少しは
いいイメージになってきている・・と思っていましたが、どうやら逆に
悪化しているみたい・・ぶつぶつ。不景気のせいなんでしょうか?

096.jpg

リフォームや床下業界って、ある意味、特殊な業界ですから一般の
人は「判断基準」をもてないですよね。だから騙されやすいのかな?

ほんとは、その「正しい判断基準」をわかりやすく、お客様に教える
のが仕事だと思うんだけどな。エラソーなことをいう気はないですが、
なんかいつまで経っても改善されないなあ・・不信感がいつまでも
消えない・・というか、ぶつぶつ。

097.jpg

暗い話になってきたので止めましょう。
どうか、みなさんは判断基準を誤らないでくださいね。

といってもねえ・・対策としては、ほんとに信頼できる建築関係
のプロと知り合いになって、いろいろ教えてもらったりアドバイス
を受けるのが賢明というか、手っ取り早いんですけどね。

できれば、なんでも相談できる地元の工務店か大工さんを確保
しておけば騙されることもないと思います。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
みなさんにいいことがありますように。

099.jpg
(写真は本文とは無関係です。最近の調査から)


ジョーク
あなたは時には出会うだろう。真の幸福は貧しい生活の中にある、
と言う金持ちに。
あなたはまた、時には思い出すだろう。すべての人間は嘘つきだと。


nice!(39)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

鼻くそ丸めて萬金丹。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

最近の工事では、特にみなさんの参考になりそうな事例が
ないので、なんとなくサボッてしまいました。
コメント返しもまだしていなくてほんとにごめんなさい。

う~ん、今日はある奥様がマルチにハマった事例でも書いて
みましょう。 みなさんの参考になるかしら?

(写真は本文とは無関係です。 最近の炭焼き風景です)
034.jpg

世の中には、うんざりするほどの健康食品、サプリメントが
ありますね。 そのほとんどが私には疑わしい。

市販のものならまあ、価格もそんなに高くないけどマルチで
扱っているサプリメントって高いですね。 10,000円以上する
のはザラにあります。 

で、ガンも治る・・なんていうモノもいっぱいあります。
そんならガンなんて消滅してもいいのにね。
あ、最近はマルチじゃなくてネット(ネットワークビジネス)と言う
らしいですね。 まあ呼称を変えても中身は一緒ですけどね。

035.jpg

その奥様は、偏頭痛とちょっと欝的傾向があって悩んでいました。
その心の隙間に、うまくマルチの人が勧誘したらしいです。
で、高額な核酸飲料水をすっかりその気になって買ったらしい。

この核酸飲料水でガンも治ると信じて毎月5~6万円もつぎ込んで
いるガンのお年寄りがいるそうです。 
で、年金ぐらしなのでお金がつづかない。 それで、子どもたちが
お金を出しあって、毎月、買ってあげてるということです。

004.jpg

こういう話を聞くと、私はムカムカしてしまいます。
売っているマルチの人はベンツとジャガーに乗っているという。
あー、もう頭に来る! 年寄り騙してベンツかよ!ジャガーかよ!
羨ましい!
あ、間違えた(笑)

006.jpg

それで、私は如何にその商品が根拠のないい加減なものであるか
資料を作って、説得に行ったことが何度かあります。

核酸について興味のある方は、以下のサイトが参考になります。
核酸信者の方には不快でしょうが。
http://d.hatena.ne.jp/yahara/20050206/1107669957

これだけの資料を読んでもらえれば目が覚めるだろう・・と期待して。

024.jpg

ところがダメなんですよね。
私の作った資料を読もうとさえしない。

あ~、これはもう洗脳されているなあ~と思うこともしばしば。
苫米地さん、洗脳の解き方を教えて。
アルチって、新興宗教と組織体系が酷似しているので当然かも。

016.jpg

病気や精神的悩みに陥っている人の心の隙間に入り込まれたら
何を言ってもムダ・・だと思うことがあります。

理屈じゃあないですね。 プラシーボ効果であっても本人にとっては
救いなんでしょうね。 鼻くそ丸めて萬金丹・・なのに。
あ、汚い言葉でごめんなさい。 

028.jpg

まあ、それでも私はしつっこく、それって「鼻くそ丸めて萬金丹ですよぉ」
と説得していますが・・ぶつぶつ。

人間って、心のバランスが崩れると弱いものだなあ~と思います。

031.jpg

ということで終わります。

今日は暗い話でごめんなさい。
みなさんも「マルチにハマって、さあ大変」にならないようにしましょう。

なに、余計なお世話だ!って、失礼しました(笑)

最後までお付き合いいただいて感謝します。
みなさんにいいことがありますように。

009.jpg
(深夜までぴったり寄り添ってくれるミーコちゃん。 ありがとね)


ジョーク

 

ある心理学者が学会で発表を行ったとき、記者から質問があった。

記者
「その…、集団催眠というのは最高でどのくらい持つものなんで
 しょうか?」

心理学者
「その質問には答えられません。」

記者
「何故です?」

心理学者
「キリストがかけた集団催眠がまだ解けていませんから。」



nice!(37)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

美徳と悪徳の共存。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

すっかり更新をサボってしまいました。
もしかしたら私は欝なのかしら?なあ~んて(笑)
特に、これといった原因もないのになんだか気分の浮き沈み
が激しいですから・・・ぶつぶつ。

(今日の写真は防鼠ブラシ&新築予防です。 本文とは無関係です
興味があったら画像をクリックすると大きくなります)
2010,11,7, 089.jpg

で、今日は何を書こうかなあ・・ぶつぶつ。
あー、困った。
そうだ!メール相談は相変わらず多いので、それについて
書いてみましょう。

たとえばこういう意味の相談メールが多いんですよね。

  • 最近、床下調査をさせてくれという業者が来たので
    してもらったらシロアリがいる、と言われました。
    また湿気が強いので床下換気扇と床下調湿材も
    勧められました。 即決を迫られています。
    どうしたらいいでしょう?

う~ん、相変わらずだなあ。
詳細は省きますが、なんかいかがわしい調査結果です。 

しかも、その業者ってそれなりに名前を知られている大手なん
ですよねえ。 へ~ぇ、大手でもこういう営業をするんだ。 
やっぱり、不況で売上が減ってるから即決を迫るんだろうな。

2010,11,7, 087.jpg

私は零細個人業者ですから、まあ家族が飯を食っていける
程度の売上で充分ですが、大手はそうはいかないもんね。
気持ちはわかります。

でもね、大手が悪徳業者みたいなことをやってはイケナイと
思います。 

で、私は悪徳業者っていない、と思っています。 悪徳会社や
悪徳業者はいない。 いるのは人の
「心に棲む悪徳の心」
・だと思います。 うまく言えませんが・・。

2010,11,7, 086.jpg

昔、サラ金の取り立て屋をやっていた人の話を聞いたことが
あります。 この人は徹底してお金以外は信用しない人。 
で、夜討ちで、やっと留守かと思ってた住んでる人に会った。

ところが、そこにいたのは幼い子ども兄弟だけ。
取立て屋に留守と思わせたいので、夜も電気をつけずに
真っ暗な部屋にいたらしい。 ガスや水道も使えない悲惨な
状況。

その姿を見たら・・
結局、取立てに行ったのに、「これで飯でも食え」と言って、
少々のお金を置いてきたそうです。

2010,11,7, 085.jpg 

何が言いたいのかというと、まあ非情な取り立て屋の心にも
美徳の心が潜んでいた・・ということかしら。
もちろん、この逆もあると思います。 それがいわゆる悪徳
業者というか「悪徳の心を全面にだした」人間といいますか。 

一人の人間の中に悪徳と美徳の両方の心が共存してる・
って思いません? 

で、悪い業者の例として・・

  •  成約を急がせる。
  •  シロアリ屋の3点セットを売り込む。
  •  使用薬剤の説明をしない。

・・等が挙げられますが、これってまあどう言ったらいいのか、
本当のワルなら、低いハードルだと思います。 
もし、私がワルなら簡単にクリアできます(笑)
ということは、あんたも・・なんて思われるかなあ~(笑) 

ついでに・・誤解されるのを承知で・・・
私は悪いことができないよりは、できたほうがいいと思って
います。 でないと、弱い人を守れないからです。 
悪に勝つには善の心だけでは対抗できない・・と思うから
です。 この考え、幼稚かしら?

2010,12,8 026.jpg

悪徳業者を見分けるといっても、会社や業者云々
では見分けられないと思っています。
結局は、そこに勤める「人間次第」だと思います。 

その人の志の高さ次第・・だと思うんですが・・
こういう見方は甘いかしら? 甘いんでしょうね、
きっと(笑)

2010,12,8 016.jpg

そうですね。 
現実的・具体的にそういう場合はどうしたらいいのか?
というと・・

  1. どんなに即決を迫られても絶対、即決をしない
    こと。
  2. その業者以外に、他の業者2社くらいからも
    調査をしてもらうこと。

・・が有効だと思います。

2で、比較すれば、シロアリの有無や湿気の程度についても
ある程度の客観的な情報は得られると思いますので。

2010,12,8 024.jpg 

・・というようなアドバイスをしなければならないのも同業者
としてほんと情けないですが・・ぶつぶつ。

あー、こんな記事を書いていたら、なんだか欝っぽくなって
きたので終わります(笑)

最後までお付き合いいただいて感謝します。
それではみなさん、ごきげんよう。
みなさんにいいことがありますように。


ジョーク

 

ジョーイを受け持つ先生が母親に注意書きを発送する。 
中身は;
「ジョーイは大変利発な少年です。 しかし、セックスと女の子の
ことが頭から離れないようで勉強がオロソカニなっています。」


翌日すぐさまジョーイの母親は返書を認める;
「先生の方で解決策があるのでしたら教えていただけません
かしら、お願いします。 同じ問題で、ジョーイの父親には、私、
悩まされております。」



nice!(40)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

悪徳業者の断り方。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

今日は「悪徳業者の断り方」ということで書いてみます。
もし皆さんの家に「床下関連の悪徳業者らしい」のがセールスに
来たときの断り方です。

まあ、ヘンな業者だと思ったら、強い意志で断ればいいだけなんで
すが。 皆さんの参考になるかしら。

(写真は本文とは無関係です。テキトーに選びました)
L 001.JPG

いきなり結論を言えば、ヘンな業者だと思ったら・・・
セールスの話をいっせつ聞かないこと、これが一番です。 

でもねえ、ちょっとでも話を聞いてしまったら・・・どうしましょう?

これがなかなか難しいんです。 
どうしてかというと、いくら断り文句を思い浮かべて言ってみても、
プロの悪徳業者なら・・ヘンないい方ですね・・大抵の断りは
「応酬話法」で切り返されちゃいますからね。

実に巧妙な「応酬話法」っていっぱいあります。 
だから、大抵の断り文句は悪徳業者にとっては想定内。 
ああいえばこういうというか素人はとてもかないません。

悪徳業者ほど知恵が回る・・・つまり、必死で考えてますからね。
この「必死で考える」ということについては悪徳業者のほうが
ある意味すごい勉強家なんです。 

L 004.JPG 

で、私も昔、少しだけ訪販の経験がありますがそのときの、
お客様の断り文句で、良かったものを思い出してみましょう。 

良かったというのは営業マンの側からすると、もうこれ以上は
突っ込めないなあ~という抜群の断り文句です。

筆頭はこれ・・・

  • 「うちは家に関することは、すべて親戚の大工さんに
     頼むことにしていますので、結構です」

これはセールスする側からすれば、とっても強力な断り文句です。

あ、実際に親戚に大工さんがいなくてもいることにすればいい
んです。 大抵の業者ならこれで撃退できるはずです。

だって、お客様の背後にプロの大工さんが控えていると知ったら
悪徳業者にとってはヤバいですからね。 ふつうはこれでOK。


L 009.JPG

でも、デキる営業マンなら、さらにこう切り返してくるかも。

  • 「でもね、大工さんは建築のプロでも床下のプロじゃあ
     ないですからね・・・」

・・さあ、こう言われたらどうしましょう? 
これはそれなりに説得力があるトークですからね。 でも、簡単です。
・・こう言えばいいんです。

  • 「大工さんの知っている床下のプロもいますから・・結構です」


これを切り崩すのは・・(できないことはないけど)まあ、ふつうは無理でしょう。
でも、それでも撃退できなかった場合は・・・

  • 絶対即決しないこと。

    (悪徳業者の共通項として、即決を強要してきますからね。
     だって、即決しなかったら相手のほうがヤバくなりますから)

  • そして、他の業者の見積もりも取ること。

    (これで相手の見積もりが妥当かどうか判断できますから) 

以上はどうしてもしてください。 
会社の知名度は、あんまり信用するモノサシにはなりません。 
だって、知名度の高い会社でもね、実態は悪徳業者顔負けの営業を
しているのって多いですからね。
(半分は零細業者のひがみです、あはは)

L 011.JPG

あ、昔、私が出会った最も手強かった断り文句を今、思い出しました。

それは・・・ある奥様がにこにこしながら言った断り文句。

  • 「シロアリも生き物ですからね、うちではシロアリと同居して
     いますのよ、わたし殺生は嫌いですから、オーホッホッホ・・」

100点満点!奥様、素晴らしい!
見事な断り文句です。 私は笑って脱帽してしまいました。 
当時の私は、なす術なし。 今なら切り返せますが(笑) 
どうするかって? それは秘密。
なんだかこれ以上書くと私の素性がバレそうなので止めましょう(笑)

訪販って、ダイレクトにお客様と知り合いになれるので、私は決して
嫌いじゃないんですけどね。 
悪徳業者のおかげで、訪販=悪徳と思われるのも残念です。

優れた営業マンと、悪徳営業って、実はテクニックだけみれば紙一重
だと思っています。 違いは、優れた営業マンは「お客様本位」。  
悪徳営業は、うわべはお客様本位にみえても、実は「売上本位」
心の持ち方の違いだけ・・・っていう気もしています。

L 015.JPG 

最初の赤字にした断り文句は覚えておいてくださいね。 
いつか使うときがくるかもね。 
はい、繰り返しましょう。

  • 「うちは家に関することは、すべて親戚の大工さんに
     頼むことにしていますので、結構です」

今日は悪徳業者への実践的な対応の仕方でした。
ほんとは教えたくなかったけど・・・あはは、冗談です。

悪徳業者のテクニックの大半はアメリカからの直輸入だそうです。
国土の広いアメリカでは、狩猟型のセールスが効率がいいからでしょう。
国土の狭い日本では逆効果です。

最近、お客様(警察関係者)から聞いた話では・・・
たとえばオレオレ詐欺、あれほど注意してと宣伝してるのに、それでも
被害が後を絶たないそうです。 

それとマルチや健康食品。 これもねえ、怪しいのがいっぱいあるそう
ですよ。 騙されても騙されても繰り返す人も多いみたいです。  
もしかして騙される幸せ?ってあるのかしら(笑)

これからも不況が続けば、詐欺的な商法はますます増える気がします。
みなさん、くれぐれもご注意を。

ということで、少しでもみなさんの参考になったら幸いです。
それでは、ごきげんよう。

今日もアホなジョークで締めくくりましょう。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。


ジョーク

熊さんと兎さんは森の仲間。 だがお互い気に食わない間柄。 
二人が森林を歩いていると黄金カエルに出会う。 

驚いたことにカエルは二人に話し掛けた。 
ほとんど誰にも会わないんだよとカエルは言う。 
しかし、そういう機会があれば必ず六つの願掛けをしてあげたと
いうのだ。 
今日も各々方に三つずつ願い事を叶えてあげると言い出す。


早速話に乗るタイプの熊さんは森中の他の熊を全員メスにして
欲しいと持ち出す。 カエルは請け負った。 
熟慮タイプの兎さんは安全ヘルメットを希望した。 
こちらはすぐに出てきて兎さんは頭にかぶる。


兎さんの素っ頓狂な願掛けに熊さんは面食らった。 
だが他人は他人、構わずに二番目の願掛けに入る。 
周辺の森にいる他の熊もまた全員メスにして欲しいときた。 
カエルは請け負う。 
兎さんの次の題目はオートバイ。 
現れたオートバイに乗った兎さん、エンジンをふかし始める。


熊さんには信じられないようなツマラナイ願掛けだ。 
兎さんは折角の願掛けを無駄にしていると熊さんはブツブツ言う。 
どうしようもないヤツだという素振りを見せながら熊さんは最後の
願掛けをする。 
世界中の他の熊もまた全員メスにして欲しいときた。 
願いは叶えられましたとカエルは答える。 

ここで、兎さんの最後の願掛けが注目される。

兎さん、エンジンをブーン、ブーンとふかし、間合いを取ってから
「熊さんをゲイにして欲しい!」と言い、全速力でオートバイを
ぶっ飛ばした。




nice!(14)  コメント(26)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

反省だけなら猿でもできる。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

今日は私たちの業界の恥をさらすような内容なので、無理して
お付き合いしないでくださいね。

それならなんで書くのかというと、認めたくないけどこれも事実は
事実だからです。 そして、少しでも悪質業者への抑止力になれば
・・・と思ったのですが・・無理かしら? たぶん無理かも。

というのは、以前ちょっとだけ書きましたが悪質床下業者に対する
県警からの協力要請にお手伝いしたのですが、(協力といっても
シロアリの専門的な知識を2日間かけて警察署で教えた程度です)

新潟県警から、その事件の論告求刑公判が始まるので興味が
あったら傍聴に来ませんか、という連絡をいただきました。
で、野次馬根性で先日(12月2日)新潟地裁に行ってきました。

IMG_0001.jpg

TVドラマやニュースでしか法廷の様子は見たことがないので傍聴なんて
初めての経験でした。
で、1時間半ほど傍聴させてもらいましたが途中で退席しました。

なぜかというと、私には3人の被告の様子をみて・・・なるほど、
ひどく神妙な面持ちで、反省してるように見えましたが・・それは刑を
軽くしてもらうために、ひたすら大人しくしているようにしか映らなかった
からです。

これは意地悪な見方かもしれません。 
ほんとうに心の底から反省していたのかも。

でも、私が違和感を感じたのは・・う~ん、うまく言えませんが・・・
たとえばヘンな例えですが、泥棒がAさん宅に侵入して、その後に
逮捕されたとします。

この場合は、その泥棒が本当に「反省」したのなら当然Aさんに謝罪
しますよね。 手紙でもなんでも謝罪はできるはずです。
で、被害者もAさんだけですよね。 他に被害者はいません。

でも、今回の場合は立件された被害は数件です(3~4件だったかしら)
他にも騙した相手は数百件はあるはずです。
つまり、「立件されない被害者の数はもっとたくさん」ですね。

立件されたぶんについては弁護士を通じて謝罪・弁済したそうですが
この背後のもっとたくさんの被害者に対してお詫びの言葉がまるでない。
言及もない。 そして、床下業界についても迷惑をかけてくれました。
そのことを検察官に問われて・・沈黙した被告の態度・・・。

その態度を見て、私は見せかけの、自己保身のためだけの神妙さ、反省
のふりじゃないかと一方的に感じました。

、「反省だけなら猿でもできる」という昔のコピーを思い出しました。

S 001.JPG
(写真は新潟地裁です)

別に、正義の味方を気取って被告を断罪・追及しようとは思いませんが
・・・これもヘンな言い方ですが、人間っていつ加害者になるかもしれない
シーンってあると思うのです。 ほとんど業としか言いようのないというか
・・不本意でも結果的に犯罪者になってしまうことも。

でも、今回の詐欺事件は明らかに計画的です。 
騙しのマニュアルも作成して社員教育していたそうですからね。 
同情の余地はありません。

ということで、またしばらくはあちこちでお客様から言われそうです。
「シロアリ屋って詐欺ばっかりしてるんだねえ~」って。

ああ、ウンザリです。 
年金暮らしの老人なんか騙すんじゃねーよ!
どうせ詐欺するんなら、もっと悪いヤツを騙せよって!
おっと、暴言でした(笑)

ということで終わります。

最後までお付き合いいただいたのに暗い気分にさせました。 
ごめんなさい。 
駄文をお読みいただいてありがとうごいざいました。
みなさんも悪質業者には、どうか注意してくださるように
・・・なんて言わなければならないのも情けない話ですが。

それではみなさん、ごきげんよう。

(ジョークは休ませてね。ジョークの気分じゃないので)


nice!(12)  コメント(17)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

むにゃむにゃ・・・「操作」トーク。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

前回はわけのわからん曖昧なことを書いてしまいました。
で、なんとなく後味が悪いのでもう少し突っ込んで書いてみます。
みなさんはどう思われるでしょうか?

私の経験したことから具体的に書いてみます。
まず、最近の事例①・・・

某大手シロアリ会社が調査させてくれというので床下を見てもらったら・・
「シロアリの蟻道の跡がありました。 だから消毒したほうがいい」
と言われ、さっそく翌日に見積をもってきたそうです。 

下の写真がその蟻道の跡です。 これは私が再調査で撮ったものですが
不鮮明な写真でごめんなさいね

08270017.JPG

で、お客様はなんとなく納得がいかないので知り合いの工務店に連絡。
で、私が呼ばれて再調査・・というわけです。

確かに「シロアリの蟻道の跡」はありました。
しかし、その蟻道は明らかに「死んだ蟻道=過去にシロアリがいた形跡」
でした。 確かに過去にはシロアリはいたのです。 
それで、このお宅は以前に駆除したことがあると言っていました。

で、私の調査ではシロアリは見つけられませんでした。 また、床下の
木屑にも新しい食害(シロアリの齧った跡)はありませんでした。

つまり、過去の駆除のときに「殺した蟻道」をお客様に写真で見せて、
それが、あたかも最近できた蟻道のようなニュアンスのトークでお客様に
説明したわけです。

だから正確にはこう説明すべきだったのです。

「シロアリの蟻道の跡がありました。 でも、これは過去に造られた
もので現在はその蟻道にシロアリはいません。 
でも、昔シロアリが
いたのは事実ですし、もう年数も経っていますから、予防処置をして
おけば安心です。 だから消毒したほうがいいですよ」


これならなんらおかしくはないですよね。 予防をお勧めしているわけ
ですから。 しかし、実際は、こういうニュアンスでセールスしたようです。

「シロアリの蟻道の跡がありました。 ということは、どこかにシロアリ
が隠れている証拠です。 このままでは危ないですから、消毒しないと
ダメですよ。 だって、なにしろシロアリのいた跡があったわけですから。

だから消毒したほうがいいですよ」


つまり、この赤字の部分は口には出していませんが、お客様には暗に
そう伝わるようなニュアンスで話したわけです。 
はっきり言って微妙なゴマカシです。 その営業マンだって、それが最初の
駆除のときにできた蟻道であり、死んだ蟻道であったことは知っていたはずです。

ずるいのは自分にとって都合のいいことだけ話して、他は隠そうとしたこと。
これを私は「操作」トークと呼んでいます。 お客様を自分の都合のいい
ように「操作」しようとするトークですね。

事例②

まず下の写真を見てください。 これは床下に落ちていた木屑です。
これは明らかに食害=シロアリの齧った跡・・です。

P8250063.JPG

で、次の写真を見てください。 これは食害にみえますか?
これは単なる腐朽の状態です。

P8250060.JPG

ひっくり返してみると・・・

P8250064.JPG

では、次の写真はどうですか? これは微妙ですね。
仮に、これがシロアリの食害と腐朽の両方だとしましょう。 両方だとしても
ずいぶん昔の木屑ですね。 つまり、最近のものではないことは断定できます。

P8250059.JPG

古い神社やお寺の床下に、こういう最近のものではない食害や蟻道を
みかけることがあります。 シロアリが昔はいたのですが「なんらかの理由」
で、その建物を放棄したようです。 きっと、なにかシロアリにとって都合の
悪い「環境変化」があったのでしょう。

しかし、もし、みなさんがこれらの写真を見せられて・・・

「これが食害です。 だからシロアリが隠れているのは間違いないです。
だから駆除しないとダメですよ!」


・・と断定的な口調で説明されたら・・・想像してください。
それでもみなさんは、それを否定できますか? 無理ですよね。

そうです。 
これも「操作」トークです。 微妙なゴマカシが混じっているトークですね。
で、このような微妙なトークが最近増えているような気がしてなりません。
それで前回「客観的な証拠」を提示されないかぎり契約してはいけません
と言いました。

このような「操作」トークはまだまだ沢山あります。
そして私はうんざりしてます。 今日はとてもレベルの低い話でしたね。
それでも、みなさんの自己防衛に少しでも役立てば幸いと思って書きました。
たぶん私はイラついているようです。 不快な気分にさせたらごめんなさい。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。 

それではみなさん、ごきげんよう。 おやすみなさい。
(ジョークはおやすみにさせてくださいね)


nice!(24)  コメント(34)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

むにゃむにゃ・・・・ [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

先日こんなことがありました。
運転している最中に携帯が鳴って、誰かと思ったら・・・

  • ・・・「あの県警の〇〇ですが、少しお話が・・・」

  • 私 (ギクッ!ケ、ケ、県警!・・私、何か悪いことしたかしら?)

あわてて道路脇に車を止めて話を聞くと、よーするに捜査協力の
依頼。 といっても、シロアリについてプロの立場から教えてという
ことでした。 私なんかでも、お力になれるなら協力しましょう・・
ということで某警察署に2日間通って教えてきました。 

まだ捜査中なので、この内容は記事にしないでね・・ということなので
これ以上は書けませんが、新手の詐欺商法が後を絶たないそうです。
まあ、悪徳商法の摘発には警察もほんとにご苦労様です。

・・・と、これくらいなら書いても良かったかしら? 

(使用した写真は本文とは無関係です。テキトーに選びました)
08270036.JPG
(写真は本文とは無関係です。テキトーに選びました)

で、関連したことで先日あった実話を書いてみます。
実はこれ、かなりデリケートな内容になるので、書いてもいいものかと
迷っていました。 でも、みなさんの「自己防衛」のためには書いて
おいたほうがいいかなあ~ということで思い切って書きましょう。
遠回しな言い方ですみません。

というのは、私はときどき工務店からの依頼で床下の再調査をする
とがあります。 再調査とは・・こういうことです。 
えーと具体的には・・・

  • 工務店の社長
    「この間、某大手シロアリ会社に床下点検を勧められ、床下を
    見てもらった私のお客がいるんだ。 で、シロアリが再発してる
    からまた駆除をしたほうがいいって言われたと言うんだ。 
    悪いけどもう一度調査してくれないか?」


  • 「いいですよ。 シロアリが再発していたんですね」

で、私が仔細に調査してもシロアリは発見できませんでした。
床下に腐った木屑はいくつかありましたが。 

P4130011.JPG

シロアリは危険を感じると、すーっと姿を消すというか安全なほうへ
避難する習性があります。 だから、私は見つけられなかっただけ
なのかもしれません。
でもねえ、それでもなんらかの兆候はあってもねえ・・・むにゃむにゃ。

真相はわかりませんが、とにかく私は発見できませんでした。
その旨を社長に伝えると・・

  • 「やっぱりねえ・・ヘンだと思ったんだ」

・・・というようなケースは、実は数年前にもありました。
そのときも私はシロアリを発見できませんでした。 もう何が言いたいか
想像つきますよね。 むにゃむにゃ・・・ということなんです。
(やっぱり、書いてマズかったかしら? )

P4130013.JPG

ここから先は、あくまで私の想像ですので断定するつもりはあり
ません。下手をすると誹謗中傷になりますしね。 
きっと、私の調査能力がなくて発見できなかったのでしょう。 
なんだか自分でもはっきりしない嫌~な感じの書き方をしているなあ
・・と思います。

で、たとえば・・
床下に落ちている腐った木屑。 
これにはよくシロアリに齧られた跡があります。 で、

  • ①「腐った木屑(腐朽)
  • ②「シロアリの齧った木屑(食害)」

・・・って、一見、同じに見えます。 
プロなら見分けがつきますが、素人では無理っぽいです。
う~ん、写真で説明できればいいんですが適当なのが見つからないの
です。 

だから、たとえば床下調査の結果、素人に①を見せて・・

  • 「これがシロアリの齧った跡です。 だから、こちらには土壌の
    中にシロアリがいますよ」

・・・と言われても一般の人には区別がつきませんよね。 そうなのか、
と思うことしかできません。 気になるのは最近、消費生活センターの
話では、えーっ、あの有名企業がという会社にもクレーム相談がけっこう
あると聞きました。 私は信用していたのに・・・。

P4130014.JPG

まあ、今はどこも厳しいですからね。 売り上げのためにはねえ・・
むにゃむにゃ。 でもねえ・・・むにゃむにゃ・・は、したら如何でしょう。

なんだか暗い話でごめんなさい。 
確たる証拠がないので書くのはマズいかなあ~と思いましたが、 
誹謗中傷の意図もありませんけど、そう思われるかもね。

P4130019.JPG

私も偉そうなことは言えない人間ですが、でもウソは言ったことはあり
ません。 信じてくれるかしら?

今日は実に歯切れの悪いむにゃむにゃな文章でごめんなさい。 
名誉棄損で訴えられても困るので、むにゃむにゃで誤魔化しちゃった。
でも、皆さんも知っておいたほうがいいと思うし・・むにゃむにゃ・・う~ん。

えーと、もし皆さんがそういうシーンになっても簡単に契約などしないで
くださいね。 必ず「客観的な証拠を確認」するように心がけていただきたい
と思います。 会社の知名度だけで判断されないようにね。 知名度って、
「誠意や信頼」とは関係ないですからね。

P4130020.JPG

ということで、むにゃむにゃしたまま終わります。
ああ、今日はほんとに歯切れが悪い書き方になってしまいました。
これじゃあなんのことかわかりませんよね。 ごめんなさい。

(ほんとは私、すごく怒っていますが、証拠が・・・ああ、やっぱり今は
 むにゃむにゃしか言えないです)

ジョークです。


ジョーク

天国の門


散歩の途中,イエスが天国の門の前を通りかかった時のことだった。
その門に,一人の老人がやってきた。その老人は年老いていた。
腰を曲げ足をかばうように杖をつきながらゆっくりと歩き,真っ白で
長いあごひげがゆれていた。


ふと,イエスは老人に声をかけた。
「ご老人。何か私に出来ることはありますか?」
老人は,イエスを見上げて,震える声でこう答えた。

「長い間,わたしは息子を捜し続けております」

イエスの顔は暗くなった。 それは非常に難しいことだ。 
天国には,天地開闢以来,何千兆・・・本当に無数の人々がいるのだ。


「わたしの息子には,特徴があります」
イエスの思いを察知したかのように,老人は続けた。
「両手両足に穴が開いているのです」


イエスは,一瞬言葉を失って年老いた老人を見つめた。
「・・・お父さん?」

老人も,イエスを見つめてこう聞いた。

「・・・ピノキオ?」


??な文に最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
それではみなさん、ごきげんよう。
nice!(9)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

悪徳業者の床下工事。 [悪質商法]


みなさん、こんにちは。

また最近、不愉快な思いで・・はっきりいえば頭にきています。
ひとつは最近TVでも報道されたので、ご存知の方もいると思いますが
埼玉の悪徳床下業者が新潟県警に逮捕されました。

もう、うんざりします。 
定期的にこういうニュースが流れると同業者として苦い思いになります。 
まあ、こういう輩はいつの時代にもなくならないとは思いますが・・・。

で、今までも新潟県で逮捕された悪徳業者は、ほとんどが福岡や大阪、
東京から流れてきた業者です。 
たぶん、新潟県は彼等にとっては美味しい市場なんでしょうね。 

新潟県人としては、とっても不愉快。
やるんならお前の地元でやれよ、なんて不謹慎な・・・。
まあ、これだからいつまで経っても床下業者は社会的認知が得られない
んですね。 情けない。

ということで今日はつい最近、調査した悪徳業者の工事跡をお見せします。
みなさんの参考にしてくださいね。

まず、最初の一枚。
これには唖然としました。 下の写真をみてね。

ここは何処だと思いますか?
P7280059.JPG

そう、浴室の基礎です。 奥に見えるのは浴槽の下部です。
なんでこんなとこを基礎割したんだろ?
可能性としてはふたつあります。
P7280060.JPG

① この向こうに部屋があると思って基礎を切っちゃった。
② 設備屋さんが配管の都合で切った。

どっちでしょう? どっちでも幼稚な失敗の跡です。

次、いきましょう。 下の写真です。
ジャッキ式束柱(つかばしら)が付いています。 これって何の意味が?
木製の束柱が腐っていたりシロアリに食われて強度が落ちているなら
わかりますが、なんともないですね。 
しかも、ジャッキが曲がって付いていますね。 まったくの無意味。
P7280057.JPG

以下、同じような工事がされていました。
P7280051.JPG

なぜこんなことをしたのでしょう?
お客様から事情を聞いて真相がわかりました・・・。
P7280053.JPG

P7280055.JPG

実はこれはお客様の心を掴むためです。 
業者は・・・
「束柱がヤバいですよ。すぐホームセンターへ行って買ってきてあげます。
費用はレシートの金額だけでいいですよ・・」
と言ったそうです。 お客様は、なんていい業者なんでしょう・・と思いますよね。 
そこが付け目。

気がついたら約床面積20坪前後の広さに、なんと9個の床下換気扇を付けら
れてしまいました。 しかも、カビの臭いは未だにします。
付け位置も杜撰ということです。 
P7280052.JPG

P7280056.JPG

しかもその付け方ときたら・・・下の写真を見てね。
P7280065.JPG

おいおい傾いているじゃあないの。
いい加減だなあ、呆れた。
P7280067.JPG

T様、ごめんなさいね。 
被害者のあなたにとっては見たくもない写真だと思います。
今度から注意してくださいね。 同業者として私もほんとに情けないです。

不快な写真をお見せしてごめんなさいね。
じゃあ、どう防衛したらいいの? ということですが、う~ん。
① 即決はどんなに薦められてもしないこと。
② 2~3社の業者に合い見積もりをとること。
・・くらいしか思い浮かびません。

善だけの人間も、悪だけの人間もいないと思いますが、こういう工事跡を
みると人間の悪の側面を見た気がして嫌~な気分になります。

お口直しのジョークです。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
それではみなさん、ごきげんよう。

   <ジョーク


ある女性が夫を探してキッチンへ歩いていくと、

夫は蠅叩きを持って忍び足でうろついていた。

「何してるの?あなた。」
「蠅を殺してる。」
「まあ!どのくらい殺したの?」
「オスを三匹、メスを二匹やった。」

好奇心をそそられた彼女は尋ねた。
「どうやったらわかるの?」
彼は答えた。
「オスの三匹は缶ビールの上にいた。
そしてメスの二匹は電話の上にいたのさ。」



nice!(25)  コメント(40)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

あーっ嫌になる! [悪質商法]


あーっ!もう嫌になります。

何なんだよーこいつら! いい加減にしろよな!
年寄り騙してどーすんだよ! しかも相手は79歳の認知症男性だぜ。 
1200万円だって!シロアリ駆除と床下換気扇と調質剤だって! 
もうみえみえなんだよー、 

お前等みたいなのがいるから我が業界はいつまでたっても社会から
認知されないんだよー! シロアリのほうがよっぽど立派だよ。 
既に会社は解散したって? それならお前の全財産潰してでも
弁償しろよな!

それから、こらー!健康食品業者!
お前等は300万円だって! 何が健康食品だ。 不健康な心しか
もってないくせに、恥ずかしくないのか! お前らの売っているのは
不健康食品だ! さっさと刑務所へ行け! もう二度と出てくるな!

それからローン会社も汚いなあ!
79歳の年金暮らしで認知症の男性相手にローン通してどーすんだよ! 
ふつうなら70歳でアウトのはずだぜ、知ってたんだろー、こら! 
もしかして業者とグルなんじゃないのか?




みなさん、こんにちは。

いきなり口汚い言葉の連続でごめんなさい。 
びっくりしたでしょ。 ふだんこんな言葉使わないんですよ私。 
でも今日だけは特別。 かっか[むかっ(怒り)]してます。

というのは、今朝の朝日新聞・新潟版をみたら・・・佐渡島で平成4年から
11回にわたって79歳の認知症の男性宅にシロアリ業者と健康食品業者が
交互に契約をしていたというのです。 唾棄すべき卑怯なやり方です。 
もう不愉快極まりない!


・・・で、ほんとに残念ですが今後こういう悪質業者がますます増えてくる気が
します。 不況だからでしょう。 みんな追い詰められつつあります。 
すると善人でも悪の心がのさばってきます。 

だから余計自分の中の悪の部分を自覚して高い心をもつようにしたいもの
です・・・とエラソーなこと言ってしまった。 
でも、それが文化・・人間だけの特質だと思うんですがどうでしょう。

鳩のような素直さと蛇のような狡猾さの両方を身につけなくてはいけないよう
です。 (蛇君ごめん、あくまで例えだからね)

最後にお願いです。
どうかシロアリ業者のすべてが悪質業者だと思わないでくださるように。 
ほとんどのシロアリ業者は、今日も真面目に汚い床下で一生懸命皆さんの
家を守るために頑張っています。

DSCF2104.JPG
































(にゃんこちゃんのほうがよっぽど立派だよ、ね)

今日は不快な文章でごめんなさい。
ジョークで気分転換してくださいね。
今日のジョークはどうでしょう? 


  <ジョーク

秋子さんが病院を訪れた。

医者 「どうなさいました?」

秋子さん 「避妊薬がほしいのですが

医者は面食らって聞いた?

「申し難いのですが
あなたは70を超えてますよね?
何故避妊薬が必要なのです?」

秋子さん 
70を超えてませんよ。とにかく、あれが
あると良く眠れるんです。」


医者はますます混乱した。

「一体何で避妊薬があるとよく眠れるんですか?」


「娘のイチゴジャムに毎朝あれを入れておくと

 安心して眠れるんです」


それではみなさん、ごきげんよう。



nice!(11)  コメント(21)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

悪徳業者に感謝する人々 [悪質商法]


皆さん、こんにちは。 

シロアリの話はどうも気分がのらないので、今日も別の話でお茶を
濁させてください。 最近濁してばっかりですが・・・。

最近の新聞で、神奈川県警の現職幹部が「新世界」という霊感商法
事件に積極的に関わっていたという報道がされていました。 
今日の新聞では「だました気持ちない」とサロンの女社長が反論して
いるそうですが・・・。 

私はこういう人種が大嫌いです。 
ただそれはそれとして経営母体の会社に売上金の7割も上納する
システムだったこと、および具体的な集客方法が各地のサロンで
行われる「癒し」と「物品販売」だったことを考えると、私が脱会させ
ようとしたおばあちゃん(寂しい人が多すぎるのブログです)が入って
いた団体とよく似たシステムだと思います。 

ありていに言えば私は「人に欲があるかぎり」こういう怪しい団体は
根絶できないと思っています。 
昔「豊田商事」という会社が「金の証書」だけ売りつける悪徳商法で
大事件を起こしたことを御存知の方も多いと思います。 
殺人事件まで起こして結局、深層は闇の中で終わりましたが。

で、以前その豊田商事のセールスマニュアルが載っていた本を読ん
だことがありますがこれが凄い! 凄いというのはまさに究極の
セースルマニュアルだと思ったからです。 正直これは使えると思い
ました。 多くのセールスマンの方ならそう思うと思います。 
そして、このマニュアル自体が「悪徳マニュアル」ではないのです。 
見方を変えればとても優れたセールス教本です。 

こういう書き方をすると誤解されそうですが・・・
つまり、そのマニュアルの内容と同じことを大手有名メーカーの営業
でも本質的には同じことをやっています。 ただ有名メーカーは「商品」
という裏づけるモノがありますが悪質業者にはそれがありません。 
だから余計「頭を使う」のですね。 
 
正直な業者は「努力さえすればいつか報われる」と思い「頭」を使い
ません。 これは怠慢です。 正直な業者ほどもっと頭を使って悪徳
業者に勝つべきなのですが・・・といっても私も頭が悪いので・・・。

「売るためのセールストーク・技術」と実際の「商品」とは相関
関係はありません。
 多くの商品は「買って、使って」みなければ
それが本当に価格に見合うものかどうかは誰にもわからないからです。

なぜ豊田商事は金という商品がないのに「金の証書」=紙くず、だけを
売ることに成功したのでしょう? 
それは「売るためのセールストーク・技術」がバツグンだったから
ですね。 よくセールス本に「商品を売る前に自分を売れ」と書かれて
います。 これは普遍の真理です。 営業経験のある方なら当たり前の
ことでしょう。 そして豊田商事の営業マンはこれを徹底してやりました。

具体的には・・一人暮らしのおじいちゃんおばあちゃんをターゲットに
したらそこに通いつめ「掃除・洗濯・料理・話し相手」になるわけです。 
とくにこの「話し相手」になるのはグッと効果があります。 
そして徐々に確実に「信頼関係」を築きます。 この間は「商品」の
話はいっせつしません。 すれば「売り込み」と思われるからですね。 
とにかく「親身」になって面倒をみます。 

そして数ヶ月したらこう切り出します。

  • 「おばあちゃん、僕もう明日からおばあちゃんの家に来れないんだ」

    当然おばあちゃんはすっかり「情が移って」いますから寂しがります。
  • 「どうして?」と聞きます。 

    すると営業マンはこう言います。
  • 「実は会社の上司から、商品を売らないでサボってばかりでけしからんと
    怒られちゃったんだ」
  • 「じゃあどうすればいいの?」

  • 「もしおばあちゃんがうちの商品を買ってくれれば、僕これからも来れるよ・・」
  • 「じゃあ私が買ってあげるよ」

・・・・ということになります。 
もう完全に「飛んで火に入る夏の虫」ですね。 
それでジワジワとおばあちゃん・おじいちゃんの全財産を搾り取る
わけです。

当時「豊田商事被害者の会」が結成されました。 
私が驚愕したのは騙されたおじいちゃん、おばあちゃんの少なからず
の人が「被害者の会」に参加しなかった事実でした。 
全財産を騙し取られたにも関わらず「私は訴えない」という人もいた
のです。 
 
なぜ訴えないのかというと・・・
「私のところに通って一緒にご飯を食べたり、肩を揉んでくれたり、
親身になって話を聞いてくれたあの営業マンが悪いのではない。 
あの子は上司の命令で仕方なくそうしたのだから・・・あの子は
ホントは優しい子だったから」・・・というわけです。 

どうですか、これが「売るためのセールストーク・技術」の見事な
結果です。 もう究極のセールス法です。 そして本質的にこれと
同じことが大手有名メーカーの営業でも行われています。 
「売るためのセールストーク・技術」と実際の「商品」とは相関関係は
ありません・・・という意味がおわかりでしょうか?

この「売るためのセールストーク・技術」を「癒し・セラピー・ヒーリング」 
に置き換えたのが新世界のやり方です。 これだって実際に「効果の
あった人」にとってはきっと詐欺でないと言い張るでしょうね。 
私は騙されたんじゃない、感謝してる、と。 

すると悪徳の線引きって一体どこにあるんでしょう?

実は、私と私のお客様の関係もこれに非常に近いです。 
というか、お客様のほうから私の本業以外の問い合わせや相談が
とても多いのです。 
膝腰が痛いんだけど・・・猫がいなくなったんだけど・・・親戚にガンの
子がいるんだけど・・・子どもがアトピーで・・・いい大工さんを教えて
・・・緑青って毒なの?・・・大事な薬缶に穴が開いて修復したいんだけど
・・・もうもう千差万別です。 
その都度私は「情報」を探してはお届けしています。 ほとんど無償です。 

なぜこんな「儲からないこと」をやっているんだろう?と思うこともしばしば
です。 ちゃんとお金を取ってよねとお客様からよく言われます。 
でも私は「本業以外」で私のすることに金額をつけられないのです。 
すごい抵抗があります。 
 
これは本質的に私には「金儲けは悪」という気持ちが抜けないから
だと思います。 だから先日のNHKの孔子と子貢の儲けの話なんか
に興味がいくのだろうと思っていますが・・・。 
欲があるのに金儲けに走れない・・・・。 もう自分が嫌になる・・・。 
グチです。 もう。 

いやー見苦しい。 またグジャグジャな終わり方になりそう。 
私はただカッコつけてるだけなのかなあ? きっとそうだ。 

とにかくこのように「悪徳業者に感謝している人」が多いのも事実です。 
私にはどうしようもない。 2~3年前にも社長が某有名演歌歌手の
タニマチで有名な会社が隣町で数ヶ月催眠商法をやっていました。 
そこで一千万円くらい買い物をしたおじいちゃんがいたそうです。 
さすがにその親族が止めさせようとしたら、おじいちゃんは怒って
こう言ったそうです。

  • 「実の子どものお前達なんかより、○○さん(その催眠商法の
    営業マン)のほうがよっぽど親身になってくれる。 それに俺の
    金を俺が使って何が悪い!」


・・・ああ、もう言うことなしです。 その営業マンは凄腕です。 
きっと別の業種に就いても成績をあげるでしょうね。 
もったいない!と思います。 その技術をもっといいことに使えばいいの
にね。 皆さん、どう思いますか?

ということで皆さん、ごきげんよう。 (不快にさせたらごめんなさい。)


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

寂しい人が多すぎる。 [悪質商法]


皆さん、こんにちは。

昨年、ひょんなことで知り合いになった一人暮らしのおばあ
ちゃんがいます。 兄弟は医者とか大学教授だそうで昔は
資産家だったらしいですが詳しい経歴は聞きませんでした。

最初は「肌のヒビワレに困っている」というので、それなら
竹酢液が効きますよと持っていってあげたのがきっかけでした。 
その後、また是非遊びにおいでというのでお邪魔したときの
体験。 

ところが、お邪魔したら先客が何人かいました。 
そして、なぜかビデオの上映会。 
その前にサイババの話とか気を出す石の話とか。??? 

で、そのビデオの内容はあるセミナーの様子を映したもの
でした。 
ある会場で大先生?といわれる人が、腰とか膝の不具合を
もっている参加者を次々と葉っぱ?で患部を打っては治して
いきます。 会場には驚きと絶賛の声が。 
ヒーリングとかいうのだそうです。 
(なんでも目が悪くて義眼を入れていた人もヒーリングで見える
ようになったとか!?眉唾もここまでくるとお笑いです。)  

これは典型的な怪しい商法だと思いました。 
大体その大先生のかもしだす雰囲気だけで私はもうダメ。 
そういう人は共通する特有の雰囲気をもっていますからね。 

たぶんマルチじゃないかと思い、後でおばあちゃんにズバリ
聞きました。 すると、そうではないといいます。 
「だってこの先生は無償で全国各地でこういうセミナーをやって
いるんですよ」だって。 
へェー? だとしたら巧妙なカラクリがあるに違いない。

後でインターネットでその人物を調べてみました。 
やっぱり案の定。 マルチではないといっても、それは表向き
だけで、事実上のマルチです。 「セミナー」と「商品の販売」は
それぞれが独立した別会社で、一見「切り離されて」いるように
見えますが実は裏でつながっていました。 

だって「商品の販売会社」に品物を卸している「製造会社」の
社長がその大先生ですからね。 つまりマルチであることを
「健康セミナー」で偽装しているだけ。 手がこんでいます。

そこに同席していた人は某病院の院長夫人とか某会社社長
でした。 へぇー!こういう人でも騙されているのに気づかない
んだ、と思いました。 なぜ気づかないんだろう? 
それは、それぞれの皆さんに切実な「悩み」があるからでは
ないかと思います。 その「悩み」に「食込まれる」と人間って
ほんと弱いものです。

で、後日再び私はそのおばあちゃん宅を訪問しました。 
その組織を脱会するように説得しに行ったのです。 
そのときは先客はいなかったので説得もしやすい状況でした。 

かって資産家だといっても、今は年金暮らしで生活も決して
楽ではないことを知ったからです。 そして、おばちゃんも実は
その大先生についてはちょっと疑問を感じる瞬間があると言って
くれました。 

「でも、私は辞めるのは難しいと思います」
・・と、おばあちゃんは言います。 なぜかというと、公私ともに
某院長婦人のお世話になっているからだそうです。 お世話と
いうのはTVとか生活用品をいろいろ買ってもらったからだそうです。 

それに某院長婦人はその組織の地区部長?
だそうな。 
(ちなみにその某婦人になぜそんな組織に入ったのか聞いたら、
家庭内のトラブルという悩みが契機だそうです。 今ではすっかり
大先生に心酔しきっているようです。)

つまり、そのおばあちゃんも、某婦人も「悩み」があったのです。 
おばあちゃんは「寂しさ」、某婦人は「家庭内トラブル」。 
そして、その組織はその悩みをうまく「取り込んだ」わけです。 
またその組織は(詳述は省きますが)段階的に金を巻き上げて
いく「仕組み」をもっています。 マルチと宗教が合体したような
団体ですね。 こういう怪しい団体は全国にたくさんあります。

で、仕方ないので、おばあちゃんにはその「仕組み」を説明して、
次はこういう要求をされますから決して「深入りしないように」と
言い含めてきました。 おばあちゃんは分かったふうでした。 
以後、私はその家には出入りしていません。

ところが後日談。 
そのおばあちゃんを知っている別の人の話によると、おばあちゃんは
私のことを・・・
「あの人はとんでもないことを言う人だ!」と、猛烈に
非難していたそうです。 アハ! やっぱりそうなったか、と思いました。 
ちょっぴり予想はしていたけど。 哀しいな。

もしかしたら、そのおばあちゃんだって心の底では薄々その組織の
怪しい面は感じている気がします。 
それでも、おばあちゃんにとってはその組織に属していることの
ほうが、寂しさに耐えるよりはまだましなのかもしれません。 

おばあちゃんにとって寂しさはなによりも「恐怖」かもしれないです
からね。 
(それに自分のいったん信じたことを否定されるのは、ある意味
自分の「存在の根幹」をも否定されることですから認めるのは容易
ではないはずです。) 

某院長婦人だって「家庭内のトラブル」が入会の動機と聞きましたが、
本質はやはり「誰も相談に乗ってくれない」という寂しさが原因という
とらえ方もできます。 
人は一人では生きてゆけませんものね。 

そして、私はこのような「寂しい人」が全国でどんどん増えている
ような気がします。 
許せないのはそのような人をターゲットにして食い物にしている
怪しげな団体です。

(猪熊源一郎という画家だったかなあ? 生前こう言っていたそう
ですね。 
「石ころが一個あれば一年は暮らしてゆける」と。 
画家ですから一個の石ころからもいろんな着想が湧くということ
なんでしょうが。 でも一般人には無理です。)

皆さん、寂しかったら友達をつくりましょう。 
でも友達をつくるためにはどうしても通らなければならない
関門があると思います。 
それは簡単といえばとても簡単なのですが・・。 関門とは・・・
誰にたいしても「裸になれる勇気」=「傷付く勇気」=「恥をかく勇気」
です。 
最初に、まず自分が裸にならなければ友達はできませんからね。

それによって傷付くこともあると思います。 
でも、傷付いたっていいじゃないですか。 それを前もって覚悟
すればいいだけなんだから。 いつかきっとあなたのいい面も
悪い面も丸ごとそっくり受け入れてくれる人が絶対現れます。 

私は昔から100人中99人から誤解されても、たった一人でも
わかってくれる人がいれば、それで充分と思って生きてきました。 

現代は「鎧をまとっている人」が多すぎるような気がします。 
きっとそういう時代背景・環境もあるんでしょう。 

依然、TVで「公園デビュー」とかいうルポ番組を見たときは
ビックリしました。 公園なんか行きたけりゃ行けばいいだけの話。 
なんでそんなことに神経使わなけりゃならないのかな? 
誰も彼も傷付くことを恐れているのかな? 
いつの間にか心に鎧を被らないと生きてゆけない社会になって
しまったのかな? 

そして鎧の中は寂しさばかりみたい。 

ついでに言えば、今の若い子って化粧やフアッションがすごく
上手ですよね。 私にはみんなそれなりの美人に見えます。 
でも、ノッペラボーというかウルトラマン顔?っていうか、美人
だけどホンネがわかりにくい子が多いような気がします。 

化粧やフアッションも鎧みたいに感じるときがある。 
一体この子は何をどういうふうに感じているんだろう?と思う
ときもしばしばです。 
たとえ傷付いてもホンネで生きたほうが楽なんですけどね。
 
そんなことわかっているわよ! 
それができない社会だから仕方ないのよ! 田舎の御気楽な
おじさんには分かりっこないのよ! 分かったようなことばっか
言ってさ!
・・・って言われそうですね。

脱線につぐ脱線でした。 余計なことまで書いたみたい。 
それでは皆さん、ごきげんよう。  

 


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

Mrマリックと霊感商法とマルチ [悪質商法]

 皆さん、こんにちは。 最近なんとなく気づいたことを書きます。

 Mrマリックは御存知だと思います。 私は大好きです。 マリック氏の手品をみるとほんとにビックリします。 超能力だといわれても信じてしまいそうに凄いと思います。 どうしても見破れません。 でもタネはあるんですね。 以前、マリック氏のドキュメントを見て更に好きになりました。 マリックとは魔術とトリックを合成してつくった名前ということですね. つまり、マリック氏は自分は決して超能力者なんかじゃない、自分の手品にはトリックがあると公言しています。  

 マリック氏は不可能と思えるトリックを考えるのに、1~2年かかるらしいですね。 そして一見不可能に思えるトリックのタネを考えるのも、諦めなければ可能なんだと言っているようです。 不可能に挑戦して、可能にできることこそが人間の素晴らしさだと言っていました。 私はそこが好きです。 

 前置きが長くなりましたが、このビックリするとき人間は「心理的に無防備」になってしまう気がするのです。 目の前で、ビックリすることが起きて、そのトリックが全く見抜けないとき、人間は一種の「思考停止の状態」になってしまいます。 

 それと、もうひとつ、遠い先祖の因縁とか、霊界とか確認できないことについて「断定される」とやはり思考停止の状態になりやすい気がします。

 そして、霊感商法やマルチ、あるいはカルトは、必ずといっていいほど、最初ビックリさせませんか? 断定しませんか?

 最近、あるカルト団体のビデオを見る機会がありました。 ある会場で、おもに身体の具合の悪い人ばかりを集めて、教祖?が演壇で瞬間的に治してしまうのです。 そのとき手に持った葉っぱを一振りすると、あら不思議、足腰の痛い人が治ってしまうのです。 会場は大拍手です。 これはその教祖様の超能力だそうです。 ヒーリングというのだそうです。 

 また、マルチのセミナーでも同様なことがよく行われます。 私はこれでガンが治りました、とかスピーカー(体験者)が熱をこめて講演します。 あるいは商品のデモンストレーションをします。 ある浄水器の水を使ったら、生け花が何日も枯れなかったとかは典型的なデモです。 あれは、簡単なタネがあるのです。 そのタネは忘れましたが。 

 つまり、共通しているのは、最初に「ビックリさせる」ことです。 ビックリさせて「思考停止の状態」にしてしまうのです。 するとそこから「洗脳」は簡単です。 トリックのタネがわからないのですから、「否定も肯定もできない不安な心理状態」で、断定されると人間は弱いようです。 特に身体の具合の悪い人にとっては、その断定は「救い」ですから、洗脳されてしまうのは簡単です。

 これを「断定ビジネス」という人がいます。 細木なんとかという占い師などはその典型です。 こういう怪しい人は「断定ビジネス」をやっているだと思います。 皆さんは細木女史をどう思いますか? かなり以前に、女史の生い立ちから占いに関わるまでのルポを読んだことがあります。 まあ並みの生い立ちではない怪物ですね。 そのエキサイティングな生き方だけには脱帽しますが。 

 私は不思議なことが大好きです。 世の中には「説明のつかない不思議なこと」があります。 マルチの商品でも、ほんとに優れたものもあると思います。 しかし、Mrマリック氏のようにトリックがあると明言しているならともかく、それを「超能力」だとか言う人がいたら一応要注意だと思います。 実際に「霊感の強い人」を何人か私も知っています。 でも、あまりハッピーには見えませんでした。 そりゃあそうですよね。 望みもしない映像が見えたり感じたりするんですから。  

 この間も、インドで、ある少年が話題になっているというニュースがありました。 彼は生まれてから食事をしたことがないというのです。 現地では、お釈迦様の生まれ変わりだと言われているそうです。 笑ってしまいます。 いや失礼。 

 というのは、インドには、大衆の尊敬を集めている聖者がたくさんいるそうです。 爪を切ったことがない聖者、髭を切ったことがない聖者、片腕を上げたまま下ろしたことがない聖者、あるいは身体に針を何千本も刺したままの聖者・・・・さまざまな聖者がいるそうです。 BSでも放送していました。 

 これは誰にでも、ちょっとマネのできない「苦行」を通して悟りの境地にたどりつこうと努力している姿を、大衆は尊敬の念でみるということです。 苦行のできる人を敬う、あるいは苦行を通してしか悟れない、とでもいう伝統的な考え方がインドにはあるのでしょうか。 これは科学ではないのです。 また、昔話題になった、手から時計や物質を出す聖者や、メスを使わないで手術するという東南アジアのどっかの医師? あるいは人類の運命が個別に書かれているなんとかの葉っぱ。 

 これらは、詐欺かそうでないかというモノサシで見ること自体が間違っていると思います。 民間療法・民間信仰を詐欺だ、非科学的だといってもはじまらないのと同じです。 それで、救われている人がいればいいじゃないかと思います。 但し、霊感商法、カルト、ある種のマルチの許せないのは、トリックを超能力だとか、似非科学的な説明で誤魔化すことです。 目的は、はっきり金だけです。 

 以下は、私の読んでいるあるメルマガからの抜粋です。 皆さんはどう思われますか?私はそのとおりだと思いますが。


 「あんた5年後、大変なことになるよ!」


 お前、見てきたのかよ!
 と突っ込みたくなるくらい胡散臭いタレントカルト。

 「あなたの前世は・・・」という・・なんとかの泉。
 無精ヒゲをはやした和服のデブと
 黄色いお化けのツートップ。

 これを私は断定ビジネスと呼びます。
 私たち人間は本来的にこの断定に弱いのです。
 断定されると盲信してしまうのが人間みたいです。
 
 それは・・・、
 私たちが生まれる前からこの世界は存在していたから。
 既に在った世界に遅れて参加したのが私たちです。
 まるで転校生と一緒です。
 
 すでにそのクラスは存在し、
 そこに転校生としてあなたが途中から入ってきた。

 既にそのクラスという世界はあり、
 そのクラスにはルールがもう形成され、
 そのルールにおいて日常があるのです。

 でもそのルールを転校生であるあなたは知りません。
 だから、元から居る生徒に
 この世界のルールを断定されれば
 「そういうものなんだ」
 とあなたは盲信するしかないワケです。
 
 しかもタレントカルトの場合は、前世や未来。
 そのルールの話です。
 これは確認できませんから、
 これも「そういうものなんだ」と信じることしか出来ないのです?  


  今日はシロアリとは全く無関係なことを書いてしまいました。 例によって大目に見て下さいね。 タレントカルトが好きなかたには不愉快だったと思います。   

  皆さん、ごきげんよう。      


nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(1) 
共通テーマ:住宅

進化した催眠商法について [悪質商法]


皆さん、こんにちは。

昨日の「明るく元気で腹黒い~」を書いていたら、以前のムカムカする
ような腹黒い商法をいくつも思い出しました。 
それで、他の事例もご紹介します。 自己防衛の参考にしてくださいね。

数年前の夜、私の卒業した高校の元教師(女性・独身・70代)から
電話がありました。

  • 元教師「 貴方は○○酵素というものを知っていますか?」

  • 私 「 いえ、知りません。でも詳しい人を知っていますから調べる
       のは簡単ですよ。 ところで、なんですか、それは?」

  • 元教師「 なんでもアミノ酸を長期熟成したものだそうです。」

  • 私 「 それで先生はそれを飲んでいるのですか? 体調はいいの
       ですか? それに、どこでそれを手に入れたのですか? 
       価格はいくらですか?」

  • 元教師「 飲んでいます。 体調はいいみたいです。 
         1瓶10000円くらいです。 1瓶で一ヶ月くらいはもちます。 
         大阪の会社が近所の閉めた店を借りて、2ヶ月くらい前から
         説明会をしているので、そこで買いました。」 


        ( 私・ピンときました。 催眠商法の手口です。)

  • 私 「 1瓶10000円くらいで、体調がいいなら、お飲みになっても
        いいんじゃないですか。 ただし、その業者は催眠商法らしい
        ですから、いずれ高額な商品を薦められるかもしれませんよ。 
        そのときは注意してくださいね。」

  • 元教師「 私、そんなに馬鹿じやありません!」 

・・・・・というわけで、先生は怒って電話を切ってしまいました。 
ところが一ヵ月後の夜、再度、電話がありました。

  • 元教師「 明日の午後から、床下に備長炭を敷くことになったん
         ですが、私、契約解除したいんです。 どうしたらいいん
         でしょ。」

  • 私 「 その大阪の業者ですね。 ところで備長炭といっても
        日本のじゃなくて中国産じゃないですか? それでいくら
        ですか?」

  • 元教師「 ええ、中国産だそうです。 10坪で約80万円です。 
          それを断りたいんです。」


  • 私「 とりあえず、明日の朝お邪魔します。 詳しくはそれから・・・・」

・・・・ということで翌朝その先生の家にお邪魔しました。 
私としてはクーリングオフを代行してあげればいいと考えていました。 
今までも、私のお客様に何度もやっていることです。 簡単だ、と思っていました。 

ところが、朝8時頃、お邪魔してみると様子がおかしいのです。 
その先生宅の玄関に入って左が寝室でした。 襖が少し開いていて、なかに
ベッドと布団が見えました。 その布団がやけに豪華に見えました。 

  • 私 「 先生。もしかして、その業者から○○酵素以外に、
        なにか買いました?」

  • 元教師「 ええ、浄水器でしょ、布団でしょ、それから、それから・・・・」

  • 私 「 そのうち、既に使っているのはどれですか?」

  • 元教師「○○酵素と布団です。」

  • 私 「 布団はいくらでした?」

  • 元教師「 布団は100万くらいです。」

  • 私 ( 内心の声・ やられた!案の定だ。)
    「 とにかく契約書とローン用紙を見せてください。」

そして、そのローン用紙をみたとき、また( やられた!これは難しい!
と思いました。) 
私としてはクーリングオフを使うつもりでいましたが、そのローン用紙
には何品目も合計した金額が一枚のローン用紙にまとめて書かれ
ていました。 

つまり、使用済みの布団も、使用済みでない商品も一緒になっています。 
総額250万です。 布団はもう使用していますから、使用していないもの
だけでもクーリングオフを使うつもりでいましたが、それが封じられていた
のです。 つまり巧妙に「解約封じ」されています。 
賢い(悪質)やりかたです。 

そのとき、催眠商法も進化しているなあ、と思いました。 
消費者センターは10時からなので相談するのに間に合いそうもありません。 
それで私は地元の警察署に走りました。 

しかし、こういうとき意外と頼りにならないのが警察です。 
逆に「 あんた、その先生とどういう関係なの? 他人のことにあんまり首を
つっこまないほうがいいよ。 本人に断らせればいいじゃない。」
なんて言われました。 その本人がどうにもならないから、私に相談している
んじゃないですか、と言いたかったけど我慢しました。

結局、現時点では、警察でもどうにもならないというのが様子からわかり
ました。 まだ事件になっていないからですね。 
こういうことは何度も経験しました。 事件のおきる前に動けないんでしょうかね? 
予防医学じゃないけど、予防処置はできないんでしょうか? 
いつもそう思います。

それで、ともかく解約の交渉をして備長炭工事はストップしました。 
意外なほどあっさりと業者は引き下がりました。 実はこれには裏があった
のです。 
その元教師は友達の奥様数人を、その説明会に連れて行っていたのです。 
その奥様方は、地元の市会議員や、お茶の先生等、つまり有力者の
奥様ばかりでした。 

こちらが断った備長炭は、別の、お茶の奥様の家に使うからということで、
あっさり引き下がったのです。 何でもその奥様の自宅全部の床下に、
備長炭を敷く契約を既にしてあって、価格は350万だそうです。 

これでは業者としては引いたほうが利口です。 だって、お茶の奥様は
元教師の友達ですから、こっちで問題を起こしたら業者としては元も子も
ないですからね。

そういう事情を知ってか知らずか、元教師は自分の力で断ったと思い
込んでいるようです。 こういう人は、いつかきっとまた同じ失敗をします。 
ありていに言えば、騙されやすい人種がいます。 

失礼を承知で言わせてもらえれば、騙されやすい人種トップ3は、
「教師、警察官、お坊さん」です。 なぜだと思いますか? 
これらの職業の人に共通した要素があるからです。 
それは「世間知らず」だからです。 

「教師、警察官、お坊さん」のみなさん、はっきりいってごめんなさい。 
でも、あなた方は「温室育ち」で、「人に指図することはあっても、指図される
こと」は仕事柄、少ないはずです。 そういう職業の人は、とても簡単に
騙されやすいのですよ。 注意してくださいね。

あるとき、一流紙の新聞の一面を使った広告を見ました。 
社会貢献をしているとても優良な会社に見えます。 その企業名を見て
私はビックリしました。 大手の催眠商法会社だったからです。 
一昨年、県内でも移動しながら説明会をしているのをよく見かけました。 
ホームページも見ました。 やっぱり素晴らしい会社に見えます。 
しかし、その会社の被害者を私はたくさん知っています。 

注意してください。 悪質会社ほど、ある意味でマーケテイング技術は
優れています。 なぜ優れているかというと「商品に自信がない」からです。 
自信のない商品を売るには「知恵」が必要です。 

そして、その「知恵」は、ほんとにすごい!というほど練りに練られて驚く
ほど「進化」しています。 
この元教師のように 「私、そんなに馬鹿じやありません!」 と自分で
思っている人ほど、間違いなく簡単に騙されます。 

虚栄心と自尊心が弱点だからクロージングは簡単なのです。 
言い過ぎでしょうか? 言い過ぎだ!と思う皆さん。 あなたは簡単に
騙される側ですよ。 

そもそも、悪質業者と良質業者(?)の境はあってないようなもの、と
私は思います。それはほんの僅かな差だけです。 
極論をいえばアフターフォローをするかしないか、です。 

社会的に有名な会社ほど、ある意味「悪質営業」をやっていることがあります。 
信じられませんか? 信じられなかったら、もし世間で一流企業といわれて
いる会社に勤めている人に知り合いがいたら、酒でも飲ませれば運良く
本音が聴けるかもしれませんよ。 

例えば、昨年、悪質リフォームで逮捕された業者が何社か報道されました。 
そのニュースを見ながら私は思いました。 
「 ばかだなあ、アフターフォローさえちゃんとやっていれば問題になんか
ならなかったのに、」と。 

私見では、悪質業者の共通した欠点は「売り逃げ」をするからです。 
なぜ「売り逃げ」をするのかといえば「バレるのが怖い」からです。 
結局、「金儲け」だけが目的で、そこには「何のために、その仕事をしているか」
の理念がないからです。 
だから必然的に「売り逃げ」の姿勢になってしまいます。

今日は、私自身の人格も疑われかねない「裏っぽい」話をしました。 
なぜこんな話を書いたかというと、今の世の中「いい人だけではやっていけない」
と思うからです。 
聖書のことば「鳩のように素直に、蛇のように賢く」なければならないと思うから
です。 羊だけではやられてしまいます。 狼の要素ももってください。 

私のお客様は大半が羊です。 ですから、私は羊を守るために、時には
狼になります。 でないと守れないのです。 私はええかっこしいかもしれません。 
でも、社会的弱者から金をむしり取ろうとする輩には、無性に向かっ腹がたって
しようがないのです。 「取るなら、悪い奴から取れ!」といいたいのです。 
ああー、バランスが崩れてきたので、そろそろ止めにしますね。  

なんか例によって、うまく言いたいことが言えませんでした。 
伝わったでしょうか? もし不快になったらお詫びします。 
読んでいただいて有難うございました。 お礼のジョークを・・・

     妻:「あなたと別れられても、子供たちとは別れられないわ!」
夫:「俺もだ!気が合うなぁ。」

     夫:(ピンポ~ン)「ただいまー!」
妻:「あなたー、お帰り!ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も
夫:「・・・その前に、カギ開けてくれ。」

     夫が「隠し事は疲れる・・・」と言って、ため息をついていた。
思い切って、夫に話を聞いてみると、書類を「書く仕事」のことだった。

● 友人の姉は、携帯電話で真面目な話をしているオヤジのそばに寄って
「ねぇ、電話なんかしてないで早くしましょうよぉ~」と言って逃げることを
趣味にしているらしい。

     小学4年の息子が、イエス・ノー・クイズを作った。人気のゲーム
ソフト名を挙げ、買ってくれるかどうかの質問で、「イエス」に進むと
「ありがとうございます」、「ノー」に進むと「そこを何とかお願い
します」となっていた。

それでは皆さん、ごきげんよう。 
最後までお読みいただいて感謝します。
 


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

明るく元気で、腹黒い人々。 [悪質商法]

 
皆さん、こんにちは。

今日はシロアリとはまったく違うことを書きます。 
たぶん、独断と偏見が強く混じっていますので、批判、非難
されるかもしれませんが、承知の上です。

というのは、この間、久しぶりに、あるお客様の家へ伺ったら、
こんな相談を受けました。 

その奥さんは数ヶ月前に病院の診断で、ある病気と言われ、
落ち込んでいました。 現状は、病気といっても発症したわけ
ではなく、将来発症する可能性があるという程度です。 

そこで、知り合いの奥さんから、あるサプリメント(飲料水)の
存在を聞き、そのサプリメントの説明会にも行ってきました。 
それを飲み始めているというのです。

そのサプリメント(飲料水)は、マルチ商法で売っています。 
実は、2年前に、私も誘われたことがあった商品でした。 
その時点で、私はその商品を調べました。 

私の結論は「毒にもクスリにもならない飲料水」でした。 
そのわりに高額で、とても、私のお客様に紹介できるような
ものではない、と判断しました。 それで私は断りました。

私は、よくマルチ関係の人にセミナーに誘われます。 
なぜ誘われるかといえば、マルチ関係の人にとっては
「数多い私のお客様と人脈」が欲しいからです。 

マルチの商品でも「いいもの」はあると思います。 
私は「マルチ商法だから悪い」という気はありません。 
マルチが法律的には合法なのも知っています。

しかし、私はマルチをやっている人は嫌いです。 
なぜ、嫌いかといえば、今日のタイトルにした「明るく元気で、
腹黒い人々」
が圧倒的に多いからです。 
これは一方的な偏見かもしれません。 それでも嫌いです。 

セミナーで、いつも感じるあの「初対面にもかかわらず、
妙に明るく、馴れ馴れしい態度」
は気持ち悪いのです。 
この雰囲気は新興宗教のそれとまったく一緒です。 

なぜ、マルチの人が、新興宗教の人と酷似した雰囲気を
もっているのかというと、利害関係・組織の構造が両者とも
全く同じだからだと思います。

この「雰囲気」よりももっと嫌なのが、「健康面で何らかの
不安を抱えている人を標的にする」
そのいやらしさです。 
しかも、やっかいなことに気真面目で、いい人ほど「巻き込まれ
やすい」のです。 その効能が、科学的に実証されていなくても
、「科学は万能ではない」とか、もっともらしい巧妙な、理屈に
ならない理屈(屁理屈)をいいます。

私に言わせれば、マルチのパンフレットは、巧妙な偽装の
説明のオンパレードです。 
あの某有名博士も推薦!とか必ず「権威づけ」をするのも
ウンザリです。 「学位商法」で、そんなのどうにでもなる
ことも知りました。 しかも、気真面目で、いい人ほどそれを
信じてしまいます。 

特に病気持ちの人ほど、ちょっと効果があると、もう全面的に
信じてしまいがちになります。 実は、全然別の理由でよくなった
かもしれないのに、「ワラにもすがりたい心境」の人にとっては
「奇跡」が起きたわけですから無理もないのです。

数少ない例外として、私のお客様で、マルチで数千万の借金を
返し、家を建て、外車に乗っている人がいます。 
私のほうから聞かない限りマルチの話はしないので、当初は
気がつきませんでした。 マルチ特有の雰囲気を持っていない
のです。 その人に聞いたことがあります。

  • 私 「 私の知る限り、マルチで成功している人は
       滅多にいません。 それなのに、何故○○さんは、
       上手くいったのですか?」

  • お客様「 それはね。 みんな急いで、無理に商品を
        売ったり、仲間にしようとするからですよ。 私は
        そうはしません。」

  • 私 「???」 (いまいち、理解できない)

  • お客様「 たとえばね。 この間、Aさんの家のシロアリ
        駆除を、貴方に紹介したでしょ。 そしたら工事後、
        Aさんから、とてもいいシロアリ屋さんを紹介して
        くれた、と感謝の電話をもらいました。 私はとても
        嬉しかった。 Aさんも嬉しかった。 貴方も仕事に
        なって、嬉しかったでしょう?」

  • 私 「 ええ、あのときは、紹介していただいてありがとう
        ございました。」

  • お客様「 これなんですよ。 私も、貴方も、Aさんも、つまり、
         三者がハッピーです。 このハッピーな関係の輪
         をつくることが、
    コツといえばコツかもしれないなぁ。 
         とにかく、マルチのみんなは、自分の儲けばかり
         性急
    に求めようとするから、失敗するんですよ」 
・・・・ということでした。

昨年、こんなことがありました。 知り合いが、ある人に会って
くれというのです。 会った瞬間、マルチの人だとわかりました。 
それでも一応は説明だけは最後まで聞きました。 

私にしてみれば典型的なマルチのクロージングでした。 
商品は30何万もするアルファファ波を出すウォークマンみたいな
機器でした。 一見もっともらしい理論武装もしています。 
例によって某博士による「権威ずけ」も怠りません。 
そのときの会話。 相手をB氏とします。 

  •  私 「 膝、腰の痛みにも効くんですか?」

  • B氏「 勿論、効きます。」

  • 私 「 それなら、その機器を一ヶ月ほど、私のお客様に
       貸してくれませんか。 それで、ほんとに効果が
       あれば、そのお客様は買うと思いますよ。
       だって、とても膝、腰の痛みに困っていますから。」

  • B氏「 それは出来ません。 まず、貴方が買って、そして、
       その方に貸してあげてください。 もし効果がなければ、
       20日以内にクーリングオフを使って返品できます
       からね。」 
      
      (これは典型的なマルチのトークです。 もう、ウンザリします)

  • 私 「 それが面倒だから、貸してくれといっているのです。 
       ホントに効果があるなら、貸せる筈でしょう?」

  • B氏「 ・・・・・・それなら条件があります。 お貸ししますから、
       その代わり、ほかにお客様を何人か紹介してください。 
       それなら、お貸ししますよ。」

  • 私 「 バカ言ってんじゃないよ! 効果があるかないか、
       わからないのに、こんな高いもの無責任に紹介できる
       わけないでしょう! ただで貸せないならNO!です。」 

      (私、恥ずかしいですが、思わずカッとなってしまいました。)

結局、すったもんだでB氏は諦めたようですが。 皆さんは
どう思いますか? ほんとに効果があって、いいものなら、
そして皆さんに喜んでもらえるなら、一ヶ月くらい、お試しで
貸せるはずです。 私が、B氏なら喜んで貸します。 

もし、この文章をマルチ関係の人が見たら、おそらく、
一方的で不愉快な内容だと思います。 
独断と偏見は承知のうえです。 私のマルチに対する
スタンスは「それがマルチであろうと、なかろうとホントに
いいものなら紹介する。 ただし私自身は入会しない。」
・・です。

今はインターネットで、どんな情報でも簡単に調べられる
時代です。 縦から、横から、斜めから、その商品を信頼
できるか調べてください。 そのうえで選択することをお勧め
します。 

もっともマルチは、宗教と酷似した構造をもっていますので、
一度信じ込むとなかなか抜け出せないのが厄介です。 

年金生活者がマルチにハマって、少ない収入から毎月、
苦労して高額な商品代を捻出しているのを見るとすごく
不愉快なので、今回は独断と偏見は承知のうえで書きました。 

つまらなかったと思います。 ごめんなさい。 

お口直しにメモしたジョークを・・・・

●NTTの電報メッセージ(結婚式編)で、こんなものが
あった。

「朝は味噌汁フウフウ、昼は仕事でフウフウ、夜は
ベッドでフウフウ、これからは幸せ夫婦。」

こんなメッセージ、誰が送るんだ!

●僕の友人は、R-18(18歳以下鑑賞禁止)の映画を
見ようと、大人っぽい服に着替えたはいいが、チケット
売り場で一言。「高校生一枚!」

●エイプリルフールということで、父をだまそうとしたら、
「アホか!エイプリルフールは今年から5月1日になったん
だぞ!」と言われ、信じてしまった。

●「JUNKO」というデザイナーのネーム入りトイレマットを
敷いた日、父は、「J」の文字を踏んでいたらしく、トイレを
出るなり、「何だ、あのマットは!」と言った。

●雑誌のアンケートで、「持っているAV機器は?」
との問いに、「モザイク消し」と答えた兄。

それでは皆さん。ごきげんよう。

 

 

 

 

 

 

 

 


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅
悪質商法 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。