初めて見る蜂 [アリガタバチ]
みなさん、こんにちは。
先日、某ホテルの厨房からの調査依頼があって、
今まで見たことのない虫を見ました。
なんでも数ヶ月前から厨房に大量発生してるらしい。
恥ずかしいですが私はシロアリ以外には無知なんです。
これって、一体なんていう虫なんだろう?
まずはそのときの写真を見てください。
とっても小さいです。 数ミリ(1~2ミリ?)くらいかしら。
これが雲霞のように大量に発生したそうです。
で、どこからともなく湧いてくるというか、しばらく観察
してみたけど、どうしても発生源を特定できない。
名前もわからない。
最初はユスリカの仲間かと思ったけど・・違うみたい。
カタチは蟻のようです。
今度は顕微鏡モードで撮ってみました。
こういうときに顕微鏡モードって便利です。
前にも紹介したペンタックスの防塵防水カメラ。
シロアリ屋にはもってこいのカメラで重宝してます。と、脱線。
あー、困った。
とりあえず本とネットで調べてみたら、どうやらこれは
アリガタバチ・・・というらしいです。
アリに形が似ているのでアリガタバチ・・というらしい。
羽根がついているのは♂だけみたい。
メスはないようです。
調べてわかったのは・・
- 日本には4種類のアリガタバチがいる。
- 屋内で人を刺して害虫となっているのはシバンムシアリ
ガタバチとクロアリガタバチ。 - 最近はシバンムシアリガタバチによる被害が多い。
- シバンムシアリガタバチは体調約2ミリと小型で赤褐色を
している。 - アリにとてもよく似ているがアリのように集団で行動しない。
- シバンムシアリガタバチは日本で最初に発見されたのは
昭和51年で、ごく最近あらわれた新顔害虫といえる。 - シバンムシアリガタバチの雌成虫は、タバコシバンムシや
ジンサンシバンムシの老齢幼虫に、通常2~3個の卵を
産み付ける。
卵からかえった幼虫はシバンムシの幼虫の体を食べて育つ。 - シバンムシアリガタバチが発生した場合には、その幼虫の
餌になるシバンムシが発生している。 - 餌となるジンサンシバンムシは乾燥食品、タバコシバンムシは
乾燥食品や畳に発生する。 - クロアリガタバチは最近はほとんど見られなくなった。
シバンムシアリガタバチより大型で体長2,5~3ミリ。黒色を
している。畳表を食べるクシヒゲシバンムシや木を食べる
マツザイシバンムシなどの寄生蜂である。
正直に言うと、実はこの虫が果たしてアリガタバチなのか
自信はないのです。
カタチから考えると間違いないようですが、「刺す」という点と
「集団で行動しない」というのがひっかかるなあ~?
だって、厨房のコックさんたちは刺されていないんですよね。
また、集団で行動しないどころか、集団で発生しているし・・・。
誰か知っている人がいたら教えて欲しいです。
アリガタバチだとすると、こんな小さな蜂が存在するなんて
知りませんでした。
あー、害虫駆除屋が情けない(笑)
興味があったら参考サイトは・・
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1267594019148/index.html
まあ、あまりメジャーな虫ではなさそうなので、みなさんの
日常生活とは無縁かもしれないですね。
マンション上層の畳にはよくシバンムシが発生するようです。
すると、シバンムシを餌にしているそうですからアリガタバチも
発生しやすいのかしら。
もし、似たような虫が出たら参考にして下さい。
ということで終わります。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
みなさんにいいことがありますように。
<ジョーク>
男「ヘイ、サリー。だったら辞めちゃうといいさ」
女「まあジム、じゃあ私に文なしになれって言うの?
新しいジョブなんてそう簡単に見つかりっこないわ」
男「違うよハニー、おかえりなさい、行ってらっしゃい、
って言ってくれるだけでいい。君ならすぐに採用だよ。
勤務地は…」
女「AKIHABARAね」