ベタ基礎とシロアリ [ベタ基礎]
皆さん、こんにちは。
最近、わりと真面目に更新しています。
そのわけは、ずばり!暇だから(笑)
でも、私達が暇ということは悪いことではないですよね。
シロアリ被害なんてないほうがいいですから。
私の経済生活上は困りますけど(笑)
暇なので先日やっとわが町の商工会用のホームページを
作りました。といっても商工業者用の各記事ですが。
http://www.shokokai.or.jp/15/153611S0007/index.htm
商工会から「せっかく作ったのに利用してくださいよ」と
言われていたのです。でも、本音を言うとほとんど誰も見
てくれないだろうな。大した情報量も載せられないしね。
そこで探した写真を使って少し詳しくブログに載せようか
なと思いました。特に「ベタ基礎とシロアリ」についての
シロアリ屋的な見方を書いてみます。少しでも参考になっ
たら幸いです。
(蟻道の中のシロアリのアップです)
まず、一般的には床下が「土」でなくて「コンクリート」
ならシロアリ被害は起こらないはず・・と想像してしまい
ますよね。無理もないと思います。
でもね、それじゃあ、以下の写真を見てくださいね。
(右の写真は蟻道を壊したら出てきたシロアリの行列です)
ね、床下面がコンクリートなのに立派に蟻道が作られて
いますね。これはなぜでしょう?
賢明な方ならよーく写真を見れば分かったと思います。
そう、答えはベタ基礎の2回打ちだからです。
1回打ちならまず亀裂は起こりません。
2回打ちだとどうしても微小な隙間が起こりやすいんです。
で、その隙間からシロアリが登ってきやすいのです。
だから、もしこれから家を建てようと計画されてベタ基礎
にしようと思われているなら、工務店に・・
「ベタ基礎は2回打ちですか?1回打ちですか?」と確認
しましょうね。そして2回打ちなら断りましょう。
シロアリ屋的には絶対に1回打ちにすべきです。
基礎屋さんによっては1回打ちにするための器材を持って
いない業者もいますからそういう業者は避けたほうが無難
です。これは必須というか重要なポイントと思っています。
じゃあ、1回打ちなら100%シロアリは防げるのかというと、
残念ながらこれもNOなんです。というのは基礎の隙間以外
にもほかにたくさんの隙間があるからです。
具体的には給排水管の隙間とか、玄関付近とか、化粧モル
タルの剥離した隙間とか、温水パイプの断熱材の中とか・・
想像を超えたところから侵入する場合もあります。
(前にも紹介した写真です。温水パイプの断熱材から侵入した事例)
(これも前に紹介しました。犬走りと基礎の隙間から
侵入した事例)
でも、相対的には2回打ちよりは1回打ちのほうが侵入され
にくいことは確かです。それなら少しでもシロアリ侵入の
確率が低いほうがいいですよね。
えーと、じゃあ「想像を超えたところ」の具体的な被害事例
写真を紹介したいけど膨大な溜まった工事写真からピック
アップするのは時間がかかるので・・・う~ん、あと玄関の
被害事例も紹介したいけど・・毎回、一件の工事で100枚
くらいは撮るので収集がつかない・・と言い訳。
(それから、ほんというと個人的にはベタ基礎は好きでは
ないですが、時代の趨勢が圧倒的にベタ基礎ですから仕方
ないというかなんというか・・です(笑))
えーと今回のまとめは・・
ベタ基礎にするならは2回打ちはダメ。必ず1回打ちにしま
しょう!・・でした。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
(窓から外を見て・・また、雪が降ってきたなぁ・・
うう~ん、やっと玄関前を除雪したのに・・しつっこい雪め
・・なるようになれ・・ぶつぶつ)
どうか皆様にいいことがありますように。
そして生きとし生けるものが幸せでありますように。
<ジョーク>
飛行機墜落現場で、たった一人だけの生存者が木に背を
もたれて座っている。骨をしゃぶっていた。その骨を、
骨の山積みにポンと投げたところで、救助隊が向って
くるのに気が付いた。
「天に感謝!」と安堵で大声を出した。。。。。
「私は助かったのだ!」
到着した救助隊は茫然。この一人だけの生存者の傍にある
人間の骨の山を見てショックを受けたのだ。
彼が同じ受難者を食べてしまったのは明らかであった。
救助隊の表情に恐怖を見て取った生存者は恥ずかしさの
余りに首をうなだれる。
「これを見て判断するのはよくないよ」と主張し始める。
「私だって生き延びなければならなかったのだ。生きたい
ということがそんなに悪いことかい?」
救助隊のリーダーが前に進み出て、信じられないとばかりに
首を横に振る。
「生き残るために必要なことをする、それについて審判する
つもりはないよ。しかし、驚いたね、おっさん、飛行機は
昨日墜落したばかりだぜ!」