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調湿だけなら炭はいらない。 [炭]


皆さん、こんにちは。

今日は何度もお見せしていますが、炭を敷いた床下の写真をみてください。

その前に「炭を敷く前の状態」を見てくださいね。 地面を見てください。 
随分湿って地面にカビも生えていますね。 この家は築10年くらいです。 
けっこうカビの臭いも強烈でした。 これはもともと保水性の高い土壌の
せいなのか、結露によるものかは断定できませんが、いずれにせよ健康に
良いとは言いがたい印象を受けました。 
住んでいる方の体調もなんだかよくないようです。

そこで、竹炭の粉砕炭を敷き詰めました。 大体2~24時間後には
きれいにカビ臭が取れました。 (なぜ粉砕炭かというと、炭に詳しい
人ならご存知だと思いますが、炭は砕けば砕くほど内部表面積が
増えますので力を発揮するからです。) 

でも、私は炭のたんなる調湿機能(吸着・脱着)だけで炭をおすすめ
するつもりはありません。 それだけなら他にも方法はあるからです。

大体この写真を見れば想像つくかもしれませんが、これは某大手
ハウスメーカーの高気密高断熱住宅です。 床下に「木」はほとんど
見えませんね。 それに床板の裏側もしっかりシートで皮膜されて
いますので室内へ湿気が登る心配もありません。 
たぶん室内でエアコンすればよく効くと思います。 これはいい面です。 

ただ欠点としては、「木部が隠れているぶん呼吸しにくい」ということ、
また「シートの内側に結露が貯まるとなかなか抜けない」ということ
が予想されます。 (実際、水害のときの経験ではシート内部の水が
絶望的に抜けませんでした。) つまり、室内は快適でも腐りやすい家
といえるかもしれません。 いわゆるペットボトルハウス、といいましょうか。 
これは悪い面のように思います。

「敷炭」は、したからといって目に見える具体的な効果はありません。 
即効性もありません。 しかし健康の基盤というかベースはしっかり
つくってくれます。 

たとえば皆さんは名水といわれる水をわざわざ遠くまで汲みにいった
経験はないでしょうか。 しかし名水は「名水の湧く場所」と密接な関係が
あります。 つまり名水の湧く「土地の磁場」が名水と大きく関係しています。 

せっかく名水を汲んできても、自宅の場所の磁場の影響を受けて、名水も
「ただの水」に変質してしまうかもしれないのです。 
名水の湧く場所は大体イヤシロチです。 わけのわからないこといってるなあ?
と思われるかもしれませんね。 
(イヤシロチについては機会があったら説明しますね。)

私達は「良い水」「きれいな空気」を求めます。 
私は昔、まさか「水を買う時代」が来るとは思ってもみませんでした。 
また「空気を買う時代」(空気清浄機)が来るとも思ってもいませんでした。 
でも今では当たり前ですね。 それだけ健康に気を使う人が増えている
ようです。 それはそれなりにいいことかもしれません。 

しかし、命は太古の昔から磁場の影響下で育まれてきました。 
もしかしたら水や空気以上に「磁場」が生物の健康に決定的な影響を
与えているかもしれない
とは考えられないでしょうか? 
「磁場と生命体の関係」について私はとても興味があります。 
そして、「炭の電気的・電子的特性」が磁場環境を調整するうえで
とても大きな力を発揮するかもしれないのです。 
これは単なる思い込みではなく最近計測することも可能になってきました。 

まだ私自身調べている途中なので詳しい説明はできませんが順次
お知らせしたいと思っています。 「炭の電気的・電子的特性」
「イヤシロチ」なんていったって、炭に興味のない人には???だと
思います。 

さあどうしよう? (ただ、単なる炭のセールスのためではないんですが。) 
もっとわかりやすく誰でも興味をもっていただけるようにしなくっちゃ・・・・
と、反省しつつ終わります。  

それでは皆さん、ごきげんよう。      

 


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コメント 4

こう

今日は難しくて全然わかりません。

お調べになったら、是非、ご説明をいただきたいと存じます。

ところで、炭を敷いたのはいいが、あまりにも湿度が高くて許容量を超えて、炭が全部ぶよぶよになったという話を聞いたことがあります。
by こう (2007-08-17 11:59) 

toyo

こう 様

コメントありがとうございます。
私も炭を敷いて1年後くらいに床下をみたら、なんと炭にカビが生えていたという話を聞いたことがあります。だから炭なんて効かないんだとお客様は言っていたそうです。そう思われるのも当然だと思います。これは高温で焼いた(蒸す)炭か、低温で焼いた炭か、によって極端に結果が違いますのでそのせいです。
吸着性能(湿気を吸うちから)だけなら高・低温炭に大きな差はないのですが、脱着性能(吸った湿気を吐き出すちから)は極端に差があります。
それを間違うと「ぶよぶよ」になったりします。
詳しい説明は後日しますが、私は炭は刺身と同じようにナマモノと思っています。今は、使う目的別に細かくコンピューターで温度管理されて生産されています。
たとえば備長炭は有名ですが、全てにおいて優れた性能をもっている炭ではありません。備長炭の使われていた江戸時代の人にとって備長炭を使う目的は暖房と燃料用が主目的でした。火付きは悪くてもいったん発火すると長時間もちますので燃料用としては優れた炭です。しかし他の目的では決して優れた炭ではありません。しかしマスコミやTVでは一時、備長炭をずいぶん持ち上げて宣伝していましたので一般の方もそう思い込んでしまったようです。その悪弊はとても大きいと思います。
まず、炭を売るほうがその辺の説明をちゃんとするべきなのですが、売らんかな精神ばかりで無責任な業者も多いようです。私も炭を調べていたとき「わが社の炭は抗菌加工した袋に詰めて出荷しています!」なんて言われて唖然としたことがあります。こういう業者は問題外ですが実際多いんですよね。ですから、こう様のように思われるのも無理はないと思います。今度私なりにそのへんをわかりやすく説明させていただきますね。
by toyo (2007-08-17 19:25) 

たいせい

 瓦の素地も多孔質で吸水性を持っており、床下に瓦廃材を入れていらっしゃる方が時々いらっしゃいます。(我が家でもくずの炭と瓦廃材を布基礎の上に入れました)
 葺き替えや建て替えなどで出た瓦廃材の処理の意味合いもあり、全国の屋根工事店の方々の中には5mmアンダーくらいに破砕したのち、実際に推奨していらっしゃる方も何人かいますが、見栄えがあまり良くなく、なかなか普及には至っていません。(炭に比べて低コストで多量に入れられるのがメリット)

 私個人としては、効果があると確信しています!
by たいせい (2007-08-24 11:02) 

toyo

たいせい様
私も同意見です。5mmくらいならかなりの効果があるのではと思います。
すごくいいアイデアだと思います。無駄に廃棄するよりはそのほうが断然いいと思います。
ちなみに炭の場合は床下に敷く場合、1cm弱に粉砕したほうが圧倒的に効果があります。ホームセンターで売っているのは大きさが5センチ~10センチくらいで、効果が半減するのが難点だと思います。というか炭を扱う業者がそのことを知らないのだと思います。
by toyo (2007-08-25 01:42) 

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