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子どもを食べるシロアリ! [雑感]


みなさん、こんにちは。

今日のタイトルにした「子どもを食べるシロアリ」って比喩だと思います?
事実です。 でも今日も自分のためのメモみたいな内容ですし、
それにちょっとドギツイかもしれませんので無理して読まないでくださいね。 
個人的にはかなり重要なメモですが・・・。

・・・といいつつ、こうして書く自分って何なんだと思っています。(笑)

えーと、先日NHKハイビジョンをボケーッと見ていたら・・・
途中から・・・なんだか凄いぞこれは・・なんて思わせられる番組を
見てしまいました。 ご覧になった方もいると思います。
ハイビジョン特集「ヤノマミ-奥アマゾン、原始の森に生きる」
(2月26日放映20・00~21・50)です。 

アマゾン最深部に生きる「最後の石器人」といわれるヤノマミという
部族に160日間密着したドキュメントだそうです。 
へー、NHKもやるじゃないなんて思ってしまいました。
 https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20090226-10-01716
250px-Alto_orinoco5.jpg
180px-ShabanoYanomami.jpg

 

 

 

 で、見終わってからヤノマミで検索してみたら、けっこう沢山ヒットした
ので、なあーんだ、知らぬは私ばかりみたいな気分です。 
「世界うるるん滞在記」でも放映したことがあるみたいですね・・・
ヤノマミ・・・きっと皆さんもご存知だったかもしれません。

えー、と思わず見入ってしまったシーンがあります。
それは14才の少女が森で出産して生まれた子を・・・
「人間として迎えるか」それとも「精霊として天に返す」か・・・
決めるのは本人にゆだねられ大人は口を一切出さないんですね。

で、少女は「精霊として天に返す」ほうを選択します。
精霊として天に返す・・・とは?具体的には、生まれたばかりの赤子を
扼殺してシロアリの巣に放置してシロアリに食べさせてしまうのです。

シロアリの役割は赤子を食べることによって「精霊として天に返す」こと。 
チベットの「鳥葬」と同じみたいです。 あっ、違いますね。
こっちは生まれてきたばかりの赤子を故意に・・・ですから。

そのシロアリの巣は・・直径30cmくらいの木の、地上2メートルくらいの
高さに、大き目のスズメバチの巣みたいな形状をしている・・
といったらイメージできるでしょうか。

その巣に死んだ(死なせた)赤子を乗せてシロアリに食べさせる・・・
で、その後、しばらくしてから巣ごと焼いてしまう。 

ショッキングな習慣です。私たちの世界では明らかに犯罪になります。
しかし、ヤノマミ族は、死後、自分たちもわが子の精霊に会えると信じ
切っているようです。 石器時代から連綿と続いてきた習慣。 
「死」は生の単なる延長というか特別のことではないようです。

私が少なからず衝撃を受けたのは、ここでシロアリが介在してる
いうこと。 シロアリは「森の掃除人」であると同時に「森の再生人」でも
あります。 一説によればジャングルを維持するためにシロアリは
不可欠な存在です。 (人、というのもおかしいですが、そこは大目に・・) 

で、私のモノサシで彼らを図ることは止めました。
だってわからないですもの。 その前にもっと感じること、生身で感じる
こと・・不合理を不合理のまま受け止めること・・・がもっと大事なんじゃ
・・・・という気がしてきました。

ほんとは「わかること」など何もないのかもしれない・・・?
勝手に意味づけしてわかったつもりになっているだけかもしれないな?

少女の子どもはシロアリに食べられ精霊のまま天に昇る。
子どもを食べたシロアリは焼かれて土に還る。


森で生まれ
森を食べ
森に食べられる
ただそれだけの存在が人間・・・

ヤノマミとは人間のこと。


(これはナレーションをメモしただけ。)

ただそれだけの存在が人間・・・かあ、そうかもしれないな?

命の比重は人間であろうと魚であろうと獣であろうとシロアリで
あろうと皆等しく同じかもしれないな?
・・・・・とかなんとか、わけのわからんことをウダウダと考えさせら
れてしまいました。アハハ。

番組をご覧にならなかった方には、ちんぷんかんぷんな記事だった
ろうと思います。 私の文章もあきらかに途中から破綻しています。
ごめんなさい。 また駄文だ。

今日のジョークです。


ジョーク

 

深い森の中で、狩人が巨大で狂暴な熊と出くわした。
恐怖のあまり、撃ち殺そ
うとしてもできない。
とうとう、背を向けて、できるだけの速さで逃げ出した。


狩人は走りに走って、肺は酸素を求めて焼け付くようだった。
心臓は今にも破
裂しそうに思われた。その時、いきなり、
とても急な崖の端に行き当たった。


助かる望みはほとんどない。他に逃げ道はなく、熊がどんどん
迫ってくるのを
見て、狩人は膝まづいて腕を広げ、叫んだ。
「主よ! どうか、この熊の心に信仰をお与えください!

空が暗くなり、稲光がひらめいた。熊は、狩人のほんの1メートル
ばかり手前
で不意に止まり、戸惑ったようにあたりを見回した。

と、突然、天を仰ぎ、膝まづいて言った。

「主よ、みめぐみに感謝いたします……



それではみなさん、ごきげんよう。
(最後までお読みいただいた皆さん、ありがとうございました。)


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コメント 28

アキラ

今日の記事は「ジョーク」じゃありませんよね~^^;
ショッキングな内容に驚いています。
でも、日本にも似たような話がないわけじゃ・・・そうです「鬼子母神」
「子供を食べてしまう」という話ですね。
まぁ、日本の場合には、反省して「子供の「守り神」になるのですが^^@
by アキラ (2009-02-28 15:51) 

denn

何故精霊にすると決めたのかは かかわらず^^
人間の歴史の中では数知れないほどの^^間引き 姥捨て 見殺しなどがあったんだと思うんです
現代の先進国でも妊娠中絶は合法化されていますし 優生保護法ででも今いる人間が生き残っていくほうを合法に選択できるシステムを人は作り上げています うまくいえませんが・・ それも人の営みなんですよね
by denn (2009-02-28 17:14) 

かなりあ猫

自分の子供を育てるために、自分が産んだ卵を食物として与えるという蛙の話を聞いたことがありますが、今日の内容はそれ以上でした。
世界は広いですね。
by かなりあ猫 (2009-02-28 21:20) 

Yuki

驚きの内容ですね・・・。
でも、色んな事情や習慣を考えるとそうすることで
バランスが取れているのかもしれませんね!
by Yuki (2009-02-28 21:42) 

toyo

アキラ 様

たぶん、またNHKで再放送されると思うんですが。

こどもを「子供」または「子ども」と書きますが、
「子供」って「子を供える」からきてるみたいですね。
つまり、神様への人身御供として昔は子どもを使ったようです。それを知ってから、私は意識して「子供」という字は使わないようにしてます。脱線しました。
鬼子母神・・そういうことなんですか。勉強になります。

nice!&コメントありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 00:36) 

toyo

takemovies様

楽しい内容じゃないのにnice!ありがとうございます。


by toyo (2009-03-01 00:37) 

toyo

denn 様

おっしゃるとおりだと思います。
歴史的には、つい最近まで貧しい地方では行われていたようですね。ほんと、それも人の営み・・なんでしょうね。複雑です。 
nice!&コメントありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 00:42) 

toyo

みかんママ様

お付き合いくださってありがとうございます。
nice!もありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 00:43) 

toyo

yanasan様
わかって建築家 様

nice!ありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 00:46) 

toyo

かなりあ猫 様

その蛙と同じことはシロアリ社会でも見られるそうです。
卵の一部を食料として保存するようです。
人間の善悪の基準では推し量れないし、推し量ってもいけない気がしますよね。

nice!&コメントありがとうございます。

by toyo (2009-03-01 00:50) 

toyo

Yuki 様

そこなんですよね!
バランスが取れているんですよね。
自然とのバランスがたしかに取れてる・・ああ、どう言っていいかわからないです、アハハ。すみません。

nice!&コメントありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 00:56) 

toyo

Ranran様

お読みいただいて感謝します。
nice!ありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 00:57) 

福智山

これは、簡単な評価はできない話だな、と感じます。

「非人道的だ」とだけ裁いてすむものではないし、
しかし、「彼らの価値観だし、自然と共生している
からよい(orしかたない)」といってしまっていいと
も私には、思えません。

「近代文明」も「伝統的な土着的な文化」も、どちら
も問題はあるし、──よくあるように──一方の問
題を批判するために他方を持ち上げてしまうと、そ
れもおかしな話になってしまうようです。

強いてlえば、"自分への批判を織り込んだ文明"
が比較的良いような気がします。
(あくまで私の意見ですが。)

似たような問題は、「少数先住民」が近代化に
さらされるとき、各地で起こってきた(今でも起
こっている)ようですね。

先住民の方の被害(というか、ほとんど抹殺され
ることも珍しくないですが)もすさまじいようです。

自分の価値観と歴史の見方とが根本的に問われ
る気がします。

ところで、「子供」の元々の意味も教えられました。

前に『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』という本を
斜め読みしていて、漢字には、祭儀や呪術と深く
結びついているものが多いことを知って驚きました。

「子供」も、そんな背景とつながっているのでは、
と思いました。

私も、これからは「子ども」にします。


by 福智山 (2009-03-01 11:48) 

kappa

上手く言えませんが、現代社会では命の大切さを「死なせないこと」として実践できますが、そうでない状況では、精神的に表現するしかないのでしょうか。
精霊として天に返さないと、生まれてきた子供達を全員は養えないという現実があるのでしょう。
(書いていて混乱してきましたので、これにて失礼します)
by kappa (2009-03-01 12:36) 

toyo

福智山 様

>「近代文明」も「伝統的な土着的な文化」も、どちら
も問題はあるし・・・、
>"自分への批判を織り込んだ文明"
>似たような問題は、「少数先住民」が近代化・・・

おっしゃるとおりですね。ほんと、そう思います。

祭儀や呪術については私は全く無知ですが、それなりの「必然性」があるだろうことは想像できますよね。
・・ほんとに簡単に評価できないです。

つまるところ、福智山 様のいわれるように・・
「自分の価値観と歴史の見方」とが根本的に問われてしまいます。
人身御供などある意味、残酷ですがアムニズムでは必然だろうとも思いますし・・・・いくら「石器人」でも同時代に生きる以上、容認すべきではないのかもしれませんし・・・しかし、人類社会はもともと「不公平」で「不平等」な面も確実にありますし・・・わからなくなってきました。

ただヤノマミ族が完全に「自然と共生」した生き方をしているのは間違いないようです。
では、人間も他の昆虫や動物みたいに「自然と共生」した生き方をすべきなのか?
そもそも、そのような存在として人間は造られたのか?というとこれもまた違うようですし・・・
一体我々はどこから来てどこへ行くのか?

つまるところ「人間存在って何なのか?」と考えると、今度は神が人間を創ったのか?それとも進化論なのか?
では宇宙の生成はどうなのだ・・・みたいに際限がなくなります。

で、良寛和尚の「そもそもの初め、それは知らぬ。いよいよの終わり、それもまた知らぬ・・・」あたりで妥協してしまうのが順当かしら?なんて思っております。

大変示唆に富むコメントをいただいて感謝しています。
お付き合いくださって、ほんとにありがとうございました。
by toyo (2009-03-01 14:37) 

toyo

kappa 様

>・・そうでない状況では、精神的に表現するしかないのでしょうか。
>精霊として天に返さないと、生まれてきた子供達を全員は養えないという現実・・・

まったくそのとおりだと思います。

TVでは政府の保護政策でこの部族の人数が増えているといっていました。
また、その少女の今回の判断は・・・言い方はマズいかも知れませんが・・・決して「高尚な理由」からではなくて・・・
日常の「水汲み」「他の子の子育て」「食料確保=魚取り」
その他もろもろで・・・
決して「妊娠しているからといって労働は低減される状況ではない」ようにも見えました。だから、私がもし少女でも同じ判断を「せざるを得なかった」ような気がするのです。少女だけの問題ではないと思いました。

いやほんとに難しいです。私も混乱してきました。

お読みいただいて感謝します。
nice!ありがとうございます。
by toyo (2009-03-01 14:52) 

花火師

訪問ありがとうございます。
なかなか興味深い話ですね
そういえば最近ドキュメント物見てないな〜
by 花火師 (2009-03-01 21:40) 

toyo

shin様

お読みいただいて感謝します。
nice!ありがとうございます。
by toyo (2009-03-02 08:47) 

toyo

花火師 様

こちらこそありがとうございます。
可愛い猫ちゃんですね。マイナーなブログですが参考になったら嬉しいです。nice!&コメントありがとうございます。
by toyo (2009-03-02 08:49) 

ニャンコ

原始的だとは思うのですが、こういった儀式による恵みはあるんですよね。
個ではなく種の為の行動なんですよね。

蟻は群れとして行動して個の命は種の為に使います。
自然の慣わしかもしれませんね。
by ニャンコ (2009-03-03 17:41) 

kissk

・・・考えさせられます。
・・・が、
^^(汗
by kissk (2009-03-03 18:52) 

toyo

ニャンコ 様

>個ではなく種の為の行動・・・

そのとおりだと思います。ヤノマミ族をみていて彼らは生きていくために森を大事にして、生きていくために自分たちの数を節制してるんだ、という印象をもちました。
際限も無く欲望を膨らませている我々のほうが間違ってるなあ~なんて思ってしまいました。
個人の欲望でなく自然のサイクルに従うことが・・・
まさに、ニャンコ 様の言われる「自然の慣わし」を私たちももっと考えなくてはいけないんでしょうね。

nice!&コメントありがとうございます。
by toyo (2009-03-04 09:36) 

toyo

kissk 様

>・・・考えさせられます。
・・・が、
の「・・・が、」が問題ですよね。ほんとにそう思います。
結論出るないですよね。
(考えすぎないでくださいね、アハハ)

nice!&コメントありがとうございます。


by toyo (2009-03-04 09:41) 

toyo

takemovies 様
お付き合いくださってありがとうございます。
nice!ありがとうございます。

shin様
お読みいただいて感謝します。
nice!ありがとうございます。

by toyo (2009-03-04 09:45) 

toyo

soichiro様

お読みいただいて感謝します。
nice!ありがとうございます。
by toyo (2009-03-04 09:46) 

toyo

たいせい様
お読みいただいて感謝します。
nice!ありがとうございます。
by toyo (2009-03-04 13:40) 

NO NAME

ヤノマミ見てると日本の少子化が間違っていると思えなく
なりました。際限なく子供を産んでいるのはむしろ途上国
の方で超先進国の日本人とヤノマミは似たりよったりですかな

by NO NAME (2009-04-15 20:20) 

toyo

NO NAME 様

同感です。命は尊いと思いますが尊いからこそ間引く、という考え方もあるのかなあと思います。なんかヘンな言い方になってしまいましたが。ヤノマミのほうがクールで潔いのかもしれませんね。地球を有限な資源の地球村と考えた場合、彼らのほうが賢いのかもしれないですね。確かに日本は「結果的に」ですが似たり寄ったりかもしれないですね。コメント有難うございました。お礼申し上げます。
by toyo (2009-04-15 22:28) 

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