今年の初調査。 [シロアリ]
みなさん、こんにちは。
今年はじめての床下調査に行ってきました。
工務店の監督者K氏と同行しての調査です。
築年数は約45年くらいだそうです。
在来工法で床下は猫土台(今風に言えば基礎パッキン工法)
被害箇所は玄関周辺だけ確認済み。
K氏の話では上がり框(かまち)の下に蟻道が確認できた
ので他の部屋にも波及しているか調査してほしいとのこと。
さっそく床下にもぐる前にその上がり框の下を覗いたら・・
(なるほど、蟻道が3本見えます)
(その隣にもう1本)
他にも怪しい箇所が2~3箇所ありました。
K氏曰く。猫土台だけどこれは空中蟻道になっていますよね?
えーっ、「空中蟻道」なんて言葉、よく知っていましたね。
だって、前に教えてくれたじゃあないですか。
そうだっけ。でも覚えているなんてご立派。
前にも書きましたが、猫土台って基礎の上に直接、土台を
載せるのではなく硬い木か石で隙間を作るやりかたです。
だから床下の通気はいいんです。
(これはさっきの蟻道を床下側から見た光景。隙間空間が
あってもらくらくとシロアリは土台に達しているのがわかります)
ちょっとわかりにくいですね。
シロアリの侵入経路を図解してみました。
印象的なのは、通常は床下側の土壌から登ってくるのに
「玄関側のコンクリートの隙間」から蟻道が作られています。
土壌の下よりもコンクリートの下のほうが居心地がいいと
いうことかしら。
ついでに・・これは前にも書きましたが「基礎パッキン工法
ならシロアリの侵入は阻止できます」みたいなことを宣伝し
ているサイトがありますがそれは間違いです。
あ、だから基礎パッキン工法はダメと言っているわけでは
ないです。個人的には通気性が良くなるので寧ろいいと思
っています。ただ、それでシロアリを阻止できるというのは
誤りだということです。
(蟻道の上の様子です。あきらかに畳まで侵入している
のがわかります。これは想定内。駆除で対応できます)
・・ということで、他の部屋は部分的に若干の兆候はあり
ましたが概ね大丈夫でした。これなら部分駆除で十分です。
築45年で、跡継ぎもいないそうですから必要な箇所だけ
駆除して無駄な出費は止めましょう‥・という提案をして
きました。お客様も安心したふうでした。
しかし、久しぶりに床下にもぐってカビの臭いなどをかぐ
となんかホッとする。う~ん、床下でホッとするなんて私は
変態なのかしらん(笑)・・いや慣れというか職業病かも。
もし、玄関側からでもあがり框の下が簡単に覗ける造りなら、
たまにはそこに蟻道が作られていないか見て下さいね。
・・といっても抵抗あるかもしれないですね。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。
<ジョーク>
熊さんと兎さんは森の仲間。だがお互い気に食わない間柄。
二人が森林を歩いていると黄金カエルに出会う。
驚いたことにカエルは二人に話し掛けた。ほとんど誰にも
会わないんだよとカエルは言う。しかし、そういう機会が
あれば必ず六つの願掛けをしてあげたというのだ。
今日も各々方に三つずつ願い事を叶えてあげると言い出す。
早速話に乗るタイプの熊さんは森中の他の熊を全員メスに
して欲しいと持ち出す。カエルは請け負った。
熟慮タイプの兎さんは安全ヘルメットを希望した。
こちらはすぐに出てきて兎さんは頭にかぶる。
兎さんの素っ頓狂な願掛けに熊さんは面食らった。
だが他人は他人、構わずに二番目の願掛けに入る。周辺の
森にいる他の熊もまた全員メスにして欲しいときた。
カエルは請け負う。兎さんの次の題目はオートバイ。
現れたオートバイに乗った兎さん、エンジンをふかし始める。
熊さんには信じられないようなツマラナイ願掛けだ。
兎さんは折角の願掛けを無駄にしていると熊さんはブツブツ
言う。どうしようもないヤツだという素振りを見せながら
熊さんは最後の願掛けをする。世界中の他の熊もまた全員
メスにして欲しいときた。願いは叶えられましたとカエル
は答える。
ここで、兎さんの最後の願掛けが注目される。
兎さん、エンジンをブーン、ブーンとふかし、間合いを
取ってから「熊さんをゲイにして欲しい!」と言い、
全速力でオートバイをぶっ飛ばした。
コメント 0