南インドのシロアリ [インド巡礼3]
みなさん、こんにちは。
今回の旅でついに!インドのシロアリを見ることが
できました。
その前に今回の行程をざっと紹介します。
成田(空路)→ムンバイ(空路)→ハイデラバード(列車)
→ナーガルジュナコンダ(ボート)→オーランガバート→
(専用バス)→エローラ(専用バス)→アジャンタ(専用
バス)→オーランガバート(空路)→ムンバイ(カーヘンリー
石窟群他)→成田
・・と書いても自分でもよくわからないのでした。
まあ、インドの真ん中あたりってことで。
(大雑把に南インドなんて書いたけどそれでいいの
かしら?)
そこを国内線とバスと列車で行ったり来たりした5日
間でした。
シロアリ塚を見つけたのは「ナーガルジュナコンダ」
と最終日に見学した「カーヘンリー石窟群」の2ヵ所
です。
(ここは泊まった国営ホテル。ハリタ・リゾートというらしい)
(国営ですからサービスは期待できない・・)
で、インドのシロアリについては私も無知です。
世界のシロアリは大きく7科に分類されるそうですが
インドにいるのは「シュウカクシロアリ科」だそうです。
ちなみに日本にいるのは「ミゾガシラシロアリ科」と、
近年アメリカからきた「レイビシロアリ科」のアメリカ
カンザイシロアリ・・なんて言っても分類学上の区分け
なんて興味ないですよね。
(建物の周りは猿だらけ。猿と共存の環境)
(室内にも入って来るらしいのでドアの開けっ放しは厳禁)
で、「シュウカク」というからにはきっと何かを収穫
するのかしら?草とかキノコかしらね。キノコを栽培し
て収穫するシロアリも海外ではいるそうですね。
この「シュウカクシロアリ科」のシロアリの習性につい
ては資料が少ないので私も知りません。ただシロアリ塚
の実物は初めて見ました。
(これは塚ではなく折れた木を蟻土が征服した感じですね)
(蟻土を崩したらシロアリがいました。ちょっと興奮)
シロアリ塚と言えばTVでときどきオーストラリアの高さ
数メートルの巨大なシロアリ塚を紹介していますよね。
インドのシロアリ塚は高さがせいぜい30cm~1m位で
しょうか、低かったです。
塚を壊したら、中から出てきたシロアリも意外と小さかっ
たのでガッカリ・・とはしなかったけど、熱帯ですから
きっと大型のシロアリかしらん?と想像していました。
で、ナーガルジュナコンダへはボートで渡る(実はナーガ
ルジュナコンダ遺跡群は人造湖の中の島にあります)ので
すが、その手前に前日に泊まったホテルがあります。
そのホテルは国営だそうで設備はいまいちでした。
(おーっ!見事な蟻道です)
(近づいたらギャーッ!トカゲみたいなのが!シロアリを捕食?)
日本で言うとユースホステルみたいな簡素な建物です。
お猿さんも我が物顔でたくさんいました。というか共存し
ている感じでした。確か野良豚さんも見ました。
その国営ホテルの庭で巨大な蟻道とシロアリ塚を見つける
ことができました。比較的ゆったりとした時間があったの
で私的には幸運でした。
さっそく被害の程度は?と思ってホテル内を調べたらあり
ました!その国営ホテルのトイレが食害されていました。
それが下の写真です。でも、誰も気にしていないみたい
です。
(ホテルのトイレ。案の定、シロアリの食害です)
(こういう光景は日本でもよく見ますね)
ちなみにインド・シロアリで検索したらこんな記事を見つ
けました。
シロアリが銀行の金庫のお札を食べて大被害だそうです。
https://www.excite.co.jp/News/column_g/20110425/Narinari_20110425_15437.html
う~ん、シロアリもお札が好きなのかしら(笑)
私もお札は大好物ですけど・・。
(矢印は塚の初期の状態みたいです)
(これは塚ですね。ホテルの周囲にふつうにありました)
(意外と小さいですね。もっと大型かと思っていました)
えーとシロアリの基礎知識としては・・
〇世界には2千種のシロアリがいるということ。
〇日本には約22~5種類いるということ。
〇そのうち家屋にダメージを与えるのは5~6種類。
〇具体的にはヤマト・イエ・ダイコク・タイワン・
アメリカカンザイ・・などのシロアリがいます。
まあ、一般的にはヤマトシロアリが日本全土にあまねく
います。でも種類よりも気になるのは「防ぎ方」のほう
ですよね。
(ホテルのトイレとシャワー室。バケツはもう御馴染みです)
ということで、シロアリに興味のない方には退屈な内容で
した。う~ん、シロアリと私たちの暮らしの接点というか、
そこんところをうまく切り口にしないと興味をもって、と
いっても無理ですよね。
(お猿さんだらけのホテル。でも素敵な光景だと思いました)
写真はいっぱい撮ったのですが、なんだかどの写真を
紹介していいのか迷っています。テーマがはっきり
しないからですね。まとまりのない写真ですみません。
で、今回はナーガルジュナコンダに行く前に泊まった
ホテル(ハリタ・リゾート)の周辺風景に限定しました。
徐々に他の場所のシロアリも紹介できればと思っています。
(あ、大失敗。そもそもナーガルジュナコンダといっても
ナーガルジュナさんって、どういう方か全く説明しま
せんでしたね。ごめんなさい。次回、説明しますね。)
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。
そして生きとし生けるものが幸せでありますように。
<ジョーク>
楽観主義者は飛行機を発明し、
悲観主義者はパラシュートを発明する。
インドのシロアリを探すことがメインの旅行だったのでしょうか…。
もし、ただの観光旅行…ということでしたら、素晴らしき職業病ですね。^^
by ニケ (2018-03-13 12:55)
インドって自然に抗わずあるがままを受け入れて
人々が生きているって感じなんですね~。
by ラック (2018-03-13 14:25)
ニケ様
コメントありがとうございます。
シロアリを探すためでも観光旅行でもなく曹洞宗の遊行会という御坊様だけのブッダ関連の遺跡や寺院などの視察研修旅行です。ブッダへの報恩供養の巡礼旅とでもいったらいいのでしょうか。(遺跡巡りをしてその都度そこでお経をあげるんです)
そこに民間人の檀家も少しだけ受け入れOKということだったのでお仲間に入れてもらいました。今回は全国からのお坊さん14人で民間人は5人でした。ほかに添乗員が2人です。添乗員の一人は現地添乗員(インド人)でした。
インド観光名所が主目的ではないので観光は最後の日に国立博物館とか少しだけです。でも逆に一般の観光客があまり行かないところに行けるのでためになるというか良かったです。シロアリを探すのはほんとに限られた時間内なので難しかったですが今回はシロアリを見つけることができて幸運でした。
なんであれ(観光名所めぐりも楽しいけど)テーマをもった旅行って、苦労もあるけど有意義というか楽しいですよね。
私はどこへ行っても床下やシロアリがどうしても気になって、気になって(笑)
どうかニケ様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2018-03-15 10:05)
ラック様
コメントありがとうございます。
たしかにおっしゃるような雰囲気を私も感じます。
でもカースト制度は厳然としてありますのでほんとの
彼らの心情はわからない、というのが正直な気持ちです。
たしかに牛さんや野豚さんやお猿さんとは自然に共存しているのはいいなあと思いました。皆さん(顔つきは黒っぽくて怖いみたいな印象はありますが)心優しい人ばかりと私は思いました。なんというか文化が違うと動物の顔つきも穏やかに見えてきます。気のせいですよね、きっと(笑)
どうかラック様にもいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2018-03-15 10:20)