SSブログ

床下がコンクリートでも、シロアリは・・・ [シロアリとコンクリート]


皆さん、こんにちは。 

最近、床下がコンクリートのつくりが増えています。 
これについては単純に考えると、湿気にもシロアリにも、とても有効な気がします。 
しかし、前にも書きましたが「コンクリートの下はシロアリの天国」です。 
ですから、施工の仕方によっては逆に被害が拡大する危険があります。 

しかも、拡大した場合、駆除はとても厄介な作業になります。 というのは、
コンクリートを剥すことが事実上できないので、はっきりいって「勘」で薬剤を
注入するしか手は無いからです。 しかもコンクリートの下にまんべんなく
薬剤がいきわたっているかの確認もできません。

(以下の写真は最近、羽アリがトイレ付近から発生したケースです。 
和室の畳の下はコンクリートのつくりでした。)

(コンクリートにひびが走っています。 このひび割れからシロアリが
上がってきました。)  

もし、伸縮自在で、絶対「ひび割れ」の起きないコンクリートで床下を施工できれば、
確かにシロアリ、湿気(地下からの水分・蒸気圧)に対しては極めて有効だと思います。
しかし、現実は年数が経てばコンクリートは劣化して必ず「ひび割れ」を起こします。 
コンクリート内部の鉄筋が酸化すると体積が膨張しますので、どうしても「ひび割れ」が
起こりやすくなるのです。 

コンクリートと木はどっちが寿命があると思いますか? コンクリートはせいぜい
30年強で劣化します。 コンクリートは意外と寿命が短いのです。 木は上手に管理
すれば200年は楽勝です。 それに木なら「腐る」ことで自然界に戻せます。 
コンクリートは腐らないので厄介な廃棄物になります。 「腐る」ということは自然界に
とっては素晴らしいことです。 

以上、参考にしてくださいね。 それでは皆さん、ごきげんよう。

 



もっと詳しい情報が必要でしたら私のホームページも参考にしてくださいね。
  http://www.niigata-boucyu.com です。 それでも判断できな
かったら下記へメールしてください。 
shiroari@fc5.so-net.ne.jp  です。
このブログのコメントからでもけっこうです。 

 私は新潟県人ですので実際の施工は、新潟県以外には対応できませんが、
精一杯アドバイスだけはさせていただきます。 羽アリの時期が終わるまでは載せて
おきますので、遠慮なくどうぞ。

 


 

 

 


nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 5

くるにあ

阪神大震災以降、基礎工事は 「ベタ基礎」 が業界標準になってしまいましたがそういった・・・ いわば弊害、みたいなものがどうしてもでてしまうんですね。 ナルホド・・・ 家は震災前の施工だったので土むき出しの基礎。 

本当は以前に書かれていました記事 「炭を敷く施工」 に興味が湧き、コメント入れようかと思っていたんですが、入れそびれてしまいました。 有効性の実証は別にしてもやる価値はあるかと思うんです。 実はシロアリ防除の薬剤有効期限が切れまして、業者さんから薬剤注入のお勧め、を受けているところなんですが・・・ 施工価格だけで決める、てのも不安がのこりますしね。 悩みどころです。 
by くるにあ (2007-05-14 14:17) 

toyo

くるにあ 様
 率直に私の意見をいわせていただければ、有効期限が切れてもシロアリが再発していなければ、再消毒はしないほうがいいと思います。シロアリ屋にあるまじき言い草ですね。特にご家族に気管支炎・花粉症などの方がいる場合は化学薬剤の使用は厳禁です。今までなんともなかったから、たぶん今回も大丈夫と考え勝ちですが、被爆しても十数年後に発症する可能性は捨てきれないからです。それを「総身体負荷重」といいます。
 それから、私もシロアリが再発して、稀に再消毒をすることはありますが、再発の原因は、ほとんど「外壁のひび割れからの雨漏り」「水周りの配管からの水漏れ」「床下の通気が悪くて結露、あるいは水分が床下に滞留する」等の・・・なんらかの「水分」が原因と思われます。ですから、それらの条件が良好であれば再発する可能性はほとんどない、と思います。
 それでもシロアリが心配で予防をお考えでしたら、天然薬剤の指定をしてすることをお勧めします。安心料というか、あくまでも「保険」としてですが。
 おっしゃるとおり、炭はシロアリに対して有効であるとは断定できません。敷炭の目的は、あくまでも磁場調整によって「家屋の長寿命化」と住む人の「健康を促す」ものですので。
 くるにあ 様と同じように迷っている方も多いように思いますので、今度、再消毒について私の意見を書かせていただこうと思っています。参考にしていただければ幸いです。コメント有難うございました。
by toyo (2007-05-14 22:06) 

くるにあ

アドバイス、ありがとうございます。 契約している業者さん、半年に1度の床下定期点検をしてくれるんですが、一度だけ 「風呂場下付近からの水漏れ」 を指摘されたことがあります。 その時は、風呂場のタイル目地のひび割れ部分を自分でコーキングしたら止まった・・? ようなのでとりあえずは一安心なんですが・・・

ますます悩んでしまうのでした・・・
by くるにあ (2007-05-16 00:06) 

toyo

くるにあ 様
 えーと、これは下手をすると同業他社への誹謗中傷と取られかねないので迷ったのですが・・・・
 「半年に1度の床下定期点検」はちょっと煩雑すぎるような気がしませんか?。実は、私も勤務時代に会社の方針で定期点検によく行きましたが、はっきり言って「定期点検の目的」は戦略的な「アフターを装った売り込み」の場合がほとんどです。そして「なにかを売り込むため」には床下から「問題点」を無理やり探す必要があります。その問題点の典型が「風呂場下付近からの水漏れ」「床下の湿気」です。
 その「風呂場下付近からの水漏れ」を指摘された際に、写真で証拠を見せてもらいましたか?でなければオーバートークの可能性があります。ほんとに問題になるほどの水漏れがあれば大変ですから、専門の設備屋さんに見てもらうべきです。でも、コーキングで治まる程度ならたいしたことはないような気もするのですが。
 今はどこのシロアリ屋さんも新規客の獲得に四苦八苦しています。従って既存客から売り上げを上げるために「定期点検」に期待せざるを得ない状況です。私の間違いならその業者に申し訳ないのですがなんか臭うのです。床下の写真が見れれば判断できるのですが。もしシロアリが再発していないのであれば、もう1~2年様子をみて決められても遅くはないと思います。
by toyo (2007-05-16 09:02) 

くるにあ

特定の業者名、点検手順などこちらへ書き込んでtoyoさんに御迷惑がかかると申し訳ないので、大変恐縮ですがメール差し上げたいと思います。 

もしお手数でなければ、御一読の上アドバイスなど頂けると幸いかと存じます。 よろしくお願致します。 
by くるにあ (2007-05-16 14:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。