新潟でも羽アリの季節が始まりました。 [羽アリ]
皆さん、こんにちは。
うれしくないニュースです。 そろそろ、シロアリの分家の時期、
つまり、羽アリの発生が始まりました。 何度もくりかえし書きましたが、
羽アリが発生しても慌てないでくださいね。
羽アリが発生したからといって、すぐに家がダメになると決まったわけ
ではないのですから。 まず、次の順序で対応してください。
① その羽アリは「シロアリの変身した羽アリ」か、それとも
「普通の蟻の羽アリ」か、区別してください。 区別の簡単な仕方は
「ウエストがくびれているか、いないか」でわかります。
くびれていれば、シロアリの羽アリではありません。
安心してけっこうです。(このブログの{羽アリの区別のしかたを
覚えてください}でも図解してありますので、それを参考にしてください。)
② 次に、もし「シロアリの変身した羽アリ」だと思ったら、どこから
発生しているか「発生箇所を注意深く探して」ください。
③ それから業者選びですが、2~3社に見積もりを出してもらって、
即決はしないでくださいね。 これが一番重要です。
業者にたいしては次のことを聞いてください。 A・使用薬剤は何か?
B・工事方法は?・・・・このAとBについては、聞いても一般の方には
わからないと思います。 それでもいいのです。
じゃあ何故聞くのかといいますと、そのとき「誠意ある説明をちゃんと
する業者」か、それとも「薬剤について不勉強な業者か」が態度から
わかると思うからです。
④ また「契約をせかせる」「過度にシロアリの恐怖を煽るような
言い方をする」「シロアリの3点セットを押し付けようとする」業者は
問題外ですが、会社の知名度でも(参考程度にして)決めないでくださいね。
数年前にマスコミでも報道されましたが、日本で最大手の消毒会社が、
悪質営業で「業務停止命令」を受けましたね。
⑤ また、農協、ホームセンター、生協等と契約している会社ほど
危険な場合があります。 理由はバックマージンを考えれば想像は
つくと思います。 どれくらいのバックマージンが支払われるかはいえ
ませんが、かなりの高額です。 (そのバックマージンは知らないうちに
お客様が払うことになります。)
すると、業者としてはどうしても「利益本位」にならざるを得なくなります。
・・・こんなふうに書くと、じゃあ一体どこの業者を信用していいの?
ということになるかもしれませんが、要はその業者が「ほんとに貴方の
家を心配してくれているのか? それとも会社の売り上げだけを
心配しているのか?」を、貴方の眼力で冷静に観察して欲しいのです。
業者に対しては決して、羽アリが出て困ったとか、慌てた様子で接して
はダメです。「他にも知っている業者がいるんだけどねぇ・・・」くらいの
余裕のある態度で(演技して)接してください。
そして、見積もりが出て工事日を聞かれても「じゃあ、検討してから、
こちらのほうから連絡しますよ」と余裕のある態度でいってくださいね。
(こんなことを、くどくど書かなければならない我が業界を悲しく思いますが、
残念ながらそれが現実です。)
繰り返しますが、「羽アリが発生したからといって、すぐに家が
ダメになると決まったわけではないのですから」ね。
それに、工事が1~2ヶ月遅れたところで、急激に被害が拡大することも
ないですから慌てる必要はないですよ。
もし、慌てて「発ガン性のある薬剤」を大量に撒かれてしまったら、
そっちの方がもっと怖いです。 何のためにシロアリ駆除をするのか、
もう一度考えてくださいね。 シロアリを殺して家族が健康被害に会ったら
本末転倒ですものね。
最後に、ここ2~3日の工事写真から、羽アリの写真だけを何枚か
載せておきますので参考にしてくださいね。
ちょっと気持ち悪いかもしれませんが。
これは洗面台の下の羽アリです。配管の差込口から発生しました。
これは浴室の外部設備の給湯器の付近です。
もっと詳しい情報が必要でしたら私のホームページも参考にしてくださいね。
http://www.niigata-boucyu.com です。
それでも判断できなかったら下記へメールしてください。
shiroari@fc5.so-net.ne.jp です。
このブログのコメントからでもけっこうです。
実際の施工は、新潟県以外には対応できませんが、精一杯アドバイスだけ
はさせていただきます。
羽アリの時期が終わるまでは載せておきますので、遠慮なくどうぞ。
それでは皆さん、ごきげんよう。
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