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二重人格のWさんと、ロリコンのYさん。 [雑感]


皆さん、こんにちは。

昔、いっしょに働いたユニークな先輩たちの話しをします。 
まったく個人的な話で、ちょっと危ない部分もあるのですが...。 
それから先日の元組長の話も、今日の話も、私が他県へ3ヶ月
ほど単身赴任していたときの話です。

Wさんは、シロアリ業界に入る前は「回転寿司」の店長をしていた
そうです。 当時40代中頃でしょうか。(店長時代、その店では
最高益を上げたことがあると、楽しそうに自慢していました。) 

あるとき、Wさんを含めて5~6人でスナックに行くことになりました。 
その前に別の先輩が、Wさんは飲むと人が変わるから注意しろよ
と教えてくれたのですが、私は気にしませんでした。 
すごくいい人で、とてもそんなふうには思えなかったからです。

で、スナックで楽しく飲んでいたのですが、いつの間にか、みんな
カウンターの方に移って、気がついたらボックスは私とWさんだけ
になっていました。 それでも楽しくWさんと話していたのですが・・
ある瞬間、Wさんの頭がガクッとテーブルの前に倒れました。 
「Wさん、酔ったんですかあ?」 と私は聞きました。 
まあ、それなりにお互い酔ってはいたのですが・・・・

そして、おもむろにWさんは頭を上げて・・私を見ました。 
なんか目つきがちょっとヘン?・・・と思いましたが。 次の瞬間、
信じられないことが起こりました。 Wさんの口からマシンガンの
ようなスピードで、毒々しい言葉が次から次へと出てくるではない
ですか。 私は唖然としました。 
Wさん、私をからかっているんでしょ? 冗談きついんだからあ?。

だってあんなに楽しく飲んでいたのに、なんの前触れもなく、
0.1秒で豹変するなんて。 イヤー!びっくり!先輩の言っていた
ことはこれかあ!と思いました。 
それから、Wさんは誰彼かまわずモーレツな勢いで難癖をつけて
いきます。 もう暴力沙汰の寸前! なんとか皆んなで、なだめて、
その場は解散しました。 二重人格だあ!こんなに見事に変わる
人なんて見たことないなあ。

でも、翌日出社すると、Wさんはいつもの心優しい先輩に戻って
いました。 昨夜、暴れまくったことなどまったく記憶にないようです。 
そして、私に今夜、奥さんが、ご馳走作って待ってるから遊びに
おいで、と言ってくれました。 ちょっと不安でしたが、せっかくの
先輩の気持ちですから、お邪魔しました。 

そしたら、可愛い2人の娘さん(たぶん二人とも小学生3~4年
くらい)と、奥さん(とても明るい気さくな美人でした。 ズボンは
下半身の体型がはっきりわかるピタッとした素材です。 ちょっと
ドギマギしました。)が、待っていてくれて歓待されました。 

Wさんは、両膝に娘さんを乗せてじゃれています。 それこそ目に
入れても痛くないほど可愛いくて仕方がない様子です。 
子どもたちもキャッ、キャッと甘えています。 絵に描いたような
幸せな家庭がそこにはありました。 その夜は、Wさんは豹変
することもなく、ほんとに楽しい一夜でした。 
昨夜のことは夢だったのかと思うほどに。 

Yさんは、けっこういいマンションに一人暮らしをしています。 
年は30代後半独身です。 とても心優しい先輩です。 よく同僚を
自宅に呼んでは飲み会をやっているようです。 私も誘われました。 
お酒を持ち寄って数人でお邪魔しては楽しい時間を過ごさせていた
だきました。 なにしろYさんは独身なので何時までいてもかまわ
ないし、酔っ払っちゃったらそのままお泊りなんてふつうらしいです。 

Yさんが、ロリコンというのは仲間内では公然の秘密でした。 
でも仕事熱心で、面倒見もすごくいい人で誰からも慕われていました。 
私もYさんがロリコンであるというのは本人の口から聞いたわけ
ではなく同僚からでした。 しかし、そう聞いても、全然気にならない
ほどYさんはとても心優しい人でした。

ロリコンのYさんの趣味は、休日前の夜になると、わざわざ東京まで
行って、六本木界隈を散策?することです。 意味わかります? 
そうです。 女子中学生と遊ぶことです。 まだ、援助交際なんて
言葉のなかった時代です。 (昔、中森明菜のお母さんの経営して
いるスナックには、よく遊びにいってたらしいです。 
ちくしょー!あのとき明菜とチャンスだったんだがなあ~残念!)
なんて言っていました。 なんのチャンス?ですかって? 
それはご想像にお任せします。

そんな話を聞いて、この人危ないなあ、と思いました。 
というより、今、目の前にいる優しくて大らかで気さくなYさんからは
、ロリコンで少女を漁っている姿をどうしても想像できません。 
多分、ロリコンといっても「平和的」なロリコンではないかと勝手に
解釈しています。 今でいえばメイド喫茶に出入りするような人ですかね。

・・・・新潟にもどってから、一年後。 私は、WさんとYさんのいる支店へ
電話する機会がありました。

  • 私 
    「その節はお世話になりました。 皆さん、お元気ですか? 
    ところで、WさんとYさんも、お元気ですか?」
  • 支店の人
    「知らなかったの?Yさんは亡くなったよ。 それにWさんは
     辞めちゃった。」
  • 私 
    「えーっ!亡くなったって、事故ですか?」
  • 支店の人
    「病気だよ。 詳しくは、わからないけど、もともと持病があった
     らしいよ。 腎臓っていってたからお酒が原因かもね。」
  • 私 
    「Yさん、お酒大好きでしたからね。 で、Wさんは何で辞めたん
     ですか? 奥さんと、可愛い子どもさんもいるのに。」
  • 支店の人
    「止めた理由はちょっとねえ・・。 今、どこにいるかもわから
     ないよ。 それに、あの奥さんとは離婚したってよ。」
  • 私 
    「えーっ!いい人だったのに。 奥さんこれからどうするのか
     なあ?」
  • 支店の人
    「知ってた? Wさんの奥さん、元ソープランドで働いていたの。 
     それに、子どもはWさんの子ではなくて、奥さんの連れ子だって
     こと。」
  • 私 
    「えーっ!そ、そうだったんですか。」(全然、知らなかった。) 

そうだったのかあ。 それで奥さん、ちょっと派手だったんだ。 
一体、二人の間に何があったんだろう? Wさん、あんなに子どもを
可愛がっていたのに・・・ソープランドがなんだっていうんだ。 
奥さんだってきっとそれなりの事情があったんだ。 そして、それを
承知で一緒になったWさんは絶対、立派だと私は思います。 
でも、なんか寂しいなあ。 私の見た、あの幸せ一杯の家庭がもう
ないなんて。 それに消息もわからないなんて。 

Wさんにとっても、Yさんにとっても、私はたった3ヶ月、一緒に仕事を
しただけの、きっと通り過ぎる旅人みたいな存在だったと思います。 
だから心の内まで話してくれる関係なんかじゃ、もちろんありません。 
それに、もし話してくれたって私にはどうしようもなかったでしょう。 

どういったらいいんでしょうか? 

あっ!そっちへ行くと破滅だよ!と思っても、「まるで魅入られた
ように破滅の道を選んでしまう人」
を、私は今まで何人も見てきました。 
ほんとに一体何なんだろう?と思ってしまいます。 
まるで抗うことのできない何か大きな力?が働いてるみたいに。 
ほんとは、みんな心優しい人なのに、何故なんだろう?と。 
哀しくなります。 

(天国のYさん、相変わらず、お酒飲んでる? もういくら飲んでも
 大丈夫だね。 だってそこは天国だもんね。 病気になる心配も
 もうないしね。)

(Wさん、お元気ですか?きっと幸せにやってるよね。 Wさんの
 奥さんと、お嬢さんもきっときっと幸せですよね。 私のことなんか
 覚えてないでしょうけど幸せ祈ってます。) 

最後はハッピーに〆ようと思っていたのに無理みたいです。 
ここまで読んでいただいたみなさん、ブルーな気分にさせたら
すみません。 大目にみてくださいね。

それでは、皆さん、ごきげんよう。

 

 


 

5~6月は羽アリの発生する時期です。 もし心配なことがありましたら下記のホームページを参考にしてくださいね。 羽アリの時期が終わるまでは載せておきますので。http://www.niigata-boucyu.com です。 それでも判断できなかったら下記へメールしてください。 shiroari@fc5.so-net.ne.jp  です。  このブログのコメントからでもけっこうです。 私は新潟県人ですので、実際の施工は新潟県以外には対応できませんが、アドバイスだけは精一杯させていただきます。 遠慮なくどうぞ。

 


 


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toyo

りんごあめ様

お元気のことと思います。
nice! 気付かないでごめんなさいね。
ありがとうございました。

by toyo (2009-06-27 07:53) 

toyo

前太様

おはようございます。
nice! ありがとうございました。
お礼申し上げます。
by toyo (2009-06-27 07:55) 

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