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炭ってなんだろう? [炭]


皆さん、こんにちは。

皆さんは「炭の力」についてどういう印象をおもちでしょうか?
実は先日、私達の町の「ちくたん組合」の飲み会がありました。 
そこでいろんな意見やら話が出ました。 酒の席では興味深々の
話も沢山出てきます。

我が「ちくたん組合」のメンバーは業種も年齢も男女も様々です。 
そこが面白いのですね。 私はいつのまにか「販売」担当になって
期待されているらしいのですが、真っ黒になって炭を生産している
メンバーの苦労もわかりますのでなんとか売らなきゃと思っています。

しかし、炭はただ店頭に陳列しておけば売れる商品ではありません。 
以前の「炭ブーム」は終わっています。 「炭ブーム」の火付け役は
もちろんTVでのみのもんたなどが宣伝してくれたのが大きなきっかけ
だと思います。 TVの力はすごいですね。 
みのもんたがTVで「あの野菜がからだにいい」というと夕方には
スーパーからその野菜が売り切れ続出したそうですから。

同じことが炭ブームのときにも全国的に起こりました。 
わが竹炭も生産が追いつかない次期があったそうな。 しかし今では
年々売り上げが低下しています。 

昨年も地元の新聞でかなりの紙面を割いて取材・紹介していただいた
のですが反応はいまいち。 
今はどこのホームセンターでも炭関連の商品は見かけます。 
そして、どうもあまり売れてはいないのが現状のようです。

これはどういうことでしょう? いろいろ原因はあると思いますが根本的な
原因は炭が「説得商品」であることだと私は思っています。 
つまり炭は「店頭に陳列しておけば売れる商品」ではありません。 
説明が必要なのです。 

炭の性能は基本的に生産するときの「温度」で
ものすごく変化します。 「材質」よりも「温度」で炭の性質は決まります。 
その意味で私は「炭はナマモノ」と思っています。 
それくらい性質の変化が激しいのです。

ということは「この炭は何度で焼いた炭なのか?」ということがとても
重要な「選定基準」になります。 それによって「用途」がまったく違って
くるからですね。 
ここを間違って使うと「なんだぁ~、炭なんてたいしたことないなぁ」
ということになってしまいます。 まず、そこをきちんとお客様にお伝えする
必要があります。 

ところでその席で、メンバーの皆さんの興味津々の体験談を聞きました。 
皆さんそれぞれの特異な「炭体験」をお持ちのようです。 
もったいないなあ、と私は思います。 なぜって、それをありのままに
伝えれば「炭の力」が一般の方にもわかってもらえると思うからです。 
ああ、でもここが難しい。「薬事法」があるからなあ。 

でも、あくまでも「個人的な経験」としてなら話してもいいのかなあ? 
どうなんでしょうね? 私としては伝えたくてむずむずしているんですが。 

というわけで「暮らしに役立つ具体的な炭の使い方」を、「薬事法」に
注意しながらおりにふれてお伝えしたいと思います。 

とりあえず今日のポイントは「炭は用途によって選ばないとせっかくの
力も無駄になる」
ということを知っておいてくださいね。

それでは皆さん、ごきげんよう。  

(お昼ねを邪魔するのは誰だあ!)  


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こう

温度で違いますか。
製品に焼いた温度の表示がありましたっけ?
by こう (2007-09-12 06:40) 

toyo

こう 様

いやー!
まったくそのとおりですね。これはものすごくいい御指摘だと思います。
製品に焼いた「温度」と使う「用途」を表示すれば、もっと炭の力を知ってもらえると思います。業界がそういう基準と表示制度を設けるべきだと思います。
ただ現状では炭業者の横のつながりって意外とないようなのですぐに実現は難しいかもしれませんが頑張ってみますね。
でも、こういう発想は灯台下暗しで意外と生産者自身は気づかないんですよね。ほんとに良い御指摘ありがとうございました。
by toyo (2007-09-12 08:34) 

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