シロアリを水際で防ぐ法、その１

皆さん、こんにちは。

あの暑さがウソのように涼しくなってきましたね。
寝具も毛布から布団へ変わったら、気持ち良くて寝過ごしてしまいそう。
　この頃は、うちの猫ちゃんも夜になると布団の中に潜ってきます。　
朝晩は寒いからでしょうね。　
皆さんも寝坊には注意してくださいね。（って、私だけか）

ところで涼しくなるに従い、シロアリへの関心も急速にしぼんでしまう
ようです。　
春はあんなに皆さん関心があったのに！なんてチョッピリ愚痴ですが。
どうも「シロアリは春先（羽アリの季節）だけのもの」・・・と思い込んで
いる人が多いようです。　無理もないですよね。　羽アリという姿を見かけ
ないんですもの。　
それに年中、シロアリのことなんか考えて生活できませんものね。

でも少しだけ注意してくださいね。　何故って？
それは意外とこの季節に「シロアリを見つけた！」という電話が多いん
ですよ。　
冬支度の準備をしていたら、材料を積んでおいた物置や家の周りに
シロアリがいた！という電話です。

シロアリは春だけ活動しているわけではありません。　
一年中、活動しています。　ただ、春先の羽アリ以外は活動していても
人目に触れないだけです。　
それで、どうしても春以外の季節はシロアリへの関心が薄れてきます。　
でも人目につかないところでしっかり木をボリボリ食べています。　
それが翌年の春先の羽アリの時期になって初めて気がついて
「アチャー！大変！」となるわけです。

シロアリは気温が６度以下になりますと、さすがに「休眠」して活動停止
しますが、最近の住宅の高気密・高断熱化や床暖房の普及は「休眠」を
阻止しますからシロアリにとっては活動停止する必要がなくなってきます。　
つまりシロアリにとっては冬でも活動できて、とても嬉しい環境の家が
増えていることになります。　
（このことに言及する建築家はほとんどいないようですが・・・。）

何度か書きましたがシロアリは「寒さ」が大の苦手です。　
ということは、外回りに生息するシロアリからすれば、冬の来る前にどこか
暖かいところへ移動する必要が生じてくるかも知れませんね。　
（真相はシロアリに聞いてみなければわかりません？が昆虫は利巧です
からね。）
　
少なくとも家の近くにいるシロアリは、少しでも暖かいところを求めて
移動することは充分考えられます。　もちろん行き当たりばったりにですが。　
だから一応の注意は必要です。　
春になって羽アリが発生したらつまらないですものね。
・・・というわけで、今日はそれへの対応策を書いてみます。　

まず、これは今まで何度も書いていますが、家の周りに「イラナイモノ」を
置いておかないことです。　「イラナイモノ」とはいろいろありますが、特に
木材類は厳禁です。　
それから発砲スチロールの箱をプランター代わりにしている人は意外と
多いようですが、これもダメ。　
またもう使わなくなった木製の犬小屋もよく見かけます。

私達の田舎のほうでは「冬囲い用の杭や竹材」を家の側面に積んである
風景をよく見かけますが、これは特に注意が必要です。　
その場合は絶対置く場所の下に、ブロックかレンガあるいは大きめの石を
置いて、その上に材料を置いてくださいね。　

よーするに材料と地面の接触を断ってください。　
これはほんとに注意してくださるように。　不用意に外壁に、木材や長めの
杭を立てかけておいたら、そこからシロアリが外壁内に侵入したケースも
実際にありますから。　これはシロアリに室内への「橋渡し」をしてあげる
ことになります。

ほかにも注意点はいくつかありますが、たくさん書くと混乱するかもしれ
ませんので、今日はとにかく家の周りに「イラナイモノ」を置かないこと、
だけを覚えてくださいね。　
お休みの日にでも一度、家の周りをチェックしてみましょうね。　
それだけでも全然ちがいますので。　
シロアリ侵入の確率がグッと下がりますよ。 老婆心ながら。

是非、参考にしてくださいね。

それでは皆さん、ごきげんよう。　　

コメント 2

もっと早く訪れるべきでした。
日曜日に実家に行ったときに見られたのに。
次回は確認します。
植木鉢やプラスチックのプランターがたくさん置いてあると思います。
by こう (2007-10-24 00:26) 

こう様
是非調べてみてください。
でもシロアリを見つけてもあまりショックを受けないでくださいね。
シロアリを害虫にしているのは人間のほうですから。
見つけても適切に処理すれば大丈夫ですから。
by toyo (2007-10-24 02:18)