重い内容を軽く・・・

皆さん、こんにちは。

「重い内容を重い文体で書くのはそんなに難しいことじゃない。　
それより重い内容を軽く書きたい・・」
これは昔好きだった河野典生というSF作家の言っていたことばです。　
クールでかっこいいな。
よし！私も早速真似をしよーっと、なんて思いました。

確かに重い内容をそれなりの硬い文体で書くのは、意外と苦労しない
ような気がします。　で、私も河野氏に習って書いているつもりですが、
如何せん私は元々「重い」人間ではないので「軽い内容を軽くしか書け
ない」ことに気づきました。　
こんなことわざわざ言わなくても皆さん先刻御承知ですね。　　

お陰様でブログという世界を知って約1年近くなりましたが、なんとな
きた気がします。　なるべく「軽い」内容がいいみたいですね。　
特に身辺雑記とかペットの話とか・・・。　あるいは逆にプロパガンダ風に
キョーレツな煽る記事を書くのも効果的みたい！？

で、私はどっちも無理っぽいので相変わらず、シコシコとシロアリ関係の
話と、時々は発作的に面白くもない自分のことなどを書くしかないのかな
と思っています。　
これからもグチや訳の分からないことも書くと思いますが、どうか大目に
見てくださいね。　

今日はなんとなく「シロアリの話」は気分がのらないので、手前勝手な
雑談になりそうです。
　
さて雑談といっても・・・・・そうだ、皆さんは森田健という人を御存知ですか？　
私は1年くらい前に偶然インターネットで知りました。　「不思議な話」を載せた
「不思議の友」という月刊誌をなんと！毎月無料で送ってくれるというので
送ってもらっています。　今日はその記事から少し書いてみます。

勿論、私は森田氏とは何の面識もないのですが、なぜか魅かれる人です。　
というのは、その本の内容が私にとってはあまりに「突飛ようしのない内容」
だからです。　エーッ！ホント？・・・と思ってしまう内容がほとんどです。　

最新号では中国に「生まれ変わりの村」を訪ねた調査レポートでした。　
中国にはそういう人の多く住んでいる村があるそうです。　
これだけでもうエーッ！ホント？ですよね。　

そういう人の中には前世どころか前・前世の記憶までハッキリしてるそうな。　
どうやら死ぬといったん閻魔大王？さんのいる中間地点で、またこの世に
「生まれ変わって戻る」ことがあるそうな。　
そこに「スープを飲む場所」があって、飲んでしまうと完全に生前の記憶を
忘れてしまうけど、飲まないと生前の記憶をリアルにもったままこの世へ
ご帰還するのだそうです。

この「飲むと全てを忘れてしまうスープ」は「生まれ変わった体験」をもつ人
には既知のことらしいです。　
それから中国では「地獄は天国」の意味だそうです。　つまり地獄という
概念はないそうです。　「天国」というのは釈迦のように悟った人が行く
「涅槃」のことだそうです。　ヘェー？ですよね。

 私はこのような摩訶不思議な話が好きです。　事実かどうかは分かりません。　
でも、このような非常識な話は既成概念にとらわれた脳細胞に新鮮な驚きを
あたえてくれます。 たとえば森田氏はこんなことも言っています。　

• カルマはない
• 人生を選べない
• お互いに理解しあわないのが大事
• 外見にこだわろう
• 自分磨きはもうやめよう

・・・・どう思いますか？　けっこう刺激的でしょう？　
更に氏は「勝ち組」「負け組み」は最初から決まっているので勝ち組になる
人は努力しなくてもいい。　「負け組み」はどんなに努力しても無駄、と言い
切っています。　
そして「負け組み」がそれでも勝とうと思ったら「未来をすべて過去にする」
ことで逆転できると言っています。　エ～ッ！　なんのこと？　

はっきりいってわけがわかりません。　でも、もしかしたらとんでもない深い
ことを言っているような気もします。　「運命におまかせ」というタイトルで
講談社から氏の本が発売されるそうですが・・・。　

このような一見「トンデモ本」みたいなものに私は結構惹かれます。　
物事を誰も想像さえしなかった角度から見てみると、新鮮な面白い発見に
気づくことってありますよね。　おおげさにいえば「思考の実験」というか、
センスオブワンダーの感覚を失ったら人生終わりかもしれません。
　
そういえば昔、五木寛之氏がこんな意味のことを言っていた記憶があります。　
「たとえ非常識、不道徳、非倫理的と思われることでも、自分が興味をもったら
猪突猛進。　他人からはアイツはちょっとおかしい？・・と思われるくらい熱中して
・・・それでも結果はちょうどいいくらい、だよ」と。

私は常に思考をニュートラルの状態にしておきたいのです。　
だってヘンに「信念」をもったりすると、そこで思考がストップするからです。　
だから私は朝礼暮改が恥とは全然思いません。　
昨日言ったことと今日言うことが180度違ったっていいじゃない、と思います。　
それが人間ですもの。

アハハ、うまく逃げたな。　
それって「いい加減」ってことじゃないの？　

そうです。　私は実にいい加減な人間です。　
でも、皆さん、いい加減って「いい湯加減」からきているらしいし、
ほんとはとっても良い意味かもしれませんよぉ～（ニタニタ）

・・・・ということで、いい加減な文章でした。　
それでは皆さん、ごきげんよう。　　

コメント 2

　逆に私のＢＬＯＧの場合、「重い」記事の方がアクセスが集まる印象があります。
　特に検索エンジンなどで引っかかるのか、いつまで経ってもアクセスが伸びるのはそんな記事だったりもしていて、特に最近書いている建築基準法改正関連の記事の場合、内容が濃ければ濃いほどヒット数が伸びるように思います。
　また、ネット上で恐らく私くらいしか書いていない業界関連の専門的な記事などを書くと、一つの記事単独のヒット数はさほどではなくとも継続して足を運んでくださる方が増えていくような印象も持っています。

　「重い内容を軽く書くことの難しさ」については、日々実感しています。
　現に人の話を聞く場合、きちんと理解して頭の中が整理されている方は聞き手のレベルに合わせ本当に解りやすい話にかみ砕いて話をされて驚くことが時々あります。
　自分が理解しているつもりでも、改めてＢＬＯＧの記事にしようとすると、実はよく解っていないことに気づくことも良くあります。
　
by たいせい (2007-12-05 10:06) 

たいせい様
いつもコメントありがとうございます。
たいせい様のブログはとても参考にさせていただいてます。
時には柔らかい家庭内の出来事とか・・・。硬軟自在でうらやましいです。
　「現に人の話を聞く場合、きちんと理解して頭の中が整理されている方は聞き手のレベルに合わせ本当に解りやすい話にかみ砕いて話をされて驚くことが時々あります」・・・って、ほんとにそうですよね。一流といわれている人の文はとてもシンプルで且つ明解です。自分では完全に理解していなくても、分かったふりをした人の文は硬くてかっこだけつけてる気がします。
私はせめてかっこつけないで書くことしかできませんので、欠点だらけと思っています。まあ自分のレベルでは仕方ないと思っています。
by toyo (2007-12-05 18:54)