SSブログ

シロアリ被害写真・・・・最近の調査から [シロアリ]


皆さん、こんにちは。

最近の調査の写真を見てくださいね。

これは某アパートです。 借人が異常を見つけました。 
大きな荷物を運び込むときに、たまたまドアの柱に荷物の角が当たったら、
凹んだので気づいたそうです。 
実は、6年くらい前に一度駆除はしたそうですが・・・・


 DSCF0063.jpg
 DSCF0065.jpg

木栓が柱に打ち込んでありますね。 
一度、駆除したことがわかります。

 DSCF0064.jpg

 反対側の柱も、押すと凹んで空洞化していました。 
 DSCF0066.jpg

床下はこうなっていました。 
地面から土台に板が縦に打ち込まれているのがわかりますか?
ちょうどこの左上が先ほどの玄関柱になります。 
これは典型的な「シロアリさん、いらっしゃい」のつくりです。 
この板が何の為のものかわかりませんが・・・。

 DSCF0054.jpg

板の左端に沿って蟻道が上まで登っているのですが、この写真では
わかりにくいですね。 あと残材処理がちょっと中途半端だったようです。 
今日の写真は、同業者の人からみればよく見る光景だと思います。 

果たして・・・
①駆除後にシロアリが再侵入したのか? それとも
②一回目の駆除のとき、既に空洞化していたのに気づかなかったのか? 
判然としません。 
もし②であればシロアリ業者の「腕が悪い」ことになります。 
いずれにせよ実際の駆除のとき柱を壊せばハッキリしますが・・・。

もう少しすると、またシロアリの活動が活発になる時期になります。 
毎回シロアリは驚くような「侵入の仕方=知恵」をみせてくれます。 
私達にとっては「シロアリとの知恵比べ」が始まります。 
ただマニュアルどうりに作業しても駆除できないときもけっこうあります。 

だからといって必要以上に恐怖心をいだくこともないですが、侮ると怖い相手、
それがシロアリだと思っています。 
シロアリに限らずいろんな虫たちが動き始めるのももうすぐです。 
皆さん注意しましょうね。 

それではごきげんよう。  


nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 3

コメント 4

南雲しのぶ

業者さんの信頼感って、どこまでやってくれるのかと真贋の判定力と言うことなんだと思います。
「ダメなものはダメ」そして「こうすれば最善の解決につながる」ということを示してくれる、と言うことでしょう。
ただ、発注者に対して「ダメ」とはなかなか言えないようで、その辺は付き合い加減ということになるのでしょう。
普段付き合いをしないような業種だと大変だとは思います。

下2枚の写真が反映されていないような・・・。
by 南雲しのぶ (2008-03-16 08:50) 

toyo

南雲さん

すみません。たった今見たら写真が2枚ないのでびっくりしました。
で、今やり直したんですが・・・大丈夫かな?昨夜確認しないままアップしたので、すみませんでした。
確かに発注者に対してダメとは言いにくいときもあります。
ほんとにどうしたらいいんだろう、と絶望的な気分になるときもあります。
私達にとっては「簡単な駆除」の場合でも「絶望的に難易度の高い駆除」でも、お客様にとっては同じですから。
そんなとき「難易度の高さ」について説明すればするほど「言い訳」と「ダメ業者」に思われてしまうので辛いときもあります。
でも、うまくいったときは満足感も格別というか・・・結局業種は違っても同じなのかなと思っています。
コメントありがとうございました。
by toyo (2008-03-16 09:12) 

yanasan

各現場で対処法が違いますから、マニュアル通りに進む事なんて無いですね
by yanasan (2008-03-16 19:42) 

toyo

yanasan 様
ほんとにそうですね。
同じ大工さんが建てた家でも、その家のおかれている自然条件、環境、
住んでいる人の手入れの仕方などなど・・・で、みんな違いますものね。
塗装の場合もたぶん、家の傷みの程度や材質などによって工程も違ってくるんでしょうね。これで終わりってことはないですね。毎回が勉強って感じです。 コメントありがとうございます。
by toyo (2008-03-16 20:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。