SSブログ

JAZZなんて知らない? [つまらない]


皆さん、こんにちは。

今日はシロアリとは無関係のどーでもいい話です。 
お暇な人だけお付き合いくださいね。 呆れたらどうか遠慮なく放棄してください。 
自慰みたいな内容になると思いますので。 
でも、皆さんにも似たような経験があったら教えていただきたい気持ちはあります。 

皆さんは趣味をいろいろお持ちだと思います。 
たとえば音楽の場合。 私は自慢じゃないけど学生時代の音楽の点数は最低。 
いつも30~40点の赤点でした。 
だから、音楽が趣味なんて間違っても言えません。 

楽譜がまったく読めないので一念発起して楽典を買って勉強しようとしたことが
ありますが、もう1ページ目から難しすぎてあえなく放棄。 
大体、音を段階的に分けることからして理解できませんでした。 
半音階っていわれても、音を半分に分けることなんてどういうこと?って感じです。 
自分はLD(学習障害)なのかしらん? 

で、そんな私がJAZZだけはなぜか好きです。 
その動機はとても不純。 昔の話ですが、私もなにか趣味といえるものが欲しかった。 
当時はフォークとかグループサウンズが全盛の時代。 
へそ曲がりの私は皆んなが好きなのは嫌でした。 そこでJAZZが好きっていうと
ちょっとカッコいいかも、なんて動機でJAZZを狙った。 
(でも、大体何かを始める動機なんてみんな不純ですからね。 
それでいいのだと思います) 

そこで、友達の兄貴がJAZZ好きって聞いたので「お兄さんから今が旬のレコード
なんでもいいから貸してって頼んでよ」と言ったら一枚貸してくれました。

さっそく自宅で聞いたら・・・これがなんと、メロディーもへったくれもない神経症に
なりそうな奇妙な音楽!トランペットがわけのわからないフレーズを突発的にキーキー
・・・ドラムがガチャガチャ!
なんじゃこりゃあ! というのが正直な気持ちでした。 これはとても無理。 
諦めました。
(マイルス・ディビスの「カインド、オブ、ブルー」でした)

そんな私でも深夜放送でなぜか?(わからないくせに)JAZZは聞いていました。 

そして、あるときたまたま何故か?録音していたある曲を聴いてヘンになりました。 
どうヘンなのか? それが知りたくてまた巻きもどしては聴く。 まだ分からないので、
また巻きもどしては聴く。 気がついたらそんなことを数十回繰り返していました。 
でもそのヘンな正体は結局わかりません。

楽しくもなく、嫌な感じでもなく、かといって気に入ったわけでもない? 
何なんだこの気分は一体? ・・・そんな感じです。 
ただ「身体にそのJAZZが入った」という感じはします。 好きでも嫌いでもないのに
・・・快感でも不快でもない・・・けれど・・・なんだろう?・・・気になる・・・そんな気分。 
(それはチャーリィー・ミンガスの「水曜日の夜の祈りの集い」という曲でした。) 

で、その曲の何が気になるんだろう?と自分に問うてみると、どうもピアノです。 
で、誰か調べたらマル・ウオルドロンというらしい。 
それでレコード店でマルのを何枚か注文。 聴いてみるとこれがいい。 
で、今度はその曲の中のサックスが気になる。 調べるとコルトレーン。 
で、今度はコルトレーンを注文。 ・・・そんな繰り返し・・・

そしてたどり着いたのが、なんと一番最初に聴いたマイルスでした。 
この頃はすっかりマイルスが好きになっていました。 
なんだ!結局ひとまわりしてきたのか。 でも、ほんとのことを言うと、私はいわゆる
JAZZファンってわけでもないのです。 必要に迫られて聴いたというのがホンネです。

どんな必要かというと・・・
青春時代って決して楽しいことばかりじゃなく、むしろ辛いこと、迷うこと、の連続だった
ように思います。 一体自分はどう生きたらいいのか?とか、人生って何なんだ?とか。 
押し寄せる迷いの連続。 
しかも、それに対して確固とした判断基準をまだ持ち合わせていない。 
一体Aか?Bか?どっちがいいんだ?・・・とかね。

そんなとき私は深夜2~3時間ヘッドフォンを付けて音量も最大にしてJAZZを聴いて
いました。 たとえば、私はAかBのどちらを選ぶべきか迷ったときです。 
(AとかBの内容は観念的なことなら何でもです。) このとき選曲を間違うと失敗します。 
だから慎重に自分に聞きます。 お前は今どの曲が聴きたいのだ、と。

上手くいくと大体聴き始めてから30~40分くらいで「ふっ」とアッチへ行けます。 
アッチとはアッチとしかいいようがないのですが・・・。 

とにかく上手くいくと全てがクリアになります。 そのときなら、どんな質問をされても
絶対の確信をもって自分の答えが瞬時にわかるのです。 
ああ私はAだ、と。 論理的に整合性はまったくありません。 でも、絶対Aなのです。 
裏付けのない確信です。 絶対の確信。

なんでこんな現象が起こるのかわかりません。 でもわからなくてもいいのです。 
だって絶対の確信ですから。 理由なんてどーでもいいのです。 
これは錯覚でしょうか?でも錯覚でもいいのです。 
だって絶対の確信で、もう、その確かさは全人格的で私の全ての細胞が、知覚が
そう言っているのですから。 

・・・・というような経験は皆さんにもあるのではないでしょうか? 
それともこれは病的な精神異常の状態でしょうか? そうだよ、あんたは病的だ、
といわれても実は私はそんなことどーでもいいのです。 だって絶対ですから。 
だから私にとっていい音楽とはそういう状態にしてくれる音楽です。

昔、入り浸っていたJAZZ喫茶のマスターにこう聞いたことがあります。 

  • 「マスターにとっていいJAZZってどんなJAZZですか? いいJAZZを聞いた
    ときどんな気分になりますか?」
  • 「そうだねぇ、ちょうど背骨の中心に熱湯か、あるいは、ものすごく冷たい氷の
    液体みたいなものをぶっかけられてゾクゾクした感じかなぁ」

   ・・・というのが答えでした。 それはよくわかります。

そのゾクゾクの連続の向こう側に入ると、どうやらそこにほんとの自分が
いるようなのです。 
だから私は「いいじゃないの楽しければ」という音楽には興味をもてないヘンタイ?
になってしまいました。 私達と同年代の人ならわかってもらえるかなあと思います。 
でも今の若い人達はどうなんだろう? もしかして同じかなあ? それが知りたいです。

といっても、音楽との付き合い方って人それぞれですから、どれが正しいとか間違って
いるとかいうつもりは毛頭ありません。 
日本の民謡や演歌にもJAZZ的な同質の感じ?を抱くことがあります。 
新内とか・・きっと魂の部分では同じゃあないかなって気がします。 
(ちなみに私はビートルズって嫌いです。 ローリング・ストーンズは大好きですが。 
これは明らかに私の偏見です。 偏見ですがどーにもならない。)

またヘンなことを書きますが、私はかって風邪を引き始めたときこうして治していました。 

  • 食欲があろうとなかろうと、まず飯を食う。(これは体力をつけるため) 
  • 次に新しい下着を枕元に用意する。(これは汗をかいたときの着替え) 
  • そして、そのときに一番聴きたいJAZZの曲を選ぶ。 
  • ヘッドフォンをしたままで寝る。 (完全に寝入ったらステレオを止めてね、
    と親に頼んでおく) 

それだけです。 これで翌日は大体全快。 ただし選曲に失敗するとダメ。 
ヘンな方法ですね。 でも、私的には理に叶った方法です。 うまく説明できませんが。 

ほんとにヘンなシロアリ屋のヘンな独り言になってしまいました。 
最後まで我慢して読んでいただいた皆さん、為にならない勝手な内容でごめんなさい。 
ときどき発作的にヘンなこと書いてますが大目にみてくださいね。 

(ほんというと、こんなの公開するの止めようかなあ、と思ったけど、もしかして
分かってくれる人もいるんじゃないかなという気もするので、思い切って公開する
ことにしました。 後で後悔するかも?)

それでは皆さん、ごきげんよう。 


nice!(4)  コメント(8)  トラックバック(1) 
共通テーマ:住宅

nice! 4

コメント 8

一真

おはようごじます。いつもniceありがとうございます。”人生は最大の花”です。このご時勢の中で、あまり深く考えず、楽天的にものを考えてはいかがですか。
by 一真 (2008-03-20 07:33) 

toyo

一真 様
とても的を得たコメントをありがとうございます。
その通りだと思います。こういう考え方が自分を不自由にしているのはわかっているのですが・・。人のことはああしろ、こうしたら、と言ってるくせに自分のこととなると、てんでダメ。射抜かれた気分です。
ほんとにありがとうございました。
by toyo (2008-03-20 08:27) 

たいせい

 私も音楽は学生時代最低で5段階評価は常に「1」。
 合唱コンクールでは「お前は口をパクパクさせるだけで良いから声を出すな!」といわれ、音楽は自分自身にとってトラウマにすら成っていました。
 そんな中でもある時友人が合唱をやっていたことから聴き始めたクラッシックが何故か琴線に触れ、私の場合はクラッシックに嵌ってしまいました。
 私の場合の聴き方は単純で、その音楽が「自分にとって心地良いか?」「そうではないか?」の二点のみで、未だに理屈の世界はよく解りません。
 と言うよりも、クラッシック音楽や芸術と言えども、その時の大衆に向かって書かれた物で、理屈の世界で理解する物ではなく感性で味わう物だと思うようになり、「自分には『理解』が出来ない」「自分には『よく解らない』」との批評に違和感を感じています。
 そんな意味でtoyoさんのjazz好きというのも、どんな雰囲気か解るような気がしながら(見当外れだったら申し訳ありません)読ませていただきました。
 既知の記事化もしれませんが、調子に乗ってTBを送らせていただきます。

PS.
 私の風邪の直し方は、体温調整機能の不調を元に戻すと言う考え方で、①プールなどに行って運動して汗をかく、②とんでもない熱い風呂に長く入って体温を高くする、③冷水のシャワーで一気に体温を下げる、④厚着して普段よりも億重ねた布団で寝てやはり汗をかく、の三点を敢行して撃退していました。
 看護婦をしているの妻に言わせるととんでもない荒療治で、そのうちとんでもないことになると言われつつもほとんどの風邪はいまだにこうやって直しています。

by たいせい (2008-03-20 09:46) 

denn

楽しい記事です^^
ご自分の事を 良く観察されているんですね^^
間違いない^^

オイラは風邪ひくと熱い風呂にのぼせるまではいって治してましたが・・・
冷水は試したことがありません^^ブラジルでは熱が出ると水にいれて冷ますらしいっす^^
by denn (2008-03-20 20:44) 

toyo

たいせい様
ていねいなコメントありがとうございます。
風邪の治し方、面白いですね。でも私は理に叶っている気がします。
身体の反発力というか本来もっている治癒力をいささか乱暴ですが、引き出す方法ですよね。
まあ、これも程度問題ですが。重症になるとやっぱり医者ですよね。
奥様が看護士なら頼もしいですね。
それからわざわざTBありがとうございます。
by toyo (2008-03-20 23:13) 

toyo

denn 様
つまらない勝手な文にお付き合いくださってありがとうございます。
風邪の治し方、ひとそれぞれで面白いです。
今度私も熱い風呂ためしてみようかな?
早く風邪ひかないかなあ・・・なんておばかなことを。
コメントありがとうございました!
by toyo (2008-03-20 23:19) 

アキラ

私も大のダンモ派でした。
かつて、モダンジャズのことをこういっていました。
大学時代、新宿のダンモ喫茶に通っては、大音響に浸っていました。

ところで唐突ですが、ジャズの効用をもう一つ。
肩が凝ることはありませんか?
一人で車を走らせるとき、大音量でジャズを聴いてみてください。
たちどころに肩こりが治りますよ。
でも、これって・・・私だけなのかなぁ?!
by アキラ (2008-03-21 09:21) 

toyo

アキラ様

そっそく今度ためしてみます。
私的にも理に叶った方法に思います。効きそう!
だって細胞が喜んでくれそうですものね。
昔、私もピットインとか、わざわざ田舎から聞きにいったことがあります。懐かしいなあ、川崎僚なんかのライヴ最高でした。

そーいえば、アキラ様の文章にはなんだかカラッとしたブルースっぽい感じが前からしていました。やっぱり!って感じです。
by toyo (2008-03-21 19:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。