諸行無常の日々 [ありがとう]
みなさん、こんにちは。
すっかり更新が滞ってしまいました。
いろいろあって更新の意欲がなくなってしまいました。
でも、閲覧数がそれほど落ちていないのでびっくりしています。
ということは、こんな拙い記事でも少しは皆様のお役に立って
いるのかしら?と思いました。
私の書くことなんて、ほんとに防除士の皆様から見れば幼稚で
初歩的なことばかりだと思っています。
でも、一般の方からみればなじみのない床下の話なので、
もしかしたら新鮮に感じる方も多いのかもしれませんね。
なるべく中学生でもわかるようなわかりやすさを心掛けて書いて
はいますが、時々発作的にアホなことも書いてしまって後で後悔
しています。これからもアホな記事にはどうか大目に見ていただ
けますように。
で、今日は私事で恐縮ですが更新が滞った理由などを書かせて
いただきます。
私、いや、我が家にとっては今年は大事件がふたつありました。
ひとつは長年、闘病生活をしていた妹が5月に癌で亡くなったこと。
もうひとつは11年間一緒に生活して私たちを癒してくれたにゃんこ
が10月に亡くなったことです。
病理検査の結果がまだ出ていないのでにゃんこの死因はわかり
ませんが、お医者さんの話では胸に水がたまっていたことから
癌の可能性が強いらしいです。
妹はともかく、にゃんこまで癌らしいというのは青天の霹靂でした。
ほんとにショックでした。
お医者さんの話では、犬の二匹に一匹は癌死だそうですね。
また猫は3匹に一匹が癌死ということです。
(今年の元気だったときのにゃんこ)
で、こういうショックな出来事に対して私の(精神的な対抗策?)
とった方法は「妹とにゃんことの思い出を封印する」ということでした。
簡単に言えば思い出さないようにする・・ということです。
たとえば、プロの俳優が演技で涙を流すための方法は「過去の
悲しい思い出=イメージ、を思い出す」ことだそうですね。
それによって涙を惹起する。
たしかにイメージが涙を引き起こす・・と思います。
だから、思い出=イメージ、を封印することによって辛さと涙から
逃亡する・・というのが私の方法でした。
(11年前に我が家に迷い込んできたときのにゃんこ)
でも、時折、前触れもなく妹とにゃんこのイメージが湧き起ってくる
瞬間があります。そういうときはあわてて別のイメージで打ち消す。
そんな繰り返しの日々でした。
そして、ふだんは人生なんて諸行無常さ・・なんてしたり顔で言っても
いざ、自分にショックなことが起こると、みっともなく慌てふためいて
立ち尽くしてしまう。それが自分の現実です。
(にゃんこの納骨・・)
ああ、諸行無常なんてちっともわかってはいなかった。
というか受け入れることができなかった。
で、今はどうなの?
今は、ほんの少しばかり受け入れられそうな気分です。
考えてみれば私たちは日々、変化の日常の中にいます。
毎日、小さなことでも何かが確実に変化している。
変化しないものなんて一つもない。
でも、変化なんかしないで幸せな日常が「永遠」に続いて
ほしいと思う。
女性の方はいつまでも肌がきれいでいてほしいと願う。
だから高価な化粧品にもアンチエイジングを願って手を
出す(笑)
男も似たようなものですが。あっ、脱線。
(みーこには父親のような態度で接していました)
すべての変化を受け入れること。それが「常態」だと思うこと。
いさぎよく受け入れること。そうなんだよなあ~と思います。
執着が悲しみを呼び込む・・。
仏教に興味はないけど、お釈迦様の言説には興味があります。
とても参考になったサイトがあります。
もし、親しい人を亡くされて悲しんでいる方がいたら参考にして
くださいね。余計なお世話ですが・・。
http://www.j-theravada.net/kogi/kogi2.html
シロアリの記事もぼちぼち再開したいと思っています。
それからいただいたコメントへのお礼もまだしていなくてごめん
なさい。後で必ずお返事をさせていただきます。すみません。
最後まで個人的なたわごとにお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様の日常が平安なものでありますように。
そして皆様にどうかいいことがいっぱいいっぱいありますように。
(ジョークはお休みにさせてくださいね。今日は葬送曲のつもりで・・)
癌はいきなり死なないからいい、突然サヨナラにならないからいい。
だけど、だんだんと弱ってXデイを迎える姿を目撃しなくてはならない。
良いんだか悪いんだか・・・
ウチのオス猫、獣医にもかからなかったから死因はわからないけど、たぶん癌だったのだろうなあ。
身体に触ると、だんだん死んでいくのがわかった。頭を撫でるとぬいぐるみの感触になって、その感触が身体に広がっていって、最後は呼吸をしているのにぬいぐるみに触っている様で、悲しかった。
俺を置いて何処かへ行ってしまうのかよ、、
まだ若さが残っていた頃、周りを見渡して、50年経ったらここに居る奴は全員死んじゃっているのだろうなあと思って、あと50年かぁ〜とタッカンしたような気分になっていたことがありました。
この頃は、いま地球上で生きている人間は100年後には全員死んじゃっているんだなあ、いま生きている人間誰ひとりいない世界になってるんだなあ、そんな世界がたった100年後にはやってくるんだ、すげぇなあ。などと無意味に驚いたりします。
俺ってホントに無意味だなァ、文字にしてみてあらためて無意味な自分に驚くわ。
「レフト・アローン」は辛すぎて気が滅入るかと思ったけど、この86年の演奏は、オリジナルの、あの辛い気分になるものとは趣向が違って救われました。
お口直しの馬鹿ネタをひとくさり。
ニカ夫人が「もしも願いが三つ叶うなら何を願う?」と訊いて廻って書いたという『ジャズ・ミュージシャン3つの願い』という本の中で、マル・ウォルドロンが『自分のレコードの大量販売』と答えているのが面白かった。
哲学者のような雰囲気な人が現実的な答えをしているのが笑いどころなわけですが、ジャズレコードが大量に売れるわけが無いという前提の冗談なのかもしれない。
ところがね、この人、レコードにサインを求められると、その国の言葉で『あなたの友人マル・ウォルドロン』とサインをしていたらしいのですよ。日本語でそう書いてあるジャケットを見せられたとき、これ、あなたが書いたのでしょ?と笑ったらマジ目で否定されました。
マル・ウォルドロンは自分のレコードの大量販売の為に地道な営業努力をする人だったのかあ、と驚き感心したです。そして笑った。
いや、彼は営業目的ではなく、真摯な気持ちで自分の理解者を感謝の気持ちで自分の友人と、その国の言葉で記したのかもしれないけれど、ココロが曲がっているあたしは面白いほうの解釈をしてしまう。哲学者の風貌でチャラいことしてウケようとしやがって、ニクイねこのシトは、と。
またダラダラと無意味なチラシ裏をやってしました、スイマセンね。
トニーベネットとレディガガのデュエットで「Anything Goes」
http://t.co/uiTsl5Iyp4
トニーベネットの声には、人の気持ちを上向かせるチカラがある。
by ねりね (2014-11-06 01:58)
妹さんとにゃんこちゃんのご冥福をお祈りします。
toyoさん、どうぞ心落としのございませんように。
by ぶすねこ (2014-11-06 08:11)
生き物は変化があるから前へ進めるのですね。
過ぎ去った過去のできごとを大事に慈しみ、
それを未来へ進む勇気に変える。
何かで読んだ言葉です。
by 昆野誠吾 (2014-11-07 19:00)
ねりね様
コメントへのお礼が遅れてしまってごめんなさい。
たしか、ねりね様もいつぞやのコメントで愛猫を亡くされた
ときの悲しみについて少し触れらていたと記憶しています。
そして、今回のコメントもいちいち納得します。
>だけど、だんだんと弱ってXデイを迎える姿を目撃しなくては
ならない。
ほんとにこの目撃=拷問でした。本人にとっても私たち家族に
とっても拷問に近い1年半の日々でした。
何よりも本人にとっては痛みとの戦いの日々は酷であったと
想像しています。いま、思い出しても切なくなります。
>身体に触ると、だんだん死んでいくのがわかった。
ほんとにそうですね。猫はしゃべれないからなおさら切なかった
・・です。もっと早く異変に気づいてあげられれば・・
と今更思っても遅いですが。
>いま地球上で生きている人間は100年後には全員死んじゃっているんだなあ、いま生きている人間誰ひとりいない世界になってるんだなあ、そんな世界がたった100年後にはやってくるんだ、すげぇなあ。などと無意味に驚いたりします。
まったく同感です。
でも、それを受け入れられるか、られないか、は自分の問題
なので、なんかわかったような、達観したような気分になっても
いざとなると全然、達観なんかしていない自分に気づいて右往
左往しています(笑)
>マル・ウォルドロンは自分のレコードの大量販売の為に地道な営業努力をする人だったのかあ、と驚き感心したです。そして笑った。
なるほど。そういう話を聞くとかえって親しみがわきますね。
そんなものかもしれません。はた目には優雅に見えても
人間って、みんなぎりぎり踏ん張っているんだなあ~と思います。
>トニーベネットとレディガガのデュエットで「Anything Goes」
素敵な情報を教えていただいてありがとうございます。
どうか、ねりね様にもいいことがありますように。
いつもていねいなコメントに感謝しています。
by toyo (2014-11-13 09:04)
昆野様
コメント、ありがとうございます。そしてお礼が遅れてごめんなさい。
>生き物は変化があるから前へ進めるのですね。
なるほど!たしかにその通りだと思います。
いや、そうありたいです。そう思えるようになりたいです。
>過ぎ去った過去のできごとを大事に慈しみ、それを未来へ
進む勇気に変える。
これも素敵な言葉ですね。いや、ほんとにそうありたいです。
私はまだ悲しみを勇気に変換するすべをもちませんが、
早くそうなりたいと願っています。
なんだか、大事なヒントをいただいた気持ちです。
ありがとうございました。
どうか昆野様にも良いことがたくさんありますように。
by toyo (2014-11-13 09:10)
ぶすねこ様
コメントへのお礼がすっかり遅れてすみません。
そして、お気遣いの言葉をありがとうございます。
そちらの猫ちゃんもどうかいつまでもお元気で
ありますように。
病気って嫌ですね、お金もかかるし(笑)
どうかご家族にも良いことがたくさんありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2014-11-13 09:15)