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病は床下から。 [結露]


皆さん、こんにちは。

これは以前も書きましたが、皆さんは床下は夏と冬のどっちが
湿気ると思いますか? そうですね。 正解は夏です。 
夏場の床下の結露の凄さはシロアリ防除士にとっては当然のことです。

そのとき、どうしてもお見せしたい証拠写真があったのですが散逸して
いました。 それを見つけましたので是非見てくださいね。 
これは家の寿命を伸ばすため、そしてご家族の健康を考える上でも、
とても重要なことだと私は思っています。 

「病は気から」といいますが、私は「病は床下から」と思っています。 
これはたぶん大工さんが床下からの湿気を押さえ込もうとして、単純に
ビニールシートを土壌表面に張ればいい、と考えて処置したものと思います。 

しかし、結果は・・・・・

下の写真の真ん中に、縦に筋上の線がありますが、シロアリの作った
「蟻道」です。 既に土台の一部に食い込んでいます。 
また基礎に小さな点が2個ありますが、「カマドウマ」という湿気を好む昆虫です。

土壌地下からの水分がビニールシートの下に溜まるのは当然ですね。 
ところがなぜかビニールシートの表面にもおびただしい水分が・・・
ビニールシートの上に結露が溜まっています。 

 

基礎の水滴です。 結露です。

これらの異常な結露の水分が、土台等の木部に吸い込まれ腐朽が
始まります。 どんなに湿気が強くても、それを押さえ込もうとして
ビニールシートを張るのは結果的にかえって家の寿命を縮めます。 
重要なのは湿気を押さえ込もうとするより、通気を良くして湿気を
吐き出すことです。 
たとえば炭を敷く場合でも同時に通気を考えないで敷けば効果は
半減してしまいます。 

また、これでは床下および床上の絨毯などはダニの温床になって
しまいます。 もし、ご家族に喘息、気管支炎、肌が痒い、冷え性等の
症状がありましたら床下を疑ってください。 
いくら高価なサプリメント類を摂っても、住んでいる環境が原因なら
無意味になります。 床下改善あるいはムク材によるリフォームだけで、
それらが改善されることはよくあります。 「病は床下から」の場合も
けっこうあると思います。 

今日の写真は皆さんに是非見て欲しかったものです。 
こういう床下環境の上で生活していては治る病気も治りませんね。 
これは決して特殊な事例ではありません。 参考にしてくださいね。 

それでは、皆さんごきげんよう。


5~6月は羽アリの発生する時期です。 もし心配なことがありましたら
下記のホームページを参考にしてくださいね。 羽アリの時期が終わるまでは
載せておきますので。
http://www.niigata-boucyu.com です。 
それでも判断できなかったら下記へメールしてください。
 
shiroari@fc5.so-net.ne.jp  です 
このブログのコメントからでもけっこうです。 
私は新潟県人ですので、
実際の施工は新潟県以外には対応できませんが、アドバイスだけは
精一杯させていただきます。 遠慮なくどうぞ。


 


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toyo

りんごあめ様

駄文なのにいつもnice!ありがとうございます。
by toyo (2007-06-12 08:33) 

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