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ヤクザの家と知らずに・・・ [つまらない]


皆さん、こんにちは。

相変わらず当地方は雪で毎日がかったるい。 
いまどきシロアリに関心をもってくれる人もいないので、
例によって今日は昔の話でお茶をにごそうかなと思います。 
つまらない話です。 
ですからお暇な人だけおつきあいくださいね。 

それは県外の支社に単身赴任していたときで某住宅団地を
新規開拓していたときの話です。 
きれいな奥さん(30代くらい?)が庭の花にホースで水を
くれていました。 車庫にはクラウンとシーマがあります。 
私は{庭の植木や花に水をやりすぎるとシロアリも寄ってくる}
ので気になって声をかけました。

  • 私「こんにちは。 きれいな花ですね。 ところで、シロアリの
    心配はないですか?」

  • 奥様「シロアリ消毒はたしか10年くらい前に済んでいるわ」

  • 私「そうですか。 余計なお世話ですが、その庭の木の杭・・・
    そういうところによくシロアリがいますので注意してくださいね。 
    なにかあったらお電話くださいね」

・・・と言って私は名詞だけ渡してきました。 
まあ、電話なんかこないだろうなと思いながら・・・
ところがその夜、寮に御主人から思いがけない電話がきたのです。

  • 御主人
    「おう!昼間、うちの家内に名詞おいてったってのはお前か。 
    いたんだよ、シロアリが!
    杭を抜いたら。 お前、明日の朝8時頃来れないか?」

  • 私(ラッキー!)「よ、よろこんで。では明日8時に・・・」

・・・というような会話だったと思います。 
で、翌日さっそく伺いました。 ご主人は威勢のいい(40代くらい?)
さっぱりした感じの人です。 

早速、床下調査をしました。 
でも(残念ながら!?)床下にシロアリはいませんでした。 
しかし、以前消毒してから10年以上は経っているとのこと。
(そこを突くしかないなあ。でもこれはちょっと無理かも・・)

  • 私「まだ床下にシロアリはいません。 良かったですね。 
      でも10年過ぎているのならそろそろ再消毒の時期ですから、
      どうですか? お任せ願いませんか?」

  • 御主人「やったほうがいいのか?」

  • 私「いつシロアリが侵入してくるかは正直わかりません。
      でも1回目の薬剤の効果は切れていますので、予防しておけば
      安心だと思いますよ」

  • 奥様「・・・でも、あなた。 まだシロアリがいないんだったら急が
       なくてもいいんじゃない?」

  • 御主人「バカ! お前、 シロアリ屋さんがやったほうがいいって言って
         いるんだからやってもらえ! それで、いくら位かかるんだ?」

  • 私「詳しくは坪数をはかってからですが、概算で大体15万前後です」

  • 御主人「わかった。 じゃあやってくれ! 今日できるのか? わかった。 
          じゃあ俺は仕事に行くからな、あとは頼むな。」

  • 私(ラッキー!なんてきっぷのいい御主人なんだ。)
      「わかりました! ちゃんとやっておきますので、有難うございます!」

・・・・ということで、私としては思わぬラッキーな仕事が入ってウキウキでした。 
だから仕事が終わって、帰り際に奥様に「御主人、きっぷのいい方ですね。 
お仕事は何をやってらっしゃるんですか?」と聞いたとき「金融業」ときいても、
ああそうですかくらいにしか思いませんでした。

ところがその夜・・・思わぬ電話が・・・
長くなりそうなので、この続きは次回にさせてくださいね。
大した結末ではないんですが・・・

それでは皆さん、ごきげんよう。


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