勝手な独り言

　
皆さん、こんにちは。

今日はまったくの独り言。　
勝手ですが自分だけのために書こうと思っています。　
私は物事に行き詰ると、考えて考えて自分なりに「突き抜けるまで」
考えてしまう性格です。　というのも、これまで相談できるような師を
持たなかったからでしょう。　もてなかったのか？
そこははっきりしませんが・・。

ブログではもっともらしいことを書いても、実は日々迷いの連続です。　
商売のこと・・・というのは結局、自分の生き方のことと同義だと思って
いますが。　今、自分はハッピーな生き方をしているのか？と問うと
決してそうではないのです。　

で、どうなれば自分はほんとにハッピーになれるのかというと
・・ほんとにわからない。　情けないけどわからない。　お金？
勿論それもあります。　お金なんてなくても・・・と、よくそういう人が多い
ですがそうではないでしょう。　残念ながら資本主義社会に生きる以上は
お金は生活の重要な要素ですからね。　

では、お金があれば万事Ｏｋなのかというとそうでもない。 　
人間はここが厄介。　自己実現？　これもわかったようでわからない
言葉です。　自己実現の前に自分とはなんぞや？という問題があります。　
自分がわからないで自己実現なんてできるでしょうか？　
いや、そもそも自分とは何なんでしょう？

たとえば岸田秀によれば・・「性格」について氏はこういう意味のことを
書いていたと思います。　人間の性格なんてタマネギの皮をむくように、
むいてもむいてもそこに芯などないんだと。　
あるいは昔読んだ行動主義心理学者のワトソン？とかいう学者は
「私に生まれたばかりのあかちゃんを預けてくれたら、私はその子を
芸術家にも犯罪者にでも、いかようにも作り上げることができる」と
豪語したそうな。　それを「ワトソンベイビイ」というそうですね。

で、私はこの二人の考え方に賛同します。　
私は、私は、なんていっても所詮その私＝自己なんてその程度のもの
なんだと。　私は芯のないタマネギであり・・・今こうして書いていること
だって明日には全否定するかもしれない。　
それが悪いことだとは少しも思いません。　

だから出口がない。
そんなとき不思議に「反応」した番組が最近ありました。
村上龍氏が司会の「カンブリア宮殿」という番組です。　
（前は結構真面目に見ていた番組ですが、飽きてしまってずーっと見て
いなかった。）　
先日なんとなく見ていたらサフィア・ミニーという女性が出ていてすごく
ショックを受けました。　ご覧になったかたもいるかもしれませんが結構
インパクトがありました。
http://www.web-across.com/person/d6eo3n000002sq5k.html

なんでショックを受けたのかずーっと気になっていました。
こういう生き方を「社会企業家」というらしいですね。　貧しい国にお金を
上げるのではなく「自立できるように」ビジネスで援助するというやり方。　
これはとっても賛同します。　でも自分では不可能だと思っていた。　

一体彼女はなぜこんな生き方ができたんだろう？　
どうも幼少の頃の母親の影響もあるらしい。　だから、私にとっては凄い
ことでも彼女にとっては「自然な成り行き」だったのかもしれない。　
で、彼女の生き方に少なからずショックを受けた自分は・・・自分にも
そういう傾向があったということなのかしら？

そういえば、昨日見たＡＬＳに３５歳で発症して現在６３歳の男性の
ルポ番組もショックだった。　なにがショックだったかというと一億円基金を
実現したこと。　ホーキング博士と友達になったこと。　
そして現在、（筋萎縮が進行して）絵をかけなくなったので俳句（文字）を
書いていること。　
なんなんだろう、このエネルギーは？

同じくカンブリア宮殿で取り上げていた中古車業のガリバーの社長・羽鳥兼氏
もとても興味深い人だった。　小学校３年生で納豆を売り歩いたという。　
なんなんだこの人も？　やっぱり幼少時の環境が一因みたい。　

乱暴な予想だけどみんな「ワトソンベイビイ」じゃないか？？
結局、自己回帰が自己実現じやないのかな？　それってもう決まっている
みたい。　三つ子の魂百まで・・・。

だとしたら私の幼少期は？　私はどこに自己回帰すればいい？　
ここから先は手探り・・・おぼろな闇の中・・・。　
これらの人を手がかりにして、もう間に合わないかもしれないけど自分探し
・・・そんな気分の最近です。　

読んでいただいた皆さん、勝手な戯言でごめんなさいね。
私は未だに迷える子羊ならぬ老羊です。　勝手にせいや！でしょう？　
ああ情けなや。　皆さんおやすみなさい。

　
　

コメント 8

自己回帰先はやはり　「ありんこ」　じゃないでしょうか・・・？　って、んな
アホなぁ～。　

デカルトが　「我思う、ゆえに我あり」　と言った時にある弟子が　「思う者
は存在する、と言う証明が抜けています」　と言ったそうで・・・

デカルトは慌てることなく　「これは私が受けた霊的直感だ。　文句ある
か！？」　と言ってのけた、という逸話が残っています。　所詮人間なん
てのは　「存在」　の証明すら必要も無い程度の生き物なんでしょうね。

私の覚えている限りの原点（回帰）は　「ルパン３世　（１９６９年版）」　の
世界観ですね。　勿論再放送で・・・　ですが・・・　

ま、慌てなくてもいいんじゃないでしょうか？　人間、急いでもゆっくりでも
出来る事は決まっていますから　（と、私は勝手に思っています）。

by くるにあ (2008-08-05 10:48) 

くるにあ 様
へぇー、ルパン３世ですかあ。
でもそういうものかもしれませんね。私だって宮谷一彦の漫画がキョーレツでした。アレを読んで金儲けの道を外れたみたい。
デカルトの逸話、面白いです。アタフタしているデカルトさんの情景が目に浮かぶようです。かえってデカルトさんが好きになりそう。
まあボチボチ・・・と、そーも言ってられないですがアタフタすることになるでしょう。
nice! ＆面白いコメントありがとうございます。
by toyo (2008-08-05 12:46) 

　道に迷いどおしと言うより、迷路に入ってなかなか出口が見つからないどころか現在地が解らなくなっていると昨今ですが、「考えても仕方のないことは考えない」との習慣を身につけるようになって（その分、考えてどうにかなるものに思考を集中させます）、心は比較的穏やかに過ごしています。

　結婚して子供が出来たのが遅かったこともあるのか？（孫のいる同級生もいます）、連綿と続く「命の繋がり」と、自分が両親や祖父母から伝えられてきた様々なものを可能な限り自分の子供達に伝えて、さらに孫の代に私が大切だと感じているこれらを伝えて行ってくれる期待を持つことが出来れば、自分自身の人生は完成するのだと、最近考えるようになりました。

　とは言いながらも、日常的に訪れる些事に惑わされながら、日々を過ごしているというのが実態なのですが．．．。
by たいせい (2008-08-05 13:21) 

今の世の中、何だかマニュアルと違うことをすると変人扱いされ勝ちですが、逆の言い方をすると個性が無いって事とですよね。　職人の端くれとしてなんだか寂しい限りです
by yanasan (2008-08-05 23:19) 

たいせい 様
＞連綿と続く「命の繋がり」と、・・・

とても健康的というか、たいせい様らしいと勝手に思っています。
私は天邪鬼なのでなかなか・・・情けないなあ、というのが実感です。
私もたいせい様のように思えれば少しは落ち着くんでしょうが。
愚痴っぽいことを書いてしまってすみません。
あたふたしながらも頑張りましょう。
nice! ＆コメントありがとうございます。
by toyo (2008-08-06 08:15) 

yanasan 様
そうですよね。
なんだかマニュアル人間ばかり。ノッペラボー人間ばかりのような気がします。
これも時代の流れなんでしょうか？
nice! ＆コメントありがとうございます。

by toyo (2008-08-06 08:17) 

☆人生前向きに！時折悩みつつも、
悩んだってしょうがない。
なんとかなるさと、そのくらいの感じで！
欲張りですね。toyo様も。（私もだけど）
by ijimari (2008-08-06 12:47) 

ijimari 様
コメントありがとうございます。
人のことはどーしろ、こうしろ、といえるくせに、いざ自分のことになるとさっぱり見えない！という気分です。まあおっしゃるように悩んだってしょうがないんですけどね。
ijimari さんにあって、私にないもの・・・それは人生を楽しむ方法を知らないことだと思っています。だからijimari さんのブログに結構影響を受けているんですよ。ijimari さんは人生楽しんでるなあ～ってね。

実は密かに落ち込むことを楽しんでいる自分もいるんですよね。
屈折してるなあ、自分って。

nice! ＆コメントありがとうございます。


by toyo (2008-08-06 23:25)