おばあちゃんが泣きながら・・・・ [猫好き]
みなさん、こんにちは。
今日はつい最近の猫ちゃん事件?について書いてみます。
猫に興味のない方にはつまらないと思いますのでパスして
くださいね。
先日の夜、お客様のおばあちゃんから慌てた声、というか
必死な声でこんな電話がありました。
- 「Aちゃんが、この間、近所の野良に虐められて床下
に逃げ込んだまま出てこないの。 Aちゃんは心優
しい性格で、家では、いつもCちゃんに餌を取られて、
虐められて・・そのAちゃんが、Aちゃんが帰ってこな
い・・きっと床下で・・」
(AちゃんとかCちゃんとは、猫の名前のことです)
- 「それ、いつの話ですか?」
- 「もう2週間くらい前・・・それで、前足を怪我して膿が出て
いて、残りの3本足で歩いている状態だったので、薬を
塗ってあげても嫌がって・・・自分でぺろぺろ舐めて・・
そのAちゃんが床下に潜ったまま、何日も出てこないの
よ・・だから・・・・・・」
(ここで、涙声に変わる) - 「よーするに、気弱で優しい性格のAちゃんが、近所の
野良に襲われて、床下に逃げ込んだまま出てこない
ということですね? しかもAちゃんは足に怪我をして
いるから床下で動けなくなっているかも。 それから、
もう2週間経ったと・・」 - 「それでね、もう死んでいるかもしれないけど・・仮に死ん
でいてもね、床下を見てほしいんです。 このままでは
可哀想で・・・うっ・・うっ・・・・・・」
(ここで、もうことばが続かない・・半泣きのようです) - 「わかりました。 明日は急ぎの仕事がないから朝一番
に、お邪魔しますね」
で、翌日、車を運転しながら私は・・・2週間以上も行方不明・・
しかも怪我をしている・・これはヤバいなあと悲観的な気分でした。
で、さっそく床下に潜ってAちゃんを探しました。 このお客様の
家は築40年位で、数年前に駆除したときにはとっても湿気っぽい
床下という印象があります。
そして、Aちゃんの姿は床下のどこにも見当たりませんでした。
しかも怪我をしている・・これはヤバいなあと悲観的な気分でした。
で、さっそく床下に潜ってAちゃんを探しました。 このお客様の
家は築40年位で、数年前に駆除したときにはとっても湿気っぽい
床下という印象があります。
そして、Aちゃんの姿は床下のどこにも見当たりませんでした。
- 「◯◯さん、Aちゃんは床下にはいませんでしたよ。
私の考えでは、床下からどこか外へ出て行っんだと思い
ますよ。 というのは床下は、かなり土が湿っている状態
ですからね、もっと砂地でサラサラしていれば別だけど、
こういう状態では猫も居心地が悪いですからね」 - 「じゃあ、どこへ行ったのかしらね? でも、床下で死んで
いないことがわかっただけでもよかったです。 こんなこと
頼める人が他にいないもので・・・・私、もう気持ちがヘン
になりそうだったんですよ・・」 - 「~でしょうね。 う~ん・・」
(う~ん、参ったなあ。 実は仕事柄、床下でときどき猫の
白骨死体と遭遇することがあります。 今回は死体がなくて
ホッとしましたが。 でも・・・) - 「もう、いなくなってから2週間くらい経つから、きっとどこか
でお腹をすかして死んでるかもしれない・・・・」
(その可能性は、残念だけどないとはいえない・・う~ん) - 「でもね、私んちのニャンコも昔、車かなにかにハネられて
下半身血だらけで帰ってきたことがあるんですよ。
そのときはね、二階の一室に閉じこもったきりでね、もう
私も家内もね、一ヶ月くらいは人間を寄せ付けませんで
したよ。 餌もほとんど食べなかったですよ」
(なんとか元気づけないと・・・う~ん) - 「でも、・・・きっともう・・・」
(あー、どう言ったらいいかなあ・・) - 「だから、動物ってね、怪我をすると、とにかく、ジーッと
して治るまで安全なところに避難するようですよ。
だからね、きっとどこかに避難して怪我が治るまで
帰ってこないんだと思いますよ。
だからね、まだ、諦めないでね。 死んだと決まったわけ
じゃあないんですからね、ね」
そこへ、勤めていた娘さんが帰ってきました。
介護関係の仕事で夜勤だったようです。 娘さんも猫大好きです。
- 「茂木さんは、Aは生きてると思う?死んでると思う?」
- 「う~ん、五分五分だと思います。 でも、動物ってけっこう
強いですからね。 まだ諦めないほうがいいと思います」
・・とは言ったものの、ほんとは私も無理かしらと思っていました。
2週間というのは生存の限界を超えているように思ったからです。
この家族はみんながネコ好きです。 外の野良ちゃんにも毎日
自宅の車庫の前や外回りに餌をおいておくほどの。
悪いことに翌日から2日くらいは豪雨でした。
こりゃあますますヤバいなあ。
で、三日目の夜に、またおばあちゃんから電話がありました。
もしかしてAちゃんの死骸でも・・と、一瞬ヒヤッ!
2週間というのは生存の限界を超えているように思ったからです。
この家族はみんながネコ好きです。 外の野良ちゃんにも毎日
自宅の車庫の前や外回りに餌をおいておくほどの。
悪いことに翌日から2日くらいは豪雨でした。
こりゃあますますヤバいなあ。
で、三日目の夜に、またおばあちゃんから電話がありました。
もしかしてAちゃんの死骸でも・・と、一瞬ヒヤッ!
ところが・・・なんと。
- 「茂木さん!Aちゃんが帰ってきたの!Aちゃんが
帰ってきましたあ!」 - 「ワーッ!ほんとですかあ!良かったあ!良かった
ですねえ!」
・・・聞くところによると、近所の人がAちゃんらしい猫を畑で
見かけた、と教えてくれたそうです。
そうしたら、じきにAちゃんが裏口で戸を開けてくれとミャウミャウ
鳴いていたそうです。 しかも足の傷はすっかり治っていて、
体重も痩せてはいなかったそうです。 これはもう奇跡です。
一体、あの豪雨の中、どこにいたんでしょう?
きっと、どこかの家に避難していたのかも。
ああ、ほんとにハッピーエンドで良かった、良かった。
で、翌日Aちゃんの顔を見せてもらいに行きました。
その時、撮ったのが下の写真です。
おばあちゃんの顔はプライバシーもありますので隠しますね。
私とは初対面の心優しいAちゃん。
ほんとに!お前はみんなに心配かけて、コラッ。
私はAちゃんからは完璧に無視されましたけど(笑)
で、残念?なことに、いじめっ子のCちゃんは私がお邪魔した
翌日に病気で亡くなったそうな。 もともとCは病気だった
らしいですが。 Aちゃんにとっては良かったのかな・・・・
なんて言ってはイケナイですね。
もう一匹のBとは仲がいいらしいので、ひとまず安心です。
・・ということで、最近の私にはこれ以上ないくらい嬉しい知らせ
でした。 仕事を貰った時や集金したときの何倍も嬉しい(笑)
床下業者をやっていて良かったなあ~なんて・・ヘンかしら。
なんだかうまく言えないけど、こういう嬉しい経験って、なぜか
その後の何かハッピーなことが起こる前触れのように私には
思えたのでした。 全然、根拠はないけどね(笑)
だって最近、いいことないですもん。
独りよがりの勝手な猫ちゃん事件に、最後までお付き合いいた
だいて感謝します。
どうか、みなさんにもいいことがいっぱいありますように。
それではごきげんよう。
<ジョーク>
でした。 仕事を貰った時や集金したときの何倍も嬉しい(笑)
床下業者をやっていて良かったなあ~なんて・・ヘンかしら。
なんだかうまく言えないけど、こういう嬉しい経験って、なぜか
その後の何かハッピーなことが起こる前触れのように私には
思えたのでした。 全然、根拠はないけどね(笑)
だって最近、いいことないですもん。
独りよがりの勝手な猫ちゃん事件に、最後までお付き合いいた
だいて感謝します。
どうか、みなさんにもいいことがいっぱいありますように。
それではごきげんよう。
<ジョーク>
ボーイフレンドとベッドでお楽しみ中のところへ、亭主の車が戻って
来た気配を主婦は感じ取った。ボーイフレンドを急き立てる主婦;
「急いで! 窓から飛び降りてよ、服を忘れないでね。 旦那の
お早いお帰りよ!」
男は窓の外を眺めて抵抗;
「窓から飛び降りるなんてできないよ!外は土砂降りじゃないの!」
主婦;
「二人がココで一緒のところをトッつかまったら二人とも殺されるわ!」
已む無く、男は服を鷲掴みにして窓から飛び降りた。
男は一目散で街なかを駆け始めたが、気が付くと、町内マラソンの
一団の中を走っているではないか。 いい按配だとばかりにランナー
になりすます。 何分裸なもので、服を小脇に抱えて、できるかぎり
「中団に混じり込んだ」。
伴走者の一人;
「あんた、走る時はいつも裸かい?」
喘ぎながら男は言い訳;
「おお、そうとも。 走っている時に膚で受け取る風の感触は、自由
そのものっていう感じだぜ。」
別のランナーの疑問;
「あんた、走る時はいつも服を小脇に抱えているのかい?」
息も絶え絶えで言い訳;
「おお、そうとも。こうやっていれば、ゴールに着いたらスグサマ着れ
るし、車に乗ってご帰宅だい!」
致命的な質問;
「あんた、走る時はいつもコンドームをつけるのかい?」
ボーイフレンド;
「雨が降っているときだけはこうするよりしょーがねーや。」
人が喜ぶ姿を見たり想像したりすると、ハッピーになりますね。
とにかく、猫ちゃんが帰ってきてよかったです。
実家でかわいがっていた猫が、外で突然死んでしまったときに両親が三日三晩べそをかいていたというのを聞いて、猫よりも両親がかわいそうだと思いました。
by こう (2010-09-17 12:52)
無事 帰ってきて良かったでやす\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-09-17 19:37)
「なぜか、その後の何かハッピーなことが起こる前触れのように、、、だって最近、いいことないですもん」ってすごく解ります!同感です!
by kuni (2010-09-17 20:35)
失跡しておもいっきり心配させてから戻ってくる猫っていますね。
何度か経験があります。
出て行ったまま戻ってこなかった経験も三度あります。
キツかったのは何の病気なのかやせ細ってしまった雌猫(いまウチにいる猫の父方の母)が、ある夜、出て行ったまま戻ってこなかったとき。
これは参りました。お迎えが近いだろうことは覚悟していたけれど、そんな形でサヨナラは想定していなかった。
亡骸であっても回収したいと梅雨寒のなか、傘をさして名前を呼びながら探し回ることを数日続けたころ、天井裏からわたしの悪口を言う声が聞こえました。
幻聴ってのを経験したのはその時が初めてで、いまのところ最後です。
身辺にいろいろあった時期なのでストレスが高まっていたのでしょう、季節もわるかった。
危ないかなと自分でも感じたのですが、ロータリーエンジンを積んだマツダ車が、ルマンで日本車として初めて勝利するテレビ中継を見たことがきっかけで、ウツな気持ちがスーっと消えて行くのがわかりました。
人間っておかしなものだなと思ったですよ。悪くなるきっかけは理解しやすいけど、悪いところから抜け出すきっかけは自分でも理解しにくいので探しにくいけれど、嬉しいという感情に状態を好転させるちからがあることはまちがいないですね。自分が何を嬉しく感じるか・・・他人の不幸は蜜の味・・ってこともあるわけで。。困ったもんだ。
家族の前から消えてしまった猫の名前は「ガッツ」です。ウチに迷い込んできたとき腹が減っていたのかガツガツたべるから、メスなのにそんな名前をつけてしまいました。
by ねりね (2010-09-17 21:25)
ネコちゃん、帰って来て、本当に良かった。
それよりtoyoさん、こういうお仕事って、代金頂いているんですか?
by ぶすねこ (2010-09-17 21:30)
猫探しで床下に潜るというのも…。しかし、優しいですね~( ̄0 ̄)/
by ritton2 (2010-09-18 08:59)
こう 様
いつもコメントありがとうございます。
>両親が三日三晩べそをかいていた・・・
たぶん私もそうなると思います。家内からもそう言われています。
かなり辛いと思います。考えたくないですが、いつかその日がくるんでしょうね。あー、やだやだ(笑)
こう様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2010-09-18 14:47)
ぼんぼちぼちぼち 様
ありがとうございます。
ほんとに良かったです。嬉しかったです。
いつもお付き合いいただいて感謝してます。
ぼんぼちぼちぼち様にも、どうぞいいことがありますように。
by toyo (2010-09-18 14:50)
kuni 様
同感いただいてありがとうございます。
なんか最近、テンションが下がって・・いいことがないんです。
これがハッピーなことを呼ぶ呼び水になればなあ~
と思っています。どうかkuni 様もそうなりますように。
単独で元気になるのって難しいですね。
いつもお付き合いいただいて感謝してます。
kuni様にも、どうぞいいことがありますように。
by toyo (2010-09-18 14:55)
ねりね様
>悪くなるきっかけは理解しやすいけど、悪いところから抜け出すきっかけは自分でも理解しにくいので探しにくいけれど、嬉しいという感情に状態を好転させるちからがあることはまちがいないですね。
ほんとに図星だと思います。特に「悪いところから抜け出すきっかけは自分でも理解しにくいので探しにくいけれど、」・・は、まったくそうだと思います。
>他人の不幸は蜜の味・
・・・も、そうなんですよね。特に中の悪い親戚の不幸・・あわわ(笑)
ほんとに困ったもんです、人間って。
幻聴の経験はないですが・・そういうことってあるんですね。
ちょっとびっくりしました。相当ヤバい状況だったのでしょうね。
それにたしかに「やせ細ってしまった雌猫」がふいに姿を消す・・
のも辛いですね。
私は仕事柄、以前は、けっこう床下で猫の死骸(たいていは白骨)と
遭遇しましたが、こんなところで誰にも知られずに息を引きとって
いったであろうシーンを想像するとたまらないです。
一時、床下って猫の墓場なのかなあ~、と思っていました。
猫って死期が近づくと姿を消すのはきっと床下に向かっていくんじゃあ・・と、本気で思っていました。昔の家ならともかく、最近の家は猫も床下に潜る穴がないので無理でしょうね。猫にとってはどうなんでしょう?
とりとめがなくなってしまいました。いつもコメントありがとうございます。どうぞ、ねりね様にもいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2010-09-18 15:32)
ぶすねこ 様
ほんとに帰ってきてよかったです。
心配させられたけど、結果的に私もハッピーにさせていただいて
Aちゃんには感謝しないと(笑)
あー、私の生活の心配をしていただいてありがとうございます。
請求するつもりはありませんでしたが、おばあちゃんから無理矢理
小遣いを押し付けられました(笑)おばあちゃんにも感謝しないと(笑)
いつもお付き合いいただいて、ぶすねこ 様にも感謝しています。
ぶすねこ 様にもどうかいいことがいっぱいありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2010-09-18 15:38)
ritton2 様
コメントありがとうございます。
私は床下業者ですから、床下に潜るのは全然、苦じゃないんですよ。
それに私も猫好きですから、潜るな、と言われても潜ったと思います。
こんなことでしか協力できませんしね。
いつもお付き合いいただいて感謝しています。
ritton2様にも、どうかいいことがいっぱいありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2010-09-18 15:42)
信頼ですよね。信頼されているからこそ、このような
「調査」もお願いされるのだと思います。
お金を請求するつもりもなかった、というのもさらに
信頼度が増すのだと思います。
信頼される事やお人柄が良いというのは
それだけで「最高に良い事」だと思いますが
toyo 様にもっと良い事がありますように。
by t-yahiro (2010-09-18 17:06)
t-yahiro 様
いつもありがとうございます。
で、ちょっと褒めすぎですよ(笑)私はけっこういい加減な人間です。
あー、どういっていいかわかりません(笑)
お客様とは、仕事だけの関係で終わりたくないという気持ちは
なくさないようにしています。相性もあるような気がします。
因縁・・なんてことは昔は信じていなかったけど、どうもそういう
ことってあるようで、それは大事にしなくては・・と、なんとなく思う
ようになりました。
だって、自分の一生での「出会い」なんてほんとに限られた人と
しか交流できないですものね。だから一期一会って自分のためにも大事にしないと損ですものね。
どうぞ t-yahiro 様にもいいことがいっぱいありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2010-09-18 23:47)
新潟市内にある白山神社って、行ったことはありますか?
関越自動車道を新潟まで走るのが全く苦にならなかった頃に、何度か訪れたことがあります。
その当時、その神社を訪れて意外に思ったことがあったんです。
普通、神社の社務所で販売されている御札というのは、その神社のものと伊勢神宮のものだと思っていたのですが、新潟市内の白山神社には伊勢神宮の御札の代わりに、出雲大社の御札が販売されていたように記憶しています。。。
by SkyCruiser (2010-09-19 10:29)
無事で何よりです、猫の生命力の強さは凄いですね
by yanasan (2010-09-19 18:39)
SkyCruiser様
おはようございます。
えーと、ちょっと詳細は忘れてしまったのですが、宝徳稲荷に長年
お手伝いに行ってるお客様のおばあちゃんから、そのようなことを聞いた覚えはあります。あー、西の伊勢・・で、東の出雲・・だったか、その逆だったか??すみません、忘れました。
白山神社意外にも燕吉田市にも出雲大社系の神社があったような・・
新潟県には意外と出雲大社と関係のある神社が多いような気が
します。なんだか昔から出雲と新潟は関係が深かったような・・
そういえば出雲崎町(現在は長岡市に併合されたよう)は
「出雲の先」というのが地名の由来と聞いたことがあります。
不確定情報ばかりですみません。今度調べておきます。
どうぞ SkyCruiser 様にもいいことがいっぱいありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2010-09-20 08:48)
yanasan 様
ほんとですね、私もびっくりしました。
人間以上に強い生命力があるのかもしれないですね。
ところで、福島のほうでNPO関連のお仕事されてるそうで、
頑張ってくださいね。いつもコメント、ありがとうございます。
yanasan 様にいいことがありますように。
by toyo (2010-09-20 08:54)
記事に全く関係ないコメントにもかかわらず、丁寧なお答えを戴き、ありがとうございますm(_ _)m
by SkyCruiser (2010-10-06 23:44)