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玄関とシロアリ② [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

すっかり記事を書くのをサボッてしまいました。
コメントへのお礼も、まだしていなくてごめんなさい。

人間って弱いもので、体力が落ちると気力も落ちてしまいます。
やっぱり体力が基本だなあ~と思います。

たとえば、どんなに気力があっても歯痛の苦痛の前には気力も
失せてしまいませんか? 
心頭滅却すれば火もまた涼し・・・なんて私には無理無理。

やっと、「玄関とシロアリ」の続きを書きます。
今回も適切な写真が見つからなかったので、昔の工事写真で
説明します。

う~ん、今日のタイトルは、ほんとは不適切なんです。
ほんとは「外壁とシロアリ」・・って、したほうが良かったかしら?
ま、いいか(笑)

あのー、これは決して外壁だけに限ったことではないので、
そのヘンもご了解くださいね。 といっても意味がわからないかも。
今回もみなさんの想像力が頼りです。

まず、これも前回のリフォーム途中の工事写真なんですが・・・。
よく見る勝手口の光景です。
1 004.jpg 1 007.jpg

で、シロアリ屋的には、この勝手口のどこがマズイかというと・・。
外壁の下部が完全に勝手口のコンクリートにくっついていますよね。

えーと、アップにします。 下の写真です。
1 005.jpg

1 006.jpg

ね、これはシロアリにとっては素晴らしい造りです。
というのは、地下から誰にも見咎められないで土台に
侵入できますもの。

で、ほんとは外壁を剥がしたところを、お見せしたかったの
ですが、残念ながら写真を撮るタイミングを失ってしまいました。
外壁を剥がして、防水紙を貼ったのが下の写真です。
1 012a.jpg

防水紙の下の蟻道の跡がわかるかしら?
1 013.jpg

この床下はけっこう激しくやられていました。
一部、土台の補強もしなければならないほどでした。
その写真も探したけど・・見つからない・・残念。

前回の記事で・

  • シロアリは亀裂や狭い隙間が異常に好きな昆虫です、
    と書きました。

地下から、この勝手口のコンクリートと基礎の隙間から、蟻道が
作られて室内に侵入していました。

で、外壁が侵入経路を覆っている・・というか、シロアリにとっては
日光を外壁が遮ってくれるし、ほんとに気づかれないで安全に
床下に侵入できますからね。

図解すると・・・
IMG.jpg
・・こんな感じでシロアリが侵入していました。

  • で、この「外壁が基礎を隠す」ような造りは、シロアリにとっては
    姿を露出しないで侵入できますので、とっても嬉しい造りになります。

で、こういう造りは玄関周辺にもよく見かけます。
例えば・・
H20,6,5,玄関 001.jpg
Aのところは最初の勝手口と同じく外壁が基礎を隠していますよね。
またBとCは、実はこの隙間からも羽アリが大量に発生したんです。

角度を変えて・・同じ玄関です。(下の写真です)
H20,6,5,玄関 002.jpg
基礎が隠れていますね。
こういう玄関て、よく見かけますよね。 繰り返しになりますが・・
「外壁が基礎を隠す」ような造りは、シロアリにとっては
姿を露出しないで侵入できますので、とっても嬉しい造りに
なります。

これもポイントです。
なるべく玄関周辺は「基礎が見える造り」にしたほうが無難です。
A.jpg

もう一つ玄関の造りで大事なこと・・
まず、ざーっと写真を見てくださいね。
2011,5,20 002.jpg
上がり框や柱がコンクリートに接触、あるいは埋まっていますね。
これはシロアリ屋的には感心しません。


2011,5,20 003.jpg
ここから大量の羽アリが何度も発生しました。

2011,5,20 015.jpg
柱が埋まった造りですね。 ここからも羽アリが発生しました。

2011,5,20 122.jpg
こういう造りは床下側から簡単にシロアリが登ってこれるんです。

2011,5,20 123.jpg

DSCF1955.JPG
これも同じです床下側から簡単にシロアリが登ってこれるんです。

DSCF1957.JPG

DSCF1961.JPG
蟻道、蟻土が見えますね。 ほんとはここは塞いではいけないんです。

DSCF1962.JPG

DSCF1964.JPG
修復後の写真です。
ここは、このように空いていたほうがいいんです。

下は勝手口から羽アリが出た例。
A 032.jpg

柱とコンクリートが接触はしていないけど近いですね。
A 035.jpg A 036.jpg

白い米粒みたいなのは薬剤を注入したら出てきたシロアリです。
A 038.jpg

この裏側(床下)はこうなっていました。下の写真です。
PA160034.JPG
地面と木部が接触しているのでシロアリは簡単に侵入出来ます。

これは某アパート。柱がコンクリートに埋まっているつくり。
これも「シロアリさんいらっしゃい的造り」・・ですね。
DSCF0063.jpg DSCF0064.jpg

以下、みんな「シロアリさんいらっしゃい」・・ですね。
P3090166.JPG

P3090167.JPG

P3090175.JPG

以上の写真で共通していること、それは・・・

  • 柱など木部と地面(コンクリートも含めて)がとても「近い」
    ・・ということですよね。
    床下、床上に関わらず、
    木部と地面がとても「近い」造り・・・・
    これもシロアリを呼び込みます。

     

これから家を建てようと考えている、みなさんの参考にしていただければ
幸いです。 こういう造りはシロアリをいつ呼び込んでもおかしくはないん
です。 
あー、うまく伝わったかしら? なんかうまく書けなかった気分です。

・・ということで、下手くそな説明でしたが、玄関の造りについての説明を
終わります。 既に、こういう造りになっているみなさんには、こういう場所
をたまにチェックしてくださいね。

最後までお付き合いいただいて感謝しています。
みなさんにいいことがありますように。



ジョーク
退屈なパーティを盛り上げるには、男と女とどっちがマシか
という議論がもってこいである。 

女を馬鹿にする男;
「女は口が軽くて困る。」


「そんなことないですわよ。」 

女の反撃;
「二十一歳を過ぎてから自分の歳を口外したことがないわ。」


こんなことに男が同意するわけはない;
「遅かれ早かれ尻尾を出すさ。」


「とんでもございませんわ!」 

女の浅知恵;
「二十七年間守り通した秘密ですもの、そこまでできれば永遠の謎よ。」



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コメント 10

やま

こんにちは
やっぱり体力が基本ですね。
暑い日が続きますが、熱中症などには気をつけてください。
by やま (2011-08-14 15:22) 

yanasan

この猛暑ではシロアリも日陰からは出て来られないでしょうね
by yanasan (2011-08-14 22:35) 

toyo

やま様

ありがとうございます。
いつもお付き合いいただいて感謝しています。
やま様もお身体、ご自愛くださいね。
いいことがありますように。
by toyo (2011-08-15 08:07) 

toyo

yanasan 様

そうでしょうね。
私も日陰から出たくないです(笑)
yanasan様もお身体、ご自愛くださいね。
いいことがありますように。
by toyo (2011-08-15 08:09) 

sugar

庭の蟻道も必ず、ブロックの継ぎ目に作られるので
シロアリは亀裂や狭い隙間が好きなんでしょうね~

その習性を利用して、効率良くベイト剤へ
導けないか思考中です

by sugar (2011-08-15 08:18) 

toyo

sugar 様

ベイト剤をフェロモンで誘引できるようにできれば、もっと効率的に
防御できるかもしれないですね。昆虫の世界はフェロモンがとても
大きな働きをしているようです。狭い隙間を意図的に作って誘引する・・
というのもいいアイデアですよね。
いつもお付き合いいただいて感謝しています。
それから経過報告もありがとうございます。

sugar 様もお身体、ご自愛くださいね。
sugar 様にもいいことがありますように。


by toyo (2011-08-15 08:33) 

U3

シロアリに熱中症はないのでしょうか?
by U3 (2011-08-15 10:34) 

jack

非常に勉強になります。確かに壁がたたきにじかに付くのはあまり見ませんね。暑さに負けないように!
by jack (2011-08-15 19:00) 

toyo

U3 様

そうなってくれればいいですね。
残念ながら30℃以上になると涼しいところに移動する
らしいです。
U3 様もお身体、ご自愛くださいね。
いいことがありますように。
by toyo (2011-08-16 13:15) 

toyo

jack 様

ありがとうございます。
jack 様も暑さに負けないでがんばってくださいね。
どうかいいことがありますように。
by toyo (2011-08-16 13:17) 

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