メール相談について考える。 [雑感]
みなさん、こんにちは。
今日は特にどうということもない記事です。
というのは、メール相談が相変わらず多いのですが
それについて私なりに思うことなどを書いてみます。
まあ、雑談というか雑感です。
お時間があったらお付き合いくださいね。
で、相談内容って、たとえば・・
で、相談内容って、たとえば・・
- これから新築を計画してるんだけど、床下
はシロアリ対策上どのような造りにしたら・・ - リフォームを計画してるんだけど、床下は・・
- 庭にシロアリを見つけたんだけど大丈夫
かしら? - 中古物件を買ったんだけど黴臭くて、湿気が
・・・ - 気持ちの悪い虫が発生するんだけど、
これって何の虫でしょう?・・・ - 押入れが湿気っぽくて物が入れられない・・
- 業者にシロアリ駆除を勧められたんだけど・・
- 業者に換気扇を勧められたんだけど・・・
- 家族がアトピー、アレルギー体質なんだけど
駆除しても大丈夫?
・・内容は多岐にわたります。
で、私としてはなるべくメールをいただいたその日の
うちに返信しているつもりですが遅れたらごめんなさい。
で、相談者の反応としては「こんなに丁寧に教えてもら
えるとは思ってもいなかった」とかびっくりするみたいです。
そうなのかなあ~?
私としては精一杯、知っていることをお答えしてるだけで
「丁寧に」という感覚はないんですけどね。下手な説明文
なので結果的に長い文章になるだけ。
それから、やっぱり、文章だけではいまいち状況が
イメージできないので、写真を添付していただけると
有難いです。
ほんとに「百聞は一見にしかず」・・なんですよね。
文章だけの相談内容を読むと、こりゃあ随分と深刻な
状況かも・・なんてイメージしていたのにね、後で添付
されてきた写真をみたら・・
なあ~んだ、これならそんなに心配しなくても大丈夫
だよ・・と思うケースも多いです。
特に、業者から床下調査をしてもらったら、こう言わ
れました、とか建築士さんがこう言っていました・・
とかいう場合は、なんというか的外れな心配をしている
場合が多いです。 というか過度な心配といいますか。
これって、きっと業者からの大げさな調査結果を鵜呑み
にしているのが原因な気がします。 お客様の側から
すれば判断基準がわからないから、優しい態度の業者
なら信頼できる人・・みたいに勘違いしちゃう、というか。
まあ、考えてみれば業者としては、調査結果をなんとか
シロアリ防除か床下換気扇の成約に結び付けたいのが
本音ですから、どうしても大げさな言い方になっちゃう
というか「大丈夫ですよ」なんて口が裂けても言えない(笑)
で、お客様としては床下のことなんて知らないから、
そういうことを鵜呑みにするしかないんでしょうね。
これは業者のほうが悪いと思っています。
あ、私も業者ですが(笑)
そういえば、私もときどき再調査を頼まれます。
工務店から・・「某業者が床下調査をしたらこう言って
いたというんだ。ホントかウソかもう一度、調査して
くれないか」・・というような依頼。
で、なんというか、私の調査結果と業者の調査結果では
落差が大きいといいますか、まあ、はっきりいえば、
たいしたことない湿気なのに大げさだなあ~、とか。
シロアリの食害か腐朽か判別がつかないのにシロアリが
いる・・とか。 ???・・と思うことが多いです。
カビと腐朽菌の区別が難しいのはともかく、湿性カビまで
腐朽菌だ、なんていう調査結果を見ると、ちょっとなあ~
と思います。
まあ、不況ですからね、業者の気持ちもわかるんです。
だって、調査で時間をかけた以上は成約したいですから。
すると、どうしても調査結果をちょっと深刻なふうに書いて、
お客様を心配させて・・なんとか仕事につなげたい・・という
ことになります。
あからさまなことを言えば、床下業って「お客様に過剰な
心配をさせて、なんぼ」という面があります。
心配させればさせるほどお金になる・・というか。
レベルの低い話ですみません。
お客様に経済力があって、それで「安心」を買える・・
というならそれも一概に悪いとも言えないし・・・騙されても
気づかないで満足しているお客様も現実にいますしね。
あー、どんどん俗っぽい話に堕ちていく・・(笑)
もう止めましょう。
ということで、メール相談の場合はなるべく写真を添付
していただきたいと思うのであります。
写真だけでもかなりのことが読み取れるし、過剰な心配は
させたくないですからね。
それから返信内容に疑問やわからないことがあったら
繰り返しメールをくださいね。 しつっこい質問は私は嫌い
じゃあないですから。 しつっこい・・ということは真剣だから
ですよね。 そういうの私は嬉しいんです。
で、ときどき失礼な返信内容になるかもしれないけど老婆心
からだと大目に見てくださるように。
口当たりのいいことを優しく書くのは簡単ですが、それって
相談者のためにならない場合もあるような気がするからです。
・・ということで、勝手なことを書きました。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうかみなさんにいいことがありますように。
<ジョーク>
「ママ、新婚旅行って何?」
「結婚したばかりの男の人と女の人が一緒に旅行することよ」
「ふうん、ママもパパと行ったの?」
「行ったわよ、とても楽しかったわ」
「その時ボクも一緒に行ったの?」
「もちろん行きましたとも。行きはパパと一緒に、帰りは
ママと一緒にね」
で、私としてはなるべくメールをいただいたその日の
うちに返信しているつもりですが遅れたらごめんなさい。
で、相談者の反応としては「こんなに丁寧に教えてもら
えるとは思ってもいなかった」とかびっくりするみたいです。
そうなのかなあ~?
私としては精一杯、知っていることをお答えしてるだけで
「丁寧に」という感覚はないんですけどね。下手な説明文
なので結果的に長い文章になるだけ。
それから、やっぱり、文章だけではいまいち状況が
イメージできないので、写真を添付していただけると
有難いです。
ほんとに「百聞は一見にしかず」・・なんですよね。
文章だけの相談内容を読むと、こりゃあ随分と深刻な
状況かも・・なんてイメージしていたのにね、後で添付
されてきた写真をみたら・・
なあ~んだ、これならそんなに心配しなくても大丈夫
だよ・・と思うケースも多いです。
特に、業者から床下調査をしてもらったら、こう言わ
れました、とか建築士さんがこう言っていました・・
とかいう場合は、なんというか的外れな心配をしている
場合が多いです。 というか過度な心配といいますか。
これって、きっと業者からの大げさな調査結果を鵜呑み
にしているのが原因な気がします。 お客様の側から
すれば判断基準がわからないから、優しい態度の業者
なら信頼できる人・・みたいに勘違いしちゃう、というか。
まあ、考えてみれば業者としては、調査結果をなんとか
シロアリ防除か床下換気扇の成約に結び付けたいのが
本音ですから、どうしても大げさな言い方になっちゃう
というか「大丈夫ですよ」なんて口が裂けても言えない(笑)
で、お客様としては床下のことなんて知らないから、
そういうことを鵜呑みにするしかないんでしょうね。
これは業者のほうが悪いと思っています。
あ、私も業者ですが(笑)
そういえば、私もときどき再調査を頼まれます。
工務店から・・「某業者が床下調査をしたらこう言って
いたというんだ。ホントかウソかもう一度、調査して
くれないか」・・というような依頼。
で、なんというか、私の調査結果と業者の調査結果では
落差が大きいといいますか、まあ、はっきりいえば、
たいしたことない湿気なのに大げさだなあ~、とか。
シロアリの食害か腐朽か判別がつかないのにシロアリが
いる・・とか。 ???・・と思うことが多いです。
カビと腐朽菌の区別が難しいのはともかく、湿性カビまで
腐朽菌だ、なんていう調査結果を見ると、ちょっとなあ~
と思います。
まあ、不況ですからね、業者の気持ちもわかるんです。
だって、調査で時間をかけた以上は成約したいですから。
すると、どうしても調査結果をちょっと深刻なふうに書いて、
お客様を心配させて・・なんとか仕事につなげたい・・という
ことになります。
あからさまなことを言えば、床下業って「お客様に過剰な
心配をさせて、なんぼ」という面があります。
心配させればさせるほどお金になる・・というか。
レベルの低い話ですみません。
お客様に経済力があって、それで「安心」を買える・・
というならそれも一概に悪いとも言えないし・・・騙されても
気づかないで満足しているお客様も現実にいますしね。
あー、どんどん俗っぽい話に堕ちていく・・(笑)
もう止めましょう。
ということで、メール相談の場合はなるべく写真を添付
していただきたいと思うのであります。
写真だけでもかなりのことが読み取れるし、過剰な心配は
させたくないですからね。
それから返信内容に疑問やわからないことがあったら
繰り返しメールをくださいね。 しつっこい質問は私は嫌い
じゃあないですから。 しつっこい・・ということは真剣だから
ですよね。 そういうの私は嬉しいんです。
で、ときどき失礼な返信内容になるかもしれないけど老婆心
からだと大目に見てくださるように。
口当たりのいいことを優しく書くのは簡単ですが、それって
相談者のためにならない場合もあるような気がするからです。
・・ということで、勝手なことを書きました。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうかみなさんにいいことがありますように。
<ジョーク>
「ママ、新婚旅行って何?」
「結婚したばかりの男の人と女の人が一緒に旅行することよ」
「ふうん、ママもパパと行ったの?」
「行ったわよ、とても楽しかったわ」
「その時ボクも一緒に行ったの?」
「もちろん行きましたとも。行きはパパと一緒に、帰りは
ママと一緒にね」
私も数年前にメールで相談させて頂いた時、
即日丁寧なご返事を頂いて、驚いた事を覚えています
相談者は「藁をも掴む」想いですので、toyo様の
ように相談に乗って頂けると、ホント助かります
by sugar (2011-08-16 16:07)
sugar 様
いつもコメントをありがとうございます。
それに庭のシロアリの経過報告も参考に
なります。こちらこそお礼を申し上げます。
「藁をも掴む」想い・・なんて言われると責任重大ですね。
まあ、自分の知っていることや経験からしかアドバイスできませんが
今後共よろしくお願いします。
どうかsugar 様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2011-08-16 17:31)
インターネットで簡単に情報が得られて便利になりましたが、中には過大な文言に惑わされている人もいますからね。
by yanasan (2011-08-16 20:05)
yanasan 様
そうなんですよね。
特に床下についてはお客様は自分で床下にもぐって
確認することって、なかなかできないので業者の
言うことを信じるしかない・・という面があります。
そこを悪用して言いたい放題の業者もいますから。
まあ、業者が悪いんですが。
なるべく私心を交えないで客観的な調査をする・・
にが大事なんですけどね。
いつもお付き合いいただいて感謝しています。
どうかyanasan 様にもいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2011-08-17 08:31)
私は、主に床下の設計関係で何度も、かつ「しつこく」
お尋ねしてお煩わせしたクチでした。
お蔭様でとても助かりました。
こうした良いお仕事を、毎日続けておられるのですね。
私は、信頼でき、惜しみなく教えて下さる方――少数者
中の少数者でしょうね――とネット上
で出会えたのは、本当に恵まれていたと思います。
床下にかぎらず、建築関係では、業者・施主双方の
不勉強と業者(およびこれと結託した行政)の思惑
から、不正確orいかがわしいものの見方や商品が
けっこう横行しているように感じます。
このような中で、茂木様に相談できた方はラッキー
ですし、このようなお仕事が建築業界の弊風(?)の
一掃につながっていってほしいですね。
by 福智山 (2011-08-17 10:27)
福智山 様
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
実は、相談される側としてもとても勉強になることが
あるんです。
難しい質問であればあるほど私も必死で情報を集めて
勉強しなければならないし・・そのことが自分のためにも
なるので、しつっこい質問は歓迎なんです。
私のほうが教わることも多いんです。決して教えている
ばかりではないんですよね。だから感謝しています。
それと、どうしても専門分野だけだと頭が硬くなる、といいますか
視野が狭くなるので「意外な発見」をさせてもらっています。
異業種というか、まったく別の見方を教わることもあるんですよね。
あるいは「主婦感覚」というのも教わっています。
すると、どういったらいいのか、如何に多くの人が弊害を常識として
受け入れているか・・というジレンマに陥ることもあります。
>建築関係では、業者・施主双方の不勉強と業者(およびこれと結託した行政)の思惑・・・
・・というご指摘に関わることですが。特に、私からすれば「かなりいい加減な情報」をお客様が信じている場合が多い・・といいますか。
シロアリ屋と建築家ではステイタスの低いシロアリ屋に勝ち目はない
のですが、ああ愚痴になりますので止めましょう(笑)
きっと相談者への私の「伝え方」にも問題があると思っています。
自分の思いを伝えるのってほんとに難しいですね。
あ、私は福智山 様からもほんとにたくさんのことを学ばせていただいているんです。だから感謝しています。
どうか福知山様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2011-08-19 23:51)