バスに乗ったらすぐ飲み会 [ありがとう]
みなさん、こんにちは。
9月25~26日に埼玉県の川越市と入間市に行ってきました。
例年の商工会主催の視察研修旅行です。目的は我が町の活性化を
はかるためのヒント探し。で、行く前の家内との会話。
- 25~26日に商工会の視察で埼玉に行ってくるよ。
- 今回は埼玉なの?
- うん、なんでも川越の蔵造りの町並み視察と、それから
入間市のアウトレットパークとコストコとかいう巨大スーパー
を視察するそうで・・・。 - へーぇ、まあ視察といってもバスに乗ったらすぐ飲み会でしょ。
- うん。(慌てて)・・いやいや、飲み会はそうだけど親睦を深める
ためさ。こういう交流って大事なんだよ。 - 親睦を深めるとか、交流するって都合のいい言葉よね・・
- アハハ・・たしかに。でもそれでもいいと思うけどな(笑)
まあ、本音を言うと、飲み会の合間に視察する・・というかです(笑)
移動するバスの中は無制限の飲み会の場。でも、こういうときこそ
みんなの本音を聞けるのでためにはなります・・と言い訳。
それに、知らない街に行くことってけっこう刺激を受けるし、どこでどう
いうヒントが転がっているかもしれないし・・。
しかし、わが町と違ってやっぱり人口だよなあ~とか。
うちらの町は人口が少ないから商業施設って成り立たないよね・・とか。
葉っぱビジネスってすごいよね、真似できないかしら?とか真面目な?
会話もします。
川越での藏造りの町並みでは・・現地の人(仏壇屋さん)との会話。
- ここって江戸時代の街並みが残っているんですか?
- いいえ、明治に何度か大火災があって、それ以降に
建てられた家が多いですよ。江戸時代の家は少ししか
ないですよ。 - へーっ、でも年間600万人の観光客ってすごいですね。
面白そうなお店もいっぱいあるし・・みなさん活性化で
頑張ったんでしょうね。 - でもね、飽きちゃった・・という面もあります(笑)
- ああ、そうか、・・ですよね。活性化の活動って最初は
必死で頑張ってもたしかに飽きてきますよね。
この「飽きてしまう」という言葉がなぜかリアルに心に残りました。
そうなんですよね、「町おこし」って、当初は熱心でもね、いずれ
飽きる・・というのは本音だと思います。
町長には怒られそうだけど(笑)
川越市はイモの産地だそうですね。知りませんでした。
川越のみなさん、ごめんなさい。
入間市の巨大スーパーはほんとに巨大でした。まあ新潟市内
にも似たようなのはあるけど、こっちが断然大きい。
それに平日なのに買い物客がごった返している。
やっぱり人口だよなあ~とか、羨ましいというか悔しいというか。
- でもね、私は東京とか大都市に住みたいとは思わないな。
なんかすごく疲れそう。それに東京の食堂で美味しいご飯を
食べた記憶がないもんね (半分は嫉妬・笑) - それは新潟のコメと比べるからだよ。新潟県人は米が美味い
のは当たり前だし、お酒だって無名に近いものだって美味しい
もの。魚も新鮮なものがすぐに手に入るしね。
つまり、食については俺らは恵まれすぎているんだと思うよ。
(せめてもの反論・笑) - コストコ(アメリカ資本の会社)の食品ってみんな量が大きいね。
あんなの買っても残っちゃうよね。2~3人でのまとめ買いには
いいだろうけど・・。 - アメリカ人はだから太っちゃうんだよ、きっと。
(アメリカの方、ごめんなさい。いちゃもんでもつけないと
悔しいので・・笑)
・・とかなんとか勝手なことを言いながらの二日間でした。
で、何かわが町の「活性化」のためのヒントは見つかった?
う~ん、ぶつぶつ・・見つかったということにしておきましょう(笑)
どーでもいいような文に最後までお付き合いいただいて感謝します。
ところで、みなさんの住んでいるところは「活性」してますか?
街並みは元気ですか?
まあ、個人的には無理に「活性化」しなくてもそこそこ暮らせれば
いいかなあ~と思っています。静かなほうがいいもの。
どうか、みなさんにいいことがありますように。
(一部、不適切な発言がありますが、新潟の田舎モンの愚痴
だと思って大目にみてくださいね)
<ジョーク>
金曜日。
仕事が終わると僕は仲間と飲み歩き、お金を使いまくった
あげく仲間の家に泊まり、2日間帰宅しなかった。
日曜の夜になってやっと家に帰ると、妻が仁王立ち。
たっぷり2時間説教をしてから、妻は言った。
「ねえ。もし何日も私の姿が見えなかったら、あなたどう
思うの?」
「そりゃ嬉しいさ!!」
そんなことを言ったため、月曜日は妻の姿が見えなかった。
火曜日も水曜日も、やっぱり姿が見えなかった。
木曜日になってようやく、妻の姿が見えるようになった。
まぶたのはれがひきはじめたので。
ネットで震災被害を受けた川越の木造家屋の写真を見てから、気になっていたんですよ^^
by ぞぴー (2012-09-28 15:36)
“懇親会”は個人事業者にとってはとても重要な会議の一つですものね・・・・^^;
by yanasan (2012-09-28 21:11)
埼玉県川越市はウチからそんなに遠くないです。バスで移動だとわかりにくいでしょうけど、都心への通勤も普通に可能な場所で、土地バブルの頃には都心方面の土地が高騰したから、川越あたりも大勢の人があわてて住宅を買うパターンじゃなかったのかな。
土地価格がバブル以前に戻った現在は『郊外のさらに外』な川越あたりよりも、もっと便利な都心に回帰なんて雰囲気らしいですが、いまも川越あたりは駅に近い場所の新築マンションの広告をよく見ます。価格と広さがリーズナブルなのでしょうね。
『小江戸』には一度行ったことがあります。
古さを演出して賑わっている印象でしたけど『小江戸』以外になにもないのが弱いかもなあ、と。
やっている方にとっては、毎日がお祭り気分でいなくてはならないから、飽きてしまうという言葉は実感がありますね。
入間のアウトレットパークは圏央道開通に合わせて開業した、ただのショッピングモールだけど、周りに大渋滞作るパワーはあります。新東名のSAがお洒落に充実していてSA渋滞が起きているけど、あれも同じ感覚なのでしょうね。
町おこし、町の活性化じゃなく、あたらしい商店街が出来た、みたいな。
ま、今回の視察良好は関越高速ひとっぱしり宴会バスの旅、だったのでしょう。(笑)
夏に青森方面へ行く用事があり、せっかくだからと仙台空港のところから海沿いの道路を選んで北上、岩手県宮古市まで津波の被害を受けたところを走ってみました。
テレビやネットで見た津波が襲ってくる様子を撮影した場所へ行って、そこに立ってみるという悪趣味と非難されそうな行動ですが、これはあたしのような無神経な人間にもいろいろと衝撃がありました。感じたことを簡単に説明できないです。
現地に立ってみてわかること。
石巻ガスの屋上から撮った、海から流れ込んでくる津波の映像に映っている地面に立って感じる恐怖、大槌町の防災庁舎は海にとても近く、横には川が流れているとか、大船渡の「かもめの玉子」を作っている会社の社長が自分の会社が津波に飲まれていく姿を撮った動画の撮影場所に立ってみたら、あまりに海に近く、これじゃナァ、などなど。
気仙沼の街の暗さ(夜の明かりのなさ)も唸るものがあった、釜石でNHKが撮影していた避難場所からみる光景。いちばん無口になってしまったのは陸前高田です。
何も無かった。
大きな街全部が海になってしまった状態を屋上から撮った市役所を捜してみたのですが、無い。駅舎もない。
津波がさらっていったのではなく、残った建物も利用できないからすべて解体したのですね。いくらか残っている建物がありましたが、それはまだ解体されていない建物というだけでした。
荒野、というより、造成が終わったニュータウン建設予定地を連想しました。映像で水の破壊力にも驚いたけど、その後にすべてを人間がこつこつと片付けたことの凄さに圧倒されたのですが、「建設」という言葉に感じる希望を感じないというか、お葬式の後に感じる印象に似た、終わらせたけど嬉しくない気分が漂っているようでした。
この陸前高田の様子はグーグルストリートビューで見ることができます。
バットマン映画でジョーカーのセリフ「つまり世の中、運だけなんだよ」という気分に取り憑かれています。
めんどくさいドライブだったけれど、行って良かったです。
by ねりね (2012-09-29 02:58)
昨日コメント書いた時、記憶違いをしていたのに気付きました。
木造家屋の町並みが似ているので勘違いしたのですが、ネットで見たのは千葉県の佐原です。
どちらも一度だけしか行ったことがないのですが、もう一度行ってみたいと思えるのは、佐原の方なんですよ、個人的には・・・。
by ぞぴー (2012-09-29 17:44)
地方の衰退といわれるように、わが町?も、この十年の間に駅前の本屋・パン屋・コンビニ・生協の売店がなくなってしまいました。これらは、市の中心的な商業・行政地域となった隣の駅の近くにはありますが、その近く以外の、車がない住民、老人などにはだいぶ不便になりました。
私も無理に盛り上げるよりも静かで落ち着いた町が好きですが、車で行く大規模店などが目立ち、老人などが住みにくいようでは困りますね。
井上ひさしの『ボローニャ紀行』を面白く読みましたが、
こうした例にならって、地に足のついた町づくりというか
地域の再生が必要では、と思います。
東京の郊外にも通算で十数年住みましたが、
現在の田舎住まいが長くなってからは上京しても落ち着かず、
買物は便利でも、人が多くて疲れる、美味しい店がない、というのは同感です。歳をとったせいもあるかもしれませんが。
老人の(都内の区間の)バス・都営地下鉄が無料など、東京にも良いところはあります。
ただ、現在の知事は最悪……と、個人的には思いますが。
by 福智山 (2012-09-29 23:31)
ぞぴー 様
千葉県の佐原で検索してみたら・・そうですね、雰囲気が似ていますものね。佐原も素敵な町並みですね。震災被害については
知りませんでしたが大丈夫かしら?こういう街並みはなんとか修復しても残しておきたいものです。
いつもお付き合いいただいて感謝しています。
ぞぴー様にいいことがありますように。
by toyo (2012-10-01 16:32)
ねりね様
>感じたことを簡単に説明できないです。
>気仙沼の街の暗さ(夜の明かりのなさ)も唸るものがあった、
>いちばん無口になってしまったのは陸前高田です。何も無かった。
>お葬式の後に感じる印象に似た、終わらせたけど嬉しくない気分が漂っているようでした
コメント、ありがとうございます。
私も機会があったら同じようなコースを北上したいと思いつつ実現できていません。だから、ねりね様の文章で、なんとなく雰囲気だけでも味あわせていただいた気分です。
なんとなく雰囲気だけ・・・という言い方も不謹慎かもしれません。
災害現場での「終わらせたけど嬉しくない気分」・・というのは切ないです。夜の明かりのなさ・・も切ないです。陸前高田での絶句もせつないです。
私も「つまり世の中、運だけなんだよ」・・と思いたくないけど、
どうもそうらしい・・と、この頃思います。世界は不合理で悪い奴ほどよく眠る・・のがほんとなのかなあ~とかなんとか。
愚痴っぽくなってきたので止めましょう。
貴重なご報告を感謝します。どうか、ねりね様にいいことがありますように。ありがとうございました。
by toyo (2012-10-01 16:57)
yanasan 様
ご理解をいただいてありがとうございます。
まあ、たしかに日頃の飲み会って大事だと思います。
人生の目的は楽しむことですものね(笑)
どうかyanasan 様にもいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2012-10-01 16:59)
福智山 様
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
>井上ひさしの『ボローニャ紀行』を面白く読みましたが、
こうした例にならって、地に足のついた町づくりというか
地域の再生が必要では、と思います。
同感です。全国でいろんな地域活性化のためのイベントが行われていて、それはそれでいいことだと思います。ただ、一過性のイベントで終わってしまうことも多いのじゃないでしょうか?
わが町でも盆踊りや農業祭などはだんだん参加者も減って、大変みたいです。というか、地域を愛する気持ちの余裕がないのが大きな原因じゃないかなあ・・と思っています。
地味でも安定した生活が一番だと思うけど、安定していない家庭が多いのも事実ですよね。難しいですね。結局は政治の問題なのかなあ?とか思いますがどうなんでしょうね?
愚痴っても始まらないので自分の生活を守るところから少しずつ地域に貢献できたらいいな・・とは思っていますが。
どうか福知山様にいいことがありますように。
ありがとうございました。
by toyo (2012-10-01 17:08)