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愚痴・・ [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

羽アリ発生の電話が連日鳴りっぱなしで少しパニクって
います。

正直言って、クレームもあります。
クレーム処理をしながらの新規の調査と駆除工事の
毎日なので集中力が途切れそう・・。

そして、なんだかわからないけどムカムカする気分に
襲われる時がある。

アレッ、なんで私は時々ムカムカするんだろう?
なんで私は不機嫌なんだろう?

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その原因はどうやら理不尽な状況に対するムカムカらしい。
(私は右脳人間?なので理由よりも感情が先に来る・笑)

理不尽な状況とはこういう意味です。
特にクレームの場合に感じるのですが、大抵のクレーム
の根本原因「駆除したくてもできないような床下の造り」
に対する不快さ・・とでも言ったらいいのかしら?

これじゃあ意味わかりませんよね。

063.jpg

例えば、家を「身体」にたとえて、シロアリを身体のガン
だとします。もし胃ガンなら早期発見の場合は、お腹を
切開して胃の癌細胞部分を切除する手術が可能です。

ところがシロアリの場合は「切開する=部分的な解体」
はふつうできないいんですよね。壁の中にいるシロアリを
駆除するには壁を解体すればいいんですが現実それは
できない。

できないのは、そうすると駆除後に壁の修復=リフォーム
工事という別途の大きな予算が必要になってくるからです。

よほどの大被害の場合は、大工さんに部分的な解体と
修復を依頼するケースもあります。大被害の場合は
お客様も納得してくれるのですが通常は拒否される。

つまり、防除士は「切開しないでガン手術を要求される
医者」
みたいな存在です。

この「切開しないで手術」をするには経験による「想像力」
が必須です。ドリルで穿孔してそこから薬剤を注入して
シロアリを殺すわけですから当該箇所の特定ができるか
できないかで再発するかしないかが決まる。

薬剤がヒットすればOKですが毎回、うまくいくとは限らない。
うまくいかないとクレームになる。

029.jpg

でも、お客様の立場からすれば羽アリが再発するのは
防除士の腕が悪いから‥・ということになります。
そして、そう思われても仕方ないので言い訳はしないことに
しています。(それに実際、腕は悪いし・・ぶつぶつ)

ただ、どうにも構造上、「特定がほとんど不可能な場合」
あります。そういうときに理不尽さを感じてムカムカするよう
なのです・・なあ~んて言ってもね、これだっていいわけでしょ、
と言われればぐうの音も出ない。

床下を隅々まで完全に点検できる家。 シロアリの露出せざる
を得ない構造の家・・そういう家の造りを切に望みます。
そして建築士の試験項目に「シロアリ」と「腐朽」についての
知識の試験も是非加えて欲しいと思うのです。

そうすれば全国からシロアリ被害は激減するのになあ~と
夢想しています。

023.jpg

そうなったら、あんたたち防除士は仕事がなくなって困るでしょ?
と言われるかしら?いいんです、そうなったほうが。
そうなったら別の仕事を探せばいいだけ。

防除士の必要のない住宅のほうが何倍も大切ですものね。

ということで、例によって脱線と愚痴でした。
(ブログぐらいしか憂さ晴らしの方法がないので言いたい放題・笑)
どうか大目に見ていただけますように。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様の家はシロアリとは無縁でありますように。


ジョーク

先生
「給食費を盗んだのは誰ですか?みんな目をつぶって、
  やった人は正直に手を上げなさい」

「はい皆さん目を開けて、石井さんは後で職員室に来るように」




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