蟻道(ぎどう)だらけの家 [シロアリ]
皆さんこんにちは。
(5月初旬に羽アリが発生したので)駆除予約のあった
お客様の駆除を先日(7月3日)にしてきました。
ずいぶんと待たせたようですが、実はそうではなくて
お客様の都合に合わせたのです。
というのは、お嫁に行った娘さんが赤ちゃんと「里帰り」
をしていたので、万が一にも影響があってはいけない、
と判断からです。
私の使っている防除剤は天然系薬剤が主なので、まず
住人に影響はないはずですが、それでも万全の配慮は
したほうがいいですよね。
で、「娘は帰ったからいつでもいいよ・・」という連絡をいた
だいたのでさっそくお邪魔して駆除してきました。
実は、このお客様の職業は大工さん(棟梁)です。
台所から夥しい数の羽アリが発生したのでクロス壁を
剥がしてありました。それが下の写真。
で、この真下にあったのが2本の蟻道(ぎどう)。
これがシロアリの侵入経路です。
とてもわかりやすい。原因が明快なので駆除も楽勝の
ケースです。
当初は羽アリの発生した部屋だけの「部分駆除」ででき
ないかなあ~と思いましたが・・仔細に調査したら残念
ながら全部の部屋に蟻道がいっぱい作られていました。
その様子を見て下さいね。
まだまだありましたがわかりやすい写真を選びました。
ね、これじゃあ、部分駆除は無理だなあ~。
最初は本数を数えてみたけど、あまりに数が多いので
途中で数えるのを止めました。合計で20本以上はあった
と思います。
(床板の裏側まで達していた蟻道も何ヶ所かありました)
これだけ蟻道が多くても、土台はしっかりしていて交換しな
ければいけない場所はありませんでした。
さすが大工さんの家。もしかしたらシロアリも遠慮しながら
侵入したのかもしれないな(笑)まさかね。
おまけに(意地悪でごめんなさい)気持ち悪い写真を見てね。
私は気持ち悪くないですが・・(笑)
(作業途中を見学?にきたカマドウマ君)
(昔は気持ち悪かったなあ~)
(ゲジ君も遊びにきました・笑)
しかし、「慣れ」って恐ろしいですね。
昔は遭遇するとゾッとした虫達も今では床下の友達。
人間は仕事となると大抵のことには慣れちゃうんだなあ~
と思います。
でも、蛇とムカデとゴキブリは今でも嫌だなあ~。
ということでおしまいです。
どうか皆様のお宅はシロアリとは無縁でありますように。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
(蟻道とは地下からシロアリが地上に登って来る時に
必ず作る土でできたトンネルのようなものです)
<ジョーク>
酒場で女が愚痴っていた。
「結局、男なんて女の胸にしか興味が無いのよね。」
それを近くの男が聞いて、激昂して叫んだ。
「まさか!
ちゃんとお尻も見ているよ。」