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晴天の霹靂・・がふつう [ありがとう]


みなさん、こんにちは。
そしてあけましておめでとうございます・・なんていっても
今頃、遅いですね。

というのは私ごとですが・・1月の2日に隣町のスーパーに
家内と買い出しに行ったら突然、家内が激しい頭痛に襲わ
れて動けなくなり急遽、救急車で搬送されました。

(写真は本文とは無関係です。昨年暮れに京都で撮ったもの)
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こんなことは初めてなのですっかり泡を食ってしまいました。
その後、いくつかの脳神経外科・内科に行ったり来たりで、
その間にも何度か頭痛が再発して、その度にバタバタして
しまい・・まあ、私も疲れてしまいました。

最初の診断では緊張型頭痛らしいということでしたがどうも
それだけでは説明がつかない激痛なので大きな病院で徹底的に
検査してもらったら偏頭痛の一種で血管の攣縮(れんしゅく)
が痛みの原因らしいです。

レンシュク?って、初めて聞く言葉なので意味がわかりませ
んでした。 でも、これで明確に原因が特定できたわけでは
ありません。まあ一応は安定していますが。

・・というわけで家内は8日から一週間ほど検査入院すること
になりました。

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で、搬送される救急車に同乗したときから今日に至るまで
実にたくさんの気づきをもらった気がしています。

うまくいえないけど、人生は晴天の霹靂の連続のような気が
します。古い経典のブッダの言葉に「朝も昼も常に考えて
おくべき5つのこと」・・というのがあります。

①老い
私は老いる者であり、老いという性質を乗り越えていない。
このことを女性も男性も在家も出家も常に観察すべきである。

②病気
私は病気になるものであり、病気という性質を乗り越えて
いない。このことを女性も男性も在家も出家も常に観察すべきである。

③死
私は死ぬものであり、死という性質を乗り越えていない。
このことを女性も男性も在家も出家も常に観察すべきである。

④私の好きなものはすべて変化し、離れていく。
私の好きなものはすべて変化し、離れていくものである。
このことを女性も男性も在家も出家も常に観察すべきである。

⑤業
私は業で作られ、業を相続し、業から生まれ、業を親族とし、
業に依存している。私の行為の結果は、善いことであれ悪い
ことであれ、私が受ける。
このことを女性も男性も在家も出家も常に観察すべきである。

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私達にとって病気とはガンや糖尿病などの疾患のことですが
ブッダの病気の定義は違うそうです。仏教的には病気とは・・
「手当をしないと死ぬ」ことが「病気」だそうです。 

すると、「手当をしなかったら死ぬ」のが病気なら、お腹が
空くことも喉が乾くことも、排便をしないことも、いや呼吸
することも・・常に酸素を入れないと死ぬわけですから・・
病気です。

「呼吸=病気」なら、私たちは「病気がなければ生きていけ
ない」つまり、「病気が命をささえている」「病気のおかげで
元気に生きている」
私たちは病気であるがゆえに生きている・・のだそうです。

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へ~っ!面白い、というか、でもこれがほんとな気もします。
わたしが今回強く思ったのは③と④です。特に④の・・
「私の好きなものはすべて変化し、離れていく」を強く意識
させられました。

いつ、どこで何が起こるかわからない。
ふだんはいつまでもこの生活と日常が続く・・と漠然と思
っているけれど実は逆。晴天の霹靂が起こるのが当たり前。

いや、晴天の霹靂の合間のなんにも起こらない平凡な日常
こそが非日常なのかもしれない・・という思いでした。
う~ん、ブッダは実にクールなこと言うなあ~と思う。

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さあ、これから洗濯をして買い物にも行かなくちゃあ・・
ぶつぶつ、あ、掃除もしなくちゃあ・・如何に生活の大半を
家内に依存していたか思い知らされています。

でもね、それも楽しめばいいんだ。私にとっては新しい経験
ですから少しワクワクもする・・と思うのはヘンかしらね(笑)
世の奥様方には怒鳴られてしまいそう。

というかいいことも悪いことも考え方次第ですよね、きっと。
ピンチは見方を変えればハッピーの別名か前触れかもしれ
ないな・・とか思っています。実際、私は新しい気づきをたく
さんもらったわけですから。

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最後に今回、お世話になったスーパーの店員さんの皆様。
それに緊急医と看護師の皆様、家族をふくめすべてのお
世話になった皆様にも心からお礼申しあげます。
ありがとうございました。

個人的で勝手な戯れ言でした。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にはいいことが今年もたくさんありますように。

 



ジョーク

道端でひどく苦しんで倒れてる人がいた。

それを見かねた通行人が話しかけた。

「どこが痛むんですか?救急車呼びますよ?」

しかし何度尋ねても脂汗を垂らしながら否定するばかり。
我慢できると判断した通行人は立ち去っていく。

後ろではなおもつぶやく声が聞こえた。

「胃や、胃や・・・」



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