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床下の表情。 [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

先日、一日で5件の床下調査をしました。
昔はたまにありましたが、5件とは私には限界の数字です。
というのは、肉体的にはともかく集中力がギリギリでした。

もしシロアリの兆候を見逃したらどうしよう・・と緊張の連続。
だって、見逃したら恥ずかしいし、プロ失格ですもの。
まあ、私は未だにクレームもあるからセミプロだと思っていま
すが。

で、調査しながら今迄感じたことのない見方をしてしまった。
在来工法、ベタコン、枠組壁工法、あるいは砂地の下に
防湿シートを張ってある床下等・・ほんとにいろんな床下が
あります。

考えてみれば床下にはいろんな表情があるなあ~と奇妙
な感じ?を抱きました。こんな感じ方は初めてです。
きっと1日で連続していろんな床下を見たから「比較」できた
せいかもと思っています。それに工法と土地環境の影響と
いうか関連もあるかもしれないです。

ではどういう工法が良かったか?とふりかえってみると難しい。
長所もあれば欠点もあるから・・まあ、独断と偏見で点数を
つけてみます。あんまり参考にはならないかもしれませんが。

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①私的には90点?100点でもいいのですが過乾燥なのが減点。
変なこと言うなあ~と思われるかも。私は適度な湿気はあったほうが
いいと考えています。


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015.jpg 
②私的には80点?シロアリはいましたが全体としては
良い状態なので。砂の下は防湿シートが張ってありました。
防湿シートは私的には減点です。これも変なこと言うなあ~
と思われるかも、ですね。


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③私的には0点。これは最悪。シロアリもいて腐朽もすごい。
駆除の前に早急な土壌改良が必要です。ケガレチ?かも。


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086.jpg
④私的には90点。コウモリちゃんもいました。
10点の減点は防湿シートが張ってあったから。


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⑤私的には90点。湿気もありましたが全体としては
通気性が良くて欠点をカバーしている感じ。湿性カビも
許容範囲というか。

最後に私的には100点の床下。
(この写真だけは別の日の調査で撮ったものです)
築40年くらいですが素晴らしいと思いました。防湿シートは
使っていません。腐朽もまったくなし。
003.jpg
002.jpg

写真では床下の空気の質感や腐朽菌の臭いの程度など
・・全体の雰囲気が伝えられないのでわかりにくいですね。

私はシロアリの有無だけで評価はしたくないんです。
シロアリがいなくて腐朽もないなら100点とは思わない。
シロアリがいても素晴らしい床下はあると考えています。

また、砂の下に防湿シートが張ってあると、たしかに短期的
(10~15年)には良好な状態になります。
しかし、それ以上経って防湿シートが劣化、あるいは防湿
シートの下に滞留した水分が臨界を超えると一気に破綻して
シロアリがいっせいに登ってきた事例を経験しているので
素直に100点にはできない気がします。

ベタコンも同様で、たしかにシロアリと腐朽には強くて一見、
完璧な状態に見えますが、調査中に何度も咳き込んでしまい
ました。つまり、過乾燥状態でホコリが舞っています。
すると健康面で住人にもなんらかの影響があるのでは?と
思ってしまいます。

で、これらは単に「工法」の良し悪しだけではなく、土地環境も
関わっていると思うのです。その土地にピッタリな工法がある
気がしてなりません。それを間違うと優れた工法でもマイナス
の結果になることもあるのでは?・・と思っています。

一方的で生意気なことを言っている・・と思われるかもしれませ
んね。気に障ったら大目に見ていただけますように。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。



ジョーク
告解部屋でアイリッシュ娘が跪いて罪の許しをこう;
「お清めください、神父様。罪を犯してしまいました。」

「子羊よ、何をなされた?」

娘;
「神父様、虚栄心の罪を犯してしまいました。一日に二度も
 鏡を覗き込んでしまうのです。自分の美しさにウットリ
 しちゃって。」

信徒の顔を見ないようにしていた神父は顔を上げて娘を
マジマジと見てしまう。心の安らぎを与えるのが神父の職務;
「愛しい子羊よ、案ずるではない。それは罪ではないぞ。 
 ちょっとした判断ミスじゃ。」



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16年前のお客様から・・。 [ありがとう]


みなさん、こんにちは。

先日、出先で突然、あるお客様から電話をいただきました。
私が昔、駆除させていただいたお客様だそうです。
そのお客様の顔も住所もすぐには思い出せなかったので
慌てました。ドキッ!もしかしてクレーム?

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(ベタコンでもカビは発生していますね)

住所を聞いて、やっと少し思い出しました。でも顔が思い出
せない。で、帰ってから昔のファイルを探すと、ありました。

へーっ、平成9年4月に駆除させていただいてる。
ということは16年前。それにしても、よく私の電話番号を覚え
ていてくれたなあ~と、ちょっぴり感動しました。

だって、シロアリ屋の名刺なんていつまでも保管なんてして
いないのが普通ですからね。まあ、保証期間が終われば忘れ
られて当たり前。

055.jpg
(断熱材が落ちている。これはよく見る光景ですね)

で、要件は、某訪販のシロアリ屋がセールスに来たらしい。
でも、お客様は私のことを思い出して断ってくれたそうです。
それで私に再調査をしてほしいという依頼でした。なんだか
嬉しい話だなあ。

で、どうして私を覚えていてくれたんですか?と、お邪魔した
ときにお聞きすると・・
あなたは今迄、一度も不必要なものを売ろうとしなかった・・
からだそうです。16年前の保証書も大事に保管してありました。


058.jpg

う~ん、それは単に私にセールス能力がなかっただけだと
思うけどな。(^O^) でも、まあ、不必要なものをうまく言い
くるめて売るのは嫌ですけどね。

で、16年ぶりに再調査させていただきました。
この家は今年で築25年だそうです。

あー、だんだん思い出してきた。当時としては珍しいベタコン
でした。たしか浴室から羽アリが発生したので駆除させて
もらったんだった。

059.jpg

再調査の結果の詳細は省きますが・・奥様は部屋がカビ
臭いので気になると言います。でもね、たしかに床下に
若干の腐朽菌は見られたけど許容の範囲内に思えます。

たぶん、室内と外気温の差が関係してるんじゃないかしら?
いくつか改善方法を提案させてもらいました。まあ、それほど
深刻に悩まれているわけでもないので、ゆっくり方法を考え
ましょう。

075.jpg
(コンクリートから水分を吸い上げているみたい)

教訓としては・・

  • ベタコンでも羽アリは発生するときがある。
  • 発生場所は多くの場合、玄関や勝手口が多い。
  • ベタコンでも湿気はないことはない。

・・ということかしら。
あと、私の主観ですが床下がベタコンの場合は、地場が狂う
ことが多いので体調がおもわしくない・・という人が意外と多い
気がします。風をひきやすくなったとか。喉が弱くなったとか。
過乾燥のせいかしら?

061.jpg
(正面は玄関。白っぽいのは調湿剤。そういえばここだけ
湿気っぽかったので調湿剤を撒いたんだった)


床下がベタコンだと、なんとなく湿気もシロアリも心配ない
と思いがちですが必ずしもそうでもない・・ということかしら。
過信は禁物です。かといって、過剰に心配することもない
ですが。

069.jpg
(垂木に若干のカビはありますが許容範囲)

あー、曖昧な言い方ですね。
う~ん、最近、お客様に調査結果を説明するときに・・なぜか、
詳しく説明しようとすればするほど「曖昧な言い方」になって
しまうんですよね。何故なんだろう?

今回も「再消毒は必要ですか?」と聞かれたけど、「う~ん、
それは・・えーと・・お客様の考え方次第です・・ぶつぶつ」
なんて言ってしまった。
「必要です」って言えば速攻で成約なのにね。アホだなあ~と
自分でも思う。(ノ∀`)


071.jpg
(浴室の土台は良好な状態です)

だって、シロアリが明快に再発しているわけでもないし、かと
いって
、近い将来、その可能性がないわけでもないし・・
仕事は欲しいけど・・かといってねえ・・ぶつぶつ・・(*≧∀≦*)

ぶつぶつ言いながら終わります。(#^.^#)
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。

064.jpg
(玄関の裏側。やっぱり今後はここが一番気になります)



ジョーク

かみさんがシャワーから上がりかけたところへ、旦那が浴びに
入ってくる。 そこへ玄関のピンポ~ン。

裸同士、玄関に行くのをなすり合うが、かみさんが折れて
階下へ向った。 タオル一枚というイデタチ。

玄関を開けると隣家のボブが立っていた。 
機先を制してボブが喋り出す
;「身に着けているタオルをハラリと落としたら800ドル
  上げちゃいたいね。」

800ドルとなるとちょっと考えちゃう。 
かみさんはタオルを外して裸を見せた。しばし堪能したボブは
800ドルを手渡してから帰った。これで800ドルとはボブも
バカじゃないかしらと呆れたが思わぬお小遣いだ。タオルを着け
直して階上へ戻る。

バスルームに戻るとシャワーを浴びている旦那が声をかける;
「誰だった~?」

かみさん;
「隣のボブよ。」

旦那;
「やっぱり来たかい。貸した800ドルのことで何か言って
 いたろう?」




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築100年以上の家と空気。 [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

最近、築80年の家の方からメール相談を受けました。
それで、築100年以上の家を駆除した時のことを思い出し
ました。

最近も築100年以上の家を(紹介しましたが)駆除しました。
といっても、100年以上となると今迄ではっきり覚えている
のは4件くらいかしら。
築50年前後なら数え切れないくらい駆除してきました。

もっとも、田舎では今でも築100年以上の家なんてザラに
ありますから珍しくないですが。
農家なら築80年くらいは当地にもいっぱいあります。
ペリーさんが来航した時に建てたという家もあります。

そのとき駆除した写真を探しましたが散逸して全部は見つ
けられなかったので見つけたのだけ紹介します。
以下の床下は100年以上経った床下です。私の遠い親戚。

まず、これから・・
031.jpg
これは玄関の裏側です。土の上に土台がありますね。
(土台と言っていいのかしら?)

少しアップにします。
032.jpg
この状態ならふつうはシロアリにまっさきに食べられても
おかしくないです。ところが・・

ドリルで探っても、まったく異常はなかったのです。
033.jpg
それに腐朽もたいして進行していない。材質が「栗」だったから
かもしれないです。このお宅の土台はほとんどが栗を使って
いるとのことでした。

シロアリの被害はありました。それが下の写真です。
018.jpg
でも、食べられているのは床板(杉材)1枚くらいでした。
シロアリは栗の土台をパスして杉材に食いついていました。
これは杉材が「柔らかい木」だったからでしょう。

で、実はシロアリよりもキクイムシの被害が多かった印象
があります。下の写真です。木の粉が吹き出ています。
023.jpg

で、土台の大半はこんな状態。100年以上前の土台です。
055.jpg
まったく良い状態ですね。小さな穴はキクイムシ。

021.jpg
これは一升瓶。まさかお酒を飲みながら工事した
わけではないと思いますが昔は上がり酒とか普通
だったようですね。今だったらクレームかも。

あと、全体はこんな感じ。さすがに老朽化は進んで
いますが強度が落ちているわけでもない。布基礎が
ないので通気性は抜群でした。この写真は玄関なので
わかりにくいですね。
041.jpg

もっと傷んでいて、シロアリがいっぱいいてもおかしくなさそうな
床下なのに不思議と被害はたいしたことない。038.jpg

結局、軽微な被害で部分的な駆除だけで済みました。

060.jpg

なぜ、軽微な被害で済んだのか?というと、私はこの家は
長年かかって土地環境と同化したのでは?と思っています。
動植物や昆虫と完全に「棲み分け」ができている。
あるいは自然環境と家のバランスがとれている・・のかも。

で、今日のタイトルの「空気の質」とは?どういうことかと
言うと、私はいつも古民家にお邪魔した時に空気が凛と
して心地良い・
・という感じを受けます。
それと、圧倒的な「家に守られている」という感じというか
安心感。

”感じ”なんて曖昧な言い方ですが、ボキャ貧な私にはどう
表現していいか上手い言葉が見つけられない。
う~ん、たとえば・・私は冬でも車を運転するときは必ず
窓を少し(1~2cm)開けます。なんか締め切った車内が
ムン?として嫌だから。

もちろん、昔の家は冬は寒いとか欠点もあります。
居住性という点では今の家が数段上でしょう。合理的で
かっこいいし、冬も暖かい。無駄な空間もない。

それでも、私は「空気の質」という点だけで、やっぱり古民
家が好きです。だって、床下もカビ臭もまったくしないし、
床下でも空気が美味しいですから。

以上、勝手なことを書きました。たぶん、私が田舎者だから
こんな”感じ”に惹かれるのかもしれません。
みなさんはどう思われるかしら?

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆さんにいいことがありますように。


ジョーク
老人の夫婦が年に1度の検査を受けることになった。
一緒に病院へ行けるようにと、同じ日に検査してもらう
ことにした。さて検査が済んで…

「どうやら異常はないようですが、病気のことで何か
 気になる事がありますか?何か相談したいことでも?」
 
と医者がおじいちゃんに聞いた。

「実は、ちょっと気になることがあってな。
 
婆さんとセックスするとき、1回目はたいてい暑くて
 汗をかくんだけど、2回目が済んだときはたいてい冷えて
 寒気がするんだよ」

「それは、不思議ですね...。ちょっと時間を下さい。
 調べてこちらから連絡しますから」

今度は検査が済んだおばあちゃんを前に医者が言った。
「どこも悪いところはありませんよ。病気のことで何か気に
 なる事がありますか?何か相談したいことでも?」

おばあちゃんが何もないと答えたので、医者が続けて聞く。
「ところでお宅のおじいちゃんのことなんですけど。セックス
 の後いつもは暑くて汗ばむんだけど、2回目は寒くて震える
 と言うんですよ。何か思い当たることがありますか?」

「まぁまぁ、あの爺さんったら...。
 
それはですね。1回目はたいてい7月なんですよ。
 そして2回目はたいてい12月なんですよ」



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築100年の家の駆除 [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

記事の更新が滞ってしまいました。
ほんとは、地場とか腐朽について質問をいただいているので
それについて書こうと思っていたのですが最近、集中力が続か
ないので今日は先日の工事を紹介・・ということでお茶を濁します
(*^o^*) 

このお宅は100年以上経っているそうです。
80代のおばあちゃんのひとり暮らしです。

実は、3年前に畳がベコベコしてきて駆除をさせていただいた
のですが後継者もいないそうなので、それならおばあちゃんが
ふだん使っている部屋だけ駆除して、他は様子をみましょう・・
・・という提案をして部分駆除をしました。

で、まあ、今回は具体的な被害があったわけではないのですが、
おばあちゃんは「被害の拡大」をすごく心配しています。
それなら、もう少し「駆除範囲」を拡大しましょう・・という工事です。
007.jpg

床下が低くて潜れないので部分的に床板をはがしての工事です。
008.jpg

かなりひどくやられていますが被害は拡大していませんでした。
011.jpg

かなり古い部材ですが、まあ100年という年数を考えれば
傷んでいても当然です。前にも100年以上経った家を駆除
したことがありますが、もっと床下が高くて通気もよかったので
そんなに傷んではいなかった記憶があります。
019.jpg

ほんとは痛んでる部材を取り替えればいいんでしょうが、
必要最小限の部材だけ様子を見ながら変えましょうか・・
ということで。
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在来工法でも脆弱な造りの部分もあります。今の家に
比べれば居住性は悪いかもしれないですが、でも、まあ、
100年経っても十分、住むことはできます。

やっぱり床下は高いほうが傷みは少ないようです。
通気次第・・で床下の寿命は決まると思っています。

できればリフォームをしたほうがいいけど後継者がいない
のでこのまま持たせることにしました。
おばあちゃんもそれで十分、ということでしたので。

最近の当地です。雪はすっかり消えました。
遠くの山々はまだ真っ白です。
001.jpg

まだ緑も少ないですが、春ももうすぐです。
今年は昨年よりも雪は少なくて助かりました。
上越地方は大変だと思います。

・・ということで、なんということはない記事でした。
中身がなくてごめんなさい。

最後までお付き合いいただいてありがとうございます。
どうか皆さんにいいことがありますように。


ジョーク
事故で重傷を負った男のそばで
看護婦「治る見込みは?」
医師 「全快は無理だ、左半身不随だな、一生」
患者は混濁した意識の中で、必死に

イチモツを右に寄せはじめた…


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白華現象? [白華現象]


みなさん、こんにちは。

最近はアフターで、あちこちのお宅にお邪魔する毎日です。
今回は先日、お邪魔したときの床下写真を紹介します。

このお宅は3年前に駆除させていただいたのですがシロアリ
の再発はしていませんでした。3年で再発したら大恥ですが。
ただ、3年前にも「ある兆候」はあったのですが、それが更に
拡大しているように感じました。

正直言って、私はどう対処していいものか判断がつかない
のです。まずその写真を見てくださいね。

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綿みたいにふわふわしていますが結晶だそうです。
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コンクリートにヒビが入ってかなり劣化していますね。

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036.jpg

コンクリートの束石がこのように劣化していました。
これが拡大しているように見えました。
019.jpg

いちばん気になったのがここ。023.jpg

アップにします。
024.jpg

ちょっとヤバいですね。大きな外圧(地震など)がかかると
崩れそうです。お客様にはそう説明しておきましたが。

私が考えられる対策は束柱の補強・・くらいしか思い浮か
びません。それにしても何故こういう現象が起こるのかしら?

地下水分が異常に多い土地なのかもしれない?あるいは
コンクリートが粗悪だからなのかしら?う~ん、わからない。
「水分」が関係しているのは間違いないようです。

でも、このお宅は通気もいいし、木部に腐朽は全然見当たり
ませんでした。不思議です。
もし対策法をご存知の方がいたら教えて欲しいです。

こういう現象を「白華(はっか)現象」と呼ぶようですが、ときどき
床下で目にします。あ、そういえば、これを・・・

  • 「これは腐朽菌だから、ほっておくと転移して土台が
    腐ってしまいますよ。だから床下換気扇を取り付けるか
    床下調湿剤を敷かないとダメです」

・・と、某業者から言われたというお客様がいましたが、それは
真っ赤な嘘です。少なくとも腐朽菌でもカビでもないのは確か。
これが木部に転移して土台を腐らせることはありません。

なんだか自信のない内容ですみません。
白華現象の詳細については、検索すればいくらでも調べられる
ので省かせてくださいね。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうかみなさんにいいことがありますように。



ジョーク
片目だけウインクが止まらない奇病になってしまった男が
医者を訪ねた。医者はひとしきり診断した後、
「頭痛はありませんか?」と尋ねた。
「たしかに頭痛も少し感じます。」と男。
「それが原因ですな。ウインクは頭痛からくる神経性の
 症状でしょう。アスピリンで頭痛をおさえればウインク
 も止まりますよ。」

アスピリンは処方箋なしに買えると聞き、男は町の薬屋に
行くことにした。数日後、男はふたたび医者を尋ねた。
「アスピリン以外の薬で頭痛を治せませんか?」
「はて、薬屋で買わなかったんですか?」と医者。
「何回も行きましたが、コンドームしか買っていません。」
 と男。
「なぜコンドームを?」
「先生、町の薬屋でウインクしながらアスピリンをくれと
 注文したことがありますか?」



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激変する住宅業界 [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

先ほど(3月5日夜)某工務店の勉強会から帰ってきました。
月に一度の勉強会です。今回は某ホームリサーチ会社の
コンサル?の方がスピーカーで、とても興味深い話を聞いて
きました。忘れないうちに、印象に残った話だけでもメモがわり
に書いておきます。

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といっても、建築関係の内容なので一般の方にはあまり参考に
はならないかもしれないです。

まず、住宅の着工件数ですが、今年は約88万棟になるらしい。
で、これが将来的には50~60万棟に激減するらしいです。
(私がシロアリ業界に入ったときにはたしか年間150万棟だった
から凄まじい激減です)

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特に、平成20年からは長期優良住宅的?な規制が厳しくなって
一定の条件に満たない住宅は確認申請がパスできなくなる
という話にはびっくりしました。

これは怖い話です。
詳細はわかりませんが、従来の地場の工務店などは生き残れ
なくなるでしょう。悪く勘ぐれば、地場の工務店潰しとも思えます。
それが7年後に始まります。

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この長期優良住宅を「もっと徹底した高品質の住宅づくりのため」
と、捉えれば歓迎すべきことなんだろうけど、私には大手ハウス
メーカーと国が結託した陰謀的な臭いも感じます。どうなんだろう?
真相が知りたいな。

というのは、大体「優良住宅の基準」を、国が一方的に決めると
したら在来工法とか伝統住宅とかはどうなるんだろう?
日本の風土に根ざした素晴らしい伝統工法もなくなってしまうん
だろうか?
とにかく、のほほんとしていたら間違いなく地場の工務店は7年
後以降は淘汰されることになりそうです。

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ということは当然、私たちシロアリ業界も激変するでしょう。
というか今だって淘汰されてますが。
私が生き残っているのは超零細個人事業で、潰れるにも潰しよう
がない・・からです(笑)
まあ、シロアリ屋が必要のない住宅ができれば最高ですからそう
なったら潔く身を引こうとは思っていますが・・・。

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私にとって怖いのは「国のお墨付を得た薬剤」なら危険でもOK
になるかもしれない
なあ~ということです。この薬剤の問題が私に
は怖いというか気になります。

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それから、消費税のことを考えたら今年の9月前に建てたほうが
利口らしいです。でも、そんなこと言われたって・・ですよね。
平成20年以降はどうなんだろう?詳しい情報がないので調べない
となんとも言えませんが、どうかそうはならないように願っています。

もっと詳細な情報が入ったらお知らせします。

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ということで一般の方には退屈な記事でした。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆さんにいいことがありますように。



ジョーク
ルーシーは不眠症のためドクターを訪ねた。
「先生、最近夜どうしても寝付けないんです。何とかなりませんか」
ドクターは夫人を診察してこう言った。
「軽い不眠症ですな。薬を処方します。あと寝る前には数を数える
 といいですよ羊が一匹、羊が二匹、とね」
「わかりました。やってみますわ」ルーシーは家路に着いた。

次の診療日
「どうですか。その後の具合は?」
「ええ、お蔭様でよく寝れるようになったわ」
「それは良かった」
「ただ問題があるんです。実は私が数を数えてると主人がいつも
  決まって急に夢から覚めて飛び起きるんで困ってるんです」
「えっとご主人の職業は?」
「プロボクサーです」



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きょう、前の道路で自由猫が・・ [つまらない]


みなさん、こんにちは。

「きょう、ママンが死んだ」
・・とはカミュの「異邦人」の冒頭のことばですが、なぜか
この言葉を思い出しました。

というのは、今朝私んちの前の道路で猫が車にはねられて
死んでいました。私が近所のコンビニに、10分くらい前に出
かけるときには姿はなかった。10分後に帰ってきたときに
死体がありました。かなりの血を流して・・・止めましょう。

で、遺体をビニール袋に入れて、更にダンボールに入れて、
さっき役場に電話をして回収を頼みました。今年になって回収
の電話をしたのは2回目。

その猫は自由猫です。抱いたらまだ身体が柔らかかった。
そして身体が汚れていました。この身体が汚れていた・・のが
私にはとても哀しかった。

・・と、だからどうだというのだ。よくある光景じゃないか・・・。
道路上で車にはねられている猫なんてよく見る光景じゃないか。
それは猫の運命だったのかもしれない。この寒空で、汚れて
死んでいく運命だったのかもしれない・・とは思いたくない。

そして今日、TVでこの番組を偶然見た。この犬も哀しい。老人も哀しい。


20120311 老人と放射能(前)
20120311 老人と放射能(後) 


全ての政治家にこの動画を見て欲しい。
そして、それでも原発を再稼働するおつもりですか?
と問いたい。

最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか、みなさんにいいことがありますように。
暗くて支離滅裂な記事でごめんなさい。

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(今日はジョークはお休みにさせてくださいね)


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椎茸の原木とシロアリ [シロアリ]


みなさん、こんにちは。

あっというまに3月になりました。ほんとに月日の流れるのは
早いなあ~と思います。年をとってくると尚更、時間の流れに
加速度がついてくるような気がします。

で、相変わらず毎日、あっちのお客様、こっちのお客様へと
仕事探しか、お茶のみかわからない生活をしています。
まあ毎日が、お客様んちで井戸端会議みたいな・・。

  • こんにちは。お元気ですか?近くを通ったので挨拶に
    寄せてもらいました。困っていることはないですか?

  • 久しぶり。まあお茶でも飲んでいきなよ。

  • じゃあ、ちょっとだけお邪魔します。ところで、おじいちゃん
    はお元気ですか?

  • ああ、おじいちゃんは去年の○月に亡くなっちゃたよ。

  • へーっ!・・それはそれは・・ご愁傷様で・・。

・・というパターンがこの頃増えている気がします。
まあ、それだけ自分も年をとってきた・・ということでしょうね。

で、昨年あたりから意識的におじいちゃん、おばあちゃんの一人
暮らしの家には、用事がなくてもなるべく前を通ったら顔を出す
ようにしています。

というのは、昨年、私にとってはショックなことがあったからです。
前に、このブログでも紹介した某職人(元桐箪笥の職人さん)の
方が、私がお邪魔して5日後に亡くなったからです。

私がお邪魔したときはちょうど脳梗塞で退院した直後でした。
リハビリもしてほとんどふつうに動けるまで回復していたので
安心していたのです。ひとり暮らしでした。

それが、あっという間に亡くなってびっくりしました。お通夜と
告別式にも間に合わなかった・・というか、知ったのは告別式
の翌日でした。つまり、5日前は元気だったのに5日後は骨に
なって骨箱に収まって・・絶句でした。

なぜ、せっかく退院して元気になったのに急に亡くなったのか
というと、転倒して頭を打ったのが直接の原因らしいです。
転倒さえしなければふつうの生活が十分出来たはずです。

だから、お年寄りにはいつもこう言っています。今の時期は
外に出て転んだら、それが契機で寝たきりになることが多い
のでとにかく転倒は絶対にしないように・・と。

次々とお客様が亡くなっていくと・・なんというか・・人間の一生
とか人生とか・・そんな結論の出ないことと向き合わされるような
・・諸行無常云々というのは簡単だけど・・それでは割り切れない
ような・・複雑な気持ちになります。

ということで新しいネタがないので一昨年の写真でも紹介します。
これはよく見る光景ですね。椎茸の原木を庭に置いてあるシーン。
2011,2,20 021.JPG

こういう原木には、私の経験では99%の高確率でシロアリが
います。この原木にも・・・
2011,2,20 022.jpg

原木をズラしてみます。
2011,2,20 023.jpg

やっぱりいました。白い点々がシロアリです。2011,2,20 024 - コピー.jpg

アップにします。左の二匹は他の幼虫ですね。
3匹のシロアリがいるのがわかるかしら?
2011,2,20 024.jpg

これは一昨年の2月に工事現場で撮ったものです。

教訓としては、椎茸の原木はなるべく「家から離れたところに
置きましょうね」
まあ、3m以上離れていれば大丈夫です。
あ、3mというのは根拠はありません(笑)私の経験からです。

ということでおしまいです。
もう少しで春です。当地はまだまだ寒いですが頑張りましょう。
どうか皆さんにいいことがありますように。
最後までお付き合いいただいて感謝します。



ジョーク
医者「良いニュースと悪いニュースがあります」
患者「悪いニュースからお願いします。」
医者「あなたの寿命はもって半年です。」
患者「それじゃ、よいニュースは?」
医者「3ヶ月後にアルツハイマーが発病し何もわからなくなります。」



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